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  • いまこそ「史論家」が必要だ──百田尚樹、つくる会、歴史共同研究再検証(前篇)|呉座勇一+辻田真佐憲+與那覇潤

    2022年1月14日、中世史家の呉座勇一さん、近現代史研究者の辻田真佐憲さん、そして評論家の與那覇潤さんをゲンロンカフェに迎えたイベント「歴史修正と実証主義──日本史学のねじれを解体する」を開催しました。 百田尚樹氏の『日本国紀』についての議論から始まったイベントは、歴史における「事実」と「物語」、国民国家とポストモダン、学術書と新書、専門家と史論家など、さまざまなものの「あいだ」を検討していくものになりました。「いまここ」の正しさばかりを主張する論争が繰り返される現代社会で、歴史を語り直すことのさきに見えるものとは。必読の鼎談です。 本イベントのアーカイブ動画は、シラスで7月14日まで公開中です。 URL=https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20220114 また、6月10日には、呉座さん、辻田さん、與那覇さんによる鼎談シリーズの第2弾「開かれた

    • 清水晶子先生の講演を読んで見る (1) 「学問の自由」の定義ってなんだろう

      前置きの前置きこの文書で何が批判されているか知りたいだけの人は、一番下の節「まとめ」までジャンプ。 前置き清水先生の講演についてここ一週間くらい悪口をTwitterで書いてた江口先生に、それブログに纏めてよと言ったら気が乗らないと断られてしまったので 代わりにそれっぽいものを書いてみる練習。 具体的には江口先生が 「うまい人びとは、前に書いた辞書的定義や約定的定義や明確化定義や理論的定義なんかを縦横に駆使して説得にかかってきます」 と最新のブログで書かれているのを、清水先生の講演を題材に自分なりにスケッチしてみる。 続き、というか中間にあたるのだが「(2) ポリティカル・コレクトネスってなんだろう」「(3)キャンセル・カルチャーってなんだろう」を書くかは未定。 つまり、この記事は書き起こしで言う「Part1 〜学問の自由とその濫用〜 」の検討が中心だが 最後の方で全体を対象にする前に他のP

        清水晶子先生の講演を読んで見る (1) 「学問の自由」の定義ってなんだろう
      • [本日のフルコース] Twitterフォロワー数11万人! ヤンデル先生の心をわしづかむ「病む前に読む本」フルコース - 5冊で「いただきます!」フルコース本 北海道書店ナビ

        Vol.171 病理医ヤンデル先生 こと 市原真さん 単著・共著をあわせ多数の医療本を書いているヤンデル先生。2019年12月中旬現在のTwitter フォロワー数は11万人! [本日のフルコース] Twitterフォロワー数11万人! ヤンデル先生の心をわしづかむ「病む前に読む本」フルコース [2019.12.23] 書店ナビ:2019年最後のフルコースとなる今回はスペシャルゲストをお招きしました。 Twitterのアカウントは@Dr_yandel。自己紹介欄に「苦笑と微笑を2倍にします」と書く現役の病理専門医、通称「ヤンデル先生」です! アカウント名「ヤンデル」は、2010年に日本で初放送されたNHK「ハーバード白熱教室」で一躍、時の人となった同大学教授であり政治哲学者のマイケル・サンデル氏からヒントを得て。 氏の著書『これからの「正義」の話をしよう』になぞらえて、病理学という"患者を

          [本日のフルコース] Twitterフォロワー数11万人! ヤンデル先生の心をわしづかむ「病む前に読む本」フルコース - 5冊で「いただきます!」フルコース本 北海道書店ナビ
        • 著者と語り、本に出会う体験を 「代官山人文カフェ」仕掛け人がつくる「つながる場」:代官山蔦屋書店|じんぶん堂

          記事:じんぶん堂企画室 代官山 蔦屋書店の人文書担当・宮台由美子さん 書籍情報はこちら 東急東横線の代官山駅から5分ほど歩くと、旧山手通り沿いに代官山 蔦屋書店が見えてくる。3棟に渡る店舗には、ファッションやカルチャーの雑誌やライフスタイルの実用書のほか、子どもの絵本も豊富に揃う。 なかでも人文書コーナーは、いまが浮かび上がる選書や作家のフェアを精力的に展開する。人文書担当は宮台由美子さん。人気イベントとなった「代官山人文カフェ」を立ち上げ、著者と参加者がともに人生について考え、語り合い、本を手にとるきっかけを生み出してきた。「人文書は、意外と自分に関わることが書いてある」と話す、宮台さんに話を聞いた。 ファッションの街にある書店の棚づくり ファッションの街にある代官山 蔦屋書店は、インテリアや棚づくりもユニークだ。ファッションやライフスタイルの売り場が充実する同店で、人文書コーナーを担当

            著者と語り、本に出会う体験を 「代官山人文カフェ」仕掛け人がつくる「つながる場」:代官山蔦屋書店|じんぶん堂
          • 中東研究者有志 ガザの事態を憂慮し、即時停戦と人道支援を訴える 中東研究者のアピール 2023年10月17日

            ガザの事態を憂慮し、即時停戦と人道支援を訴える中東研究者のアピール 中東のパレスチナ・ガザ地区をめぐる情勢が緊迫、深刻化しています。私たちは、中東の政治や社会、歴史、中東をめぐる国際関係等の理解、解明に携わってきた研究者として、また中東の人々やその文化に関心を持ち、中東の平和を願ってさまざまな交流を続けてきた市民の立場から、暴力の激化と人道的危機の深刻化を深く憂慮し、以下のように訴えます。 一、     即時停戦、および人質の解放。 二、     深刻な人道上の危機に瀕しているガザを一刻も早く救済すること。ガザに対する攻撃を停止し、封鎖を解除して、電気・水の供給、食糧・医薬品等の搬入を保証すること。軍事作戦を前提とした市民への移動強制の撤回。 三、     国際法、国際人道法の遵守。現在進行中の事態の全局面において人道・人権に関わる国際的規範が遵守されることが重要であると共に、占領地の住民

