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磯野真穂の検索結果1 - 40 件 / 62件

  • 独身のまま40代を迎えた私が、結婚について思うこと(文・小林エリコ) - りっすん by イーアイデム

    文 小林エリコ 自分に子供が生まれたら愛せるだろうか。結婚する必要ってあるんだろうかーー。そんなことをふと考えた経験はないでしょうか。 複雑な家庭環境で育ち、10代の頃には「結婚しない」と決めた小林エリコさん。40代になった今、恋人との同居を考えています。ここへ至るまで、周囲の言葉や自分の中の孤独と向き合いながら、結婚や出産の意味を模索してきました。 「家族から解放されたい」と願う小林さんがたどり着いた思いとは。結婚や出産に対する認識が変わっていく、その過程をつづっていただきました。 独身、子なし、40代 私は10代の頃、結婚に対して少しも憧れなかった。父は酒を飲み暴力を振るい、経済力のない母はそれに耐えるだけ。そんな様子を見て、「絶対に結婚するものか」と決意していた。そして、自分でバリバリ働いてお金を稼ぐことを夢に見ていた。 しかし、その目標はあっという間に崩れ落ちた。親に希望の進路を反

      独身のまま40代を迎えた私が、結婚について思うこと(文・小林エリコ) - りっすん by イーアイデム
    • 在野研究者として生きるということーお金についての真面目な話 | 磯野真穂ブログ

      本日のポストでは、あからさまには聞いてこないが、皆随分関心があるんだろうな、と感じるお金のことについて書いてみたい。 わかりやすくいうと、私がこの4年間、どのようにお金をやりくりしたのか、ということ。依頼された仕事の報酬について、どんなことを考えてきたかということ。 在野研究者を決意したときに立てた目標 前任校の契約が切れ、在野でやっていこうと考えたとき、私は次のような目標を立てた。 「研究者以外の仕事をせず、これまでと同じだけ稼ぐ」 (とはいえ、前任校で得ていた年収は、話すとびっくりされるほど低かったことは添えておきたい。) 別の仕事を持ちながら、在野の研究者として活動する人は何人もいる。家庭の状況などで、稼ぐことをそんなに考えなくていい人もいる。まず言っておきたいのは、私の目標は、そういう人たちのやり方の否定の上には立っていないということだ。ここは強調しておきたい。 その上で、であるが

        在野研究者として生きるということーお金についての真面目な話 | 磯野真穂ブログ
      • 「鼻出しマスク」で反則負け 日浦八段、将棋名人戦・C級1組順位戦:朝日新聞デジタル

        第81期将棋名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社・毎日新聞社主催)で10日に行われた9回戦で、日浦市郎八段(56)がマスクの着用の仕方をめぐって反則負けとなった。 大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時に始まった平藤(ひらふじ)眞吾七段(59)との一局。日本将棋連盟関西本部によると、新型コロナウイルスの流行を受けて設けられた臨時対局規定に基づき、立会人の小林裕士(ひろし)七段(46)が同日午前10時48分、反則負けを告げた。 小林立会人によると、問題になったのは日浦八段がマスクで口は覆っているものの鼻が出ている状態だったこと。対局開始直後に平藤七段から相談があり、小林立会人は、鼻もマスクで覆うよう、何度か促したという。連盟役員とも協議し、「応じなければ反則負けになる可能性もある」と伝えたが断られ、最終的に反則負けと伝えたという。この結果、今期順位戦の成績は平藤七段が3勝5敗、日浦八段は1勝7

          「鼻出しマスク」で反則負け 日浦八段、将棋名人戦・C級1組順位戦:朝日新聞デジタル
        • なぜ、「痩せなきゃ」に縛られてしまうのか|人類学者・磯野真穂

          時に私たちを縛ってしまう“しなきゃ”という気持ち。その背景について考えるインタビュー企画「“しなきゃ”はこうして生まれる」、今回は「痩せなきゃ」と考えてしまう心理の裏側を、人類学者の磯野真穂さんに教えてもらいました。 美容や健康のためにダイエットをすることは、否定されることではありません。しかし「痩せなきゃ」という気持ちが加速すると、過度なプレッシャーから心身のバランスを崩してしまうケースもあります。 拒食や過食に悩む人たちへの取材や「痩せ願望」にまつわる研究を通じ、人々の「痩せなきゃ」という願望に向き合っている磯野さん。今回は現代社会にまん延する「痩せ願望」についてお話を伺いました。 「自己管理」と「自分らしさ」の先に生まれた「痩せ願望」 ──磯野さんはこれまで「痩せなきゃ」という思いにとらわれてしまう多くの人たちに、研究を通じて向き合われてきたと思います。現代社会がこれほど「痩せている

            なぜ、「痩せなきゃ」に縛られてしまうのか|人類学者・磯野真穂
          • 新型コロナで変わる同僚や家族との距離 人類学者・磯野真穂さんと「他者との向き合い方」を考える - りっすん by イーアイデム

            新型コロナウイルス感染症の流行による働き方の変化や外出自粛の動きを受けて、社会全体で“他者との付き合い方”が変わってきています。職場の人や友人たちとの距離は以前より遠く、反対に、同居する家族との距離は近くなったことで、私たちが人間関係で悩むポイントもこれまでとは違ったものになってきました。 ビデオ会議やチャットツールなどを使ったオンラインでのコミュニケーションに慣れない。家族と顔を合わせることにストレスを感じるようになってきた――。そんな方もいるのではないでしょうか。 大きく変化した環境のなかで、同時に変化しつつある“他者との関わり方”にどう向き合っていけばよいか。「予測できない未来を人が他者とともにどう生きるか」を研究している文化人類学者の磯野真穂さんと一緒に考えてみました。 ※取材はリモートで10月下旬に実施しました 画面上で切り取られる部分が“身体”になる 新型コロナの影響で勤務形態

