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片渕須直の検索結果41 - 80 件 / 205件

  • 自分の「正しさ」を疑わないとき、誰かを傷つけている――瀧内公美が考える、真実が曖昧な時代の難しさ(熊野 雅恵)

    現在、全国拡大公開中で話題の『由宇子の天秤』(春本雄二郎監督)は、『この世界の片隅に』監督の片渕須直がプロデューサーを務め、ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品されると共に、アテネ国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞した作品だ。 テレビドキュメンタリーを制作する主人公・由宇子は正義感が強く、常に真実を明らかにすることを信条としていた。ところがある日、学習塾を経営する父のある“過ち”を聞いてしまう。由宇子は真実を明らかにするのか、それとも、父を守るのか――。 主人公・由宇子を演じた瀧内公美さんが本作を受けて考えた、「正しさ」と「真実」の難しさとは。 『由宇子の天秤』 3年前に起きた女子高生いじめ自殺事件を追うテレビのドキュメンタリーのディレクターの由宇子は、関係者に対する取材を通して事件の真相に迫りつつあった。そんなある日、自らも講師として働く学習塾を経営する父の思いもよらない“過ち”を聞かさ

      自分の「正しさ」を疑わないとき、誰かを傷つけている――瀧内公美が考える、真実が曖昧な時代の難しさ(熊野 雅恵)
    • 「『PLUTO』は手塚さんへの最後のご奉公」――彼の“クレイジーさ”が日本アニメを作った (1/3)

      丸山正雄氏。今敏・細田守・片渕須直といった名監督が世界に羽ばたくきっかけとなった作品をプロデュースした名伯楽としても知られる。アニメ『SHIROBAKO』の主人公が所属する武蔵野アニメーションの社長・丸川正人のモデルとも 〈前回はこちら〉 「地上最大のロボット」の衝撃 前編に引き続き、アニメ『PLUTO』の完成に向けてラストスパート中のスタジオM2にお邪魔し、丸山正雄社長にお話をうかがった。 半世紀以上前に描かれた問題提起が現代でも変わらず説得力を持つ『鉄腕アトム』の一遍「地上最大のロボット」。そしてその傑作エピソードを蘇らせた『PLUTO』。自ら困難と判断した『PLUTO』のアニメ化を丸山氏はあえて引き受けた。曰く、「手塚治虫のクレイジーさ、向こう見ずさのDNAがぼくの中に残っている」。 『PLUTO』 STORY 憎しみの連鎖は、断ち切れるのか。 人間とロボットが<共生>する時代。 強

        「『PLUTO』は手塚さんへの最後のご奉公」――彼の“クレイジーさ”が日本アニメを作った (1/3)
      • 「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が“全く別の新しい映画”になった理由 花澤香菜の声の催涙効果を見よ

        ※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 12月20日より公開されている「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が、とんでもない映画だった。 (C)2019 こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会 本作は2016年に公開され、絶賛の嵐で迎えられた「この世界の片隅に」に、250以上の新規カットを描き加えた“新作”だ。詳しい理由は後述するが、この作品に“エクステンデッドバージョン”や“ディレクターズカット版”という呼称は似合わない。掛け値なしで“全く別の新しい映画”と呼ぶにふさわしい内容になっている。 結果的に「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の上映時間は、先行上映されていた2時間40分版からさらに伸び、2時間48分となった。2010年の「涼宮ハルヒの消失」の2時間42分も超えた、アニメーション映画としては破格の上映時間である。 そして同作が、その長い上映時間

          「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が“全く別の新しい映画”になった理由 花澤香菜の声の催涙効果を見よ
        • アニメ300本!スタジオの奪い合い、囲い込み、続々新設の理由 | FRIDAYデジタル

          アニメ300本!スタジオの奪い合い、囲い込み、続々新設の理由アニメ業界:2019年振り返り~2020年展望-2- 2019年のアニメーション業界は、劇場アニメの興行収入が600億円を突破した。これは『君の名は。』が興収250億円を記録した16年の633億円に次ぐ金額である。一方、テレビアニメの制作本数は17年340本、18年332本と300本越えの供給過剰ともいえる状態が続き、現場からは苦境を訴える声が聞こえる。そんな中、アニメ制作スタジオの「奪い合い」が発生しているという。以下、アニメジャーナリスト:数土直志氏によるレポートには、想像を超えて複雑化するアニメスタジオの現状があった。 ⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆⋆ 2019年にアニメ関係者を驚かせた大きなニュースが、サンライズによるジーベックのアニメーション制作事業の買収だ。サンライズは『機動戦士ガンダム』で有名な日本を代表する大

            アニメ300本!スタジオの奪い合い、囲い込み、続々新設の理由 | FRIDAYデジタル
          • フィクションと感情に関する最先端の理論、「巨大不明感情」という言葉の何が問題か、『チェンソーマン』はなぜ素晴らしいか - 白樺日誌

            2015年は私にとって最悪の年だった。 『このマンガがすごい!』の《オトコ版》第1位を『聲の形』、《オンナ版》第1位を『ちーちゃんはちょっと足りない』が受賞し、私のオタク文化に対する信頼は木端微塵に粉砕された。 私のオタク文化に対する信頼とは、言うなれば、既成の価値観に囚われない皮肉やユーモア、反権威主義、合理主義にもとづく単純素朴な道徳主義とでも言うようなものだ。笑わないでほしい。いや、やはり笑ってほしい。5年前のことだ。私も当時は20歳そこそこの純朴な若者だったのだ。 “レンデルが好きになれない理由のひとつは、"精神のマズしさ"(「貧しさ」)と書くとなんだかドギついのでこう記す)といったものを感じるからである。 彼女の小説には、美しく魅力的な女、恰好よく立派な男、ヒロイン然とした、ヒーロー然とした人物が、まったくといっていいほど登場しない。女性が出てくると、大抵は中年で醜悪で、太ってい

