震災の影響で、大手企業が新卒採用の選考開始時期を、例年の4月から2~3か月遅らせると発表している。懸念されるのは、梅雨から初夏の蒸し暑さ。節電のため社屋内のエアコン設定温度は上がっており、就活生にはまたひとつ「障壁」ができそうだ。 そんな中、ソニーは6月から実施する新卒選考に当たり、「リクルートスーツやネクタイ着用でなくてもよい」と軽装での来社を呼びかけているという。 「服装は選考に関係ない」と担当者は言うが 他の企業でも、軽装で臨んだ方が「世の中の空気が読める人材」「横並びせず自分で判断できる人材」などと好評価を得られる可能性もある。一方で、ネット上には、 「待て、あわてるな。これは人事の罠だ」 「真に受けてホントに軽装で行ったら落とされるだろ」 といった疑心暗鬼の声もあがる。暑くてもリクルートスーツを着てくる「根性のある奴」が評価されるのが現実、というわけだ。 「ジャケットとスラックス