            • 新型コロナウイルス 危機だからこそ 民主主義の強化を 東京大学宇野重規さん NHK特設サイト

              新型コロナウイルスの感染拡大という危機の中で、政治に強いリーダーシップを求める声は国内外で上がりました。そんな中、民主主義はどうあるべきなのか。国内外の政治や民主主義の歴史を研究している政治学者の宇野重規さんに伺いました。(2020年5月25日) 充実していなかった政治の危機管理システム 新型コロナウイルスの感染拡大の中で、日本の政治や民主主義の現状をどのように分析されますか? 宇野さん 日本においては政治の危機管理システムが十分ではなかったということです。阪神・淡路大震災以来、多くの自治体に危機管理監が設けられましたし、官邸においても危機管理システムが作られました。 これにより突発的な災害には対応できていると思いますが、今回のように危機が長期化し、通常の法律のルールを超え、休業補償みたいな社会経済的な話も含めて、ある程度長期的なものを考えるためのスタッフや組織があるかというと、今はすごく

                新型コロナウイルス 危機だからこそ 民主主義の強化を 東京大学宇野重規さん NHK特設サイト
              • 政治家・菅義偉の「最大の強み」が今、五輪の強行と人心の離反を招く元凶に

                <庶民派政治家を首相に押し上げた最大の武器である「緻密な情報に立脚した判断の隠密性」と「決断後の猪突猛進性」が、自らを追い詰める> 菅義偉氏が第99代首相の座に就いて9カ月になる。これまでにデジタル庁創設を柱とするデジタル改革関連法案や、2050年までの脱炭素社会実現を図る地球温暖化対策推進法改正案などを成立させ、携帯電話大手各社の格安料金導入も実現した。 しかし、発足時に70%を超えた「国民のために働く内閣」の支持率は、5月に入ると30~40%に急落した。国民が厳しい視線を送る背景には、コロナ禍対策への不満がある。ワクチン確保の初動は遅れに遅れ、接種率はG7諸国の中で最下位。3度にわたった緊急事態宣言の発出は泥縄式で、感染拡大を封じ込めることができていない。7月23日からの東京五輪開催に反対する声は高まる一方で、国論は二分されている。 安倍晋三政権の官房長官時代、「危機管理のプロ」として

                  政治家・菅義偉の「最大の強み」が今、五輪の強行と人心の離反を招く元凶に
                • 科学哲学者が語る「学者は政治活動から離れるべき」…そのワケとは? 翻訳:「学者は"政治"をやってはいけないのか?」, マッシモ・ピグリッチ - 本の結合子

                  訳者解説: 学者は"政治"をやってはいけないのか?ー信頼できる専門家と偏った活動家との間の、微妙な境界線ー 訳者解説: 学者は政治問題や社会問題に、積極的に関与すべきなのでしょうか。本記事の著者マッシモ・ピグリッチ氏は、学者は「活動家主義」から離れるべきだと言います。 以前、ある記事を紹介しました。分析哲学者が社会貢献や、政治問題に取り組みたいと願っていること。またその背景には厄介な事情があると語ったコフィー・ブライト氏の論説です。(哲学者が、「分析哲学は、衰退しつつある」と悲観するワケとは? 翻訳:「分析哲学の終焉」, リアム・コフィー・ブライト) 今回の記事は、対照的です。"もし専門家が社会的・政治的な活動に深入りすれば、専門家としての判断能力が損なわれるし、信用もなくす。活動家としても効果は薄い。だから辞めたほうがいい。とはいえ、どのような活動が「活動家」的なのか。専門家は象牙の塔に

                    科学哲学者が語る「学者は政治活動から離れるべき」…そのワケとは? 翻訳:「学者は"政治"をやってはいけないのか?」, マッシモ・ピグリッチ - 本の結合子
                  • 【教育関係者向け】小学校から主権者教育~文科省の有識者会議が提言 - Shiras Civics

                    小学校から主権者教育を積極的に推進すべきという提言が出されました。 www3.nhk.or.jp 主権者教育とは? 何で小学生から? 先生に出来ることは? 主権者教育とは? 学術会議が2020年8月に発表した「主権者教育の理論と実践」によれば、主権者教育とは、「政府に自己の選好を伝達できるようにすること、また政府の決定をコントロールできるような知識や技能、行動力を身に付ける教育、一言でいうならば、政治参加を自分で使いこなせるようになるための教育」です。 「報告:主権者教育の理論と実践」http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-h200811.pdf 政治参加の中心的な手段は投票です。 そのほかには、デモや請願、ロビイング活動、陳情などがあります。 なかなかハードルが高いですが、立候補という手段もあります(むちゃくちゃお金がかかります…)

                      【教育関係者向け】小学校から主権者教育~文科省の有識者会議が提言 - Shiras Civics
                    • REALKYOTO – CULTURAL SEARCH ENGINE » COVID-19後の世界2 危機以前のシステムを遮断する振る舞いを想像する ブルーノ・ラトゥール

