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神経細胞の検索結果121 - 160 件 / 1464件

  • 「中年太り」 “代謝促す神経細胞 アンテナ縮むことが原因か” | NHK

    40代から50代に多いいわゆる「中年太り」は、加齢や過食によって、代謝を促す脳の神経細胞のアンテナが縮むことが原因とみられることが名古屋大学のグループの研究で明らかになりました。 名古屋大学大学院医学系研究科の中村和弘教授らのグループは、これまで不明だった、加齢に伴い太りやすくなる、「中年太り」の仕組みについて、脳の神経細胞に注目してラットを使って調べました。 グループによりますと、ラットの脳の一部分にある神経細胞には脂肪が蓄積するにつれて「太ってきている」という情報を受け取る「MC4R」と呼ばれるタンパク質が存在し、代謝を促したり、食べる量を減らしたりする指令を出しているということです。 このタンパク質は「一次繊毛」と呼ばれるアンテナで情報をキャッチしていますが、このアンテナが加齢によって縮むことがわかりました。 また、カロリーの高い餌を食べたラットは、アンテナが縮んだ一方で、カロリーを

      「中年太り」 “代謝促す神経細胞 アンテナ縮むことが原因か” | NHK
    • コロナ後遺症の4割が苦しむ「脳の霧」、脳内伝達の破壊が一因か

      ヒトの神経細胞(ニューロン)は、細胞体、長い軸索、クモのような樹状突起で構成される。神経細胞同士の接合部位「シナプス」によって、神経細胞は互いにコミュニケーションをとることができる。(PHOTOGRAPH BY JAMES CAVALLINI, SCIENCE SOURCE) スウェーデンのカロリンスカ研究所の科学者たちが、脳オルガノイド(実験室で培養した小型の脳組織)に新型コロナウイルスを感染させたところ、神経細胞(ニューロン)間の結合部である「シナプス」の破壊が促進されることが分かった。2022年10月5日付けで学術誌「Molecular Psychiatry」に発表された。 この発見は、新型コロナウイルスがどのようにして中枢神経系に侵入し、病気を引き起こすかについての理解をさらに深めるものだ。ここ2年間で、新型コロナからの回復後も長く持続する神経と行動の問題が報告されてきた。その一つ

        コロナ後遺症の4割が苦しむ「脳の霧」、脳内伝達の破壊が一因か
      • 機械学習の手法13選 ー 初級者、中級者別に解説! | AI専門ニュースメディア AINOW

        こんにちは、AINOWインターンのゆかわです。 早速ですが、機械学習を勉強し始めたばかりの初級者の方は、機械学習に用いられている手法が多過ぎて、どれを知っておいた方がいいのかわからなくなっていませんか? また、ある程度勉強を進めてきた中級者の方の場合は、実際に機械学習を使うにあたって、どのようにして手法を選択すれば良いか困っていませんか? 今回はそのような初級者、中級者の方へ向けた記事となっています。 この記事の構成について ①チートシート この記事ではまず、チートシートと呼ばれる、解決したい課題ごとにどの手法を使えばいいかが一目でわかる表を用意しています。 この表は中級者の方の手法選択の手助けはもちろん、初級者の方にとっても機械学習の手法の概観を捉えるものとして役に立つはずですので、ぜひご活用ください。 ②手法選択のコツ 上で述べたチートシートを使って機械学習の手法を選ぶ際の、ポイントを

          機械学習の手法13選 ー 初級者、中級者別に解説! | AI専門ニュースメディア AINOW
        • アルツハイマー病の新薬“症状悪化抑える効果確認” エーザイ | NHK

          アルツハイマー病の新たな治療薬について、製薬大手の「エーザイ」は最終段階の治験の結果、症状の悪化を抑える効果が確認できたと発表しました。 会社は、来年3月末までに国内や欧米で承認申請を行うとしています。 「エーザイ」は28日、アメリカの製薬会社「バイオジェン」と共同で開発しているアルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ」について、最終段階の治験の結果を発表しました。 それによりますと、治験は2019年3月からアメリカや日本、それにヨーロッパなどで軽度の認知症の患者や発症の前段階の患者、合わせておよそ1800人を対象に行われ、2週間に1回のペースで薬を投与するグループと偽の薬を投与するグループに分けて、医師などが評価する形で患者の認知機能の変化などを調べました。 その結果、投与から1年半たった時点で「レカネマブ」を投与したグループでは、症状の悪化が27%抑えられ、有効性が確認できたとしてい