              新型コロナで変わる同僚や家族との距離 人類学者・磯野真穂さんと「他者との向き合い方」を考える - りっすん by イーアイデム
            • 世界のワクチン接種運動を考え直すためにも重要な一冊──『ワクチンの噂――どう広まり、なぜいつまでも消えないのか』 - 基本読書

              ワクチンの噂――どう広まり、なぜいつまでも消えないのか 作者:ハイジ・J・ラーソンみすず書房Amazonこの『ワクチンの噂』は、ワクチンの信頼性をめぐる国際的な研究プロジェクトなどに関わってきた人類学者のハイジ・J・ラーソンが「ワクチンにまつわる嘘・デマの拡散」について書いた一冊である。ワクチンは、発熱などのリスクはあるものの、病気が発症するのを防いだり、症状を和らげたりしてくれる重要なものだ。 しかし、ワクチン接種にはそれが科学的に説明されている以上に危険なものだという噂や疑念がつきものであり、そういったことはエビデンスもないしありえない、と説明が何度なされても、それを信じる人達は納得しない。では、なぜそんなことが起こってしまうのか。どうやって噂は広まっていき、誰がそれを受け入れるのか。ワクチンに関して、状況を改善するためには何をすべきなのか──について書かれていく。 本書が前提としてい

                世界のワクチン接種運動を考え直すためにも重要な一冊──『ワクチンの噂――どう広まり、なぜいつまでも消えないのか』 - 基本読書
              • 2021年の個人ブログの「誰にも言えない話をネットに書く文化」の復活と、「有料化」の話 - いつか電池がきれるまで

                あけましておめでとうございます。 本年もよろしくおねがいいたします。 昨年、2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う「新しい生活様式」に戸惑う1年になりました。昨年末から年明け、新型コロナウイルスの感染者数は収束するどころか、さらに増えてきており、多くの人たちは「コロナ疲れ」というか、「コロナ慣れ」してしまっているかのようにも感じます。正直、ここまで増えてくると、感染経路を特定するのも困難だし、ワクチンが実用化されて普及するか(とはいえ、こんな短い期間で開発されたワクチンはちょっと怖いな、とも思うのですが)、ほとんどの人が既感染者になってしまうしかないのかな、とも考えてしまいます。ただ、あまりにも急速に感染拡大すると、医療機関で対応しきれなくなってしまうため、なんとか感染者数の爆発的な拡大を抑制したいところではありますが…… このブログでは、毎年、新年最初のエントリは、「現

                  2021年の個人ブログの「誰にも言えない話をネットに書く文化」の復活と、「有料化」の話 - いつか電池がきれるまで
                • 社会が求めるゼロリスクが招く医療崩壊と自己責任論 医療人類学者が読む窮屈な社会 | 毎日新聞

                  今月7日の緊急事態宣言発令以降、飲食店の営業自粛や在宅勤務の増加などで、社会の姿は一変した。世間を覆う「自粛」のムードに、生きづらさを感じる人も少なくない。ダイエットブームと、社会の関係に鋭く迫った「ダイエット幻想―やせること、愛されること」(筑摩書房)で話題を呼ぶなど注目の医療人類学者、磯野真穂さんに、今の社会はどう映っているのだろうか。【鈴木英生】 「『早く宣言を!』の声があふれた状況は新型コロナ自体よりも怖い」 --全国に緊急事態宣言が出ました。これまでの過程をどうご覧になってきましたか? 世論は、元々、緊急事態宣言に慎重だったかに見えましたが、いつの間にか、安倍晋三政権に批判的な人たちまでもが、まるで「早く宣言を出せ」となりましたよね。「自分たちの私権を制限しろ」と言わんばかりの勢いに感じました。政府に「こう補償するので、自粛してください」と言われて同意するのであれば、まだわかりま

                    社会が求めるゼロリスクが招く医療崩壊と自己責任論 医療人類学者が読む窮屈な社会 | 毎日新聞
                  • HPVワクチン、当初は慎重な書きぶりだったのになぜ? 一気に危険視する報道に流れていった新聞記事の分析

                    HPVワクチン、当初は慎重な書きぶりだったのになぜ? 一気に危険視する報道に流れていった新聞記事の分析HPVワクチンの積極的勧奨が差し控えられたきっかけの一つは、メディアのセンセーショナルな報道です。実は当初は慎重な書きぶりだったのに、どこからメディアは変わったのでしょうか? 医療人類学者が新聞報道を分析しました。 子宮頸がんなどを防ぐHPVワクチンは2013年4月から小学校6年生から高校1年生の女子を対象に公費で接種できる「定期接種」となった。 ところが、わずか2ヶ月後の6月には対象者にお知らせを送って接種を促す「積極的勧奨」が差し控えられた。70%あった接種率は1%未満まで落ち込んだ。2021年11月に厚生労働省が積極的勧奨を再開する通知を出すまで、この実質中止状態は放置された。 その状態が始まるきっかけとなったのが、新聞やテレビなどのセンセーショナルな「副反応報道」だ。訴えられている