                      翻訳:飛幡祐規 新型コロナウイルスによる感染症COVID-19は、世界に大きな危機をもたらしている。現在の危機はいつかは去り、私たちの生活は旧に復するのかもしれない。だが、旧に復するだけでいいのだろうか? 内外の知識人による論考を掲載する。第2回は、哲学者で社会学者のブルーノ・ラトゥール。 よく言われるように医療スタッフが「前線で戦い」、何百万人もが職を失い、近親の死を悲しむ多数の家族が死者を葬ることもできないときに、危機の後に思いを馳せるのは、どこか不謹慎なことかもしれない。だが、今こそ闘わなくてはならない。危機が去った後の経済再開が、これまで私たちが空しくも闘いに努めてきた、旧態依然たる同じ気候体制を蘇らせないために。 事実、健康危機は危機ではなく——それは常に一時的なものだ——、恒久的で不可逆的な生態環境(エコロジー)の変動の中に埋め込まれている。健康危機から「脱する」ことができたと

                      • 【宮台真司】閉塞した社会で「幸福」を思考する(後編)

                        JTがこれまでにない視点や考え方を活かし、さまざまなパートナーと社会課題に向き合うために発足させた「Rethink PROJECT」。 NewsPicksが「Rethink」という考え方やその必要性に共感したことから、Rethink PROJECTとNewsPicksがまさにパートナーとしてタッグを組み、ネット配信番組「Rethink Japan」をスタート。 「Rethink Japan」は、これからの世の中のあり方を考え直していく番組です。 世界が大きな変化を迎えているいま、歴史や叡智を起点に、私たちが直面する問題を新しい視点で捉えなおします。 全6回の放送を通して、文化・アート・政治・哲学などといった各業界の専門家をお招きし、世の中の根底を “Rethink” していく様子をお届けします。

                          【宮台真司】閉塞した社会で「幸福」を思考する(後編)
                        • 【あとがきたちよみ】 ナンシー・スタンリック 著、藤井翔太 訳『アメリカ哲学入門』 - けいそうビブリオフィル

                          あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひ本の雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 ナンシー・スタンリック 著 藤井翔太 訳 『アメリカ哲学入門』 →〈「日本語版への序文」/「訳者解題」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 *サンプル画像はクリックで拡大します。「訳者解題」本文はサンプル画像の下に続いています。 日本語版への序文 私が『アメリカ哲学入門』〔の原著〕を執筆した二〇一三年のアメリカ社会を振り返ってみると、現在の、あるいは二〇一六年以降のアメリカ社会とは、かなり異なったものだったように(私には)思われる。二〇一六年以前の数年間、「希望〔hope〕」という言葉は単なる流行語(バズワード)ではなく、アメリカやアメリカ国民が目指すべき理

                            【あとがきたちよみ】 ナンシー・スタンリック 著、藤井翔太 訳『アメリカ哲学入門』 - けいそうビブリオフィル
                          • ELSIから考える企業が持つべき倫理と言葉。朱喜哲氏インタビュー。|Less is More.by info Mart Corporation

                            最近注目されている「ELSI(エルシー)」をご存知だろうか?倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues)のことだが、グローバルではこのELSIが企業にとってとても重視され始めている。自らも大手広告代理店の主任研究員としてデータビジネスに携わる傍ら、大阪大学大学院文学研究科や社会技術共創研究センター(ELSIセンター)の招聘教員を務める朱喜哲氏にこのELSIをきっかけに企業が持つべき倫理についてお話をお伺いした。 自身も企業活動を実践されながら、哲学者としての研究も続ける朱氏。自身も実践される上で、今企業と私たちに求められていることは一体なんなんだろうか? プロフィール 朱 喜哲(チュ・ヒチョル): 1985年、大阪府に生まれる。哲学者。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、広告代理店の主任研究員としてマーケティング・ア

                              ELSIから考える企業が持つべき倫理と言葉。朱喜哲氏インタビュー。|Less is More.by info Mart Corporation
                            • バフェット氏やベゾス氏のクローンを生成、生成AIを活用したクローン化技術の最新動向

                              生成AIはさまざまな領域で活用され始めているが、今後はクローン化技術への応用が加速する公算が高まっている。この分野では、著名投資家のウォーレン・バフェット氏やアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏のクローンを生成しているDelphiや音声クローン技術に特化したElevenLabsなどが注目株となっている。クローン化技術をめぐる最新動向を探ってみたい。 バークリー音大提携校で2年間ジャズ/音楽理論を学ぶ。その後、通訳・翻訳者を経て24歳で大学入学。学部では国際関係、修士では英大学院で経済・政治・哲学を専攻。国内コンサルティング会社、シンガポールの日系通信社を経てLivit参画。興味分野は、メディアテクノロジーの進化と社会変化。2014〜15年頃テックメディアの立ち上げにあたり、ドローンの可能性を模索。ドローンレース・ドバイ世界大会に選手として出場。現在、音楽制作ソフト、3Dソフト、ゲームエンジンを

                                バフェット氏やベゾス氏のクローンを生成、生成AIを活用したクローン化技術の最新動向
                              • 追記でブコメに反応いただいた id:koo-sokzeshky です。 私のブコメ: 解がさ..

                                追記でブコメに反応いただいた id:koo-sokzeshky です。 私のブコメ: 解がさっぱり分からんので、素人が言えるとしたら「統計的差別を容認する前にせめてトランス差別解消の意思を見せろ」くらいだと思うけど、そうすると「その前にせめて性犯罪問題解消の意思を見せろ」で膠着状態に… 増田氏の反応: この増田にもまた酷いブコメがついた。 (引用) これだけ言ってもまだわからんか。 黒人差別反対の主張に対して、「黒人差別の解消を叫ぶ前に、その前にせめて黒人による犯罪の多さの解消の意思を見せろ」と要求するクソな醜悪さがわからんのか。(実際に過去にも今もそういう主張する白人、わりといる) 「膠着状態」になんてなんないよ。なぜそんな意見を考慮する必要があると思うの?「せめて黒人の犯罪をなんとかしてから黒人差別反対を訴えろ」と思うのか?それと全く同じ主張を差別反対と同列に扱ってると自覚できんのか。