            アルツハイマー病の新薬“症状悪化抑える効果確認” エーザイ | NHK
          • 頭のキレがよくなり、頭が良くなる8つの方法【頭の回転をよくする】|仕事、勉強、コミュ関係に活かせるスキル - ウミノマトリクス

            最終更新日時:   2022年3月4日 この記事は次のような方にオススメの記事です。 頭がいい人ってどういう行動してそういう言動になってるか気になるよね。 頭がいい人や頭がキレキレの人の習慣ってどんな傾向があるんだろう。 わんわん(それって美味しいの?) こんな人におすすめの記事です 仕事を効率的に行ったり、コミュニケーションを円滑に行うために「頭」を鍛えるためにはどうしたら良いのか気になる人。 頭がいい人ってどういうことをしたいるのか気になる人。 頭を冴え渡らせるためにやるべきことって何か気になる人。 アラサー、都内在住ダイエットサラリーマンの海野浩康(  @uminoxhiro)が上記の読者様に向けて執筆しました。 アシスタントの空知瑞夏(  @sorachimizuka)よ!こんな人はこの記事読んだほうがいいかもね! わんわん(飼われてる犬だよ、よかったらこの記事を読んでいってね ◆

              頭のキレがよくなり、頭が良くなる8つの方法【頭の回転をよくする】|仕事、勉強、コミュ関係に活かせるスキル - ウミノマトリクス
            • AIに負けそうだ。その2・大幅追記ありです - 沖縄で島猫と遊ぶ日々・(ΦωΦ)隠居編

              ますほいさんから、心温まる、お手紙をいただきました。 「まとめると、陶芸のできるゲイの猫を 探しておられるのですね??」 いやいや、まとめないでください。 それに、方向性が微妙にずれてます 「ゲイの猫」ではなく「芸の出来る猫」です。 例えば、ネオンテトラをすくって食べるような芸。 よし。ネオンテトラ全部食べたるがな。 猫だけに・・・。 -------------------------------------------------------- catpower.hatenablog.com さて先日、 「AIに負けそうだ」という記事を書きました。 僕が開発して、僕に定期的に お金を供給してくれたプログラムと、 機能がほぼ同じプログラムが、 AIを使って開発されたのです。 フリーランスの僕としては 定期的に手にできるお金はありがたいのです。 -----------------------

                AIに負けそうだ。その2・大幅追記ありです - 沖縄で島猫と遊ぶ日々・(ΦωΦ)隠居編
              • 成果が上がる文章には「説得力」がある。説得力を高める文章作成11の法則 | 文賢マガジン

                「書いても書いても、ゴールが見えない・・・」 「この文章でいいか自信がない・・・」 文章の作成は底なし沼です。 書けば書くほど、深淵に足を突っ込んでしまい、何が正解かわからなくなる感覚をもつ方は多いでしょう。 私もそのひとりでした。 そんな私は、ある考え方を手に入れたことで、文章の作成に少し自信をもてるようになりました。 その考え方とは「ビジネスで求められる文章とは、説得力のある提案文である」というものです。 こんにちは、文章作成アドバイスツール「文賢」を手がける、株式会社ウェブライダー代表の松尾です。 このたび私は、アドビさんの「みんなの資料作成」という企画に参加することになりました。 この企画は、Adobe AcrobatオンラインツールのPR企画で、各ライターさんが資料作成にまつわるノウハウを共有し合うというものです。 今回、貴重な機会をいただきましたので、自分が15年間かけて体系化

                  成果が上がる文章には「説得力」がある。説得力を高める文章作成11の法則 | 文賢マガジン
                • 人工知能(AI)は意識を持つようになるのか?を神経科学者が解説

