「ジャンプ」の集英社が展開するノンフィクション・メディア「よみタイ」https://yomitai.jp/ に連載していた漫画、菊池真理子『「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~』が公開停止され、削除理由さえ削除されました。
清掃会社に派遣された先は「母校」 国立大学の大学院では、寝る間を惜しんで研究に精を出した。しかし、卒業後の就職活動では50社近い会社から門前払いをくらう。ようやく清掃会社に採用されたものの、派遣された先は母校の研究室が入る建物だった。 担当教授に出くわしたらどうしよう。すれ違う学生の視線を感じながら、ごみ箱の中身を回収し、トイレの床にモップをかけた。 職業に貴賤はない。ダイキさん(仮名、46歳)は自分に言い聞かせながらも、こう思わずにいられなかった。「よりによってついこの間まで学者の卵として勉強していた場所での掃除……。これは学歴に見合った仕事なんだろうか」。 結局この会社は1週間で辞めた。次に就いたのは牛乳配達の仕事。ただ月収6、7万円ほどにしかならず、数カ月で辞めた。 なぜダイキさんはここまで仕事探しに苦労したのか。理由は当時、ダイキさんがキリスト教系新宗教「エホバの証人」(ものみの塔
旧統一教会の問題を受けた被害者救済を図るための新たな法律は、国会会期末の10日、参議院本会議で賛成多数で可決・成立しました。「宗教2世」など被害を訴える人たちは、新たな法律の成立を前進だと受け止める一方で、法律の実効性を検証することや残された問題について議論を続けることを求めました。 宗教2世の女性「あくまでこれがスタート 問題は残っている」 旧統一教会の被害者救済に向けた新たな法律が成立したことについて、「小川さゆり」の名前で被害を訴えている2世の元信者の女性は「長い間、見過ごされてきた問題について、私たちはこれまで、未来に被害を残したくない、自分と同じ気持ちをする人をこの先生みたくないという思いで訴えてきました。先送りにされることを危惧していたので、この臨時国会で成立したことは大きな一歩だと思います。被害者の声を聞いていただき、心から感謝したいです」と話しました。 一方、「あくまでこれ
”家の宗教”を友達にカミングアウトしたら「殺さないで」と言われた”宗教2世”が、この社会で生き延びるために出した結論 ■「カミングアウト」をめぐる困難本稿では、「宗教2世」の当事者がしばしば直面する「家の宗教についてのカミングアウト」(*1)をめぐる困難について、創価学会の現役信者である筆者の実体験などをもとに論じていきたい(*2)。また、そうした困難を生み出す原因のひとつとして「"宗教はバカにしていい"あるいは"イジってもいい"という社会の風潮」の問題を取り上げていく。 筆者が想定している「家の宗教についてのカミングアウト」の具体的な事例としては、学生の頃に友達が自宅に遊びに来たとき、部屋に飾ってあった教祖や指導者の写真を友達に見られてしまい、「なんかおじいちゃんの写真が大事そうに飾ってあるけど、なんなの?」などと聞かれたときにごまかしきれず、「実は、、、」と家の宗教について告白するケー
安倍晋三元首相が銃撃され、死亡した事件で、その場で逮捕された容疑者の犯行動機として報じられた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に注目が集まっている。NHKなどの報道によれば、容疑者は母親が多額の寄付をした結果、破産に追い込まれたという。 弁護士ドットコムには同団体に限らず、様々な宗教団体の信者となった家族とのトラブル相談が寄せられている。宗教2世と呼ばれる、親の宗教の影響を受ける子どもたちを中心に、親子の絶縁や脱会をめぐる相談を紹介したい。 ●「未成年だけど脱会したい」 「未成年だけど脱会したい」。そんな相談を寄せたのは15歳の高校生だ。 「母親に、私が生まれた時からある新興宗教団体に入ることを願っていたと云われ、叔父にまで懇願されて仕方なく親の顔を立てて、会員になりました。ですが、このようなおかしなことを主張する団体の名前がつくことがどうしてもいやで、早々に退会しようと思っているのですが
菊池真理子『「神様」のいる家で育ちました』 @marikosano_o マンガ家・菊池真理子の公式アカウント。酔うと化け物になる父がつらい」 「生きやすい」「毒親サバイバル」「依存症ってなんですか?」「やわいボンド」『「神様」のいる家で育ちました』発売中。旅エッセイ「人生ちょっと休んだら」文春オンラインで連載中bunshun.jp/articles/photo… bunshun.jp/articles/-/597… 菊池真理子『「神様」のいる家で育ちました』 @marikosano_o ご報告です。 よみタイで連載していた「神様のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~」は連載半ばですが終了となりました。まずはお話を聞かせてくださった方々、応援してくださった皆さまにお詫び申し上げます。 yomitai.jp/series/kamisam… 2022-03-18 00:45:00