                                  追記でブコメに反応いただいた id:koo-sokzeshky です。 私のブコメ: 解がさ..
                                • マガジン限定記事「EVIL文筆家が100万回言ってもダメだが、サンデルが1回言えばきっと意味がある」|白饅頭

                                  世界的に有名な政治哲学者マイケル・サンデルの新著の邦訳が出る。発売前にも関わらず、その内容が各所で話題になっている。

                                    マガジン限定記事「EVIL文筆家が100万回言ってもダメだが、サンデルが1回言えばきっと意味がある」|白饅頭
                                  • 『独学大全』の著者・読書猿が伝授。好きなものを好きなだけ学ぶ「独学」のススメ〜後編〜 | ブルータス| BRUTUS.jp

                                    勉強したいことはあるけれど、学校に通ったり誰かに習ったりするのは時間も労力も捻出が難しい。でも諦められない。そんな人に残された手段が「独学」だ。その実践者として、長年の勉強技術をまとめた『独学大全』の著者・読書猿が伝授する、アイデア管理法から検索ワードの見つけ方まで、ここに公開。「『独学大全』の著者・読書猿が伝授。好きなものを好きなだけ学ぶ「独学」のススメ〜前編〜」も読む。 独学者の強い味方は 図書館と書誌にあり。 現在も会社勤めをしている彼は、本を読んだり原稿を書いたりするのは大抵通勤電車の中。工夫しているとはいえ、今も本を読むのは決して速くないという。 「ただし、独学において一番時間がかかるのは本を読むことよりむしろ、読むべき文献と出会うことです。知らない文献は永遠に読めません。本当に自分が知りたいことが書いてある本に辿り着く方法を見出す必要があります。そこで役に立つのが書誌や図書館の

                                      『独学大全』の著者・読書猿が伝授。好きなものを好きなだけ学ぶ「独学」のススメ〜後編〜 | ブルータス| BRUTUS.jp
                                    • 漫画は読書に入りますか? - シン・春夏冬広場

                                      今週のお題「自由研究」 漫画はかつてないほど専門性を高める方向で、進化した。漫画が文化として市民権を獲得したのは、2002年ごろのクールジャパン宣言からであったように思う。それまでは漫画とは、親からしたら勉強をさぼる口実であり、信頼がなかった。漫画ばかり読んでないで、勉強しなさいと何度言われたことか。 それから数年がたち、漫画、アニメがいろいろな方面で活用されるようになった。献血のポスターの利用や、NHKで放送されるようになった。海外への進出が果たされるようになり、宮崎駿に代表されるアニメ映画は高い評価を受けるにまで至った。 今や漫画は文化を学ぶツールであり、教材としての価値が高い。現在の学習指導要領は不明ではあるが、仮に漫画を読書感想文の材料として認められるとしたら、どういったものが勧められるか紹介してみたい。 もやしもん もやしもん コミック 全13巻完結セット (イブニングKC) 作

                                        漫画は読書に入りますか? - シン・春夏冬広場
                                      • 「将来を適切に切り分けること ――エーデルマンの再生産的未来主義批判を念頭に」『現代思想』2019年9月号 - tkira26's diary

                                        本稿は『現代思想』2019年9月号に執筆した論文の転載である(許可済)。掲載時のままであり、修正は行っていない。ただし、ブログの仕様上、ルビの削除など、表記に若干の変更が生じた箇所がある。 1. はじめに:将来は必要か? 私たちは次世代を生み育てなければならないのか。もしかしたらその必要はないのではないか。だとすると、将来世代との規範的関係をめぐる議論はどのように変わるだろうか。本稿はこの問いを念頭に置きながら、いまだ生まれざる将来世代との関係における「世代間正義(intergenerational justice)」論を考察する。 世代間正義論の基本的な問題設定は、私たち現在世代はいまだ存在せざる将来世代(ときにもはや存在しない過去世代)に対し、いかなる正義の関係にありうるか、というものである。地球環境問題が切迫したものとして叫ばれ始めた1960年代以降、この問題は日増しに強まる実践的重

                                          「将来を適切に切り分けること ――エーデルマンの再生産的未来主義批判を念頭に」『現代思想』2019年9月号 - tkira26's diary
                                        • 炎上はSNSアカウントを持たなくても起こるし、そもそも予防不可能。そして発生してからが本番 « 株式会社ガイアックス|SNSマーケティング支援サービス

                                          皆さん、ご機嫌いかがですか? ガイアックスのSNSコンサルタントの重枝(@SGDYSK)です。 炎上が相次いでいます。皆さんの体感としてもそうだと思いますし、年々増加していることは数字の裏付けもあります。 2016年まで出ていたエルテス社の炎上件数レポートでも、年々上がり調子でした。 参考:http://chosa.itmedia.co.jp/categories/marketing/86370 NHKの『”ネット炎上” 追跡500日』で示されたデータでも2016年6月から2017年9月にかけて炎上件数はやはり増加しています。 参考:https://www3.nhk.or.jp/news/special/enjyou/ こうなってくると炎上に対する恐怖感が増し、SNSアカウント活用をひかえる向きも出てきますが、それはおすすめしません。 ■目次 SNSのアカウントがないことは炎上リスクを大き

                                            炎上はSNSアカウントを持たなくても起こるし、そもそも予防不可能。そして発生してからが本番 « 株式会社ガイアックス|SNSマーケティング支援サービス
                                          • 哲学者が、「分析哲学は、衰退しつつある」と悲観するワケとは? 翻訳:「分析哲学の終焉」, リアム・コフィー・ブライト - 本の結合子