                  2012年頃に「ディープラーニング」や「ニューラルネットワーク」が多くの分野で使われるようになってから、人工知能(AI)の分野は目覚ましい発展をみせてきました。「100年以内にAIは人間を超える」と言われることもありますが、AIが人間と同様の「意識」を持つことは将来的に起こりうるのか、神経学者が「意識」と「知能」の違いに言及しつつ解説しています。 Can AI Become Conscious? | News | Communications of the ACM https://cacm.acm.org/news/244846-can-ai-become-conscious/fulltext カリフォルニア工科大学教授であり神経学者でもあるクリストフ・コッホ氏はDNAの二重らせん構造を発見したフランシス・クリックとともに神経科学としての「意識」の研究に取り組んだ人物。またコッホ氏は同じく

                    人工知能(AI)は意識を持つようになるのか?を神経科学者が解説
                  • アルツハイマー病の新治療薬 最終段階の臨床試験で有効性確認 | NHK

                    製薬大手の「エーザイ」などが開発しているアルツハイマー病の新しい治療薬の最終段階の臨床試験を行っている国際的な研究グループは29日、この薬に症状の進行を遅らせる有効性が確認されたとする論文をアメリカの医学雑誌に発表しました。 アルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ」の最終段階の臨床試験を行っている、製薬大手「エーザイ」と東京大学やイエール大学などの研究グループは29日、アメリカの医学雑誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に、臨床試験の結果を発表しました。 臨床試験は50歳から90歳までの早期のアルツハイマー病の患者、およそ1800人を対象に行われ、薬を投与するグループと、偽の薬を投与するグループに分けて、患者の認知機能の変化などを調べました。 その結果、薬の投与を始めて1年半後の時点で比較すると、「レカネマブ」を投与したグループでは、偽の薬を投与されたグループより、

                      アルツハイマー病の新治療薬 最終段階の臨床試験で有効性確認 | NHK
                    • 鑑賞メモ:映画『In Silico』――巨大科学プロジェクト10年の顛末と教訓 - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

                      映画『In Silico』(2020年、映画サイト)を見た。一般公開はされていないため、権利者と契約を交わして「バーチャル上映会」を実施する形となった。知り合いに紹介したりソーシャルメディア等で募るなどして、数十人の方に視聴いただいた(2022年3月11~12日に実施)。 その後2022年9月にストリーミング配信が始まり、いつでも見られるようになりました! 22歳の映画監督による「10年プロジェクト」 『In Silico』は、全脳のシミュレーションを目指す科学プロジェクトを追ったドキュメンタリー映画。当時22歳だった映画監督Noah Hutton氏が、2010年から10年かけて取材を続け、映画に仕上げた作品である。2021年には、科学系ノンフィクション作品を対象とした映画賞も受賞している*1。 若きHutton氏をこの10年がかりのプロジェクトに駆り立てたのは、2008年のTEDトークだ

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                      • 思考整理メモ:「科学」と「人生の問題」の関係はどうなっているのか? - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

                        ※下記は、ここしばらく考えていることをまとめた、ラフスケッチとしての文章です。まだまだ考えが至らない点があると思いますので、ご批判・コメントをいただければ大変幸いです。 ※誤植修正や表現の改善等の微修正は今後も行う予定です(4/22) 科学の二面性 科学の「ロマン」を語る人がいる。一方で、科学にロマンを求めるなという人がいる。科学者には、「情熱的に何かを追い求める人」というイメージもあるが、他方で「禁欲的に仕事をこなす専門家」のイメージもある。情熱的で血の通った科学と、クールで厳密な科学。科学のイメージのこの二面性が、つねづね気になってきた。 自然科学は、私たちの生きるこの世界がどんな場所なのかを、実験・観察・理論化によって明らかにしていく。私たちの立つ大地が、じつは球形の天体で、太陽の周りを回っていること。生物は遺伝情報をDNA分子に宿し、自然選択の原理によって進化してきたこと。人間の脳

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                        • 想像図が間違っていたとされる古代生物5選

                          by Natural Math 恐竜で最も有名とされるティラノサウルスにニワトリのように羽毛で覆われていたという説が近年出てきたように、研究が進むにつれこれまで信じられてきた定説が覆る古代生物も多数います。そんな「予想が間違っていた古代生物」について、議論が続いているものも含めて科学系ニュースサイトのScience Alertがまとめています。 The Famous Fossils Scientists Got Incredibly Wrong https://www.sciencealert.com/five-times-we-got-a-fossil-amazingly-wrong ◆1:4本足のヘビ 「4本足のヘビ」として2015年に古生物学会の話題をさらったのがテトラポドフィス・アンプレクトゥスの化石です。この化石はブラジル北西部にある白亜紀初期(約1億4600万年~1億年前)の地