                      HPVワクチン、当初は慎重な書きぶりだったのになぜ? 一気に危険視する報道に流れていった新聞記事の分析
                    • 和をもって極端と為す? 医療人類学者が指摘する日本の特殊なコロナ対策

                      和をもって極端と為す? 医療人類学者が指摘する日本の特殊なコロナ対策新型コロナの第8波はピークを打ち、政府は対策緩和を進めています。コロナ対策が生活の全てを制限することに警鐘を鳴らしてきた医療人類学者の磯野真穂さんは、対策と緩和のバランスについてどう考えるのでしょう? 新型コロナ第8波はピークを打ち、政府は対策緩和を急いでいる。 感染症法上の2類相当の位置付けから季節性インフルエンザと同じ5類への変更、公共の屋内の場でのマスク着用原則を廃止し、個人の判断に委ねるなどだ。 第8波の余波が続く中、逼迫している救急などの医療関係者は助かる命も助けられなくなり戦々恐々としてきたが、行動制限のない冬に一般の人はすっかり行動をコロナ前に戻したようにも見える。 もう感染対策は必要ないのだろうか? 重症化リスクの高い人に自衛を呼びかけるだけでいいのだろうか? コロナの流行初期から、感染対策が生活の全てを覆

                        和をもって極端と為す? 医療人類学者が指摘する日本の特殊なコロナ対策
                      • TVアニメ『モンスター娘のお医者さん』が描き出す信頼・希望・愛の妙味:代替医療や優生思想を乗り越えるためにいま考えるべきこと|髙橋優

                        TVアニメ『モンスター娘のお医者さん』が描き出す信頼・希望・愛の妙味:代替医療や優生思想を乗り越えるためにいま考えるべきこと はじめに神よ、信仰はわたしたちをあなたへと激励し、希望はわたしたちをあなたへと鼓舞し、愛はわたしたちをあなたへ結びつける。 ――アウグスティヌス『ソリロキア』、1.1.3 (清水正照訳『アウグスティヌス著作集 第一巻』第3版、教文館、1992年、333頁) モンスター娘というジャンルは若手/新人声優の花園(florilegium)である。先日最終回を迎えたTVアニメ『モンスター娘のお医者さん』も例に漏れず、異種族間の共存と連帯を描くことを通じて、信頼・希望・愛の美しい有り様を示した傑作声優アニメと言うことができる。本稿は『モンスター娘のお医者さん』を声優アニメとして論ずることによって、医者という職業のあるべき姿と「信頼」の重要性を提示するものである。 最初にお断りし

                          TVアニメ『モンスター娘のお医者さん』が描き出す信頼・希望・愛の妙味:代替医療や優生思想を乗り越えるためにいま考えるべきこと|髙橋優
                        • 人文知に新しい行き先を | 磯野真穂ブログ

                          7月終わりより、働く人のための人類学講座「他者と関わる」を5回連続(オンライン)で始めます。それにあたり、なぜ私がこのような講座を始めるに至ったのかをお話させてください。 ちょっと長いですが大学を出る経緯とも関わっているため、読んでいただければ光栄です。8分ほどで読み終わると思います。 働く現場を持つ人と人類学の相性のよさ 昨年度まで私は、国際医療福祉大学大学院で5年に渡り人類学を教えてきました。その中で一つ気づいたことがあります。 かなり荒っぽく説明するとー 知の行き先に、知を受け取りたい人がいない そう思わせた理由の1つ目は、実はとてもポジティブです。大学院で私が感動したのは、人類学に対する院生の学習意欲の高さと、院生の現場応用力の高さでした。教室で得たことを勝手に自分たちの働く現場に持っていて応用してくれるのです。 私の講義は選択科目でしたから、別に無理して取る必要はありません。にも

                            人文知に新しい行き先を | 磯野真穂ブログ
                          • 日本人女性のやせすぎは危険レベル…なぜ進んで健康を犠牲にするのか(磯野 真穂) @gendai_biz

                            長澤まさみさんがぽっちゃり? 以前一度だけ、やせ願望をテーマにしたテレビに出演したことがある。その際に番組を企画するスタッフが、長澤まさみさんがぽっちゃりかどうかで、男性陣が議論になったと教えてくれた。 私はその議論にショックを受けてしまった。 長澤まさみさんがぽっちゃりなら日本人女性の9割はデブである――。 「女の人は痩せたいかもしれないけど、男はぽっちゃりが好きなんだよ」 文化人類学から現代日本における若い女性のやせすぎを調査してきた私は、男性から幾度となくこのフレーズを聞いてきた。しかしそう確信する男性の皆さんに問いかけたい。 「あなたがぽっちゃりと思っている女性。本当にぽっちゃりですか?」 女性を見て「あの人はぽっちゃりだ」と感じる男性を責めたいわけではない。そうではなく、やせを賞賛する社会が到来してからの四半世紀、日本人が考える「ぽっちゃり」の基準は、どんどん「やせ型」になってお

                              日本人女性のやせすぎは危険レベル…なぜ進んで健康を犠牲にするのか(磯野 真穂) @gendai_biz
                            • 新型コロナウィルスワクチンに関する最新情報 2021/07/23 - 時の化石