                                            訳者解説: 本文: 訳者解説: 哲学者が、「分析哲学は、衰退しつつある」と論じる記事です。ツイッターで知りました。この主題は、著者の研究領域と関係があるようです。著者リアム・コフィー・ブライト氏はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスにて、主に社会認識論という分野を専門としています。助教授です。社会認識論はトマス・クーンやミシェル・フーコーの仕事まで遡る事ができる*1、哲学の中でも社会的志向が強い分野のようです。 業績を見ると、研究業界において女性や黒人であることがその地位に及ぼす影響に関するものがあります。「アフリカーナ哲学」を専攻の一つに挙げており、「たぶん私は世界で唯一の公式なアフリカーナ哲学者かもしれません!」と述べています。あくまで印象ですが、社会的志向とアイデンティティという2つの関心は、次に翻訳した記事にもよく現れているように思います。 直前の記事では自分の仕事を一つ一つ取り

                                              哲学者が、「分析哲学は、衰退しつつある」と悲観するワケとは? 翻訳:「分析哲学の終焉」, リアム・コフィー・ブライト - 本の結合子
                                            • 真・公共的理性とはなんぞや(読書メモ:『政治的リベラリズム』①) - 道徳的動物日記

                                              政治的リベラリズム 増補版 (単行本) 作者:ジョン・ロールズ 筑摩書房 Amazon 年明けからは分厚い本を読めるタイミングもしばらくなさそうなので、以前にほしいものリストからいただいた『政治的リベラリズム』を手に取り*1、とりあえず第二部第六章の「公共的理性の理念」のみ読んだ。今回の記事は過去の二つの記事のつづき。 davitrice.hatenadiary.jp davitrice.hatenadiary.jp ……しかし、『正義論』や「アレクサンダーとマスグレイヴへの返答」(『平等主義基本論文集』)を読んだときと同じく、相変わらずロールズの文章はまわりくどくて堅苦しい悪文で、事前に「ロールズってこういうことを言っているらしい」「ロールズの主張はこういうもの」という知識をほかのいろんな本から得ているからナントカ読み進められるのだがそれがなかったらさっぱりわからない。おそらくロールズの

                                                真・公共的理性とはなんぞや(読書メモ:『政治的リベラリズム』①) - 道徳的動物日記
                                              • 私たちはいかにして新型コロナウイルス感染症と共存していくか――「ウィズコロナ」社会における受容と反省について/鈴木基 - SYNODOS

                                                私たちはいかにして新型コロナウイルス感染症と共存していくか――「ウィズコロナ」社会における受容と反省について 鈴木基 感染症疫学、国際保健学 社会 はじめに 2020年3月に世界保健機関が、新型コロナウイルス感染症についてパンデミック(世界規模流行)の状態にあると評価してから3年が経過しようとしています。当初、世界各国は感染制御を目的とした広範な行動制限策を講じていましたが、既感染者の増加とワクチン接種の普及による致死率の低下を受けて、2022年初頭以降は次々と制限を緩和、撤廃しています。世界最大の人口を抱え、長らく「ゼロコロナ」政策を堅持してきた中国政府も、2022年12月初旬をもってその方針を転換しました。これにより、国際社会は最終的にこの感染症と共存する道を選択したのだと言えるでしょう。 本稿では、日本国内の流行や対策の状況からは少し離れて、国際社会が本格的に迎えることになった「ウィ

                                                  私たちはいかにして新型コロナウイルス感染症と共存していくか――「ウィズコロナ」社会における受容と反省について/鈴木基 - SYNODOS
                                                • Claude 3(クロード3)を試してわかった「ヤバすぎる」生成AI力、「GPT-4超え」を検証

                                                  OpenAIの最大のライバルとして知られるAIスタートアップ、Anthropic(アンソロピック)が新しいAIモデル「Claude 3」シリーズを発表した。最上位モデルの「Opus」は、OpenAIの「GPT-4」やグーグル「Gemini」を凌ぐ性能を発揮し、数学的推論力やエキスパートレベルの知識を評価する学術的ベンチマークでトップスコアを記録したという。Claude 3シリーズは、画像入力にも対応しており、法律サービスや金融分析、物流、品質保証などの分野での活用が期待されている。本記事では、Claude 3シリーズの評価を紹介するとともに、実際に日本語でのパフォーマンステストを検証し、GPT-4を超えるとされるその実力を探る(追記:2023年4月3日 各社モデルの価格表を追加)。 バークリー音大提携校で2年間ジャズ/音楽理論を学ぶ。その後、通訳・翻訳者を経て24歳で大学入学。学部では国際

                                                    Claude 3(クロード3)を試してわかった「ヤバすぎる」生成AI力、「GPT-4超え」を検証
                                                  • 「高学歴エリート層」はかつての貴族よりも傲慢になりうる 「能力」とは金と運か? | 文春オンライン

                                                    『実力も運のうち 能力主義は正義か?』(マイケル・サンデル 著/鬼澤忍 訳)早川書房 この手でつかみ取ったと思っていたものの多くは、実力ではなく運による。貴族的な階級支配に別れを告げ、能力至上主義による平等を達成したかに見えるアメリカで、新たな不平等が生じていると筆者は指摘する。多額の寄付、高額の教育、不正な手によってまで富裕層が子どもの学歴をお金で買う。結果、“アメリカン・ドリーム”の国の流動性は、中国や欧州より低い。 筆者の慧眼は、学歴を媒介としたこの新たな階級社会のエリート層は、かつての貴族層よりも傲慢になりうると指摘する。能力主義の洗礼を受けたという自負は、人種や性別による差別を厳禁するアメリカでも、努力しない者として低学歴者への軽侮を正当化する。 だが、我々が能力と思いこむものの多くが富裕な家庭、十分な教育機会を含む単なる運に過ぎないと指摘する筆者は、それを正面から認め社会を改変