このnoteでは荻上チキ編著『宗教2世』の問題点をいくつか指摘していく。 しかし本稿はその内容を批判すること自体を目的としていない。 目標とするのはこの本が映しだしている現下の社会的風潮から、このさき起こりうると予想できる事態に警鐘をならすことにある。 僕は母親がエホバの証人の信者だった家庭でそだったアラフォー男性である。 だが25年以上まえの高校生のときからその宗教コミュニティからは離れている。 これはこのnoteを執筆するおおきな動機のひとつだ。 というのも『宗教2世』という本にはすでに浅山太一さん(タサヤマさん)によってかかれた書評がある。 本を批判する内容だったものの周到に準備されたことがうかがえる抑制のきいた文章で、指摘されていた問題点もほとんどが妥当だったと思う。 だから本来であれば僕のような海のものとも山のものともわからないようなシロウトがでる幕などないはずだった。 だが書評
「誰にも相談できず、親にも言えず、ずっと自分の中に押し殺して生きてきました」 旧統一教会の信者の両親の元に生まれた男性(22)は静かにつぶやきました。小学生のころから教義に疑問を感じていました。 中学時代には交友関係をチェックされ、恋人がいることが知られると「気持ち悪い。早く別れなさい」と叱られました。 家族以外の相談先も分からず、うつ病になるまで悩み続けましたが、一つの出会いが彼を変えました。 彼の20年を通して、信仰の強制に疑問を持つ未成年“宗教2世”の苦悩と支援のヒントを探ります。 小学生のとき教義に疑問 しかし口にすることはできず 男性の両親は旧統一教会の熱心な信者で、母親は地区の女性信者の取りまとめ役だったといいます。物心ついたころから毎週日曜は礼拝に行き、断食などもしました。 小学校高学年の時、インターネットで旧統一教会について調べると、教義を否定するような情報が次々と出てきま
Published 2023/12/09 16:33 (JST) Updated 2023/12/09 22:01 (JST) 安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などで起訴された山上徹也被告(43)に、新興宗教の信者を親に持つ「宗教2世」ら被害を受けたという人々から手紙が複数寄せられていることが9日、関係者への取材で分かった。「親の献金でお金がなくなった」などと境遇が似た被告に自身の苦しみを伝える内容が目立ち、被告は返信していないが気にかけて読んでいるという。 事件を機に宗教2世を取り巻く問題が浮かび上がった一方で、当事者同士が境遇を共有できる場はまだ少ない。宗教2世当事者の横道誠京都府立大准教授(44)は「境遇が似ていると感じる被告に手紙を書くことで、自分の体験と向き合い、整理しようとしているのではないか」と話した。 安倍氏は昨年7月8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で銃撃され死亡した。捜査関
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親が旧統一教会の信者のいわゆる「宗教2世」の女性が、自民党の議員グループの会合に出席し、高額な献金を規制する法整備などを求めました。 子ども政策を検討している自民党の議員グループは28日、国会内で会合を開き、親が旧統一教会の信者の、いわゆる「宗教2世」の人などからヒアリングを行いました。 この中で、両親が旧統一教会の信者という女性は「幼い頃からお年玉も没収され、親が親戚を勧誘したり、お金を要求したりしているところを見せられた。アルバイトをしてためたお金も、無断で母親に引き落とされた」と自身の経験を語りました。 そして「献金や霊感商法により人生を狂わされ、苦しんでいる人は多い」として、高額な献金を規制する法整備や、旧統一教会の解散などを求めました。 これに対し、出席した議員からは「苦しんでいる子どもを助けるためには、親から引き離す方法を考えざるをえない」などといった指摘が出されました。そして