                            想像図が間違っていたとされる古代生物5選
                          • 「エスプレッソ」がアルツハイマー病の原因物質の蓄積を解消してくれることが判明

                            これまでに行われた研究により、コーヒーには認知症を予防する効果があることがわかっています。さらに、エスプレッソの本場イタリアの研究により、コーヒー豆を濃厚に抽出したエスプレッソにはアルツハイマー病の原因と考えられている物質の蓄積を防ぐ働きがあることや、その作用の元になっている可能性が高い有効成分が判明しました。 Espresso Coffee Mitigates the Aggregation and Condensation of Alzheimer′s Associated Tau Protein | Journal of Agricultural and Food Chemistry https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jafc.3c01072 Espresso Coffee Mitigates Aggregation and Condensat

                              「エスプレッソ」がアルツハイマー病の原因物質の蓄積を解消してくれることが判明
                            • 余命わずかな科学者が世界初の完全サイボーグに!?

                              テクノロジーの活用により重度の障害を乗り越える可能性を探る..... Peter Scott-Morgan-Twitter <「運動ニューロン疾患(MND)」の末期と診断された科学者が、自ら実験台となって、テクノロジーの活用により重度の障害を乗り越える可能性を探ろうとしている......> 難病により余命わずかな61歳の英国人科学者が「世界初の完全サイボーグ」に変身しようとしている。 30年にわたって政府機関や民間企業で活躍したのち、2007年以降、自身の研究活動に専念していたピーター・スコット=モーガン博士は、2017年、「運動ニューロン疾患(MND)」の末期であると診断された。運動ニューロン疾患は、2018年3月に死去した英理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士が闘い続けた病としても知られ、運動神経細胞がゆっくりと変性し、重要な機能や随意運動を制御する神経システムの能力が次第に失わ

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                              • 人間の脳細胞をラットの脳に移植する「脳置換」に成功 - ナゾロジー

                                近年のバイオテクノロジーの急速な発展によって、損傷・死滅した脳細胞を、外部で培養した脳細胞と置き換えることが可能になってきました。 しかも置き換える脳細胞は、必ずしもホストと同じ動物である必要がなくなってきたのです。 最近の実験でも、ラットの脳に人間の脳細胞を移植して長期間生存させることに成功しています。しかし、移植された人間の脳細胞がラットの脳で役割を獲得し、両者の間で神経接続が成立したかどうかはわかっていませんでした。 ですが今回、スウェーデンの研究者が、脳卒中に陥ったラットの脳に人間の脳細胞(iPS細胞から作成)を移植したところ、人間の脳細胞がラットの脳細胞と神経接続を確立していることを発見しました。 また新たに確立された異種神経接続はラットの脳の広範に及び、脳卒中により失われていたラットの運動能力と感覚機能を回復させていたことも明らかになりました。 これは異種脳を組み合わせ、一つの

                                  人間の脳細胞をラットの脳に移植する「脳置換」に成功 - ナゾロジー
                                • 「折れない心」の脳内メカニズムを世界で初めて解明! - ナゾロジー

                                  「期待外れ」の直後にドーパミン放出を促す脳細胞を発見!仕事や勉強、スポーツなどにおいて、私たちは常に現状より高い目標を達成しようと努力します。 しかし、すんなりと思い通りに行くことは稀です。大抵は現実と理想の差を突きつけられ「期待外れ」な結果を繰り返すことになります。 けれど、ほとんどの人はそこで諦めず、失敗を乗り越えて目標達成に邁進していきます。 これは人間以外の動物たちの人生でも同様です。 狩りや求愛に何度失敗しようともチャレンジしなければ、今日の生命の繁栄はあり得ません。 このように「期待外れ」を乗り越える能力は多くの生き物に普遍的でありながら、それを支える脳内メカニズムはよく分かっていませんでした。 私たちの脳は困難や失敗をどう乗り越えているのか? / Credit: canva 過去の研究によると、やる気を促すドーパミン神経細胞は、期待通りかそれ以上にうまくいったときに放出量が増