              フィクションと感情に関する最先端の理論、「巨大不明感情」という言葉の何が問題か、『チェンソーマン』はなぜ素晴らしいか - 白樺日誌
            • 『ひろしまタイムライン』と『この世界の片隅に』の違いを考える。アジア・太平洋戦争を描く難しさ - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

              「朝鮮人だ!!」で炎上した『1945ひろしまタイムライン』企画の背景には何があったのか。アニメ評論家・藤津亮太が考察を進めていくと、さまざまなフィクションの苦闘の歴史の果てに、『この世界の片隅に』の傑作たるゆえんが見えてきた。 「戦時下の生の声を伝える」という発想 NHK広島放送局がツイッター上で展開をしている『1945ひろしまタイムライン』という企画が、先日強い批判を浴びた。 この企画は「もし75年前にツイッターがあったら」という想定で、実在する人物の日記をもとにアカウントを運営していくというものだ。その中のひとつ、中学1年生のシュンというアカウントが8月20日、朝鮮半島出身者が戦勝国民として列車で横暴に振る舞う様子を記し、「あまりのやるせなさに、涙が止まらない」と悔しさをにじませるツイートをしたのだ。 NHKは批判を受けて、8月24日に『1945ひろしまタイムラインブログ』に、お詫びを

                『ひろしまタイムライン』と『この世界の片隅に』の違いを考える。アジア・太平洋戦争を描く難しさ - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
              • 2019年はアニメーションにとってどんな年だったか?  | 土居伸彰

                2019年は日本においても海外においても、アニメーションが大きな変動をみせた年でした。現代アニメーションについていま最も信頼のおける語り部である土居伸彰さんと藤津亮太さんのお二人に、2019年のアニメーションを総括していただくとともに、2020年以降の展望について語っていただきました。 (この記事は2019年12月13日に出町座にて開催されたイベント内容を再構成したものです) 土居伸彰(以下、土居):みなさんこんにちは、土居伸彰です。わたしは長らく海外のインディペンデントのアニメーションを紹介するという活動をしてきました。ニューディアーという会社を設立し作品の配給をやったり、新千歳空港国際アニメーション映画祭のフェスティバル・ディレクターをやったりもしています。以前は海外のアニメーションが中心だったのですが、いまは国内外問わずいろいろなアニメーションを紹介しています。 藤津亮太(以下、藤津

                  2019年はアニメーションにとってどんな年だったか?  | 土居伸彰
                • 「日本は子供向けアニメが少ない」問題の真実…なぜ往年より減ったのか(飯田 一史) @gendai_biz

                  片渕須直監督のインタビュー(「朝日新聞GLOBE」3月5日掲載「日本アニメは世界の潮流から外れている 片渕須直監督が本気で心配する、その将来」)で「日本では子ども向けアニメが減っている」と改めて指摘され、話題となった。 実際に、玩具連動型のキッズアニメは少なからず制作されているが、そうではない新規タイトルの数はきわめて限られている。その理由は少子化だと単純に考えられがちだが、もう少し事情は込み入っている。 TVアニメ『けものフレンズ』『ケムリクサ』などを制作するアニメ制作会社8million代表取締役で、アニメビジネスの実務書『アニメプロデューサーになろう! アニメ製作(ビジネス)のしくみ』(星海社新書)の著者である福原慶匡氏のコメントを交えながらこの問題に迫ってみたい。 なぜ「児童書」は売れても「アニメ」は増えない? 少子化にくわえ、娯楽も多様化しているいま、子ども向けエンタメは厳しい―

                    「日本は子供向けアニメが少ない」問題の真実…なぜ往年より減ったのか(飯田 一史) @gendai_biz
                  • 『いだてん』がドラマ史に残る画期的な作品となった理由 “オリンピック”で重なった昔と今

                    NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』が、12月15日、いよいよ最終回を迎えようとしている。それにしてもこのドラマは、本当に驚きの連続だった。個人的には、その内容はもちろん、それがオンエアされるタイミングともども、「ドラマの概念を超えた」と言ってもいいぐらい衝撃的な作品だった。 そもそも、本作の制作が発表された当初、誰がこのようなドラマになると想像しただろうか。かつて、NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』で一大センセーションを巻き起こしたとはいえ、大河ドラマは初執筆となる脚本家・宮藤官九郎が、“オリンピック”を題材に描き出すオリジナル作品という触れ込みだった本作。その物語は、大きく二部に分かれており、第一部は、まだ「スポーツ」の言葉もない時代、1912年に日本人としてオリンピックに初参加した金栗四三という人物が、そして第二部は、1964年の東京オリンピックの開催に向け

                      『いだてん』がドラマ史に残る画期的な作品となった理由 “オリンピック”で重なった昔と今
                    • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第41回 「Gのレコンギスタ」極限状況における人のふるまい