親に助け求め イジメ相談 親の目は死んでる 宗教の解決法、みんなでお祈り why? why? なんでそうなる? Lil 宗教 Jr. feat. 宏洋/Marukido 宗教とヒップホップ。あるいは、信仰とヒップホップ。これには密接な関係がある。 「ゴスペル・ラップ」「クリスチャン・ヒップホップ」というサブジャンルが存在するように、近年の米ヒップホップシーンで言えば、カニエ・ウェストのキリスト教信仰への傾倒とその楽曲への反映が真っ先に連想される。 そして、国内においてはラッパー・Itaqの名前が真っ先に上がるだろう。 幸福の科学の現役2世信者としてのスタンスを自身の楽曲、さらにはAbema主催の『ラップスタア誕生2020』において全面に押し出し、国内ヒップホップの多様性拡張への可能性を提示してみせた。 その一方で、宗教2世としての葛藤を吐露するアーティストもいる。幸福の科学総裁の実子・大川
『「神様」のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~』 連載終了に関するお詫びとお知らせ 連載『「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~』につきまして検証した結果、本来、制作段階にて編集部が行うべき事実確認や表現の検討が十分ではない箇所がございました。 そのことを受けて、あらためて著者と相談を重ねた結果、連載を終了することにいたしました。 この度の連載終了につきまして、読者の皆さまにご迷惑をおかけいたしますことを心よりお詫び申し上げます。 2022年3月17日 よみタイ編集部 『「神様」のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~』 第5話(2022.1.26 公開)に関するお詫びとお知らせ 本サイトにて連載しておりました『「神様」のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~』第5話について、社内検討の結果、公開終了とすることにいたしました。 本作品は、「宗教2世」が「親との関係」において
2022年11月24日の朝日新聞に掲載された「新興宗教と女性」と題した時評で、東京大学大学院の林香里教授はこの年の夏から注目されだした「宗教2世問題」にジェンダーの視点をとりいれて論じた。宗教2世をテーマにした菊池真理子さんのマンガを読んだ林さんは、まず次のようなことに気づく。 「それは、ほとんどの場合、母親が信仰を主導し、子どもたちに強引に活動に参加させていることだ。父親はいないか、見て見ぬふりをするか、アルコール依存症の者もいた。」 そしてこう続ける。「統計的な把握は難しいが、菊池の描く漫画を通して、一部のいわゆる新興宗教団体は、日本の女性たちの生きづらさの受け皿になりながら、彼女たちを巧妙に利用していると感じる。」 このあとは論壇時評として数冊の本の内容を紹介しつつ論がすすめられるが、その内容をまとめると次のようになる。いわく、日本社会にはいまだ構造的なジェンダー不平等が存在しており
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山上徹也容疑者が銃の「試し撃ちをした」と供述した旧統一教会の関連施設周辺を調べる捜査員ら=奈良市内で2022年7月11日午後5時5分、小坂春乃撮影(画像の一部を加工しています) 事件前日の7日午前4時ごろ、奈良市内の住宅街に破裂音が響いた。自宅1階で寝ていた女性(57)は「鉄板がたたきつけられたような『バーン』という音で起きた。その後は静かになったが、聞いたことがない音だった」と証言する。 その翌日、安倍晋三元首相を銃撃したとして逮捕された山上徹也容疑者(41)は銃の「試し撃ち」をしたと供述。選んだ場所は、宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設付近だった。 「当初は教会幹部を狙っていた」「10代の頃から恨みを持っていた」――。母親は熱心な信者で、過去に計1億円を献金した末に破産。山上容疑者の供述からは、一家困窮の原因となった教会に対する深い恨みがうかがえる。家族の宗教活動が
当ブログでは、いわゆる"旧統一教会"が世間から注目される2022年以前より、新興宗教に目を付け、その施設に単身で突入するというアウトローさを前面に押し出してきました。 特に当ブログが注目したのが、仏教系の新興宗教、「平等大慧会(びょうどうだいえかい)」です。 平等大慧会とは、昭和29年11月11日に、教主・梅本禮暉譽(うめもとれいきよ)によって設立された宗教団体です。ドストレートに断言すると、カルト宗教です(*'ω'*)。 こちらがそのホームページ www.oshajo.or.jp 冒頭でいきなり『あなたにとって"信仰"は必要でしょうか?』と投げかけてくる鬱陶しさ(*'ω'*)。カルト臭プンプンです。 私が以前、添乗員として広島県の宮島にある厳島神社を訪れた際に、有名な大鳥居の対岸の山の中腹にクソデカい施設が建っているのに気づきました。たぶん、厳島神社を訪問した観光客の99%が気付くし、鬱