                                    「折れない心」の脳内メカニズムを世界で初めて解明! - ナゾロジー
                                  • 実装初心者向けにディープラーニングの全体像、実装手順をわかりやすくまとめてみた - Qiita

                                    対象者 機械学習、ディープラーニングを一通り勉強したが、実装するときにどう関連するのかわからない人。 頭の中を整理したい人。 詳しい数学的な説明はchainerチュートリアルを参照すると良い。 解説内容 ディープラーニングでもっとも一般的な教師あり学習の手順を解説する。また、それに伴う周辺知識を説明する。 ディープラーニングのモデルになったもの ディープラーニングは人の神経細胞における情報伝達の仕組みを真似て作られた。これにより、精度が飛躍的に向上した。 ニューラルネットワークの仕組み ニューロンのモデル化 ニューラルネットワークでは、人間の神経細胞の動きをコンピュータで再現した数式モデルを作る。個々の神経細胞は簡単な演算能力しか持たないが、お互いに繋がり連動することで高度な認識、判断をすることができる。行列や特別な関数の計算をしながら情報伝達の仕組みを数式で再現していく。 ニューロンのモ

                                      実装初心者向けにディープラーニングの全体像、実装手順をわかりやすくまとめてみた - Qiita
                                    • やる気が出る・出ないの脳内メカニズムには2種類ある、量研が解明

                                      量子科学技術研究開発機構(量研)は7月2日、やる気が脳内伝達物資ドーパミンにより調節される2つの仕組みを明らかにしたと発表した。 同成果は、量研 量子生命・医学部門量子医科学研究所脳機能イメージング研究部の堀由紀子研究員、同・南本敬史グループリーダーらの研究チームによるもの。詳細は、生物科学を扱う学術誌「PLOS Biology」にオンライン掲載された。 やる気(行動に対する意欲、モチベーション)は、日常生活のちょっとした動作から、業務や勉学、スポーツなど、すべての活動を支える源だが、しかし、すべての行動に対して常に高くできるかというと、簡単にはいかない。 このやる気の上がったり下がったりは、脳内伝達物質の1つである「ドーパミン」を生み出すドーパミン神経細胞が、予測される報酬とコストから計算されるその個人にとっての行動の価値を伝えることによるものと考えられている。 また脳のドーパミンに関す

                                        やる気が出る・出ないの脳内メカニズムには2種類ある、量研が解明
                                      • アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」今月21日に承認判断へ 厚労省 | NHK

                                        日本とアメリカの製薬会社が共同で開発したアルツハイマー病の新薬について、厚生労働省は8月21日の専門家部会で承認するかどうかを判断することが関係者への取材で分かりました。承認されれば、アルツハイマー病の原因物質に直接働きかけ取り除くための、初めての薬が国内で製造・販売できるようになります。 認知症の原因の1つである「アルツハイマー病」の新しい治療薬「レカネマブ」は、日本の製薬大手「エーザイ」が、アメリカの「バイオジェン」と共同で開発を進めてきた薬です。 アルツハイマー病の患者の脳にたまる「アミロイドβ」という異常なたんぱく質を取り除くことで、症状の進行を抑えることが期待されています。 エーザイは、ことし1月に「レカネマブ」について、厚生労働省に承認を求める申請を行っていましたが、厚生労働省は8月21日に専門家部会を開き、承認するかどうかを判断することが関係者への取材で分かりました。 「エー

                                          アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」今月21日に承認判断へ 厚労省 | NHK
                                        • 「頭の回転が速い人」と「遅い人」は結局何が違うのか? 脳科学者に聞いてみた。 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                                          日本のビジネスにおいては「生産性向上」や「効率化」が課題だとされますが、そんなことを考えるまでもなく、できることなら目の前の仕事をスムーズに終わらせて、限られた時間をほかの仕事にあてたり、あるいは余暇の時間を楽しんだりしたいものです。 そんな、仕事を効率よくスピーディに終えられるような「頭の回転が速い人」になるにはどうすればいいのでしょうか。脳科学者の生塩研一(おしお・けんいち)先生が、「頭の回転」といわれるものの仕組みから教えてくれました。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/塚原孝顕 頭の回転の違いは、「脳の構造」と「脳の使い方」にあり 頭の回転を遅くしてしまう「断片化」とは? 「シングルタスク」に集中することを意識する 頭の回転の違いは、「脳の構造」と「脳の使い方」にあり 「頭の回転」が速い人と遅い人には、「脳の構造」「脳の使い方」というふたつの違いがあります。まず、脳の構造のこ