                      富野由悠季原作・脚本・総監督による劇場版「Gのレコンギスタ」(「Gレコ」と略)が完結した。2016年に放送されたテレビアニメ全26話を全5部作としてまとめ直したもので、「IV 激闘に叫ぶ愛」「V 死線を越えて」とクライマックスの最終2部は一挙公開である。 テレビ版ブルーレイソフト各巻の解説書に寄稿し、締めくくりの富野由悠季監督インタビューも担当したから一度終わっている気になって油断していた。ところが今回の連続公開で、「実は何にも分かっていなかった」と気づかされてしまった。題名の「レコンギスタ」の元になった「レコンキスタ」、つまり8世紀から800年にも及ぶイベリア半島再征服活動についても、調べてみたくなった。つまり「刺激を受けたら、自分で疑問を持ち、積極的に調べて考えてみることが肝要だ」と思わされたのである。これは富野監督が「子どもに向けた」と語った真意でもあろう。 もともとテレビ全話の脚本

                        【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第41回 「Gのレコンギスタ」極限状況における人のふるまい
                      • 『映像研には手を出すな!』と「プロセス」を描く映像文化

                        『映像研には手を出すな!』と「プロセス」を描く映像文化2020年1月より放送を開始した大童澄瞳のマンガを原作に、湯浅政明が監督したアニメ『映像研には手を出すな!』。アニメーションづくりにのめり込む3人の女子高生の姿を、高い作画技術と演出によって描いた本作。映画史・映像文化論の研究者・渡邉大輔が、他作品とともに本作を検証しながら、今日に隆盛する「プロセスを描く映像文化」について分析する。 文=渡邉大輔 『映像研には手を出すな!』ビジュアルイメージ (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会 21世紀アニメとしての『映像研には手を出すな!』 2020年1月からNHK総合で放送されているテレビアニメ『映像研には手を出すな!』が話題を呼んでいる。 本作は大童澄瞳が2016年から連載しているマンガ作品が原作で、近年、精力的に話題作を発表している湯浅政明が監督・シリーズ構成を務めている。物

                          『映像研には手を出すな!』と「プロセス」を描く映像文化
                        • 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』片渕須直監督が読者の疑問に次々回答!名作誕生の“秘密”が明らかに|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS

                          映画TOP 映画ニュース・読みもの この世界の(さらにいくつもの)片隅に 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』片渕須直監督が読者の疑問に次々回答!名作誕生の“秘密”が明らかに 2016年11月に公開されて以来、異例のロングラン上映を果たした『この世界の片隅に』に250カットを超える新エピソードを加えて新しい切り口で描き直した『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のBlu-ray&DVDが、本日ついに発売となった。片渕須直監督が徹底したこだわりをもって現実と地続きになっているような緻密な世界を作り上げ、国内外でいまなおファンを増やし続けている本作。 MOVIE WALKER PRESSでは、Twitterにてユーザーから質問を募り、片渕監督ご本人に答えてもらう“AMA”(=Ask Me Anythingの略。ネットスラング風に言うと「片渕須直だけど、なにか質問ある?」といった意味)を実

                            『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』片渕須直監督が読者の疑問に次々回答!名作誕生の“秘密”が明らかに|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
                          • 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のん 単独インタビュー|シネマトゥデイ

                            今、心の扉は開けっ放し 取材・文:坂田正樹 写真:高野広美 2016年、こうの史代の原作をアニメ化し大ヒットした『この世界の片隅に』が、250カットを超える新規カットを追加し、新作として公開される。主人公・すずの声を担当するのはもちろん女優で“創作あーちすと”ののん。広島県・呉の北條家に嫁いだすずが、夫の周作(細谷佳正)、遊郭で働くリン(岩井七世)らと触れ合いながら、心の奥底に潜むさまざまな思いを紡いでいく。再びすずの声を担ったのんが、さらに深みを増した本作への思いと共に、3年間の心の成長と変化について振り返った。(※一部ネタバレを含みます) ADVERTISEMENT 片渕監督との信頼関係がもたらす安心感Q:3年ぶりとなる本作の製作が決定したときの心境を教えてください。 3年前、前作が完成したときに、片渕(須直)監督が「少し付け足したい部分があるんだ」とおっしゃっていて、絵コンテもすでに

                              『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のん 単独インタビュー|シネマトゥデイ
                            • はてブで話題の記事&ブックマークのまとめ(2020/03) - ゆとりずむ

                              こんにちは、らくからちゃです。 コロナ禍で訳のわからない世の中になっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。わたしは、すっかり悠々自適の自粛貴族ライフが染み付いてしまいました。緊急事態宣言明けに出社できるかな。 ブログを書く時間はたっぷりあるのですが、どうも筆が進まず放置してしまっています。ただこのシリーズは、楽しみにしてくださっている方もいるようですので、リハビリも兼ねて書いてみたいと思います。 www.yutorism.jp 2020年3月度の注目記事ランキング ブックマークコメントへのスター数による2020年月度のランキングは下記の通りとなりました。 なお B:ブックマーク数 ※:コメント付ブックマーク数 ★:コメントへのスター数(同一ユーザーでの連続スターは1件でカウント) となります。 いっくぞー( ・`д・´) 順 カ B ※ ★ 記事 1 世 742 332 6879 最近

                                はてブで話題の記事&ブックマークのまとめ(2020/03) - ゆとりずむ
                              • 荘子itが執筆 『スパイの妻』の「軽さ」が持つ倫理的な意味とは | CINRA