来月にも見込まれる世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令請求。ただ、一件落着ではない。特に気になるのは、教団側が解散前に教団財産を隠したり、移転させたりする恐れがあること。早期の財産保全を可能とする立法が求められているが、政府の腰は重い。一方、支持率が低迷する岸田文雄政権が、請求を政権浮揚の「政治カード」にするとの見方も。「請求は出発点」という被害者らの声は、きちんと反映されるか。 (宮畑譲、曽田晋太郎) 「抜け道を使って、韓国の教団本部にお金を送るのではないか。至急、措置法をつくって止めないと。私のお金が返ってくることはないとあきらめている。けど、現在進行で献金させられている人はいる。被害拡大を防がないと」 旧統一教会の元宗教2世の奥野まきさん(仮名)は、「こちら特報部」の取材にこう語る。 苦々しい思いをぬぐえずにいる。亡き父の献金は1億円を超えた。母も布教活動に没頭し、食事が与
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の問題をめぐって、政治と宗教の癒着が大きな焦点となる中で、特定の信仰などを持つ親の下で育った「宗教2世」に対する関心が高まってきている。 ただ、これまで新興宗教などに馴染みがなかった一般の人々にとってみれば、「カルト」と称される信仰を利用した反社会的な集団で育った子どもの問題、異端とされる過激な宗教思想による被害者というイメージが先行し、あまり身近な感じはしないかもしれない。 カルトではなく、ごく普通の宗教であっても しかし、社会に溶け込んでいる伝統宗教などであっても、宗教2世の問題は多かれ少なかれついて回る。なぜなら、信者の子どもはもともと「自ら進んで入信した」立場にはなく、遅かれ早かれ自分でその決断を迫られる立場にあるからだ。しかも人間関係を抜きには語れないことが、ただでさえ複雑な状況をさらに複雑にしている。 私は、奈良県天理市生まれで、両親が天理教
「エホバの証人」の宗教2世で「C-C-B」の元ギタリスト、関口誠人さん=東京都新宿区で2023年2月6日、幾島健太郎撮影 親の信仰の影響を受けて育つ「宗教2世」。安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、多くの当事者がその体験を語り始めています。信仰とは、家族とは、生きるとは。寄せられた「声」をシリーズで届けます。 声を聞いて・宗教2世(13)元CCB・関口誠人さんの場合 「お母さんが危篤だ」。親族から連絡を受け、雪の中を病院まで走った。ベッドに横たわる母は、けいれんしながら心臓マッサージを受けていた。間もなく臨終を告げられたと思うが、はっきりした記憶がない。ぼうぜんとしたまま病室を飛び出し、病院の前にある道路で車にひかれそうになった。信仰を貫き最期まで輸血を拒んだ母。その死を受け止めるには長い時間が必要だった。 ロックバンド「C-C-B(シーシービー)」の元ギタリスト、関口誠人(まこと)さん
職場の休憩室で、テレビのワイドショーは「宗教2世」の特集をしていた。 「そんな変な宗教なら、やめればいいのにね」 同意を求める同僚の感想に、東京都内に住む30代の男性はあきらめに似た感情を抱いた。 「やめられるなら、とっくにやめていたよ……」 のど元まで出かけた言葉をのみ込み、「そういう方もいるらしいですね」と適当に相づちを打ってかわした。 両親は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の合同結婚式で出会った。男性は「神の子」と呼ばれた。 小学校低学年の時に、周囲との違いに気付き始めた。友人の家で「なんで写真がないの?」と尋ねた。自宅の寝室には祭壇があり、創始者の文鮮明(ムンソンミョン)氏の写真数枚が飾ってあるのに。「おじいちゃんの写真ならあるけど」と返された。 高校生になって、学校のパソコンで教団について検索した。掲示板では「異端」と書かれていた。信者の霊感商法をめぐり、刑事裁判になっている