                                            「頭の回転が速い人」と「遅い人」は結局何が違うのか? 脳科学者に聞いてみた。 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                                          • 人工神経回路による脳の理解はどこまで進んだか - 知識のサラダボウル

                                            (著) 山拓 神経科学 Advent Calendar 2019の2記事目です。人工神経回路 (Artificial neural network, ANN) を用いた研究により、脳の理解はどこまで進んだか、次に何が調べられるべきなのかということについて解説します。 昨年の年末からhttps://github.com/takyamamoto/BNN-ANN-papersにANNと脳に関する論文リストを作成しており (これは先に研究が出てしまう悲劇が頻発したための措置ですが)、このリストがそのまま参考文献となっています。 本記事は特に(B.A. Richards, T.P. Lillicrap, et al. Nat. Neurosci. 2019)での議論を参考にしています(翻訳ではないです)。 この論文はANNと脳についての研究を先導してきた多くの研究者が共著者となっています(一体どうや

                                            • 自己家畜化は誰のため?――私たちのこれからを考える (熊代亨:精神科医)|「こころ」のための専門メディア 金子書房

                                              私たちにはどんな未来が待っているのでしょうか? 未来を考えることは、ひいてはメンタルヘルスの未来を想像することにつながるかもしれません。 私たちの未来、そしてメンタルヘルスの未来について、人間の自己家畜化という観点から、熊代亨先生にお書きいただきました。 約一年前(https://www.note.kanekoshobo.co.jp/n/n19a38bc33558)にも金子書房さんのnoteに書かせていただいた、精神科医の熊代亨です。 今回は、未来の精神医療と未来の人間についてイマジネーションをお届けしたく、再び文章をお届けしてみました。よろしければ、しばしお付き合いください。 【人間の自己家畜化というトピックをご存知ですか?】 精神科医としての私は、操作的診断基準と各種の治療ガイドラインを重視すること、精神保健福祉法を遵守することを第一に考えています。 でもそれは白衣を着ている時の話。社

                                                自己家畜化は誰のため?――私たちのこれからを考える (熊代亨:精神科医)|「こころ」のための専門メディア 金子書房
                                              • 健康に役立つチーズの機能は、現代社会に生きる人間を救う - 子育ての達人

                                                ※出典:厚生労働省「平成30年国民健康・栄養調査」 ※「メタボリックシンドロームが強く疑われる者」を「メタボ」、「メタボリックシンドロームの予備群と考えられる者」を「メタボ予備軍」と略記 チーズは脂肪分が多いため、肥満につながると思われがちですが、チーズに含まれる脂肪分には、揮発性脂肪酸や中鎖脂肪酸といった、消化の際に分解されやすいものが多く含まれているため、摂取しても肥満に繋がりにくいことが分かっています。 さらに、アメリカ・テネシー大学のゼメル教授は2004年、カルシウムにダイエット効果があることを研究で明らかにしました。 実際、肥満の人に様々な量のカルシウムを摂取してもらう実験を行ったところ、カルシウムを多く摂った人ほど腹囲の減少が認められました。 また、カルシウムはサプリメントで摂取するよりも、乳製品として摂る方が、ダイエット効果が大きくなることも明らかになりました。 この実験では

                                                  健康に役立つチーズの機能は、現代社会に生きる人間を救う - 子育ての達人
                                                • がんの未知なる特徴をAIが発見