                                濱口竜介・野原位・黒沢清が脚本、黒沢清が監督した『スパイの妻』。『第77回ヴェネツィア国際映画祭』で「銀獅子賞」(監督賞)を受賞した本作を、ラップグループDos Monosのトラックメイカー / ラッパーの荘子itが論じる。気鋭のラッパーは、本作をどう見たのか。また、本テキストを受けて行なった、彼のインタビューも掲載する。 現代を生きる私たちの自画像として描かれた「妻」 「夫」が「亡命だ」と囁くとき、それが、例えば現代日本を舞台にしたラブロマンスで発せられる「駆け落ち」という言葉とは比べようもなく甘美な響きであるかのように、窓からの照明とレンズフレアが、「妻」のクロースアップを包み込み、映画のような夢見心地にさせ、これに素直にうっとりしていいのかと、「居心地の悪さ」を感じさせる『スパイの妻』の舞台設定は、1940年、太平洋戦争前夜の神戸である。 最初の企画段階では、神戸をテーマにした映画と

                                  荘子itが執筆 『スパイの妻』の「軽さ」が持つ倫理的な意味とは | CINRA
                                • テレビ界追放状態だった「のん」 「じぇじぇじぇ」と完全復活へ - 毎日新聞

                                  新作の舞台あいさつに立つ片渕須直監督(右端)とのんさん(右から4人目)ら声の出演者=東京都新宿区で2019年12月21日、牧野宏美撮影 所属事務所からの独立騒動で事実上、テレビの地上波から追放状態に陥っていた女優のん(26)。ここにきて〝完全復活〟の兆しがみえてきた。 のんといえば、旧芸名の「能年玲奈」として出演したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年度上半期放送)で大ブレーク。ところが、2年後に所属していた大手プロとの〝奴隷契約〟が発端で、独立騒動が勃発した。16年7月、事務所との契約が終了するのを機に、曲折を経て芸名を「のん」に改めた。 大ヒットしたアニメ映画「この世界の片隅に」(16年11月公開)で主人公の声を演じ好評を博したものの、今に至るまで地上波のドラマに出演することはない。民放局のドラマ関係者が明かす。 「大手プロの威光を恐れたか、テレビ局ではほとんど彼女を起用しな

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                                  • 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』 世界が共感した前作から3年、魂の「新作」:朝日新聞GLOBE+

                                    「まずは前作の『この世界の片隅に』という映画がある。今回の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』という映画は、また新しい映画だというつもりでつくりました」 11月4日、第32回東京国際映画祭であった特別先行上映試写会。会場となった映画館「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」の520を超える座席が埋め尽くされた「スクリーン7」で舞台あいさつに立った片渕須直監督(59)は、今回の作品が、前作の単なる長尺版ではない「新作」であることを強調した。 11月4日、東京国際映画祭で先行上映された片渕須直監督の新作『この世界の さらにいくつもの 片隅に』のポスター 「前作で描かれた色んなシーン、色んな表情、色んなセリフは、今回たくさんの新しい場面を加えたことで、本当はこんなことを心に抱いていたのかもしれない、あんなことを思いながらしゃべっていたのかもしれないと思い描けるようになっているのではないかなと思う。(

                                      『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』 世界が共感した前作から3年、魂の「新作」:朝日新聞GLOBE+
                                    • 『日本アニメは世界の潮流から外れている 片渕須直監督が本気で心配する、その将来:朝日新聞GLOBE+』へのコメント

                                      ブックマークしました ここにツイート内容が記載されます https://b.hatena.ne.jp/URLはspanで囲んでください Twitterで共有

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                                      • ​NHK『この世界の片隅に』特集、監督が無断使用を訴え「愕然」 映画を“よく理解していない”ため出演拒否 | リアルライブ

                                        ​NHK『この世界の片隅に』特集、監督が無断使用を訴え「愕然」 映画を“よく理解していない”ため出演拒否 芸能ニュース 2022年03月17日 12時00分 ツイート 15日にNHK・BSプレミアムで放送されたドキュメンタリー番組『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』を巡り、アニメ映画『この世界の片隅に』の片渕須直監督が自身の映像を無断使用されたと訴えている。 15日放送の『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』は「『この世界の片隅に』~戦後世代が描く“戦争”~」と題し、原作者のこうの史代氏らが出演。また、片渕監督が広島県呉市で作品のモデルとなった場所を取材するシーンも映されていた。 ​>>地上波9年ぶり登場の元NHKアナに「なんでテレビ出られるの」「先に謝る場所がある」セレブ生活公開も批判集まる<<​​​ しかし17日、片渕監督はツイッターを更新し、「先日放送されたNHKの番組は見ていませ

                                          ​NHK『この世界の片隅に』特集、監督が無断使用を訴え「愕然」 映画を“よく理解していない”ため出演拒否 | リアルライブ
                                        • 「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」“2016年版”とのテーマの違いは? 片渕須直監督が明かす【インタビュー】 | アニメ!アニメ!

