古市憲寿、DaiGoの差別発言に「批判してる人は死刑制度と他の人権の線引きをどこで引くかを考えて」「彼は落ち込んでると思う」 1 名前:Anonymous ★:2021/08/15(日) 11:47:59.39 ID:CAP_USER9 ワイドナショー 2021年8月15日 内容文字起こし 【古市憲寿】 「DaiGoとは仲良いんですけど、これはちょっとごめんなさい。僕あんまり悪くないんですけど、代わりに。謝るっていうか、僕自身は命に価値付けをしたらいけないと思ってるんですね。 究極的には、ちょっと遠回りになるんですけど、死刑制度に対してもちょっとあれ?って思ってるんですね。 やっぱりこの国には死刑制度がありますけど、死刑がある段階で、犯罪者は殺してもいいっていうことをみんなは是認してることでもあるわけじゃないですか。 僕個人としては、死刑に賛否があるのはわかるんだけど、どんなことした人であ
死刑廃止を求める日本弁護士連合会の呼びかけで、民間の識者らによる「日本の死刑制度について考える懇話会」が発足した。 委員には平沢勝栄衆院議員や林真琴前検事総長、金高雅仁元警察庁長官らが名を連ね、日弁連が事務局を務める。今秋にも提言をまとめて政府に働きかける方針だ。 懇話会は設立趣意書で「死刑制度の廃止は国際的潮流で、先進国で国として統一して執行を続けているのは日本だけ」としている。議論を廃止に導こうとしている疑いが強い。 座長に就任した井田良・中央大大学院教授は、昨年11月の日弁連のシンポジウムで「死刑制度には致命的ともいえる問題点がいくつもある」「応報的な刑罰論から脱却すべきだ」と発言している。 日本は死刑制度を有する法治国家である。裁判員裁判でも厳刑相当の事件には死刑判決が出されており、制度は社会に定着している。なぜ、今提言を出す必要があるのか。 死刑のない英国やフランスなどでは、容疑
映画『トゥルー・クライム』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『トゥルー・クライム』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 YouTubeで予告映像もご覧ください。 『トゥルー・クライム』 (127分/アメリカ/1999) 原題『True Crime』 【監督】 クリント・イーストウッド 【脚本】 ラリー・グロス ポール・ブリックマン スティーブン・シフ 【製作】 クリント・イーストウッド リチャード・D・ザナック リリ・フィニー・ザナック 【出演】 クリント・イーストウッド ジェームズ・ウッズ デニス・リアリー イザイア・ワシントン ダイアン・ベノーラ リサ・ゲイ・ハミルトン 【HPサイト】 映画『トゥルー・クライム』IMDbサイト 【予告映像】 映画『トゥルー・クライム』トレー
古くて新しい死刑の存廃論 この記事を読まれている人の中には、死刑制度について賛成だという人も少なくないかもしれない。現に、大臣の所信表明でも多くの世論が賛成であるとしているし、死刑制度の廃止については時期尚早であるといった言葉が使われることが多い。 しかし、筆者がここで問いたいのは、死刑に反対であるにせよ賛成であるにせよ、みなさんは、実際に死刑制度についてどの程度ご存知だろうか、ということである。とくに、制度そのものの是非と同時に、死刑を維持していくことの前提となる「刑事司法手続」について意識されたことはあるだろうか。 経済的に発展している国の中でも死刑が維持されていることで有名なのはアメリカだが、これまでこの国では、死刑制度の存置について合憲と違憲のあいだを揺れ動いてきた。すなわち、アメリカでは、死刑についての議論を行わずに同じ運用が行われているのではない。常に、運用を見直して修正しなが
イランは日本同様、死刑制度を維持する数少ない国のひとつだ。イスラム刑法を適用する同国では、死刑の執行や免罪を決める権限が被害者遺族に委ねられる。元死刑囚を撮影するプロジェクトを続ける写真家エナヤット・アサディに、独特の死刑制度が生む社会の歪みを英紙が聞いた。 見渡す限りすべてのものが、厚く降り積もった雪に覆いつくされていた。敷き詰めた白い紙のような風景に走る切れ込みは、泥で汚れた二車線の道路だけだ。 写真家エナヤット・アサディは、最寄りの町から数キロ離れた場所にいた。何時間も人を目にしていなかった。 砂漠や山々を越え、人里離れた村や孤立した共同体を訪ね回って一年近くが経っていた。彼が取り組んでいるのは、秘された苦しみや不幸を記録する「ランジ(苦しみ)」というプロジェクトだ。 彼は、イランの中心都市イスファハンから西へ2、3時間のところにある南部の土地にいた。周囲には廃墟になった要塞が点在す