                                                  理化学研究所(理研)革新知能統合研究センター病理情報学チームの山本陽一朗チームリーダー、日本医科大学泌尿器科の木村剛准教授らの共同研究グループは、医師の診断情報が付いていない病理画像から、がんに関わる知識をAIが自力で獲得する技術を開発し、がんの再発の診断精度を上げる新たな特徴を見つけることに成功しました。 本研究成果は、手術後の高精度ながんの再発予測法として、個々に合った治療選択に生かせるとともに、画像から新たな知識を獲得するための自動解析手法として役立ちます。さらに、ブラックボックスといわれているAIの解析根拠をひも解く一歩として、医療において安心して使用できるAIの実現に貢献すると期待できます。 今回、共同研究グループは、1枚あたり100億画素以上の前立腺病理画像から、AIが画像上のがんの特徴を、人に教わることなく自動で取得し、それを人間が理解できる情報として出力する技術の開発に成功

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                                                  • 記憶力を劇的にアップさせる4つの方法|ビジネス・勉強・脳のために知っておきたい - ウミノマトリクス

                                                    最終更新日時:   2022年2月4日 今回は、「記憶力」をアップさせるための方法をお伝えします。 ビジネス、勉強、資格取得など様々な場所で必要になってくる記憶力ですが今回お伝えする4つの方法を効果的に活用してあなたのスキルアップに活用してください。 今回の内容は、かなり初歩的なことですが、非常に重要なことなのでぜひとも頭の片隅の記憶に留めておいていただけたらと思います。 この記事は次のような方にオススメの記事です。 今後資格の試験を受けろって言われたけど全く勉強がはかどらない、記憶力が完全に衰えて来ている…なにかいい方法無いかな 最近物忘れがひといからなにか記憶力向上にいい方法ないかしら わんわん(それって美味しいの?) こんな人におすすめの記事です 記憶力を向上させたい人。 資格試験や勉強などで記憶したいけど、なかなか記憶の定着が出来ない人。 最近物忘れがひどくなったと感じる人。 アラ

                                                      記憶力を劇的にアップさせる4つの方法|ビジネス・勉強・脳のために知っておきたい - ウミノマトリクス
                                                    • なぜ歩く人は健康なのか? ウォーキングの9つの効果まとめ | Tarzan Web(ターザンウェブ)

                                                      病気の9割は、歩けば治りますよ 腹八分目がいい、夜更かしするな、呼吸はゆっくり大きく…。現代にも通じる健康作りの神髄を江戸時代に説いたのが、儒学者・貝原益軒の『養生訓』。しかし、そこに「歩け」という教訓は含まれていない。 「自動車も電車もない江戸時代は歩くことが当たり前。現代人は歩かないからこそさまざまな不調に悩まされています。病気の9割は、歩けば治りますよ」(医師の長尾和宏さん) それは兵庫県で町医者として多くの患者さんと接する長尾先生の実感でもある。生活習慣病で悩む人の多くは、歩く習慣を失っていたのだ。 対照的に先生が診療で多忙な日々のほぼ唯一の息抜きであるゴルフに出掛けると、そこには元気潑剌でグリーンを闊歩する高齢者が大勢いた。 「ゴルフは歩くスポーツ。健康だからゴルフができるのではなく、ゴルフで歩いているから健康なのだと思い直し、患者さんにも歩くことを薦めたら、薬なしでも生活習慣病

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                                                      • 東大、量子コンピューティングを「手を動かして」ゼロから学べる教材公開

                                                        東京大学素粒子物理国際研究センター(ICEPP)が、量子コンピューティングを「手を動かして」学びたい人向けの実習教材「量子コンピューティング・ワークブック」を無料公開している。大学1年程度の数学とPythonプログラミングの知識があれば、ゼロから自習できる教材を目指したという。 東京大学量子ネイティブ育成センターによる講義「IBM Qを使った量子コンピューター入門:ハードからソフトまで」の付属教材で、ICEPPの研究者が執筆した。 教材の章立ては講義の時限に対応しており、各章の最後に実習課題を設けている。最初章では「量子コンピュータに触れる」と題して、量子コンピュータで量子力学的状態が実現しているか検証する。 実習は、Pythonライブラリ「Qiskit」でプログラムを書き、作成した量子回路を「IBM Quantum Experience」(IBMQ)の量子コンピュータで実行できる。 一般

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                                                        • 統合失調症の新薬候補発見 東京大、理化学研究所などのチーム(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