                              どーも、ShinShaです。 新型コロナウィルスワクチンに関する最新情報です。 記事を流して読んで頂ければ、数分で、日本、世界の動きが分かります。 政府のワクチン配分スケジュールにはウソがある。 国民の健康や生命に直結する情報で、なぜウソをつくんでしょうか💢 海外では英国が大きな賭けに出ている。 日本では「コロナに負けたオリンピック」が開幕💦 とにかく1日も早く、皆さんがワクチンが打てることを祈ります。 日本のワクチン接種は今後どうなる? 政府発表にはウソがある ワクチン接種スケジュールはやはり遅れそうだ 世界のワクチン接種状況、感染状況 世界のワクチン関連ニュース amazonリンク あとがき 日本のワクチン接種は今後どうなる? 政府発表にはウソがある 2週間前の記事で、7月6日発表の河野大臣のワクチン納入スケジュールを掲載しました。 河野大臣7月6日発表のワクチン供給スケジュール

                                新型コロナウィルスワクチンに関する最新情報 2021/07/23 - 時の化石
                              • 物語を内面化してしまうことの危険性について|生湯葉 シホ

                                ライターという仕事柄、人にインタビューをさせていただく機会がときどきある。そのかたのこれまでを振り返るような種類のインタビューだと、“人生の転機”的なものについてお聞きすることも多い。 (たとえば)「そんなに辛いなかでどうして仕事をがんばれたんですか」とか「ひきこもっていた部屋から出た日のことを覚えてますか」というような質問をすると、みなさん「うーん……」と考え込まれる。それから「実はこういうことがあって」とか「なんか気づいたら徐々に」とか「あんまり覚えてないですね」とか、なんらかの言葉を返してくれる。 「なんか気づいたら徐々に」とか「あんまり覚えてないですね」は言われると一瞬ヒヤッとするのだけど(自分の質問の仕方が悪いケースもあるので)、あ、いま思ったことを素直に話してくださってるんだな、と安心もする。むしろちょっと焦るのが、どんな質問をしても「実はこういうことが」とめちゃくちゃきちんと

                                  物語を内面化してしまうことの危険性について|生湯葉 シホ
                                • 感染撲滅という正しさが生む村八分 磯野真穂さんの警鐘:朝日新聞デジタル

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                                    感染撲滅という正しさが生む村八分 磯野真穂さんの警鐘:朝日新聞デジタル
                                  • 「急に具合が悪くなる」磯野真穂さんインタビュー 早世の哲学者・宮野真生子さんと全力投球で交わした末期の日々の言葉|好書好日

                                    文:篠原諄也 写真:斉藤順子 磯野真穂(いその・まほ)国際医療福祉大学大学院准教授 1999年、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。オレゴン州立大学応用人類学研究科修士課程修了後、2010年、早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文化人類学、医療人類学。著書に『なぜふつうに食べられないのか――拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマー新書)などがある。 「急に具合が悪くなる可能性がある」 ――お二人が出会ったきっかけを教えてください。 2018年の9月15日に在野研究者の逆卷しとねさんが福岡で開いている「文芸共和国の会」のシンポジウムに呼ばれたのがきっかけでした。終わってすぐにお客さんとして来ていた宮野さんから「科学研究費(助成事業)の申

                                      「急に具合が悪くなる」磯野真穂さんインタビュー 早世の哲学者・宮野真生子さんと全力投球で交わした末期の日々の言葉|好書好日
                                    • 「自分らしさ」は探さない。|Torus (トーラス)by ABEJA

                                      「自分らしく生きる」 周囲の目やしがらみから「自由」になるための価値観として讃えられることの多いこの言葉は一方で、承認欲求を際限なく求めてしまう「罠」にもなる。 摂食障害の当事者の調査・研究を続けてきた文化人類学者の磯野真穂さんは、自著でそう指摘します。 「『自分らしさって何だろう』と自分に注目することは、『他者』に注目することでもあるから」 どういうことなのか、話を聞きました。 「自分探し」は、かたちを変えた承認欲求――いつから「自分らしさ」に目が向くようになったのですか? 磯野:アメリカでの留学を終えて日本に帰国した2003年ごろです。個人的な実感ではあるのですが、それまでの「語り」の風景が変わった、と気づきました。 それまでのヒット曲は誰かへの募る思いを込めたラブソングばかりだったのに、「あなたはあなたでいいんだよ」「ありのままで」「夢を追いかける」というメッセージがあちこちで流れて

                                        「自分らしさ」は探さない。|Torus (トーラス)by ABEJA
                                      • 『コロナ後の世界を語る -現代の知性たちの視線-』を読んで。驚きのウィルスと生物の関係性。どうやら、先は長そうだ。  - 時の化石

                                        どーも、ShiShaです。 また、暑さがぶり返しましたね。昨日は本当に暑かったです。このところ、外部発表資料を作ったり、特許を書く仕事で忙しく、なかなかブロクを書く時間が取れません。特許書くのは、かなり集中力が必要となるので、僕の小さい脳はものすごく消耗します。新しい技術を世に出して、少しでも、世の中の役に立ちたいと思っています。特許書くのはしんどいので、もうこれが最後かな。確か、前回書いた時も同じこと考えてたな。 今日は、「コロナ後の世界がどうなっていくか?」というテーマについて、内外の識者が書いた本を採り上げてブログを書きます。現在の僕らには、この課題は最も重要です。この本の書評をこれから、3〜4回にわたって書くつもりです。現在、半分ほど本を読んでいますが、非常に興味深い、おすすめの本です。 『コロナ後の世界を語る -現代の知性たちの視線-』朝日新書 『コロナ後の世界を語る -現代の知

