米ニューヨーク在住の音楽家「DJスプーキー」ことポール・ミラーさん(48)が広島原爆の日の6日午前8時15分、原爆ドーム前で死者のように横たわるイベント「ダイ・イン」に参加した。核兵器禁止条約への参加をすべての国に求める「ヒバクシャ国際署名」に協力するために来日中。「被爆者が歩んだ人生を知るための旅だ。核兵器の実相、被爆者への哀悼を芸術で表すのが自分の役割だ」と話した。 ミラーさんは2018年に米国の音楽チャート・ビルボードのレゲエ部門で3位を記録したアーティスト。人気ヘビーメタルバンド「メタリカ」やオノ・ヨーコさんらとの共演経験もある。数年前にも被爆者の証言を聞くなど、核兵器の問題に関心を寄せてきた。今回は1~7日に広島に滞在し、米国の平和運動家らとともに被爆者にインタビューするなど、国際署名について海外に発信する動画を作っている。「芸術や音楽は人の意識を変える力がある。作品に触れた人た