禁断の書 手を出してはダメだとわかっているのに、ついつい手を出してしまう禁断の書がある。 人生で与えられた時間は有限で、Kindle Unlimitedに与えられた猶予も三ヶ月間だ。 優先順位をしっかりと見極め、時間という資源を有効に配分しないと、やりたいことも出来ずにアッという間に今際の際を迎えてしまうのだ。 私が禁断の書として慎重に吟味し手にするものといえば・・・・・。 ズバリ、中山七里先生の著書なのである。 ご存じの方も多いので細かいプロフィールは割愛するが、中山七里先生は第8回「このミステリーがすごい大賞」(このネーミングもすごいけど)で「さよならドビュッシー」で大賞を受賞。 そこから数々の名作を生み出し、映像化された作品もこれまた多い。 何が禁断の書たる所以なのかといえば、先生は異常ともいえる多作作家なのである。 月刊誌連載も数多く持っており、エッセイの中でも、月に600枚以上の