                                          『コロナ後の世界を語る -現代の知性たちの視線-』を読んで。驚きのウィルスと生物の関係性。どうやら、先は長そうだ。  - 時の化石
                                        • the TOWER of IVORY: 2019年のKPOP 今年の17+14曲

                                          一応去年もこういうのを書いているのですが去年の年末なぜか希望に満ちあふれてて胸が痛くなるな、仕事辞める直前だったからかな…よかったら併せて読んでください the TOWER of IVORY:2018年のKPOPと韓国音楽、今年の15曲 2週間くらい前からこのエントリに取りかかったんですが、いつもなら近況報告とか最初に書くのですがいつの間にか2万字を超える分量になってしまった…のでさっさと本題に入ります。 並びはABC順でとくに順位をつけていません ■Baek Yerin(백예린) -Square JYP Entertainment所属時は、15歳で同い年のパク・ジミンと歌うますぎデュオ15&として活動しましたがここ数年はそれぞれソロでのリリースが続き、JYP契約が満了した8月からは自身のインディペンデントレーベルBLUE VYNYLを設立。さっそく12月に発売された『Every Lett

                                            the TOWER of IVORY: 2019年のKPOP 今年の17+14曲
                                          • 映画『MINAMATA―ミナマター』公式サイト

                                            アイリーン・美緒子・スミス(環境ジャーナリスト) 私の知るユージンは、決して諦めず、何があっても真実と向き合う人でした。何より大切にしていたことは、被写体と写真を受け止める側、両者への責任でした。その大切さを私は今改めて深く感じています。 映画を観た後、それぞれが感じたことを胸に自分の花を咲かせてほしいです。 石川武志(写真家) ユージンは私に人生に必要なことを全て教えてくれた人。 私をアシスタントとしてではなく、一人の人間として接してくれました。 ユージン・スミスとアイリーンとの歴史的なプロジェクト「MINAMATA」に立ち会えたことは私の宝です。映画を通して、観客の皆様にもシェアして頂けたら嬉しいです。 磯野真穂(人類学者) 「なかったこと」にすれば、明日はとりあえず穏やかかもしれない。 でも「なかったこと」にしなければ未来に希望が灯るかもしれない。 これは「なかったこと」にすることを

                                              映画『MINAMATA―ミナマター』公式サイト
                                            • 私たちがコロナ禍に出会い直さねばならない理由 磯野真穂さん連載:朝日新聞デジタル

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                                                私たちがコロナ禍に出会い直さねばならない理由 磯野真穂さん連載:朝日新聞デジタル
                                              • [本日のフルコース] Twitterフォロワー数11万人! ヤンデル先生の心をわしづかむ「病む前に読む本」フルコース - 5冊で「いただきます!」フルコース本 北海道書店ナビ

                                                Vol.171 病理医ヤンデル先生 こと 市原真さん 単著・共著をあわせ多数の医療本を書いているヤンデル先生。2019年12月中旬現在のTwitter フォロワー数は11万人! [本日のフルコース] Twitterフォロワー数11万人! ヤンデル先生の心をわしづかむ「病む前に読む本」フルコース [2019.12.23] 書店ナビ:2019年最後のフルコースとなる今回はスペシャルゲストをお招きしました。 Twitterのアカウントは@Dr_yandel。自己紹介欄に「苦笑と微笑を2倍にします」と書く現役の病理専門医、通称「ヤンデル先生」です! アカウント名「ヤンデル」は、2010年に日本で初放送されたNHK「ハーバード白熱教室」で一躍、時の人となった同大学教授であり政治哲学者のマイケル・サンデル氏からヒントを得て。 氏の著書『これからの「正義」の話をしよう』になぞらえて、病理学という"患者を

                                                  [本日のフルコース] Twitterフォロワー数11万人! ヤンデル先生の心をわしづかむ「病む前に読む本」フルコース - 5冊で「いただきます!」フルコース本 北海道書店ナビ
                                                • 著者と語り、本に出会う体験を 「代官山人文カフェ」仕掛け人がつくる「つながる場」:代官山蔦屋書店|じんぶん堂

                                                  記事:じんぶん堂企画室 代官山 蔦屋書店の人文書担当・宮台由美子さん 書籍情報はこちら 東急東横線の代官山駅から5分ほど歩くと、旧山手通り沿いに代官山 蔦屋書店が見えてくる。3棟に渡る店舗には、ファッションやカルチャーの雑誌やライフスタイルの実用書のほか、子どもの絵本も豊富に揃う。 なかでも人文書コーナーは、いまが浮かび上がる選書や作家のフェアを精力的に展開する。人文書担当は宮台由美子さん。人気イベントとなった「代官山人文カフェ」を立ち上げ、著者と参加者がともに人生について考え、語り合い、本を手にとるきっかけを生み出してきた。「人文書は、意外と自分に関わることが書いてある」と話す、宮台さんに話を聞いた。 ファッションの街にある書店の棚づくり ファッションの街にある代官山 蔦屋書店は、インテリアや棚づくりもユニークだ。ファッションやライフスタイルの売り場が充実する同店で、人文書コーナーを担当

                                                    著者と語り、本に出会う体験を 「代官山人文カフェ」仕掛け人がつくる「つながる場」:代官山蔦屋書店|じんぶん堂
                                                  • コロナ時代を生き抜くために 当ブログで取り上げた本の中からベスト5をご紹介 - 時の化石

