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  • 【2024年6月版】管理画面のUIデザインにおける25の改善ポイント | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

    私たちの日常業務で使われる管理画面は、大量の情報と複雑な機能で構成され、利用難度が高い傾向にあります。検索性の乏しい管理画面の一覧から1つの情報を見つけるために、どれだけの時間を費やしているでしょうか。 1億円の工数をかけて開発した機能も、低品質なデザインでは、機能の存在に気付かれなかったり、間違って使われたりと、期待した業務コストの削減に繋がりません。これでは、1億円を捨てたようなものです。 使い勝手の良くないデザインは、ユーザーだけではなく、開発者にも悪影響を及ぼします。複雑な構造と分かりにくい操作体系の管理画面は、開発やテストの手間を増やし、その後の機能拡張も難しく、改修コストも増大します。 これらのリスクを抑えるためには、UIデザインの基本原則を理解し、適切に管理画面を設計することが重要です。 私たちは管理画面のUIデザインの改善やリニューアルを手掛けることも多いのですが、その経験

    • UIデザイナーが知っておきたい海外の優れたデザインシステム17選 | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

      デザインシステムとは、サービス開発する上で必要となるデザインの概念、スタイルガイド、コンポーネント集などで構成されるデザインのルールです。 Salesforce.comの「Lightning Design System」が2015年に登場して以来、多くの企業がこのデザインシステムを導入するようになりました。 プロトタイピングツールで有名なUXPinが提供するデザインシステムプラットフォーム「adele」では、90個以上(2019年12月現在)ものデザインシステムが公開されています。その企業のラインナップを見ると、大手ITベンダー、SaaSベンダーのみならず、自治体、金融機関、大学など多くの業界で、組織のブランド確立のために、デザインシステムを活用していることが分かります。 GoogleやAppleが提供するデザインシステムは、既に多くのブログで語りつくされていますが、その他の企業でも素晴ら

        UIデザイナーが知っておきたい海外の優れたデザインシステム17選 | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える
      • 【2024年6月版】ベイジの業務システムUIデザインワークフロー(100のタスクを徹底解説) | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

        ベイジは2010年の創業以来、ウェブ制作事業を中心に事業を展開してきました。この事業では、サービスの質を統一するために2014年頃からワークフローの整備に取り組んできました。 一方ウェブアプリデザイン事業については、事業拡大したのがここ数年で、まだワークフローが整備されておらず、各人の裁量に委ねた進め方になっていました。そこで今後の事業拡大とメンバー増員を想定し作成したのが、業務システムやSaaSのUIデザインに特化した「ベイジの業務システムUIデザインワークフロー」です。 基本的な進め方は国際規格(ISO 9241-210※)の人間中心設計プロセスに基づいて組み立てていますが、細かいタスクの順序や内容は、今までベイジで培ってきたノウハウをふんだんに盛り込み、組み換えています。 そして、様々なプロジェクトでこのワークフローを実用しながら、今もアップデートを続けています。 また今回のワークフ

          【2024年6月版】ベイジの業務システムUIデザインワークフロー(100のタスクを徹底解説) | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える
        • エンプラ情シスのAWSあるある(業務システム編)

          JAWS-UG情シス支部 第28回 https://jawsug-sysad.connpass.com/event/261308/

            エンプラ情シスのAWSあるある(業務システム編)
          • スプレッドシートとAWSでコストかからない業務システムを作る設計TIPS

            はじめまして @shimma です。本業はD2C企業のCTOとして働く傍ら、業務支援として複数社、インフラを中心に直接手を動かして、社内で横展開できるような設計・コードベースをご提供しています。 枯れた技術で コード行数少なく 運用コストかからず 8-9割くらいのことを解決できる こちらが私の設計がポリシーです。 世の中9割はスプレッドシートで解決できる 私達の想像以上に、世の中の困りごとの大半はスプレッドシートやエクセルで解決ができます。エンジニアに依頼しなくても直接ロジック変更できるなど、組織リソースの有効化としてもメリットあります。 一方、複雑な数式やマクロにすべてを寄せ切り、ロジックを育てていくと、メンテナンスが困難を極めていきます。この記事を読んで頂いている技術者の方々であれば 複雑な箇所はコードによせて 変更しやすい所はスプレッドシート/Google App Script とい

              スプレッドシートとAWSでコストかからない業務システムを作る設計TIPS
            • RustでWebアプリケーションのバックエンドを開発するには ─ 型システムの堅牢性と柔軟性を業務システムにも!|ハイクラス転職・求人情報サイト AMBI(アンビ)