宗教団体への高額献金を規制する必要性が叫ばれる中、“ブレーキ”となっている存在と伝えられるのが公明党だ。献金額の多さが規制されるとなれば、支持母体の創価学会にも降りかかってくる問題となるのは想像に難くない。“エリート学会員”として育ち、10年前に創価学会を脱会した、芸人の長井秀和が高額献金の実態、池田大作名誉会長の素顔について告発する。 【写真を見る】必死の形相で公明党議員の応援演説を行う「久本雅美」「柴田理恵」 *** 両親が熱心な学会員だった長井は、東京創価小学校、創価中、創価高、創価大と進学するなど、まさにエリート学会員だった。さらに芸人としてブレークした後は、「芸術部」に所属して広告塔としての役割も果たしてきた。その後、長井は学会に絶望し、2012年に脱会を表明。そんな長井に高額献金の実態を聞くと、「集まる金額は毎年1千億円以上ともいわれる」としながら、 「学会側が明言することはあ
「統一教会」国対ヒアリングで最近の活動などについて話す宗教2世の小川さゆり(仮名)さん。左は阿部克臣弁護士=16日午後、国会内(矢島康弘撮影) 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡り、元2世信者の小川さゆりさん=仮名=らが16日、立憲民主党など野党が国会内で開催したヒアリングに参加し、「被害者がこれ以上生まれないためにも、早急に解散について議論してほしい」と訴えた。担当弁護団によると、教団が5月7日に韓国で合同結婚式を予定しているとの情報があるという。 ヒアリングでは、全国霊感商法対策弁護士連絡会の阿部克臣弁護士が、教団関連の新聞に記載されていた記事の内容として、今年5月に合同結婚式を開催する予定だと紹介。阿部弁護士は「今回は新型コロナウイルス禍明けで、大規模になると予想される。韓国に信者が(献金などで)多額の現金を持ち込む可能性もあり、注意深く見ていく必要がある」と指摘した。 また
1日、今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、年間大賞に「村神様」が選ばれた。 【映像】「ヤクルト1000」「宗教2世」など トップテン一覧(画像あり) 大賞に選ばれた「村神様」は、プロ野球ヤクルトの村上宗隆選手のことで、特大ホームランを量産しファンが「神」のように崇めるほど熱狂したことでついた愛称。今シーズン最終戦の最終打席に、日本人として初めて王貞治さんの記録を超える56号ホームランを放った劇的瞬間は、人々の記憶に強く刻まれたと評価された。 このほかトップテンには、首都の名前がキエフから変わったウクライナの「キーウ」、日本ハムファイターズの応援ダンスの「きつねダンス」、世論を二分した「国葬儀」、関西人のくちぐせ「知らんけど」、スマホを肩から斜め掛けできる「スマホショルダー」、睡眠の質の向上をうたいヒットした乳酸菌飲料「Yakult1000」、そのほか「宗教2世」「てまえどり」「
「Romanticが止まらない」などのヒット曲で人気を博したC-C-Bの元メンバー、関口誠人(64)。 2022年7月に安倍晋三元首相銃撃事件を契機に、親が特定の宗教の信者である「宗教2世」の存在や、彼らが直面する問題に世間の目が向けられるようになった。そんな中、今年の春、Twitterにて、母親が“エホバの証人”の信者で、自身が2世信者だったことを明かした。 入信を機に変わっていった母の様子、母と一緒に訪問布教に明け暮れていた少年時代、自慰をはじめとする教団の禁止事項などについて、話を聞いた。(前後編の前編/後編を読む) ◆ ◆ ◆ 入信し、頻繁に出かけるようになった母 ーーお母様がエホバの証人に入信されたきっかけというのは。 関口誠人(以下、関口) 信者が家にやってくる、訪問布教ですね。僕が小学3年生のときです。 そこから、母が『ものみの塔』っていう、雑誌みたいのを読むようになったんで
去年7月に起きた安倍元首相銃撃事件を機に、社会に注目されるようになった“宗教2世”の問題。たとえ本人が宗教活動から離れても、家族や友人が信仰を続けている場合もあり、2世たちの苦悩は簡単には解消されません。 “宗教2世”としての人生をどう送っていけばよいのか。手がかりを求めて、立場や価値観が異なる人たちと言葉を交わし始めた2世たち。その“対話”の日々を見つめました。 (NHKスペシャル シリーズ“宗教2世” 取材班) 銃撃事件以降、大きく注目された“宗教2世”の存在。複数の専門家はその定義を「特定の信仰をもつ親のもとで、その教えの影響を受けて育った子ども世代」としています。 じつは事件が起きるずっと前から、SNS上では宗教・宗派を問わず、さまざまな当事者たちがみずからを“宗教2世”と名乗り、苦悩を訴えていました。私たちは“宗教2世”たちの声に5年前から向き合い、取材をしてきました。 そのひと
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