                                          片渕須直監督、こうの史代原作の映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に(以下2019年版)』が12月20日より公開される。 2016年に公開された『この世界の片隅に』(以下2016年版)は、口コミで評判を広げ、大ヒットを記録。封切りから途切れることなく上映が続き、3年もの驚異的なロングランを記録した。 今回公開される「2019年版」は、「2016年版」に250カット以上もの追加シーンを加えたものとなる。 ただシーンを増やしただけではない、別のテーマを持った独自の映画として生まれ変わっており、すずさんの人生をより深く掘り下げた作品となっている。 公開直前の多忙な最中、片渕須直監督に本作について話を聞いた。 片渕須直監督 ※本文中にて、追加シーンの内容ついて触れております。なお、本インタビューの実施にあたり、筆者と編集部が鑑賞したものは約2時間40分の[特別先行版](東京国際映画祭で披露され

                                            「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」“2016年版”とのテーマの違いは? 片渕須直監督が明かす【インタビュー】 | アニメ!アニメ!
                                          • 佐藤順一の昔から今まで(8)横にならない大学生時代と『魔女の宅急便』 | WEBアニメスタイル

                                            小黒 「佐藤順一の昔から今まで」2度目の取材です。よろしくお願いします。 佐藤 よろしくお願いします。 小黒 少し話を戻します。東映動画は東映株式会社と深い関係があり、 そのために体育会系的なところがあったのではないかと思うんですが、そこの空気には馴染めたんですか。 佐藤 確かに最初は慣れなかったですね。体育会系というよりも、映画屋なんですね。入ってからそれが分かるまで、そんなに時間は掛からなかった。当時は「演出は丁稚奉公から始めるのである」「背中を見て学べ」みたいなことが普通にあった世界だったね。上下関係も含めて、上司で面倒くさい人もいたから、「それは僕の仕事じゃないと思います」とか言って反抗したりしましたけど。 小黒 佐藤さんが入る前に新人を採用しない時期があったので、演出家の先輩はベテランばかりだったわけですよね。 佐藤 そうですね。久々に若手が入ってきたみたいな状況でしたね。 小黒

                                              佐藤順一の昔から今まで(8)横にならない大学生時代と『魔女の宅急便』 | WEBアニメスタイル
                                            • 2023年公開予定 長編アニメーション映画一覧 宮崎駿新作からマリオまで

                                              2022年の邦画アニメの映画興行収入が過去最高を記録するなかで、長編アニメへの注目が高まっている。22年には『ONE PIECE FILM RED』、『すずめの戸締まり』、『THE FIRST SLAM DUNK』といったヒット作があったが、23年にはどんなヒットアニメが生まれるのだろうか。 そんな未来を占う助けとして、1月4日現在で判明している2023年に日本公開される長編アニメーションのリストを作成してみた。近年の映画とイベントの定義の揺らぎもあり、リストには劇場公開作品だけでなくODS興行と呼ばれる劇場上映のうち初めて披露される新作、さらに劇場上映はなくともNetflix、Amazon プライムビデオ、ディズニープラスなどのプラットフォームで配信される国内長編アニメも加えている。 これらを合計すると2023年にリリースが予定される邦画アニメはすでに50本近くにも及ぶ。また20本以上あ

                                              • 映画監督・片渕須直と女優・のんが語る『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』で伝えたいこと

                                                映画監督・片渕須直と女優・のんが語る『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』で伝えたいこと2019年12月20日より公開される、片渕須直監督によるアニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。前作『この世界の片隅に』に250カット以上の新規シーンを加え、主人公・すずのみならず戦時中の広島で生きる「さらにいくつもの」人々の心の動きを描き出した新作だ。引き続き主人公・すずを演じた女優・のんと片渕監督に、新作に対する思いやアニメを演じることについて話を聞いた。 聞き手・構成=藤津亮太(アニメ評論家) 撮影=井上佐由紀 左から、のん、片渕須直 ──『この世界の片隅に』の公開から3年が経ち、いよいよ『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開になります。『(さらにいくつもの)』は約30分ほどの新たなシーンが加わっているそうですが、のんさんの3年ぶりのアフレコはどうでしたか? 片渕 3

                                                  映画監督・片渕須直と女優・のんが語る『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』で伝えたいこと
                                                • 忘却の時代に生まれた明暗。『スター・ウォーズ』と『この世界の片隅に』 | CINRA

                                                  「スター・ウォーズはファンが忖度しながら観るもの」42年にわたる神話はついに終焉を迎えた 昨年末、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開され、42年にわたる「スター・ウォーズ」の神話が終わった。賛否両論あるとはいえ、最終決戦へと至る後半の盛り上がりや、ルークの故郷である惑星タトゥイーンで終わるラストは、1977年からの最初の三部作や1999年の新三部作からSWを追ってきたファンの感情を揺さぶるものだ。結局のところ「名もなきただの人」ではなかったレイだが、最後まで味方にも敵にも過度にのめり込むことなく美しく孤立する在りようも気高かった。自分はおおむね満足している。 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』特別映像 もっとも、ラストのカイロ・レン=ベン・ソロとレイの唐突なキスシーンは蛇足に感じたし、続三部作のベストキャラクターだったカイロ・レンには、その後の贖罪の旅を描く物

                                                    忘却の時代に生まれた明暗。『スター・ウォーズ』と『この世界の片隅に』 | CINRA
                                                  • 「アートからエンタメまで全部取り込むのが新潟です」- 新潟国際アニメーション映画祭プログラムディレクター・数土直志インタビュー - fullfrontal.moe