              ハイクラス求人TOPIT記事一覧RustでWebアプリケーションのバックエンドを開発するには ─ 型システムの堅牢性と柔軟性を業務システムにも! RustでWebアプリケーションのバックエンドを開発するには ─ 型システムの堅牢性と柔軟性を業務システムにも! 安全性に大きな特徴があるプログラミング言語Rustは、C言語やC++に代わるシステム記述言語として注目されてきました。しかし、その安全性とパフォーマンスの高さにより、ビジネスアプリケーションの構築にも採用されています。この記事ではキャディ株式会社による事例を紹介します。 こんにちは。キャディ株式会社バックエンドエンジニアの松田と申します。 キャディ株式会社では、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションとして、製造業分野に関連するさまざまなソフトウェアの開発を行っています。また、そのための主要な開発言語としてRustを採用

                RustでWebアプリケーションのバックエンドを開発するには ─ 型システムの堅牢性と柔軟性を業務システムにも!|ハイクラス転職・求人情報サイト AMBI(アンビ)
              • 業務システムにおけるUXリサーチのポイント | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

                UXリサーチとは、ユーザー体験に関する調査の総称です。 ユーザーファーストのシステムやサービスを提供するためには、ユーザー体験からユーザーニーズを掴むUXリサーチは欠かせません。UXを重視する企業では、UXリサーチは積極的に行われています。UXリサーチについて言及した書籍も多く、ネット上には有益な記事が多数アップされています。 ただその一方、世に出回っているUXリサーチに関する解説の多くは、調査対象が生活者であることが前提です。 UXリサーチの総論は、対象が生活者であっても企業内のビジネスパーソンであっても変わりません。しかしながら、各論となる具体的な手法は、ターゲットなどの前提が変わると、そのまま使えません。 例えば、企業内で使われる業務システムやSaaSのUXリサーチは、生活者向けのUXリサーチとまったく同じというわけにはいきません。対象者が社内の限定的なユーザーとなる場合、インターネ

                • UIデザイナーが知っておきたい海外の優れたデザインシステム17選 | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

                  デザインシステムとは、サービス開発する上で必要となるデザインの概念、スタイルガイド、コンポーネント集などで構成されるデザインのルールです。 Salesforce.comの「Lightning Design System」が2015年に登場して以来、多くの企業がこのデザインシステムを導入するようになりました。 プロトタイピングツールで有名なUXPinが提供するデザインシステムプラットフォーム「adele」では、90個以上(2019年12月現在)ものデザインシステムが公開されています。その企業のラインナップを見ると、大手ITベンダー、SaaSベンダーのみならず、自治体、金融機関、大学など多くの業界で、組織のブランド確立のために、デザインシステムを活用していることが分かります。 GoogleやAppleが提供するデザインシステムは、既に多くのブログで語りつくされていますが、その他の企業でも素晴ら

                    UIデザイナーが知っておきたい海外の優れたデザインシステム17選 | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える
                  • オブジェクト指向は業務システムで本当に不要なのか? - Qiita

                    主旨 以前はシステムの状態をオブジェクト指向でカプセル化し、オブジェクト同士の通信でシステムの制御をしようとしていた しかし、Webアプリケーションのように状態をメモリ上に保持し続けるのが難しい環境が増えると、上記のことがやりにくくなった(ORMのインピーダンスミスマッチの影響が大きくなった) 現在では、システム全体の状態を管理するためにオブジェクト指向を用いるシーンは減っているが、要所要所でシステムを抽象化する道具の一つとして用いるシーンはあり、適材適所で使い続ければ良い はじめに 一時期あれだけもてはやされた「オブジェクト指向」ですが、現在では「業務システム開発においてオブジェクト指向で作るとろくなことがない」、とか、いっそ「不要である」、という意見もよく見かけます。 オブジェクト指向、この記事では特に「オブジェクト指向プログラミング」を対象として話をしますが、その利点は以下の3点に集

                      オブジェクト指向は業務システムで本当に不要なのか? - Qiita
                    • 業務システム SPA のフロントエンド技術選定(2023年版) - KAKEHASHI Tech Blog

                      本エントリはカケハシ Part 2 Advent Calendar 2023の13日目の記事です。 (Part 1もおもしろい記事がいっぱいあるので、ぜひご覧ください。) はじめに こんにちは。カケハシでソフトウェアエンジニアをしている平松です。 今年、新規プロダクト立ち上げの機会があり、その際に行ったフロントエンドの技術選定について紹介したいと思います。 フロントエンドの領域は選択肢が豊富で、変化のスピードも速いため、プロダクトの要件に適した技術を選ぶことはひとつの挑戦です。 実際、フロントエンド技術選定のヒント 【令和五年度版】のアドベントカレンダー記事を読んで、その難しさを改めて感じました。 今回の新規プロダクトは、ユーザがログインして利用するtoBの業務システムです。 私はカケハシでは2度目の新規プロダクト立ち上げですが、前回の経験を活かしつつ、新しいアプローチにも挑戦しています。

                        業務システム SPA のフロントエンド技術選定(2023年版) - KAKEHASHI Tech Blog
                      • UIデザインのための心理学:33の法則・原則(実例つき) | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

