ゲーム機もPCも持っていなかった 手話や点字を学べる機会を提供したい 田舎だからこその強みと弱み 昨年末にあった日本一の小学生プログラマーを決める全国大会で頂点に立ったのは、大分市の小学4年生でした。専門のプログラミングスクールがないなど地理的ハンデがありながら、どのようにアプリをつくりあげていったのか。ライターの伏見学さんが取材しました。 3122件から日本一に 2021年12月5日。東京都渋谷区の複合ビル「渋谷ヒカリエ」のイベント会場は、最後の瞬間を前に、静寂に包まれていました。 「発表します。第1位、グランプリに輝いたのは……後藤優奈さんです!」 3122件のエントリーの中から日本一の小学生プログラマーを決める全国大会「TECH KIDS GRAND PRIX 2021」で優勝したのは、大分市の小学4年生、後藤優奈さん。緊張した面持ちでトロフィーを受け取り、壇上でスピーチをしました。