                                                    どーも、ShinShaです。 今年はブログを始めたおかげで楽しい読書ができました。今年ブログでご紹介した中から、ウィルス、生命科学、教養、アートに関する5冊を推薦します。年末年始の読書のご参考に! 今回推薦するのは、朝日新聞社『コロナ後の世界を語る -現代の知性たちの視線-』、鎌田實『コロナ時代を生きるヒント』、福岡伸一『生物と無生物のあいだ』、出口治明『還暦からの底力』、山田五郎『知識ゼロからの西洋絵画入門』の5冊。 この5冊を読めば、コロナ時代を生き抜き、人生を楽しむことができます。なんてね。 当ブログでご紹介した本 厳選5冊のご紹介 朝日新書『コロナ後の世界を語る -現代の知性たちの視線-』 福岡伸一 著『生物と無生物のあいだ』 鎌田實 著『コロナ時代を生きるヒント』 出口治明 著『還暦からの底力』 山田五郎著『知識ゼロからの西洋絵画入門』 あとがき 当ブログでご紹介した本 今年、こ

                                                      コロナ時代を生き抜くために 当ブログで取り上げた本の中からベスト5をご紹介 - 時の化石
                                                    • 「紀伊國屋じんぶん大賞2020 読者と選ぶ人文書ベスト30」を発表

                                                      株式会社紀伊國屋書店(代表取締役会長兼社長 高井 昌史)はこのたび、「紀伊國屋じんぶん大賞2020 読者と選ぶ人文書ベスト30」を発表いたします。 「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」――との思いから立ち上げた「紀伊國屋じんぶん大賞」は、今年で第10回目を迎えました。 おかげさまで、本年もたくさんのご応募と推薦コメントをお寄せいただきました。一般読者の方々からいただいたアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定いたしました。 ※2018年12月~2019年11月に刊行(店頭発売日基準)された人文書を対象とし、2019年11月1日(金)~12月10日(火)の期間に読者の皆さまからアンケートを募りました。当企画における「人文書」とは、「哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学、批評・評論」のジャ

                                                        「紀伊國屋じんぶん大賞2020 読者と選ぶ人文書ベスト30」を発表
                                                      • 「自分らしさ」は探さない──「ありのまま」「あなたらしさ」の落とし穴

                                                        「自分らしく生きる」 周囲の目やしがらみから「自由」になるための価値観として讃えられることの多いこの言葉は一方で、承認欲求を際限なく求めてしまう「罠」にもなる。 摂食障害の当事者の調査・研究を続けてきた文化人類学者の磯野真穂さんは、自著でそう指摘します。 「『自分らしさって何だろう』と自分に注目することは、『他者』に注目することでもあるから」 どういうことなのか、話を聞きました。 「自分探し」は、かたちを変えた承認欲求 ──いつから「自分らしさ」に目が向くようになったのですか? 磯野:アメリカでの留学を終えて日本に帰国した2003年ごろです。個人的な実感ではあるのですが、それまでの「語り」の風景が変わった、と気づきました。 それまでのヒット曲は誰かへの募る思いを込めたラブソングばかりだったのに、「あなたはあなたでいいんだよ」「ありのままで」「夢を追いかける」というメッセージがあちこちで流れ

                                                          「自分らしさ」は探さない──「ありのまま」「あなたらしさ」の落とし穴
                                                        • paperC|大阪の多様な”つくる”文化を伝え、耕すWebメディア

                                                          本特集では、ドキュメンタリーとフィクションの関係やその境界について向き合いました。それは、「事実」「作為」「理解」というような言葉の定義や、それらに付随する葛藤の輪郭をなぞっていくような作業であり、あらためてドキュメンタリーとフィクションの境界というものがいかに流動的で、相互的関係にあるかを感じています。 人が食べるという行為をインタビューを通して観察・分析してきた独立人類学者の磯野真穂さんとの対談では、他者を理解することについて言葉を交わしました。また、現代フランス哲学、芸術学、映像論をフィールドに文筆業を行う福尾匠さん、同じく、映画や文芸を中心とした評論・文筆活動を行う五所純子さん、そして、劇団「ゆうめい」を主宰し、自身の体験を二次創作的に作品化する脚本&演出家・池田亮さんの寄稿では、立場の異なる三者の視点からドキュメンタリーとフィクションの地平の先になにを見るのかを言葉にしていただき

                                                            paperC|大阪の多様な”つくる”文化を伝え、耕すWebメディア
                                                          • この本がすごい!2019年下半期 - これからも君と話をしよう

                                                            昨年はとにかく、とにかく良い本にたっっくさん出会えました。上半期もいい本をいっぱい読めたけど、下半期は近年稀に見るくらい良質な読書ができました。 毎半期恒例の「今期読んで良かった本ランキング」。前置きすらもどかしいのでサクサク紹介していきたいと思います。 「2019年に発売された本」ではなく、この時期に「私が読んだ本」なので、古い本が入ることもあるかもしれません。 では、いってみましょう! ※本のAmazonリンクは、基本的にKindle版を貼っています。Kindle版がないものは紙の本のリンクです。 16位 欲望する「ことば」 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング (集英社新書) 作者:嶋浩一郎,松井剛 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/01/26 メディア: Kindle版 広告会社のCEOと、大学の経営学者による共著。私はWebマーケティング系の業界にいたこ