                        ユーザーが「使いやすい」と感じるアプリケーションは、良いUIデザインで設計されているともいえます。良いUIデザインでは、ユーザーの認知負荷を下げる工夫がされています。認知負荷を下げる仕組みを知るには、心理学とUIデザインの密接な関係を理解することが重要です。 行動心理学や認知心理学の発展により、人間の感情や行動は、脳の仕組みに基づいて様々な法則に当てはめられることが分かってきました。UIデザインでも、心理学を活用したアプローチでより良いユーザー体験を生み出すことができます。特に業務システムのような複雑なアプリケーションでは、メニューや画面レイアウトなど幅広く活用できます。 今まで心理学はマーケティング領域で応用されることが多く、ウェブサイトやアプリケーションのUIデザインで語られることはそれほど多くありませんでした。そこで本記事では、人の様々な心理現象や認知の法則を、UIデザインに活用する

                        • 地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化に関する共通機能等課題検討会(第1回)|デジタル庁

                          概要日時:令和6年(2024年)6月26日(水)11時00分から12時00分まで場所:オンライン会議議事次第:開会開会の挨拶資料説明課題の対応方針共通機能等課題検討会の役割最新フラグ及び履歴番号に関する課題感・事業者意見の共有今後の進め方質疑応答事務連絡閉会資料令和6年度 第1回共通機能等課題検討会資料(PDF/443KB)意見集約:最新フラグと履歴番号の設定方法に係るアンケートの結果(Excel/88KB)共通機能等課題検討会構成員等名簿(PDF/174KB)議事要旨(PDF/212KB)関連政策地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化議事要旨構成員が所属する特定の企業等に係る事例に言及する等、特定の企業及び構成員等に不利益を被る可能性があることから、議事要旨として公開する。 資料説明デジタル庁より、データ連携に関する課題の解決方針や共通機能等課題検討会の役割及び今後のスケジュールに

                            地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化に関する共通機能等課題検討会(第1回)|デジタル庁
                          • 建築では多重下請けでやれてるのに業務システムでだめなのはなぜ? - きしだのHatena

                            建築では多重下請けでやれてるのに業務システムでだめなのはなぜ?という質問がブコメであって、似たような話もいくつか見かけたのですが、建築などの施工図面に相当するのはソースコードで、建築現場で多重下請けでやってる作業は、ソフトウェアだと(でも?)ビルドです。なのでソフトウェアでは自動化されています。 もしも業務システムの納品物が、バベッジの階差機関のような歯車を組み合わせた機械式の計算機で、ビル一棟分に歯車をつめこんで組み立てて納品するというようなことになれば、多重下請けで分業してビルドするのが最もよい方法ということになると思います。 追記 「継続的デリバリーのソフトウェア工学」では、「ソフトウェア開発を選んだ私たちがバカでない限り、私たちにとっての製造とは、ビルドボタンのクリックです」とあります。橋梁建設を例に、物理的な製造・生産との違いが説明されています。 継続的デリバリーのソフトウェア工

                              建築では多重下請けでやれてるのに業務システムでだめなのはなぜ? - きしだのHatena
                            • 自社サービスはOOP、業務システムはDOAで作ろう - 設計者の発言

                              前回記事で、一般的な業務システムの開発において、DDD(ドメイン駆動設計)が提唱する「ユビキタス言語」の実践は難しいと説明した。そもそもDDDを含むオブジェクト指向プログラミング(OOP)は、一般的な業務システムの開発には向いていない。とはいえ、企業がOOPで内製することが合理的なものは存在する。企業に売上をもたらす製品(プロダクト)系のソフトウエアだ。典型的な例が「自社サービス」の運用を支える「サービス支援システム」である。これと業務システムとの関係を見よう。 自社サービスと業務システムの関係 自社サービス、つまり、WEB上で提供される有償サービスで稼いでいる企業があるとして、そのシステム構成はどのような形になるだろう。まずは、企業システム全体の一般形について確認しておこう(図1上 参考記事)。 図1.企業システムの一般形とサービス支援システムの位置づけ この中のaがいわゆる業務システム

                                自社サービスはOOP、業務システムはDOAで作ろう - 設計者の発言
                              • “インターネットエクスプローラー”今月16日でサポート終了…約27年の歴史に幕 業務システムの更新など対応に追われる企業や行政機関も… | TBS NEWS DIG

                                マイクロソフトのウェブ閲覧ソフト「インターネットエクスプローラー」のサポートが16日、終了します。業務で使ってきた自治体などは対応に追われています。東京の調布市役所。日々の業務に追われる中、頭を悩ませ…

                                  “インターネットエクスプローラー”今月16日でサポート終了…約27年の歴史に幕 業務システムの更新など対応に追われる企業や行政機関も… | TBS NEWS DIG
                                • UXだけでは足りない何か | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