刑務官の仕事って大変なことが多いですけど、 拘置所勤務になれば死刑に関わることもあります。 刑務所だと受刑者が刑務作業をする場所になっていますが、 死刑囚の場合は労働ではなく”死ぬこと”が裁判で決められているので、 刑務所ではなくて拘置所で刑が執行されるのを待ちます。 まぁ僕は辞めるまで死刑に関わることはありませんでしたが、 僕の上司に死刑執行を経験した幹部職員がいました。 その人から飲み会の席でいろいろ話を聞くことができたんですが、 刑の執行後に精神的に苦しんでしまう刑務官も多かったそうです。 たとえ合法だとしても、 極悪非道な罪人だったとしても、 人の命を奪う行為ですから そうなってしまうのも当然かなと思います。 ということで今回は死刑をテーマに話して行くので、 ちょっと苦手な人はページを閉じていただければと思います。 日本の死刑制度はどうなっているの? 死刑って極刑とか言われたりもし
東京五輪開催 2年執行なし 安倍晋三政権から岸田文雄政権に至る約2年にわたり、フタをされてきた論点がある。死刑の執行の問題だ。東京オリンピックという「平和の祭典」を開いた日本は、死刑を執行していない。いまや大半の先進国で廃止されている時代。「ガラパゴス化が浮き彫りになって、国際的な非難を浴びるのを避けたのでしょう」と、死刑制度に詳しい笹倉香奈・甲南大教授(43)は指摘する。 「死刑を容認」が80・8%、「廃止すべきだ」は9・0%、「わからない」が10・2%。内閣府が2020年に発表した世論調査の結果だ。国民の大半は死刑の存置に肯定的な立場を示している。その割合は過去20年でほぼ変わらない。古川禎久法相も10月の就任会見で「重大な凶悪犯罪を犯せば死刑を科すこともやむを得ない。廃止は適当ではない」と述べている。 一方で世界を見渡せば、死刑をやめる国が増えている。笹倉さんは「国による残虐な拷問だ
米オハイオ州の施設内に設けられた死刑執行室(2009年12月4日撮影、資料写真)。(c)CAROLINE GROUSSAIN / AFP 【4月19日 AFP】米サウスカロライナ州のある死刑囚は、電気椅子と銃殺のどちらを希望するか、選択を迫られた。テキサス州では、30年前の殺人罪で長年独房に収監されてきた78歳の死刑囚と、14人の子の母親で、冤罪(えんざい)の可能性が高いと指摘されている死刑囚の刑執行が近く予定されている。米国では死刑は減少傾向にあるものの、今月中に刑の執行が相次ぐことから、その制度に再び注目が集まっている。 アフリカ系米国人のリチャード・ムーア(Richard Moore)死刑囚(57)は、1999年にコンビニ強盗に及び、店員1人を殺害。ここ10年以上死刑が執行されていなかったサウスカロライナ州で、今月29日に刑の執行を受ける。 米国での最近の死刑執行には薬物注射が用いら
岸田文雄内閣のもとで初めて死刑が執行されました。2019年12月以降、2年間執行されていなかったことから、執行停止を求める声が人権団体や弁護士団体などから上がっていました。死刑執行は、世界的な死刑廃止の流れに逆行しています。今回執行された3人には再審請求中の死刑囚も含まれており、その点でも強く批判されなければなりません。 世界の潮流に完全に逆行 今年は、国連死刑廃止条約が発効して30年です。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによれば、執行の長期停止を含めて事実上の死刑廃止国は144カ国にのぼり、国連加盟国の7割以上を占めます。経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国中で死刑制度が存在しているのは、日本、韓国、米国のみです。 韓国は1997年を最後に死刑を執行していません。連邦国家の米国では、23州で死刑を廃止しています。昨年、トランプ政権(当時)が連邦政府として17年ぶりに死刑を