                                                              この本がすごい!2019年下半期 - これからも君と話をしよう
                                                            • (インタビュー)社会を覆う「正しさ」 新型コロナ 医療人類学者・磯野真穂さん:朝日新聞デジタル

                                                              ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                (インタビュー)社会を覆う「正しさ」 新型コロナ 医療人類学者・磯野真穂さん:朝日新聞デジタル
                                                              • コロナなければ幸せだった? 磯野真穂さんと考えるリスクと自己責任

                                                                8月25日夜に開かれたオンラインイベント「磯野真穂さんと考えるリスクとの向き合い方」。冒頭、磯野さんは「ふだん何を恐れて生きていますか?」と参加者に問いかけました。参加者からは「健康が損なわれること」「満員電車」「病気になって働けなくなること」といった意見が上がりました。この記事はイベントの内容をもとに構成しています。 ――現在の日常で何を恐れて生きているか、「コロナに感染したときに会社に迷惑をかけるのが怖い」という意見が参加者の方から寄せられました。 いま、コロナに感染することを恐れている人は多いと思います。 ですが、コロナウイルスは目に見えません。周りに感染した人がいないという方もいらっしゃるでしょう。それにも関わらずなぜコロナが怖いと思ったのでしょうか? ――記事や映像を通してコロナにかかるとこんなにひどい症状が起きる、後遺症が起きるという情報を知っているからでしょうか。もしくは、自

                                                                  コロナなければ幸せだった? 磯野真穂さんと考えるリスクと自己責任
                                                                • 「ルッキズム批判」はルサンチマンであり弱者男性や弱者女性はその価値観に寄り添い自己愛を保つ - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

                                                                  こんな記事が話題になってたよね。 anond.hatelabo.jpだけども。「若く美しい異性」に熱を上げてキャーキャー持ち上げる事って、きり子さんが白雪姫で痛烈に批判した「ルッキズム」であり「エイジズム」なんじゃないか?ともまた思った。 もし百鬼丸が特に見目麗しくも無い中年の親父でもこのきり子さんが変わらずどろろの事が好きで作品愛から二次創作をバンバン描いていたならともかく、そうじゃないでしょう? だってよ。 確かにそうだよ。不毛なんだよな。 media.lifull.com ──では、自分が価値観を共有しているコミュニティーの中に「理想体形」のようなものがあった場合、それを目指すことは否定しなくてもいいのでしょうか? 磯野:問題は「理想体形」そのものの存在ではなく、その体形への欲望に見境がつかなくなってしまうことだと思うんです。その過激さ、過剰さに乗ってしまわないように注意することが、

                                                                    「ルッキズム批判」はルサンチマンであり弱者男性や弱者女性はその価値観に寄り添い自己愛を保つ - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
                                                                  • REVIEW|鳥海修「もじのうみ:水のような、空気のような活字」

                                                                    本特集では、ドキュメンタリーとフィクションの関係やその境界について向き合いました。それは、「事実」「作為」「理解」というような言葉の定義や、それらに付随する葛藤の輪郭をなぞっていくような作業であり、あらためてドキュメンタリーとフィクションの境界というものがいかに流動的で、相互的関係にあるかを感じています。 人が食べるという行為をインタビューを通して観察・分析してきた独立人類学者の磯野真穂さんとの対談では、他者を理解することについて言葉を交わしました。また、現代フランス哲学、芸術学、映像論をフィールドに文筆業を行う福尾匠さん、同じく、映画や文芸を中心とした評論・文筆活動を行う五所純子さん、そして、劇団「ゆうめい」を主宰し、自身の体験を二次創作的に作品化する脚本&演出家・池田亮さんの寄稿では、立場の異なる三者の視点からドキュメンタリーとフィクションの地平の先になにを見るのかを言葉にしていただき

                                                                      REVIEW|鳥海修「もじのうみ:水のような、空気のような活字」
                                                                    • 医療は人と人とのつながりまで介入すべきなのか? 医療人類学者が「社会的処方」に疑問を抱くわけ

                                                                      医療は人と人とのつながりまで介入すべきなのか? 医療人類学者が「社会的処方」に疑問を抱くわけ医療者が患者を地域の社会的なつながりに結びつけることで、その人の健康を支えようとする「社会的処方」。それに疑問を投げかけた医療人類学者に、社会的処方の必要性を訴える緩和ケア医が対談を申し込みました。 しかし、そんな動きに対して、医療人類学者の磯野真穂さんが「人間関係まで専門家に処方してもらわないと、私たちはつながれないのか?」と疑問を投げかけました。 「社会的処方研究所」を作り、社会的処方を推進する緩和ケア医、西智弘さんと磯野さんの対話をお届けします。 きっかけは磯野さんの「社会的処方」に対する批判きっかけは、磯野真穂さんが取材を受けた2021年4月の記事「医療人類学から考えるコロナ下の生と死―一度しかない最期の別れを奪っていいのか」で、「社会的処方」を批判したことです。 「最近、医者が孤独な人につ

                                                                        医療は人と人とのつながりまで介入すべきなのか? 医療人類学者が「社会的処方」に疑問を抱くわけ
                                                                      • 世界は数字から逃れられない。でもあなたは逃れることができる──人類学者・磯野真穂さん | サイボウズ式

                                                                        マネジメント 新しいチームのあり方を探求 就活 就活生必見!サイボウズの疑問 ティール組織 会社の「あたりまえ」が変わる 多様性 100人100通りの個性 ワークスタイル 働き方、生き方、もっと自由に 青野慶久 サイボウズ社長の想いと覚悟 キャリア 人生の「積み上げ方」を見直す 複業 複数の「本業」をもつ働き方 人事制度 多様な働き方を支える仕組み マンガ サクッと手軽に読める!