                                  UXについて色々と考えることがあり、少し言葉にまとめてみた。何が正しいという話ではないが、率直に感じていることである。 意図されたBad UX 車を運転する人なら経験したことがあると思うが、「近づかないと識別できない信号」というのがある。 この手の信号は、近付くまで青なのか赤なのか判別できない。そのため信号の近くになるまで、このまま進むべきか、ブレーキを踏むべきか、とドキドキさせられる。 先日までペーパードライバーだった私は、当初、スムーズな運転を妨げてストレスを感じさせるこの信号を、液晶の表示角度などの計算を誤った設置ミスだと思っていた。 しかしこれは、複雑な交差点などでの交通事故を防ぐために意図的に仕掛けられたもののようである。 いちドライバーとしては、けっして心地よい体験ではない。しかし、社会全体にとっては良い方向に向かうようデザインされた信号といえる。 このような「意図的にユーザー

                                    UXだけでは足りない何か | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える
                                  • 業務システムとマイクロサービス(2) - 設計者の発言

                                    マイクロサービス・アーキテクチャ(MSA)を適用する際に頭を悩ます問題のひとつが「複数サービスにわたる更新操作」である。マイクロサービスを成すソフトウエアのまとまりは、個々に独自のデータストアを持っている。ゆえに複数サービスを横断する更新操作の際、トランザクション管理によるACID特性を保証できなくなる。 この問題に対処するために二相コミットや結果整合性等の考え方があるが、どのやり方でも限界があるし、ある種の制約や余分な手間を受け入れざるを得ない。もっとも穏当な設計方針は「複数サービスに渡る更新が起こるような粒度ではサービスを切り出さない」である。個々のサービスを実装する段になって悩む前に、サービス粒度の設計に関して事前に考慮すべきことがあるということだ。 前回記事で説明した「CRUD基準によるサブシステム分割」は、更新制御の面から見たサービス粒度の設計基準として応用できる。ドメイン駆動設

                                      業務システムとマイクロサービス(2) - 設計者の発言
                                    • ガバメントクラウド先行事業(市町村の基幹業務システム等)の中間報告を掲載しました|デジタル庁

                                      〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 電話番号:(03)4477-6775(代表) 法人番号:8000012010038

                                        ガバメントクラウド先行事業(市町村の基幹業務システム等)の中間報告を掲載しました|デジタル庁
                                      • 業務システム開発でsqlcを導入して良かった点とハマった点 | フューチャー技術ブログ

                                        はじめにTechnogoly Innovation Group 辻です。Go には Gorm や SQLBoiler をはじめとして様々な O/Rマッパ があります。2021 年には当社のブログで OR マッパーの連載を行ったこともありました。絶対的な O/Rマッパ があるわけではなく、業務システムの特性やチーム構成などに合わせて O/Rマッパ を選択することになるでしょう。 今回、私たちのチームでは、バッチ処理が中心的な業務システム開発において Go の O/Rマッパ に sqlc を採用しました。素の SQL を書いていくチームの開発方針1とマッチし、開発体験は非常に良かったです。一方、枯れきってはいない O/Rマッパ ではあります。いくつか想定外の挙動が発生し GitHub の Issue を見ながら問題を切り分けることもありました。 これから sqlc を導入してみようかな、と考え

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                                        • 若手エンジニアには分からない?業務システムになぜRDBが必要か

                                          いささか刺激の強い題名は日経クロステック編集部が付けてくれたものだが若手のエンジニアを批判する意図はまったくない。題名にある「若手エンジニア」はかつての私だからである。 50代に突入した現在の私は、いわゆるWeb系企業に所属し、業務システムを含むバックエンド領域の設計と開発に従事している。もともとはPCのデスクトップアプリケーションを開発するプログラマーとして仕事を始め、途中から業務システムの設計・開発に移った。そのとき若手エンジニアであった私は「業務システムになぜRDB(リレーショナルデータベース)が必要か」、よく分からなかった。 RDBを使いこなせなかったわけではない。業務システムを使う利用者から要求を聞き、画面をつくる。部署によって要求は異なるから複数の画面ができる。画面で入出力されるデータ項目を集め、正規化してRDBにまとめ上げることはやれていたし実際につくった業務システムはきちん

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                                          • 業務システムのモダナイズを始めました〜RoRからFastAPI × next.jsへ

                                            はじめに この記事では、詳細な技術の話は割愛しています。 「なぜモダナイズをやろうと思ったのか?」 「どんな課題意識があったのか?」 「具体的にどうプロジェクトを進めてきたのか?」 といった、課題設定・意思決定のプロセスに重点を置くことで、同じような境遇にあるチームの意思決定の材料になればと思っております。 RoRの限界...? ダイレクト出版の業務システムはRoR(v6.1)で動いてきました。リリースから6年ほど経っているでしょうか。このシステムは何をするものかというと、例えば、 商品を管理する 顧客を管理する 注文内容を設定する 一斉配信メールを送信する マーケティングオートメーションを設定する 各種分析を行う など、業務に関わるありとあらゆることを行っています。ソースコードは10万行程度で、中堅システムといった具合でしょうか。 実はこのシステム、そこまでレガシーというわけではなく、テ