                                                      「高学歴エリート層」はかつての貴族よりも傲慢になりうる 「能力」とは金と運か? | 文春オンライン
                                                    • ロールズ正義論に対する古典的自由主義的解釈の検討|ピーター|note

                                                      今回は前回予告したJohn Tomasiを紹介しようと思います。この人は、"Free Market Fairness"という本で”Bleeding-heart-libertarian”(慈愛リバタリアン)という思想を生み出し、新古典的自由主義(Neoclassical liberalism)を誕生させました。英米圏の政治哲学ではかなりの影響が発揮しており、例えば、前回紹介したブレナンの論文でも関連するものでは必ずこの本を引用していますし、『擁護できないものを擁護する』のウォルター・ブロックは、トマーシを「地球上で最も権威のある高等教育機関の1つであるbrown大学にいる、素晴らしい哲学者」とべた褒めしています(そのあときっちり批判もしていましたが)。もちろん、左翼リベラル側からも多数の激しい反論がなされています。そんなわけで、トマーシは、現在の古典的自由主義を語る上では絶対に欠かすことがで

                                                        ロールズ正義論に対する古典的自由主義的解釈の検討|ピーター|note
                                                      • 製造業でも進む「生成AI活用」、先行する独ボッシュ「驚愕すぎる取り組み」とは

                                                        マーケティングやコンサルティング業界が先行する生成AI活用だが、製造業でも大手企業による取り組みが本格化しつつある。42万人以上の従業員を持つドイツ・ボッシュは、生成AI活用で既存のAIプロジェクトの生産性を大幅に高める計画を明らかにし、いくつかの工場で実際にプロジェクトを始めている。生成AIを活用することで、通常半年から1年はかかるAI開発プロジェクトを数週間にまで短縮することを狙うという。具体的にどのように生成AIを活用しようとしているのか、ボッシュの取り組みを探ってみたい。 バークリー音大提携校で2年間ジャズ/音楽理論を学ぶ。その後、通訳・翻訳者を経て24歳で大学入学。学部では国際関係、修士では英大学院で経済・政治・哲学を専攻。国内コンサルティング会社、シンガポールの日系通信社を経てLivit参画。興味分野は、メディアテクノロジーの進化と社会変化。2014〜15年頃テックメディアの立

                                                          製造業でも進む「生成AI活用」、先行する独ボッシュ「驚愕すぎる取り組み」とは
                                                        • 民主主義の非西洋起源について/D・グレーバー【重版出来】

                                                          民主主義の非西洋起源について装幀:川邉雄 2020年4月24日発売予定 四六判 上製カバー装 192頁 定価:本体2,400円+税 ISBN 978-4-7531-0357-7 民主主義の非西洋起源について──「あいだ」の空間の民主主義デヴィッド・グレーバー(片岡大右 訳)豊穣なる人類学的・歴史的知見から「民主主義の歴史」の盲点を鮮やかに突く! 『ブルシットジョブ』(岩波書店より近刊)そして『負債論』(弊社刊)で話題沸騰中の人類学者D・グレーバーによる、通念を根底から覆す政治哲学。すなわち、「民主主義はアテネで発明されたのではない」── この価値転覆的な認識をもとに、私たちはいかに「民主主義」と出会い直しその創造をふたたび手にするのか。 アラン・カイエによる「フランス語版のためのまえがき」および「付録」として恰好のグレーバー入門となる著者本人によるエッセイ(「惜しみなく与えよ」)を収録した

                                                          • サンデルの記事と「能力主義」について|山口尚

                                                            東洋経済の次の記事を読んで身もだえした。なぜなら、そこでは一般の予想以上に複雑な問題が扱われており、安易な姿勢で読めば必ずや誤解が生じるような事柄が論じられているからである。 なぜこの記事で扱われる問題は「複雑」であるのか。その理由は、端的に言えば、現実に関わるからである。例えば概念的には〈学歴〉の問題と〈能力主義〉の問題は互いに独立だが――なぜなら学歴以外の事柄についても能力主義は採られることがあるからである――、現実においては〈学歴〉の話と〈能力主義〉のそれは比較的密接に結びついている。それゆえサンデルが〈能力主義〉を論じる文脈で〈学歴〉を取り上げることには十分な理由がある。とはいえ、その趣旨を正確に理解するには、読者の側で複数のテーマの区別が必要になる。 本ノートでは、記事の内容を整理する可能な視角のうちで、〈能力主義〉にかんする箇所にフォーカスしそれを解きほぐしたい。記事にはその他

                                                              サンデルの記事と「能力主義」について|山口尚
                                                            • 国会議員の私が安倍元総理の国葬儀を欠席する理由~米山隆一衆院議員 - 米山隆一|論座アーカイブ

                                                              国会議員の私が安倍元総理の国葬儀を欠席する理由~米山隆一衆院議員 手続き上の問題、内政・外交評価の双方で国葬にする理由なし。当日は献花台で悼む 米山隆一 衆議院議員・弁護士・医学博士 安倍晋三元首相の国葬儀が9月27日に執り行われます。政府の発表によると、国内の約6000人に案内状を送付、22日までに約3600人から出席の回答があり、海外から参列する約700人と合わせ、参列者は約4300人になるということです。 そんななか、私は国葬儀を欠席します。以下、その理由について述べたいと思います。 国葬儀の出欠表明、是非の議論はすべきではないのか まずこの様にして自らの出欠を表明すること、さらに国葬儀の是非を議論することについて、自民党の二階幹事長は「国葬がどうだとか、こんな時に議論すべきではない。控えるべきだ」(自民・二階氏 国葬は「黙って手を合わせ見送ればいい」(FNNプライムオンライン)と述

