仏パリの高級百貨店「ギャラリー・ラファイエット」にある「ルイ・ヴィトン」の売り場(2020年5月30日撮影)。(c)ALAIN JOCARD / AFP 【2月20日 AFP】フランスの高級ファッションブランドはかつて、売れ残った衣類やハンドバッグ、靴を値下げするより廃棄する方を選んでいた。しかし、そんな時代は過ぎ去った。今年初め、売れ残った商品の廃棄を禁止する法律が施行されたのだ。 各ブランドは現在、在庫を慎重に管理し、売れ残り商品を従業員に割引価格で販売するか、寄付やリサイクルに回している。 コンサルティング会社「クルツ(Cultz)」で高級ブランド品を専門としているジュリー・エル・グーズィ(Julie El Ghouzzi)氏は、「今や重要な問題になっています」として、英国のブランド「バーバリー(Burberry)」が糾弾された例を挙げた。 バーバリーは2018年、売れ残っていた28