日銀は昨日までの金融政策決定会合で、従来の大規模な金融緩和策の変更を決定しました。主な変更内容は以下3つです。 金融緩和策の変更内容 マイナス金利解除 YCC(長短金利操作)撤廃 ETF/REIT買入終了 特にマイナス金利の解除が目玉です。マイナス金利は2016年1月に、日銀の歴史において初めて導入されました。日銀当座預金の一部に「マイナス」0.1%の金利を付けて、銀行が世の中にお金を供給しやすくなる環境を作ろう、という政策です。これにより企業への貸し出し金利等は確かに下がりましたが、そもそも民間の資金需要が乏しく、あまり成果が出ませんでした。異例の政策が8年を経てようやく解除となります。 世界的に利上げが進む中、未だにマイナス金利政策を続けていたのは日銀だけでした。その日銀がいよいよマイナス金利政策を止めるということで、ウォール・ストリート・ジャーナルは「世界的なマイナス金利時代の終焉」