                                                                国会議員の私が安倍元総理の国葬儀を欠席する理由~米山隆一衆院議員 - 米山隆一|論座アーカイブ
                                                              • インタビュー:21世紀のサイバネティクス——ユク・ホイ『再帰性と偶然性』をめぐって - Research Network for Philosophy and Technology

                                                                インタビュー:21世紀のためのサイバネティクス——ユク・ホイ『再帰性と偶然性』をめぐって 出典:E-flux Journal #102(2019年9月) URL = https://www.e-flux.com/journal/102/282271/cybernetics-for-the-twenty-first-century-an-interview-with-philosopher-yuk-hui/ 訳:伊勢康平 新著『再帰性と偶然性』(2019年)のなかで、香港の哲学者ユク・ホイは、再帰性とは単なる機械的反復ではないと主張している。かれは「規範からの不規則な逸脱」に関心をもち、新生気論者〔neovitalist〕とでも言うべき立場を築いている。これは、ロボットには生命がある(あるいはやがて生命をもつだろう)というような、昨今の大衆文化のなかで有力な見方を乗り越えるものだ。「器官学」

                                                                  インタビュー:21世紀のサイバネティクス——ユク・ホイ『再帰性と偶然性』をめぐって - Research Network for Philosophy and Technology
                                                                • グーグルが史上2番目の買収。なぜ6,000億円もかけてセキュリティ企業を買収したのか

                                                                  グーグルはこのほど、サイバーセキュリティ企業Mandiant(マンディアント)を54億ドル(約6,359億円)で買収する計画を発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、大きく変わる世界のサイバーセキュリティ需要を鑑みつつ、グーグルが買収を狙うMandiantとはどのような企業なのか探ってみたい。 バークリー音大提携校で2年間ジャズ/音楽理論を学ぶ。その後、通訳・翻訳者を経て24歳で大学入学。学部では国際関係、修士では英大学院で経済・政治・哲学を専攻。国内コンサルティング会社、シンガポールの日系通信社を経てLivit参画。興味分野は、メディアテクノロジーの進化と社会変化。2014〜15年頃テックメディアの立ち上げにあたり、ドローンの可能性を模索。ドローンレース・ドバイ世界大会に選手として出場。現在、音楽制作ソフト、3Dソフト、ゲームエンジンを活用した「リアルタイム・プロダクション」の実験的取り

                                                                    グーグルが史上2番目の買収。なぜ6,000億円もかけてセキュリティ企業を買収したのか
                                                                  • 【大人のための哲学】プラトンの哲学②理想国家論~僕らはどう生きて、国家はどうあるべきか?~ - Shiras Civics

                                                                    今回はプラトン哲学第二弾、国家の理想的なあり方です。 プラトンのイデア論をおさらい 国家の理想的なあり方 プラトン哲学への批判 現代へのメッセージは何だろうか? ▼これまでのシリーズです。 プラトンのイデア論をおさらい ▼気になる方はこちらでおさらいを! www.yutorix.com プラトンはソクラテスの思想を発展させた人物です。 ソクラテスは人生における「真の知」を追い求めて、ソフィストと呼ばれる有識者を論破しまくるも、「真の知が何か」は明らかにしませんでした。 あくまでも、みんなが追い求めることが大事なんだよ、という啓発活動で終わってしまったわけです。結局、論破された人たちから怒りを買い、死刑に…。 プラトンが考えた「イデア」は、ソクラテスの「真の知」に該当します。 イデアとは、普遍的で、完全無欠な物事の本質のことです。 ざっくり言ってしまえば、理想のこと。 ソクラテスの場合は、人

                                                                      【大人のための哲学】プラトンの哲学②理想国家論~僕らはどう生きて、国家はどうあるべきか?~ - Shiras Civics
                                                                    • アマゾンがなぜNFTマーケットプレイスを開設? NFTユーザー「いきなり2億人」の衝撃

                                                                      フランスのWeb3メディアによると、アマゾンは4月24日にNFTを購入できるデジタルマーケットプレイスを米国ユーザー向けにリリースする計画だという。NFTでは、2700万アクティブユーザーを持つスターバックスが先行しており、同社コレクションが18分で売り切れるほどの人気を博している。米国には1億6700万人のアマゾンプライム会員がいるといわれており、NFTユーザーが一気に増える可能性が高まっている。 バークリー音大提携校で2年間ジャズ/音楽理論を学ぶ。その後、通訳・翻訳者を経て24歳で大学入学。学部では国際関係、修士では英大学院で経済・政治・哲学を専攻。国内コンサルティング会社、シンガポールの日系通信社を経てLivit参画。興味分野は、メディアテクノロジーの進化と社会変化。2014〜15年頃テックメディアの立ち上げにあたり、ドローンの可能性を模索。ドローンレース・ドバイ世界大会に選手として

                                                                        アマゾンがなぜNFTマーケットプレイスを開設? NFTユーザー「いきなり2億人」の衝撃
                                                                      • フジ三田友梨佳アナの黒人銃撃事件発言に大きな反響 「一字一句その通り」「こういう発言が差別を助長」

                                                                        米国ウィスコンシン州で黒人男性のジェイコブ・ブレークさんが白人警官に銃撃された事件で人種差別問題に焦点が当たる中、フジテレビの三田友梨佳アナウンサーが2020年8月27日放送の「Live News α」(フジテレビ系)で述べた言葉に、多くのインターネットユーザーが反応した。 米国では数百人規模の抗議デモが起こり、スポーツ界でもNBAやMLBの試合が延期されるなど混乱が広がっている。テニスの大坂なおみ選手が27日(日本時間)、準決勝に進出したウェスタン&サザンオープン棄権を表明(放送後の28日に棄権の撤回を表明)したことで、事件はさらなる注目を集めた。 「反射的に人種差別へ結びつけるのではなく」 大坂選手の棄権表明について、三田アナが「覚悟や決意があったと思います」と述べると、番組に出演した萱野稔人・津田塾大学教授(政治哲学)は「棄権は日本人に理解を求めたいということに加え、人種差別に関する