                                                    第2新潟国際アニメーション映画祭は、出会いと再会に溢れた。その中には数土直志さんだ。ビジネスサイトの「アニメーションビジネス」の創設者とライターとして、数土さんは日本のアニメジャーナリズムのキーパーソンである。昨年から、数土義さんは潟国際アニメーション映画祭のプログラムディレクターを努めている。それは、映画祭の方向性や上映されるざまざまの作品を決める役割だ。 数土さんの話を伺ったときは、アニメ業界のこれからとグローバル化を触れて、そして新潟映画祭がこうした発展の中でどのような位置にあるのかについて話し合いました。 聞き手: ワツキ・マテオ 協力: イリエス•ラマーニ•マルティネス(Animeland) 日本語編集: アントワーヌ・ジョバール、ワツキ・マテオ このインタビューは、全文を無料でご覧いただけます。 なお、このような記事を今後も出版できるように、ご支援をお願い申し上げます。 「グロ

                                                      「アートからエンタメまで全部取り込むのが新潟です」- 新潟国際アニメーション映画祭プログラムディレクター・数土直志インタビュー - fullfrontal.moe
                                                    • 「この世界の片隅に」NHK特番が放送決定! 片渕須直監督、八乙女光、伊野尾慧ら出演 | アニメ!アニメ!

                                                        「この世界の片隅に」NHK特番が放送決定! 片渕須直監督、八乙女光、伊野尾慧ら出演 | アニメ!アニメ!
                                                      • 映画「つるばみ色のなぎ子たち」公式サイト

                                                        千年前の記憶に思いを馳せ、片渕須直監督最新作「つるばみ色のなぎ子たち」

                                                          映画「つるばみ色のなぎ子たち」公式サイト
                                                        • STUDIO4℃ 田中栄子(代表取締役社長 / プロデューサー) | アニメスタジオクロニクル No.9

                                                          アニメ制作会社の社長やスタッフに、自社の歴史やこれまで手がけてきた作品について語ってもらう連載「アニメスタジオクロニクル」。多くの制作会社がひしめく現在のアニメ業界で、各社がどんな意図のもとで誕生し、いかにして独自性を磨いてきたのか。会社を代表する人物に、自身の経験とともに社の歴史を振り返ってもらうことで、各社の個性や強み、特色などに迫る。第9回に登場してもらったのは、STUDIO4℃の田中栄子氏。本連載では初登場となる女性の代表取締役社長だ。「自分たちが好きな作品を作ってきた」と語る田中氏に、独自のスタンスでアニメ制作を続けてきたSTUDIO4℃の歴史や、最新作「火の鳥」への思いを語ってもらった。 取材・文 / はるのおと 撮影 / 武田真和 STUDIO4℃はクリエイターありきの会社独立したアニメ製作スタジオでは珍しい、女性のトップである田中栄子氏。彼女がアニメ業界で働き始めた1980

                                                            STUDIO4℃ 田中栄子(代表取締役社長 / プロデューサー) | アニメスタジオクロニクル No.9
                                                          • 世界で急成長の日本アニメ、海外勢が猛追 輝き続けるカギは? 片渕監督の眼:朝日新聞GLOBE+

                                                            シンガポールのアニメ祭で設置された人気アニメ『鬼滅の刃』の巨大パネル。日本では一大ブームとなっているが、シンガポールでも大人気だった 【前の記事】なぜ日本アニメは世界で愛される ディスニーとは対極の「ガラパゴスの力」 ■台湾で敬われる京アニの理念 昨年7月18日午前、京都アニメーション(=京アニ、京都府)のスタジオが放火され、36人が死亡するという悲しい事件が起きた。多くの寄付や追悼コメントが世界中から寄せられる中、目立っていたのは、蔡英文総統まで2度もツイートをした台湾のファンだった。 「台湾ではコアのアニメファンのみならず、一般的なファンの間でも京アニは別格、特別な存在です」 そう話すのは、台湾最大のアニメ同人イベントを運営する「開拓動漫祭ファンシーフロンティア(FF)」(台北市)執行委員長の蘇微希(50)。その理由は極めて意外だった。 「日本のアニメ制作現場は厳しい環境にあるが、京ア

                                                              世界で急成長の日本アニメ、海外勢が猛追 輝き続けるカギは? 片渕監督の眼:朝日新聞GLOBE+
                                                            • 後世に残る名曲『悲しくてやりきれない』誕生秘話~作詞者と原爆の深い関わり

                                                              ニッポン放送「八木亜希子LOVE&MELODY」(毎週土曜日8時30分~10時50分)の番組スタッフが取材した「聴いて思わずグッとくるGOODな話」を毎週お届けしている【東京新聞プレゼンツ10時のグッとストーリー】 きのう・8月6日は広島、あさって・9日は長崎に原子爆弾が投下された日です。戦中・戦後の広島を舞台に、様々な困難に直面しながらも前向きに生きる女性・すずの暮らしぶりを描き、大きな反響を呼んだアニメ映画『この世界の片隅に』。その主題歌が、コトリンゴが歌う『悲しくてやりきれない』でした。オリジナルは、1968年、ザ・フォーク・クルセダーズが歌った曲ですが、実はこの歌を作詞した人物は、原爆と深い関わりがあったのです……。 『この世界の片隅に』の主題歌『悲しくてやりきれない』。音楽担当のコトリンゴさんがアルバムでカバーしたヴァージョンに、片渕須直(かたぶち・すなお)監督が感銘を受け、採用

                                                                後世に残る名曲『悲しくてやりきれない』誕生秘話~作詞者と原爆の深い関わり
                                                              • 広島原爆投下から75年。AIでカラー化された赤いキノコ雲の写真に胸が締め付けられる

