役所の玄関前に置かれている2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の像に「FREE PALESTINE(パレスチナに自由を)」と落書きされていたことが18日、わかった。 府・市で作る万博推進局によると、落書きはミャクミャク像の口(縦約37センチメートル、横54センチメートル)に黒い文字で書かれていた。職員が18日午前5時25分に落書きに気づき、府警に被害届を出した。落書きには紙を貼り、今後、補修方法を検討するという。 同局の担当者は「落書きも器物損壊にあたり、許されるものではない。警察と連携して厳正に対処したい」と話した。 ミャクミャク像は高さ約2・5メートル、重さ約1トンの強化プラスチック製で、昨年12月に設置された。今年3月には顔の側面に傷がつけられる事案が判明。府警は4月、像を壊したとして40代の男を器物損壊の疑いで書類送検した。(田中祐也)