                                              業務システムのモダナイズを始めました〜RoRからFastAPI × next.jsへ
                                            • 【定石】業務システムの画面デザインサンプル7選!UIを改善するポイントも紹介  – Keeperz

                                              「業務システムの画面デザインを作るときに参考になるサイトってある?」 「使いやすいUIにするにはどのようなポイントに注意したら良い?」 業務システムは操作性が命。システムの画面デザインが優れていないと、ユーザーが不便に感じてしまうかもしれません。使いやすいシステムを構築するには完成しているデザインやUIを参考にし、開発中の業務システムにうまく取り入れる必要があるでしょう。 そこで本記事ではデザイン・エンジニアリング両面からサービスの設計・開発を行っているFlowzが以下の内容について詳しく解説します。 業務システムの画面デザインサンプル7選 画面デザインにおける5つのポイント 改善すべき画面デザインの特徴 デザインのサンプルを探している方はもちろん、画面を設計する際に意識すべきポイントについても解説するので、ぜひ最後までお読みください! なおFlowzではデジタル領域でのサービス設計、プロ

                                                【定石】業務システムの画面デザインサンプル7選!UIを改善するポイントも紹介  – Keeperz
                                              • 複雑怪奇な「4万円減税」、業務システムの対応進むも企業の給与事務に募る不安

                                                経済対策として1人当たり4万円の税負担を減らす定額減税が2024年6月にスタートする。制度の実務が明らかになるにつれて、実務関係者からは「複雑すぎる」と事務負担やミスの多発を心配する指摘が上がり始めている。 減税は所得税(国税)と住民税(地方税)に分けて実施するが、年収額や扶養親族の人数によっては減税のタイミングが異なってくるケースがある。減税と給付を組み合わせる、年末調整で残った減税分を一括で処理するなど、様々なパターンが出てくるからだ。 最も人口が多い給与所得者の世帯では、その実務を担うのは税金を源泉徴収している企業である。企業などに住民税額を通知している地方自治体も負担が大きいと見られている。企業を支援する税理士や、企業に人事給与パッケージソフトなどの業務システムを供給しているITベンダーからは「実務が複雑すぎて顧客企業にどう説明するかを思案している」との声が出ている。 岸田政権が物

                                                  複雑怪奇な「4万円減税」、業務システムの対応進むも企業の給与事務に募る不安
                                                • 業務システムとオブジェクト指向 - Hot Heart, Cool Mind.

                                                  業務システムの設計・開発を職業とする人々の間で、オブジェクト指向はいまだに一般的なものと受け止められていないように思える。しかし実際にやってみると、オブジェクト指向は業務システムにうまく馴染むし、システムの品質とメンテナンス性の改善につながる。 ==== オブジェクト指向の適用例 具体的な例で見てみよう。仕訳を作成して記帳するという、会計システムのもっとも基本的な処理を、Javaでオブジェクトを使って書いてみる: /** * 7月度の「帳簿(book)」を取得する。 */ 1: Book book = application.getBook("2006/7"); /** * 仕訳(JournalSlip)」を生成し、項目を設定する。 **/ 2: JournalSlip slip = book.createJournalSlip(); //仕訳日 3: slip.setJournalDat

                                                    業務システムとオブジェクト指向 - Hot Heart, Cool Mind.
                                                  • さいたま市、基幹業務システムの統合基盤をNutanixに移行

                                                    印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます さいたま市は、機器更改を迎えた基幹業務システムの統合基盤を「Nutanix Cloud Platform」で刷新した。ニュータニックス・ジャパンが発表した。 同市は、DX推進の方針「さいたまデジタル八策」の1つとして、「時代の変化や新たな危機にも迅速に対応しうる柔軟かつ堅牢なデジタル基盤および体制を構築」を掲げ、基幹業務の統合基盤システムが機器更改を迎えたことから、2023年に新基盤への移行を開始し、2024年2月に本番稼働をした。 旧基盤は、「VMware ESXi」で仮想化されたサーバー、ストレージ、SANスイッチからなる3層構成で、税務システムや住民記録システム、統合宛名システム、ファイル連携システム、印刷基盤システムなどが稼働し

                                                      さいたま市、基幹業務システムの統合基盤をNutanixに移行
                                                    • アクセンチュアが提言する 生成AI「業務システムへの組み込み」以外の効果

                                                      生成AIをビジネスで本格的に活用する企業が増えている。ビジネスで成果を出すための活用にするためのヒントを、アクセンチュアやAWS、慶應義塾大学の宮田裕章教授の発言から探る。 生成AI(人工知能)をビジネスで本格的に活用する企業が増えている。「単なる利用」にとどまらず、「ビジネスで成果を出すための活用」にするために、企業は何をすべきなのか。 生成AIを利用したサービスを矢継ぎ早に発表するAmazon Web Services(AWS)のヴァシ・フィロミン氏(生成AI事業担当バイスプレジデント)や、日本のAI分野におけるキーパーソンと言われるアクセンチュアの保科学世氏(執行役員 ビジネスコンサルティング本部 AIグループ日本統括 AIセンター長)の提言とは。 また、ユーザー企業を主体とした産学連携の新団体「Generative AI Japan」の代表幹事 宮田裕章氏(慶應義塾大学教授)が強調