                                                                「広島原爆の日」の8月6日、東大大学院の渡邉英徳教授が投稿。『この世界の片隅に』の片渕須直監督の指摘を参考にしたそうです。

                                                                  広島原爆投下から75年。AIでカラー化された赤いキノコ雲の写真に胸が締め付けられる
                                                                • 『哀しみのベラドンナ』失われた美術原画復元計画(第1章)|竹熊健太郎

                                                                  ↑日本公開版予告編 ●虫プロの「白鳥の歌」・伝説の長篇アニメーション『哀しみのベラドンナ』とは ※文中での敬称は略させていただきました。 白鳥は己が生命のまさに燃え尽きんとするとき、生涯にもっとも美しい声で鳴くと言われる。これを「白鳥の歌」という。 1973年に公開された長篇アニメーション『哀しみのベラドンナ』は、直後に製作会社の株式会社虫プロダクション(以下虫プロ)が倒産したことで「虫プロを倒産に追いやった作品」と言われることがあるが、これは正確ではない。会社の経営不振は製作前から始まっていたのであり、むしろ最後の力を振り絞って完成させた虫プロの「白鳥の歌」というべき作品だろう。 1961年に手塚治虫が創始した虫プロは、日本でいち早くテレビアニメーション製作を開始し、『鉄腕アトム』(63~66)『ジャングル大帝』(65~66)『リボンの騎士』(67~68)など、手塚漫画の人気作を原作に次

                                                                    『哀しみのベラドンナ』失われた美術原画復元計画(第1章)|竹熊健太郎
                                                                  • 発言する芸能人・小泉今日子が掲げる「自由と独立の旗」 | FRIDAYデジタル

                                                                    小泉今日子。のん主演の音楽劇『私の恋人』鑑賞後、下北沢の街に繰り出し、庶民的な中華料理店で、のんや「あまちゃん」ファミリーと合流した(2019年8月) 撮影:高塚一郎 4月22日 長期政権の腐敗に怒りのツイートをした小泉 それはまるでダムが決壊する光景のように見えた。2020年5月9日の土曜から10日の日曜にかけて、国会で審議されている「検察定年制度改正法案」に対する抗議のハッシュタグは数百万を越えてTwitterを駆け巡った。それは保守革新を問わず、過去に回ったどんな政治的ハッシュタグの勢いも遥かに上回る数だった。 法案制度そのものを見れば、それは検察官の定年制度を延長するにあたり、延長の判断を内閣がすることによって検察への影響力が増すことを危惧する議論だ。だがそのハッシュタグには、その前に文書を経ることなく行われた検事長の定年延長への口頭決済、さらに新型感染症への対応への不満や、スキャ

                                                                      発言する芸能人・小泉今日子が掲げる「自由と独立の旗」 | FRIDAYデジタル
                                                                    • 「映画『この世界の片隅に』さらにいくつものサウンドトラック」特集コトリンゴ×のん×片渕須直インタビュー|新規シーンと新曲で描き出す、さらにいくつもの魅力 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

                                                                      ナタリー 音楽 特集・インタビュー 「映画『この世界の片隅に』さらにいくつものサウンドトラック」特集|コトリンゴ、のん、片渕須直インタビュー コトリンゴ「映画『この世界の片隅に』さらにいくつものサウンドトラック」 PR 2019年12月18日 コトリンゴが音楽を担当した大ヒット映画「この世界の片隅に」に約30分の新たなシーンを加えた新作映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が12月20日に公開される。本作の公開にあたり、コトリンゴは4曲を新たに書き下ろし、エンディングテーマ「たんぽぽ」の新バージョンを制作した。映画公開に先駆けて、12月18日にサウンドトラック「映画『この世界の片隅に』さらにいくつものサウンドトラック」がリリースされる。 これを記念して音楽ナタリーではコトリンゴ、主人公のすずを演じたのん、監督の片渕須直にインタビューを実施。すずが嫁ぎ先の呉の遊郭で出会う同世代の女性・

                                                                        「映画『この世界の片隅に』さらにいくつものサウンドトラック」特集コトリンゴ×のん×片渕須直インタビュー|新規シーンと新曲で描き出す、さらにいくつもの魅力 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
                                                                      • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第22回 時間と空間がつくる“映画的世界”

                                                                        片渕須直監督の映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が、いよいよ12月20日から公開される。今回、劇場用パンフレットや関連書籍類には、何も関与していない(主に氷川のスケジュールに起因する)。なのでこの場では形式張らず、前作に関して企画書からイベント、ビデオパッケージ用オーディオコメンタリーに参加してきた立場も交えつつ、思いつくまま感慨を記しておきたい。 この映画は、こうの史代の原作漫画をアニメーション映画化した「この世界の片隅に」(2016年11月12日公開)の上映時間2時間10分に対し、2時間50分(予想)となった「新しい映画」である。現時点では試写会やイベント用の先行公開バージョン(2時間40分)しか完成していない。試写の前説では「公開時には3シークエンス7分とクラウドファンディング参加者一覧3分を追加」と言われていて、公開が楽しみである。 3時間近くは生理現象が気になる尺なのだ

                                                                          【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第22回 時間と空間がつくる“映画的世界”
                                                                        • 藤津亮太が語る、2010年代のアニメ評論「回答を作品の中に探していく」

