■加害者は29歳のタイ人。借りた車は無保険だった 「日本の外国人犯罪 刑の軽さと責任」という件名のついた1通のメールが、6月21日、私のもとに届きました。 差出人は、千葉県富里市の谷田季之さん(52)。そこには、三男の陽輔さん(当時19)を突然の事故で亡くしたやり場のない怒りが、長文で綴られていました。 『昨日、判決確定の連絡が弁護士からありました。無免許過失運転致死傷、道路交通法違反(不救護、不申告)の罪で起訴された被告に対する判決は、懲役5年6ヶ月の実刑でした。被告は29歳のタイ人です。軽自動車で息子のバイクに衝突した後、エンジンをかけたまま車を乗り捨てて現場から逃走し、3日後に逮捕されましたが、無免許でした。車はタイ人の知り合いから借りたもので、任意保険は未加入。事故時にスマートフォンを注視していたことも明らかになっています』 「無免許」「ひき逃げ」「ながらスマホ」……、メールには、