                                                        アクセンチュアが提言する 生成AI「業務システムへの組み込み」以外の効果
                                                      • 地方公共団体基幹業務システム標準化緊急要望|東京都

                                                        2024年10月18日 デジタルサービス局 地方公共団体の基幹業務システムの標準化に関する緊急要望について 国に対して、本日までに下記のとおり地方公共団体の基幹業務システムの標準化に関する緊急要望を実施しましたので、お知らせします。 記 1 要望先 デジタル大臣、総務大臣 2 要望内容 別添要望書のとおり デジタル大臣(PDF:108KB) 総務大臣(PDF:109KB) 問い合わせ先 デジタルサービス局デジタル戦略部区市町村DX協働課 電話 03-6628-4845 Eメール S1100503(at)section.metro.tokyo.jp ※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。 お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。

                                                        • 地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化|デジタル庁

                                                          地方公共団体が、基幹業務システムについて、ガバメントクラウド上に構築された標準化基準を満たすアプリケーションの中から自らに適したものを効率的かつ効果的に選択することが可能となる環境を整備します。 お知らせ2024年9月30日 共通事項の整備における、その他の共通事項に掲載の「地方公共団体の基幹業務システムの標準仕様書についての全体バージョン管理」、「地方公共団体の基幹業務システムの標準仕様書改定状況一覧」を更新しました2024年9月27日「行政事務標準当用明朝フォント」の提供を開始します2024年9月13日地方公共団体情報システムガバメントクラウド移行に係る手順書【第2.0版】の移行計画チェックシートの掲載および標準仕様書を更新しました2024年9月4日データ要件・連携要件等の詳細化に向けたリファレンス等策定の取組を掲載しました概要1. 統一・標準化の取組の司令塔「地方公共団体情報システム

                                                            地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化|デジタル庁
                                                          • 【2022】Rustを使うことになるような業務が降ってくることは99%無いんじゃないか!?【Windows,業務システム】 - Qiita

                                                            【2022】Rustを使うことになるような業務が降ってくることは99%無いんじゃないか!?【Windows,業務システム】 皆さん! Windowsのシェアが7割行ってることはご存じですよね! その上で、 客「顧客管理システムを作れ」 など、とにかく 客「xを作れ」 と言われたら皆さん何を使うでしょうか。 WPF? WindowsForm? ASP.NET? PythonDjango? あるいは Rust? ──本気か? 【何故Windows環境下での仕事でRustは選択肢にならないのか】 A. GUIライブラリがeguiくらいしか無い。 Piston?2022年現在、メンテナンスが無いじゃねえか。顧客にどう説明するのだ。 「ほぼ放置されてるライブラリですけどPiston使います!」 無理。顧客は納得しない。 そしてegui。これなんですけど、癖がある。 癖とは? 1.60FPSモード 2

                                                              【2022】Rustを使うことになるような業務が降ってくることは99%無いんじゃないか!?【Windows,業務システム】 - Qiita
                                                            • SaaSがUIデザインに力を入れるメリット | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

                                                              ベイジでデザインコンサルタントをしている古長です。 ベイジには2019年11年に入社し、SaaS/業務システムのUXリサーチやUI改善提案などの仕事をしています。『knowledge / baigie』では、SaaSや業務システムのUX/UIデザインの勘どころ等を発信していく予定です。 今回はSaaSにおけるUIデザインの重要性についてお話します。 SaaSは急成長している市場の1つですが、急成長の裏には様々な課題が潜んでいるものです。その課題の一つがUIデザイン、というサービスも多いでしょう。 事業の成長スピードに追い付けず、デザイン上の課題を抱えたまま走っているサービス、直感的に魅力を感じにくいUIデザインによって、マーケティング的に苦戦しているようなサービスは、確かに多く見られます。 こういったデザイン上の課題を抱える背景としては、以下のような事柄が考えられます。 優秀なデザイナーを

                                                                SaaSがUIデザインに力を入れるメリット | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える
                                                              • AirTable:直感的にデータベースを使えて業務システムに最適|安藤昭太|ノーコード

                                                                AirTableは2012年にスタートしたサンフランシスコ・ベイエリア発のクラウドデータベースのサービスです。 小難しいデータベースと違い、GoogleスプレッドシートやExcelの操作感で簡単に使用できます。 操作感はExcelのままで、入力チェックや絞り込み、複数シートにまたがるデータの整合性チェックは一般的なデータベースの機能になっているので、Access+Excelというイメージです。 1.業務システムに寄り添う表示切り替え機能業務システムとして使用する場合、上記のようなExcel表示だけだと少し物足りないですよね。 AirTableではワンクリックで、様々な表示に切り替えることが可能です。 例えば、カレンダー表示。これは、日付項目を参照して表示しています。 ユニークなのが、カンバン形式の表示もあります。 2.強力な入力チェック機能ExcelやGoogleスプレッドシートでは、入力

