航空機などで主翼の端が折れ曲がっている「ウイングレット」を目にしたことがある人は多いと思いますが、こちらはなんと 飛行中に翼を折りたたむ技術 です。 NASA が現在計画中の SAW(Spanwise Adaptive Wing) では、翼を折りたたむことで 航空機の飛行効率を高める ことが期待されています。 これまでも艦載機などでは積載スペースを稼ぐために、主翼に折りたたみ構造が採用されたことがあります。しかし現在はモーターや関節接合の技術などの発展により、翼の中に小型のアクチュエーター(可動装置)を搭載することが可能になったのです。これにより、 より薄くて折りたたみ可能な翼 ができるようになります。 例えば 超音速旅客機 などで、SAWの活用が想定されます。航空機が超音速で飛行すると多くの揚力が発生する一方、 ヨー・コントロール が不足します。しかし主翼の一部を折りたためば、機体の