                                                                          「アニメを言葉でつかまえる」。 アニメ評論家の藤津亮太氏はそんな課題に挑み続けている。2010年代のその実践をまとめた『ぼくらがアニメを見る理由ーー2010年代アニメ時評』が8月24日に刊行されて以来、好評だ。発売2週間で重版が決定、今年の話題作『天気の子』や『プロメア』『海獣の子供』などもさっそく収録されており、『魔法少女まどか☆マギカ』などの2010年代初期の話題作から、海外アニメーションについてまで網羅的に語り尽くしている。国際的にも注目される日本のアニメだが、アニメを主戦場にした評論家は実写映画に比べて圧倒的に少ない。長年一貫した姿勢でアニメを批評し続けてきた氏の言葉の集積は、現代の日本アニメを理解する上でのヒントに満ちている。 そんな藤津氏に改めてアニメを評論することの難しさや楽しさ、自身の評論のスタイルについて話を聞いた。(杉本穂高) アニメが心を震わせる秘密を書くのが仕事 ―

                                                                            藤津亮太が語る、2010年代のアニメ評論「回答を作品の中に探していく」
                                                                          • 天皇ご一家が映画鑑賞 「この世界の片隅に」新作:時事ドットコム

                                                                            天皇ご一家が映画鑑賞 「この世界の片隅に」新作 2019年12月18日19時34分 アニメ映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のチャリティー試写会に出席された天皇、皇后両陛下と長女愛子さま。左端は片渕須直監督、右端はのんさん=18日午後、東京都港区(代表撮影) 天皇、皇后両陛下と長女愛子さま(18)は18日夜、東京都港区のニッショーホールを訪れ、アニメ映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のチャリティー試写会に出席された。 〔写真特集〕天皇陛下~私的な行事~ 2016年公開の前作「この世界の片隅に」に新エピソードを加えた168分の長尺作品。太平洋戦争末期の1944年に広島県呉市に嫁いだ主人公「すず」が、ままならない生活の中で居場所を見つけていくストーリーで、前作は国内外で70以上の映画賞を受賞した。 ご一家は片渕須直監督や主演ののんさんと並んで客席に座り、当時の人々の暮らしを

                                                                              天皇ご一家が映画鑑賞 「この世界の片隅に」新作:時事ドットコム
                                                                            • なぜキキは飛べなくなったのか『魔女の宅急便』の「疎外感」という恐怖 | 文春オンライン

                                                                              企画スタートの時点では宮崎監督はプロデュースにまわり、監督は若手の演出家に託すという予定だった。 企画の初期に声がかかったのは当時、東映動画(東映アニメーション)に所属していた佐藤順一。しかし、佐藤は諸事情で企画が具体的に動き出す前に離れることになる。当時は、主人公のキキが下宿するパン屋・グーチョキパン店のおかみさん、おソノさんの出産をクライマックスにもってくるというふうに考えていたと、WEBアニメスタイルのインタビュー「佐藤順一の昔から今まで」で答えている。 ©1989 角野栄子・Studio Ghibli・N その次に監督として白羽の矢が立ったのは片渕須直。片渕は学生時代に宮崎が監督した『名探偵ホームズ』の脚本を手掛け、そこからアニメ業界で本格的に仕事を始めるようになったという経歴の持ち主だ。 依頼を受けた片渕は、最終的にキキが街に受け入れられるようなエピソードがいると考え、難破した船

                                                                                なぜキキは飛べなくなったのか『魔女の宅急便』の「疎外感」という恐怖 | 文春オンライン
                                                                              • テアトル梅田 32年の歴史に幕 ファンが別れ惜しむ 大阪 北区 | NHK

                                                                                関西の映画文化をけん引し、多くの人に親しまれてきた大阪 北区のミニシアター「テアトル梅田」が30日、32年の歴史に幕を下ろしました。最後の日を迎え、映画館には、別れを惜しむ多くの映画ファンが集まりました。 「テアトル梅田」は1990年、大阪 北区の阪急梅田駅近くにオープンしたミニシアターで、32年間にわたって2000作品以上の映画を上映してきました。 これまで、関西の映画文化をけん引してきましたが、運営会社が業務を集約するなかで30日を最後に32年の歴史に幕を下ろしました。 最後の日を迎えた30日は開館当時から通っていたというファンなど多くの人たちが集まりました。 劇場の前のロビーにはこれまでに上映された作品のチラシが貼られ、ファンの人たちは懐かしいチラシの写真を撮って、最後の別れを惜しんでいました。 「テアトル梅田」では、話題作にこだわらず、アジアや中東の日本では珍しい作品や、新人監督が

                                                                                  テアトル梅田 32年の歴史に幕 ファンが別れ惜しむ 大阪 北区 | NHK
                                                                                • 片渕須直監督:次回作の紹介映像公開 「マイマイ新子と千年の魔法」の千年前の少女が歩むその後の道のり - MANTANWEB(まんたんウェブ)

                                                                                  片渕監督は「2017年に準備を始めてから5年、ようやくこれから本編の制作に取り掛かります。その前に、皆さんへのごあいさつの意味で紹介映像を作ってみました。『マイマイ新子と千年の魔法』に登場した千年前の少女が歩むその後の道のり。この映像はその入り口です」とコメントを寄せている。 最新作は、浦谷千恵さんが監督補、安藤雅司さんが作画監督、水谷利春さんが美術監督を務め、片渕監督のアニメ制作会社・コントレールが制作する。映像は、コントレールの動画経験者の採用募集に合わせて公開された。

                                                                                    片渕須直監督:次回作の紹介映像公開 「マイマイ新子と千年の魔法」の千年前の少女が歩むその後の道のり - MANTANWEB(まんたんウェブ)