                                                                          フジ三田友梨佳アナの黒人銃撃事件発言に大きな反響 「一字一句その通り」「こういう発言が差別を助長」
                                                                        • 「保守・リベラル」混在 与野党の経済政策のなぜ 政界Zoom - 日本経済新聞

                                                                          秋までにある衆院選は新型コロナウイルスの収束後を見据えた与野党の経済政策を議論する機会になる。コロナ前から深刻な少子高齢化への対処なども課題になる。米欧ほど保守系、リベラル系という路線ごとの色分けが明確でない日本の政党の姿勢について有識者に聞いた。(根本涼)東大名誉教授・御厨貴氏「長期戦略、与野党とも思考停止」日本では経済政策の路線で決定的な対立はあまりなく、保守やリベラルといった対決の構図

                                                                            「保守・リベラル」混在 与野党の経済政策のなぜ 政界Zoom - 日本経済新聞
                                                                          • なめらかな社会は近づいているか | 【公式】攻殻機動隊グローバルサイト

                                                                            『なめらかな社会とその敵 PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』(勁草書房、2013年)を上梓した鈴木健と、本特集の監修者であり情報社会論にも通暁する法哲学者・大屋雄裕の対談をお届けする。 『なめらかな社会とその敵』は、生命システムから社会システムまでを論じ、「二項対立のない社会」を構想する特異な思想書。人文系の研究者だけではなく、エンジニアやクリエイターにも幅広く読まれる同書のインパクトは、出版から10年経ったいまも変わらない。それどころか、近年ではWeb3周辺のコミュニティでも予言の書のように参照されるなど、さらに影響力を増している。 本対談では、そんな「なめらかな社会」のアイデアを改めて検討しながら、同書刊行後の社会変化や技術進化について語り合う。民主主義の危機やガバナンスシステムの劣化に目を背けず、同時にブロックチェーンやAIといった技術の進展を眺望する議論は、現実を踏まえつ

                                                                              なめらかな社会は近づいているか | 【公式】攻殻機動隊グローバルサイト
                                                                            • 自由と外出規制はどちらが優先?- 萱野稔人教授(1)

                                                                              政府が4月7日、新型コロナウイルス感染拡大を抑えるべく緊急事態宣言を発出した。外出自粛や休業の要請が国民の自由と権利を制限する点が注目される。政治哲学はこれをどう捉えるのか。韓国が進めた監視権力の行使が効果を発揮。「自由と権力は対立する」という古典的構図の見直しを促す可能性がある。 (聞き手 森 永輔) 政府が4月7日、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」(以下、新型インフル特措法)に基づいて緊急事態宣言を発出しました。これに伴う外出自粛や休業の要請が国民の権利を制限する強い措置であるため注目されています。政治哲学の視点からこれをどう捉えるべきか、お伺いしていきます。 まずは、リベラリズムの視点から。今回の緊急事態宣言による私権制限は、リベラリズムの視点から見て正当化しえるものでしょうか。

                                                                                自由と外出規制はどちらが優先?- 萱野稔人教授(1)
                                                                              • 『ブハーリン裁判』『共産主義とは何か』 - 紙屋研究所

                                                                                『夫ブハーリンの想い出』のブログ記事のところで述べたことを、もう少し詳しく書いておきたい。 無実の罪によって銃殺されるブハーリンは、さぞや自分の裁判で、自分は冤罪であることを力説しているであろう、と思って、その裁判記録である『ブハーリン裁判』を読むのだが、いきなりブハーリン自身が自分の有罪を認めてしまうので、読んでいるぼくとしては本当にたまげてしまう。 ブハーリン裁判 (復刊ライブラリー) 作者:ソ連邦司法人民委員部,トロツキー 風塵社 Amazon ブハーリン裁判 (1972年) Amazon これはブハーリンの妻であったラーリナがブハーリンの裁判記録を読んだときに感じた衝撃とたぶん似ているのであろう。 『ブハーリン裁判』では、ブハーリンに対してスターリニスト中のスターリニストである検事ヴィシンスキーが訊問を行なっている。例えばそのやりとりの冒頭の一部分は、次の通りなのだ。 ヴィシンスキ

                                                                                  『ブハーリン裁判』『共産主義とは何か』 - 紙屋研究所
                                                                                • 日本人は、じつは「競争」について「大きな勘違い」をしているかもしれない(玉手 慎太郎)

                                                                                  近年、「競争」という言葉は、悲惨で、過酷で、しんどいといったイメージのもとで語られがちだ。 しかし、競争をそうしたものとしてのみ捉えるのは、「競争」というものがもつポテンシャルを切り捨ててしまうところがあるのではないか——。 このほど『今を生きる思想 ジョン・ロールズ』を上梓した学習院大学教授の玉手慎太郎さんが、政治哲学から見た「競争」について語る。 「競争はしんどい」、しかし… ——この20〜30年ほど、日本の「競争社会」の負の側面が注目を集め、「競争は格差を拡大するのでよくない」「競争はしんどい」といったイメージが広がっています。ただ一方で、「いっそのこと競争はなくしたほうがいい」と言い切れるかというと、それもまた疑問に思う人が多いでしょう。 玉手さんの専門である政治哲学や倫理学の知見からは「競争」はどのようにとらえられるのでしょうか。 玉手 政治哲学や倫理学のすべてを代表するわけには

                                                                                    日本人は、じつは「競争」について「大きな勘違い」をしているかもしれない(玉手 慎太郎)