                                                                          世界は数字から逃れられない。でもあなたは逃れることができる──人類学者・磯野真穂さん | サイボウズ式
                                                                        • 「評価」を手放すのに10年。数字に追われる中で気づいたサバイバル術とは?──人類学者・磯野真穂 | サイボウズ式

                                                                          理想の体重に近づくための無理なダイエット、売り上げノルマの達成に向けた過度な労働、適齢期までの結婚を望む大きなプレッシャー。 目標となる「数字」は、モチベーションの源泉となる一方、日々の言動を強制するものでもあります。もしも数字を手放せたら、わたしたちはもっと主体的に生きられるかもしれません。 そんな背景から今回、『ダイエット幻想 ──やせること、愛されること』において、「数字」が持つ影響力について言及している人類学者の磯野真穂さんにインタビューを実施。 前編では、数字が持つ影響力や自分の価値基準をつくる方法などを伺ってきました。 後編では、磯野さんが数字を手放した経験や数字に追われる社会でのサバイバル術、「やらない」などの話題を通して、どうすれば数字とうまく付き合っていけるかを探っていきます。

                                                                            「評価」を手放すのに10年。数字に追われる中で気づいたサバイバル術とは?──人類学者・磯野真穂 | サイボウズ式
                                                                          • 「神経症的な美しさ」 急速な近代化がもたらす後遺症 朝日新聞書評から|好書好日

                                                                            「神経症的な美しさ」 [著]モリス・バーマン 本書が読了に差し掛かったとき、葬儀会社の折り込みチラシに目が行った。そこにあるのは通夜と葬儀告別式が1日で済むプラン。たとえ1日でもお手頃価格で故人をしっかり見送れること、7万円の公的給付があることも強調されている。 本書前半の一節が甦(よみがえ)った。 「(あらゆる先進国が)中世から近代への移行によって受けた傷は精神的・心理的なもので、現実の始原的な層(レイヤー)を押しつぶし、そこに代償満足を補塡(ほてん)した――実に惨めな失敗に終わったプロセスである(略)そこには、実存ないしは身体に根ざす意味の欠如がつきまとっている」 弔いが開拓しがいのある市場となり、速さ・安さ・手軽さが魅力の商品として売り出される。弔うことの煩わしさは解消されるが、生きるとは何か、死ぬとは何かといった実存的問題は置き去りのままだ。見事なまでの「代償満足」。癒やされぬ「傷

                                                                              「神経症的な美しさ」 急速な近代化がもたらす後遺症 朝日新聞書評から|好書好日
                                                                            • 宮野さんのはじめに、宮野さんの最後に|磯野真穂|人類学者

                                                                              文章を生業とする人間が、人生の最後に書く文章とはどんなものだろう。 本の「おわりに」ではなく、「はじめに」が最後に手がけた文章になる研究者はどれだけいるだろう。 多くの方が10便に出る宮野さんの言葉を、彼女が最後に残した言葉として取り上げている。 でも時系列で考えると、彼女が最後に書いたのは10便ではない。彼女が最後に書いたのは、書簡の「はじめに」である。 偶然と運命を通じて、他者と生きる始まりに充ちた世界を愛する (235)書簡10便のこの言葉は感動とともにすでに複数のメディアで取り上げれられているが、他方「はじめに」では、この言葉を実践することの難しさが描かれている。 常に不確定に時間が流れているなかで、誰かと出会ってしまうことの意味、その恐ろしさ。もちろん、そこから逃げることもできる (10)他者と生きる始まりに満ちた世界を愛するとは、出会いがもたらす恐ろしさを引き受け、そこから「逃

                                                                                宮野さんのはじめに、宮野さんの最後に|磯野真穂|人類学者
                                                                              • コロナ禍の日本、途端に「正しさ」が顔を出した 磯野真穂さん連載:朝日新聞デジタル

                                                                                ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                                  コロナ禍の日本、途端に「正しさ」が顔を出した 磯野真穂さん連載:朝日新聞デジタル
                                                                                • 筑摩書房が80周年記念で大セール中 6月20日までkindle書籍80タイトルが驚異の80パーセントオフ……だと……!?

                                                                                  ※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 筑摩書房は創業80周年を記念し、kindle書籍80タイトルを80パーセントオフで販売しています。セールは6月20日までの期間限定です。 そんなに安くていいんですか!? 今回のセールはちくま新書が中心で、ちくまプリマ―新書や筑摩叢書も含まれています。通常800~1800円ほどの書籍が、1タイトル143円~385円で購入できます。これはすごいチャンスだ……。 ジャンルは哲学、宗教、音楽、医学など、多岐にわたります。テレビ出演でも話題の公衆衛生学者・岡田晴恵さんによる『正しく怖がる感染症』は83パーセントオフの154円(税込、以下同)、教祖になるためのノウハウを結集した『完全教祖マニュアル』(架神恭介/辰巳一世)も154円です。 2019年10月に出たばかりの『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(磯野真穂)も165円になってお

                                                                                    筑摩書房が80周年記念で大セール中 6月20日までkindle書籍80タイトルが驚異の80パーセントオフ……だと……!?