                                                                  AirTable:直感的にデータベースを使えて業務システムに最適|安藤昭太|ノーコード
                                                                • Naoyuki Iwashita on Twitter: "この1998年の写真に「20世紀的な雰囲気で、当時の様子が伝わってくる」と反応している人がいる。しかし、1998年のオフィスなら液晶ディスプレイだろうし、磁気テープも使われていないだろう。当時既に銀行の業務システムが世の中のITの… https://t.co/7sps693IRD"

                                                                  この1998年の写真に「20世紀的な雰囲気で、当時の様子が伝わってくる」と反応している人がいる。しかし、1998年のオフィスなら液晶ディスプレイだろうし、磁気テープも使われていないだろう。当時既に銀行の業務システムが世の中のITの… https://t.co/7sps693IRD

                                                                    Naoyuki Iwashita on Twitter: "この1998年の写真に「20世紀的な雰囲気で、当時の様子が伝わってくる」と反応している人がいる。しかし、1998年のオフィスなら液晶ディスプレイだろうし、磁気テープも使われていないだろう。当時既に銀行の業務システムが世の中のITの… https://t.co/7sps693IRD"
                                                                  • 社労士向け業務システム「社労夢」がランサム被害、利用不能1週間も復旧めど立たず

                                                                    ソフト開発のエムケイシステムが2023年6月5日早朝にランサムウエアによるサイバー攻撃を受け、1週間以上経過した6月12日午後3時時点でも復旧のめどが立っていない。これに伴い、同社の社会保険労務士(社労士)向け業務システム「社労夢」などのクラウドサービスが利用できない状態が続いている。 一連の経緯はこうだ。6月5日早朝に同社データセンターのサーバーがダウンしたことから調査を開始。この調査により不正アクセスの可能性が発覚したため、関連するインターネット回線を切断した。調査の結果、第三者が同社のネットワークに不正アクセスしたうえでランサムウエアを実行し、サーバーを暗号化していたことが判明している。 同社はこうした経緯を踏まえ、6月5日に対策本部を設置し警察へ通報した。6月8日には個人情報保護委員会へも報告した。同日時点で具体的な情報流出を確認したわけではないものの、その可能性もあることを考慮し

                                                                      社労士向け業務システム「社労夢」がランサム被害、利用不能1週間も復旧めど立たず
                                                                    • 地方公共団体基幹業務システムはアプリケーション分離の夢を見るか?|共闘プラットフォームマガジン

                                                                      本記事は総務省・デジタル庁が進める地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化(総務省では「自治体情報システムの標準化・共通化」と記載している)におけるシステムの実装方式の1つである共同利用方式:アプリケーション分離について記載します。 なお「地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化」「ガバメントクラウド」「共同利用方式」そのものの説明は割愛します。Google is your friend. アプリケーション分離とはデジタル庁は共同利用の実現方法として3つの分離モデル(アカウント分離/ネットワーク分離/アプリケーション分離)を示しています。AWSを例にすると以下のようになります。 アカウント分離:自治体ごとにAWSアカウントを別のものにし、それぞれに業務システムを構築する方式。監視、運用管理用のサーバーは共用アカウント上に構築する。 ネットワーク分離:1つのアカウント内の別VPCに自

                                                                        地方公共団体基幹業務システムはアプリケーション分離の夢を見るか?|共闘プラットフォームマガジン
                                                                      • ユーザーが迷わないトグルスイッチの使い方 | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

                                                                        トグルスイッチとは状態のON/OFFを切り替えるためのUIパーツです。選択肢が明確にわかり直感的に操作できるトグルスイッチは、ユーザビリティを高めるための重要な要素です。しかしそのシンプルさゆえに、不適切な使われ方をしているケースを見かけます。トグルスイッチの機能と適切な使用方法を理解し、ポイントをおさえて設計することが大切です。 トグルスイッチの定義 トグルスイッチはウェブページやアプリケーションのコンポーネントです。同時に選択できない2つのオプションからいずれかを選択し、現在の状態を視覚的に表します。ユーザーがトグルスイッチのON/OFFを切り替えれば、ボタンの操作結果やオプションの変更設定がすぐにシステムに反映されます。 一般的に「トグルボタン」や「トグルスイッチ」と呼ばれることが多く、Material Design(※1)では「スイッチ」、Human Interface Guide

                                                                          ユーザーが迷わないトグルスイッチの使い方 | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える
                                                                        • IoTと業務システムをつなぐgRPC/RESTサービスの開発と運用 | BLOG - DeNA Engineering