薬物を投与される直前、死刑囚は「じゃあね、所長」と静かに言った 死刑制度は残すべきか廃止すべきか、アメリカの現状から考える①廃止を望む元刑務所長 「究極の刑罰」と言われる死刑。内閣府が2020年に公表した世論調査では、死刑の存続を8割が「やむを得ない」と回答している。ただ、「死刑存置国」は世界の中では少数派だ。国際人権保護団体アムネスティ・インターナショナルによると、死刑を法律上廃止、または事実上廃止している国は2021年時点で144カ国に上る。一方、存置国は日本以外に中国、アメリカ(一部州)など55カ国で、そのアメリカも21年7月からは、死刑のあり方を検証するため、連邦法に基づく執行を停止した。 私は日本で数年間、死刑制度に関連する取材を続けていたが、核心に迫れないもどかしさをずっと抱えていた。私にとっての「核心」とは、死刑囚や、執行に携わったことのある刑務官といった「究極的な立場」にあ
東京弁護士会が「死刑制度廃止に向けた死刑執行停止を求める決議」の内容を公表しましたが、死刑制度存廃論について若干の指摘をします。 東京弁護士会の死刑制度廃止に向けた死刑執行停止を求める決議 誤判の危険性:「死刑は冤罪の場合には取り返しがつかないから」? 手続を操作する東京弁護士会が社会制度を語るのか 東京弁護士会の死刑制度廃止に向けた死刑執行停止を求める決議 死刑制度廃止に向け、まずは死刑執行停止を求める決議 |東京弁護士会 https://www.toben.or.jp/message/pdf/200928siheihaisi.pdf 東京弁護士会の死刑制度廃止に向けた死刑執行停止を求める決議において、重要な点はは以下だと思います。 誤判の危険性 一般予防効果が立証されていないこと 死刑に代わる仮釈放なき終身刑導入の検討 被害者・遺族の権利保障 一般予防効果というのはざっくり言うと「死刑
Published 2020/12/23 07:00 (JST) Updated 2020/12/29 13:00 (JST) 元法相で弁護士の平岡秀夫さんは、2019年夏に設立された「死刑をなくそう市民会議」の共同代表を務めている。死刑を執行する側から、反対に転じた形だ。いま、死刑制度についてどう見ているのか。(47NEWS編集部・共同通信編集委員=佐々木央) 「私が法相を務めた2011年は死刑執行がゼロだった。東日本大震災が起き、誰もが命と向き合った年だったからだと思う。そして、ゼロの年を作りたくない人たちが、私に強く執行を迫ってきたのだと思う」と振り返る平岡さん ■報道さえされない「勉強会」 平岡さんが法相に就任したのは2011年9月。「そのときには死刑廃止という確固たる考えを持っているわけではなかった。ただ、日本は国際的な潮流と乖離した状況だから、きちんと議論をしたいという気持ちで
2019年7月に発生した「京都アニメーション放火殺人事件」。スタジオが放火され、36人もの犠牲者(重軽傷者は32人)を出した凄惨な事件だ。京都地裁で始まった公判は22回を数えて結審し、昨年12月、検察は被告に死刑を求刑した。だが、「闇の人物のナンバーツー」などといった公判中の被告の発言はたびたび世間を当惑させてきた。判決は1月25日に言い渡されるが、精神鑑定で判断が分かれるのはなぜなのか。精神科医の岩波明氏に話を聞いた。(文・写真:ジャーナリスト・小川匡則/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 公判での言動「100%統合失調症」「(公判で明かされた)被告の言動を見る限り、彼は100%統合失調症であり、それ以外は考えられません。遺族にとっては、つらく受け入れがたいことでしょう。ですが、被告には責任能力はなく、罪には問えないと考えます」 東京・世田谷区にある昭和大学附属烏山病院。病院
