要点 光ファイバーセンサーは、電磁ノイズの影響を受けずにさまざまな計測ができるという利点をもつ一方で、高感度な磁界計測は困難であった。 本研究では、プラスチック光ファイバーヒューズ現象に基づき、光ファイバーを用いた超高感度な磁界計測に成功した。 電力系統、変圧器、回転機などの磁界モニターのほか、さまざまな分野における電磁環境調査への応用が期待される。 概要 横浜国立大学の水野洋輔准教授、東京工業大学の中村健太郎教授、芝浦工業大学の李ひよん助教、エスピリトサント連邦大学(ブラジル)のArnaldo Leal-Junior教授、アヴェイロ大学(ポルトガル)のCarlos Marques博士らの国際共同研究チームは、プラスチック光ファイバーヒューズという新たな物理現象に基づき、光ファイバーを用いて磁界を計測することに成功しました。モード間干渉と呼ばれる簡素な構成で、113.5 pm/mTという超