                                                                          はじめに こんにちは。オートモーティブ事業本部の藤田泰介と吉江智弘です。 DeNA TechCon 2020 にて発表する予定だった内容をBlog記事としてお届けします。 今回は「IoTと業務システムをつなぐgRPC/RESTサービスの開発と運用」と題してお送りします。 Centralサービスの概要と全体のアーキテクチャ(前半) 目次(前半) タクシー配車サービスMOVの紹介 MOV Centralサービスの紹介 Centralサービスの特徴 Centralサービスが扱うデータ Centralサービスのアーキテクチャ タクシー配車サービスMOVの紹介 サービスインしてから間もなく2年 MOVキービジュアル MOVとは 乗りたいときに、スマホひとつで簡単にタクシーが呼べるサービス ITのチカラでタクシー利用を進化させる 提供エリア 神奈川 東京 大阪 京都 兵庫など 車両台数 数万台規模に拡

                                                                            IoTと業務システムをつなぐgRPC/RESTサービスの開発と運用 | BLOG - DeNA Engineering
                                                                          • 業務システムとマイクロサービス(1) - 設計者の発言

                                                                            マイクロサービス・アーキテクチャ(MSA)は、モダンなソフトウエアのあり方を考える際に欠かせない考え方だ。複雑で巨大なソフトウエアを扱いやすいモジュールに分割することで、独立したチームに開発や運用・保守をまかせられるようになる。モジュール間の通信はシンプルなAPIを用いてなされ、それらの仕様さえ理解しておけばモジュール間連係をスマートに実現できる。経済産業省が2018年に発表した「DXレポート~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」でも好意的に紹介されていた。 しかし、業務システム開発でMSAを適用する際には注意が要る。業務システムを1個のサービスとみなして、他システムに対するインタフェースを与えることになんら問題はないし意義深い。しかし、業務システムを構成する個々のブロック(サブシステム)を機械的にマイクロサービスの単位とみなすべきではない。更新制御に関する問題を生

                                                                              業務システムとマイクロサービス(1) - 設計者の発言
                                                                            • 【2024年6月版】管理画面のUIデザインにおける25の改善ポイント | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

                                                                              私たちの日常業務で使われる管理画面は、大量の情報と複雑な機能で構成され、利用難度が高い傾向にあります。検索性の乏しい管理画面の一覧から1つの情報を見つけるために、どれだけの時間を費やしているでしょうか。 1億円の工数をかけて開発した機能も、低品質なデザインでは、機能の存在に気付かれなかったり、間違って使われたりと、期待した業務コストの削減に繋がりません。これでは、1億円を捨てたようなものです。 使い勝手の良くないデザインは、ユーザーだけではなく、開発者にも悪影響を及ぼします。複雑な構造と分かりにくい操作体系の管理画面は、開発やテストの手間を増やし、その後の機能拡張も難しく、改修コストも増大します。 これらのリスクを抑えるためには、UIデザインの基本原則を理解し、適切に管理画面を設計することが重要です。 私たちは管理画面のUIデザインの改善やリニューアルを手掛けることも多いのですが、その経験

                                                                              • 入力フォームにおけるエラーデザイン | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

                                                                                ウェブアプリケーションの使い勝手を向上させる上で、入力フォームの操作がスムーズかどうかは、非常に重要なポイントです。 スムーズに入力できないフォームは、ユーザーにたくさんのストレスを与える可能性があります。その中でも、特にストレスとなりやすいのが入力エラーです。 「入力を終えて登録ボタンを押した直後、エラーメッセージが表示されてイライラした」こんな経験は、誰しもあるでしょう。見方を変えれば、入力エラーを制すれば入力フォームの使い勝手を制することができる、といっても過言ではありません。 そもそも、エラーはユーザーに起こさせない仕組みであるのが理想です。つまり、エラーが発生しないUIに工夫したり、エラーを自動的に修正する機能を実装したり、といったことです。 しかし、UIの工夫だけでエラーを完全に回避することは難しいですし、自動化するにも現在のウェブの技術ではまだまだ限界があります。エラーが発生

                                                                                  入力フォームにおけるエラーデザイン | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える
                                                                                • 選択式フォームをより使いやすくするポイント | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える

                                                                                  ラジオボタン、チェックボックス、ドロップダウンリスト、コンボボックスなどは、ユーザーの入力負荷を軽減させるために使用される選択型のUI要素です。これらは見た目や機能が似通っていることもあり、なんとなく使い分けている場合も多いのではないでしょうか。 しかしながら、状況と目的にあったUIを採用しなければ、入力負荷の軽減どころか逆にユーザビリティが低下し、入力エラーの原因になってしまうことさえあります。 選択式フォームを正しく設定すれば、ユーザーの入力の手間を省き、タイプミスから生じるエラーの防止が可能になります。選択肢がリストに格納されるタイプのUIは画面スペースの節約になり、よりシンプルで情報負荷の少ないレイアウトを可能にします。 業務システムのUIをより良くするためには、選択式フォームそれぞれの特性を理解し、状況に応じて適切にデザインしていきましょう。 選択式フォームの種類 ラジオボタン

                                                                                    選択式フォームをより使いやすくするポイント | ベイジのUIラボ~業務システムとSaaSのUIを考える