来年1月25日に判決が言い渡される京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判は最終盤になり、死刑制度を巡る議論に火が付いた。殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)に極刑が当然と訴えた遺族らに対し、弁護側は死刑制度への問題提起や刑の残虐性を主張。こうした展開について、元裁判官の専門家は「日本社会が死刑制度を今後考える上で大きな意義がある」と指摘した。 「別の場所で話し合ってほしい」発端は11月27日から始まった、量刑を巡る審理での弁護側の冒頭陳述だった。 「青葉被告に死刑を科すことが残虐な刑罰に当たらないか」「人を殺すことは悪いことなのに(死刑が)正当化されることが許されるのか考えてほしい」。弁護側は被告が極刑を求刑される可能性があるとの前提に立ち、死刑制度そのものへの疑問を投げかけた。過去の最高裁判決を引用し、死刑を「残虐な刑罰」と位置づけた上で、裁判員らに慎重な判断を求めた。 遺族らは
こんにちはantakaです。日本では死刑執行の告知が死刑囚に対して、実際の執行の1〜2時間前に行われるというのが現行の制度です。 これには多くの人が驚かれるかもしれません。 他の多くの国では、死刑執行の日時は事前に通知され、それに準備する時間が与えられます。 では、なぜ日本はこのような方法を取るのでしょうか? この制度の背景には、過去に死刑囚が自殺を試みた事例や、最期の時間を精神的な苦痛で過ごすことを避けるという意図があります。 実際に、昭和50年代までは死刑告知が前日までに行われることが多かったのですが、これが死刑囚に与える心理的影響とその後の深刻な結果を考慮して、現在のような形に変更されました。 このブログでは、この疑問を掘り下げ、なぜ日本がこのような死刑執行の告知方法を採用しているのか、その理由と背景、そしてそれが死刑囚およびその家族にどのような影響を与えるかについて詳しく考察してい
死刑制度をどうするかは、日本におけるもっともセンシティブな問題のひとつです。存続派は「死刑を廃止すると凶悪犯罪が増える」と主張しますが、多くの研究では、死刑があるから強盗や殺人を思いとどまっているという証拠はありません。逆に日本の場合、「自殺する勇気がないから、無差別殺人をして死刑にしてもらう」という動機で凶悪犯罪が起きています。 とはいえ、ここでいいたいのは別のことです。死刑を廃止した国は、それによって安全が脅かされるリスクを受け入れたのでしょうか。 イギリスでは子どもを性加害から守るために、独立の機関が採用予定者の過去を調査し、就業を禁止できるようにしています。日本でも同様の制度が創設されそうですが、こちらは裁判で有罪が確定したケースをデータベースで調べるだけです。 司法手続きを通さずに市民の権利を制限するのは日本では考えられませんが、驚くのはこれだけではありません。イギリスでは200
死刑制度が無ければ、自分の大切な人間を殺した人間に報復しても制度に殺される心配が無いから、廃止した方が良いやん? ……というのは冗談だけれども、「復讐したい」という気持ちと「死刑という制度への反対」は同時に成立し得るわけで、その二つを直結させるのは、ちょっと飛躍があるよ。同じく、死刑制度存置派が悪でリアリストで、死刑制度廃止派が善でグローバルスタンダード、みたいな思い込みも、ちょっとものごとを単純に見過ぎているよね。 個人的に感じる、そもそも漠然と「人を殺すこと」への忌避感は、「死刑だ!」と叫ぶ人の中にも当然あるわけだよね(だからこそ殺人に対して過剰に反応するわけだから)。だから、「人を殺してはいけない」という規範と整合的なのは、むしろその「人を殺したくない」という気持ちであって、制度をそちらに寄せて設計するというのはそれなりに理には叶ってると思うんだよ。死刑制度が必要と叫ぶ人は心の中では
日本の死刑制度を含む刑事司法制度に関する情報サイト
アメリカ・フロリダ州マイアミから北に約60キロ。パークランドは、マイアミの賑やかさとは打って変わって、落ち着いた雰囲気のある地域だ。 この街に住むトニー・モンタルトさんは2018年2月14日のバレンタインデーの朝、娘ジーナさん=当時(14)=にカードとチョコレートを渡し、いつものように「愛している」と抱きしめてから学校に送り出した。娘との最後の会話になるとは、想像もしていなかった。 その日、モンタルトさん宅から2キロ弱離れたマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で銃乱射事件が発生。ジーナさんを含め17人が死亡した。(共同通信=今村未生) ▽犯人は母校を退学した男 事件が起きた時、モンタルトさんと妻は自宅にいた。学校で何かが起きたと聞いて妻は学校に様子を見に行き、モンタルトさんは子供たちが帰宅するかもしれないので、家で待機していた。 そんな中、ジーナさんに似た子が病院に運ばれたとの一報が入
