柔軟性や耐久性が高く、大容量の情報を高速で通信してもエラーが起こらない次世代の光ファイバーの開発に慶應義塾大学の研究グループが成功し、大規模なデータセンターなどでの活用が期待されています。 光ファイバーは映像や音声などの情報を伝送するためのケーブルで、現在はガラス製のものが主流となっていますが、大容量のデータを高速で送る場合、通信エラーが避けられず、それによる通信の遅延や消費電力の増大が課題となっています。 慶應義塾大学の小池康博教授の研究グループは、素材に特殊なプラスチックを使い、光の屈折と散乱の方向を調整することで、通信のエラーを起きにくくする光ファイバーを新たに開発しました。 およそ100メートルまでの長さではエラーがほぼ起きないとしています。 現在、大容量の情報の通信を光ファイバーで行っているデータセンターなどでは、エラーを修正するための専用の装置が必要ですが、この装置がいらなくな