第70回ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞を受賞した「そこに悪はない」のモハマド・ラスロフ監督の娘で、出演した女優のバラン・ラスロフさん(中央)。記者会見に監督の代わりに出席した=ドイツ・ベルリンで2020年2月29日、井上知大撮影 世界3大映画祭の一つ、第70回ベルリン国際映画祭の授賞式が2月29日(日本時間3月1日)に開かれ、コンペティション部門の最高賞「金熊賞」にイラン出身のモハマド・ラスロフ監督の「そこに悪はない」が選ばれた。死刑執行に関わる人々を描いた四つの物語で構成されるオムニバス作品。山河や砂漠から市街地までさまざまな表情を見せるイランの国土を舞台に、死刑制度と、人間の尊厳や倫理観を描いた。 次点の審査員大賞には、17歳の少女の妊娠中絶を巡る物語「決して、たまに、時々、いつも」(米国、エリザ・ヒットマン監督)、監督賞は「逃げた女」のメガホンをとった韓国のホン・サンス監督が選ば
Published 2020/12/29 11:00 (JST) Updated 2020/12/29 14:45 (JST) 年末、「喪中欠礼」のはがきが届く。手に取って、大切な人を亡くした悲しみを思う。もし、その死が不慮の事件によるものなら、ショックや怒りも重なって、受け止めきれないだろうと思う。加害者には死をもって償ってほしいと思うかもしれない。 死刑制度を支持する大きな理由として、こうした遺族の悲しみや苦しみへの共感・共苦がある。しかし、被害者遺族でありながら、死刑に反対する人もいる。片山徒有(ただあり)さんはその1人だ。 (47NEWS編集部・共同通信編集委員=佐々木央) ■「負の連鎖」断ち切るために 23年前の秋、当時8歳だった息子の隼(しゅん)君を交通事故で亡くした。朝の登校途中、横断歩道を渡っていて、大型ダンプにひかれたのだ。 ダンプは走り去ったが、約40分後に発見され、運
共同執筆ブログの執筆者の関口存男です。そろそろ記事を寄稿したいと思っておりますが、アイデアが降りてきません。そんなことを考えていたら夜が明けてきました。いわゆる徹夜をしました。 朧げながら書きたいことが纏まってきましたので、それをについて書きます。それは死刑制度と刑罰理論についてです。 最近、わたしは刑法学に関心があります。広大な法律学の森の中で最も哲学的・理論的と称されている分野です。人の最重要課題である死を扱う法律だけに議論され研ぎ澄まされ、美しいまでに精緻化されております。それに魅せられたのです。元来、哲学科におりまして抽象的理論的なものが大好きなわたしにとって、刑罰理論は魅力的でした。 犯罪と刑罰は、罪と罰という古来より哲学・文学・宗教の重要なテーマに似てます。有名なドストエフスキーの『罪と罰』はその最たるものです。わたしも罪とはなにか?。なんで罰を受けるのか?、ドストエフスキーを
「究極の刑罰」と言われる死刑。内閣府が2020年に公表した世論調査では、死刑の存続を8割が「やむを得ない」と回答している。ただ、「死刑存置国」は世界の中では少数派だ。国際人権保護団体アムネスティ・インターナショナルによると、死刑を法律上廃止、または事実上廃止している国は2021年時点で144カ国に上る。一方、存置国は日本以外に中国、アメリカ(一部州)など55カ国で、そのアメリカも21年7月からは、死刑のあり方を検証するため、連邦法に基づく執行を停止した。 斎藤法相、死刑廃止は不適当「凶悪殺人がいまだ後を絶たない」 私は日本で数年間、死刑制度に関連する取材を続けていたが、核心に迫れないもどかしさをずっと抱えていた。私にとっての「核心」とは、死刑囚や、執行に携わったことのある刑務官といった「究極的な立場」にある人たちの声を聞くこと。米国は日本と比べると、こうした人々へのアクセスが比較的容易で、
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