                                                          日本人の1%が発症する統合失調症の症状を改善する可能性がある物質を、東京大や理化学研究所などのチームが発見し、13日付の米科学誌セル・リポーツに発表した。この物質を含む薬剤はすでに遺伝性疾患ホモシスチン尿症の治療に使用されている。統合失調症に対するこの薬剤の治療の有効性や安全性を調べる臨床研究を始めた。 候補物質は、植物や海産物に多く含まれている化合物ベタイン。過去の研究から、患者のベタインの血中濃度は健康な人に比べ低いことが知られているが、統合失調症との関連はよく分かっていなかった。 チームは、仲間との接触を敬遠するなど統合失調症に特徴的な症状を持ったマウスを作製し、神経細胞の特徴を詳細に調べた。 その結果、神経細胞の形成に関与しているたんぱく質「CRMP2」の運び役「KIF3」の働きが低下し、神経細胞の構造が変化していたほか、CRMP2はベタインと反応しやすいことを突き止めた。 そこで

                                                            統合失調症の新薬候補発見 東京大、理化学研究所などのチーム(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
                                                          • 一般的な睡眠薬がアルツハイマー病の原因とされるタンパク質を減らすことが判明、新たな認知症対策になる可能性を示唆

                                                            一般的な睡眠薬のひとつであるスボレキサント(商品名ベルソムラ)を服用することで、アルツハイマー病の原因といわれているタンパク質の蓄積を抑制できるとの研究結果が報告されました。 Suvorexant Acutely Decreases Tau Phosphorylation and Aβ in the Human CNS - Lucey - Annals of Neurology - Wiley Online Library https://doi.org/10.1002/ana.26641 Sleeping pill reduces levels of Alzheimer’s proteins – Washington University School of Medicine in St. Louis https://medicine.wustl.edu/news/sleeping-pi

                                                              一般的な睡眠薬がアルツハイマー病の原因とされるタンパク質を減らすことが判明、新たな認知症対策になる可能性を示唆
                                                            • ついに大腸菌で「DOOM」をプレイする猛者が登場、ただしクリアには600年かかる

                                                              1993年に発売された「DOOM」はファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)の草分け的タイトルとして知られています。また、ゲーム機だけではなく、カーナビや医療用超音波スキャナー、レゴブロック、プリンターなど、多種多様な場所に移植されていることでも有名です。そんな「DOOM」をなんと大腸菌でプレイする研究が発表されています。 “Can it run Doom?” (Gut bacteria edition) | Ars Technica https://arstechnica.com/gaming/2024/01/can-it-run-doom-gut-bacteria-edition/ マサチューセッツ工科大学(MIT)の大学院生であるローレン・ラムラン氏は、合成生物学の研究課題として今回の「DOOM」移植を行ったとのこと。ラムラン氏は以下の解説ムービーを公開しています。 Run

                                                                ついに大腸菌で「DOOM」をプレイする猛者が登場、ただしクリアには600年かかる
                                                              • 頭がいい人の「少し意外な」3つの特徴。○○が知性につながっていた - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                                                                「集中力が高くて頭のいい人とは違い、私はすぐほかのことを考えてしまう。頭がよくないのかも……」 「頭の回転の速い人に憧れる。それに比べて、自分は意見を出すのが遅い……」 こんなコンプレックスを抱いてはいませんか? 今回は、そんなあなたが想像する “頭がいい人” の特徴とは別の要素を報告することになるかもしれません。じつは、頭のよさを決める要素はさまざまで、なかには多くの人にとって思いもよらないものもあるのです。 本記事では、頭がいい人の少し “意外” な特徴を3つ紹介します。まだあなたが気づいていない自らの賢さを知るために、ぜひご一読ください。 【ライタープロフィール】 青野透子 大学では経営学を専攻。科学的に効果のあるメンタル管理方法への理解が深く、マインドセット・対人関係についての執筆が得意。科学(脳科学・心理学)に基づいた勉強法への関心も強く、執筆を通して得たノウハウをもとに、勉強の

                                                                  頭がいい人の「少し意外な」3つの特徴。○○が知性につながっていた - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                                                                • イカの遺伝子を編集して脳の謎に挑む科学者たち

                                                                  巨大な神経線維をもつアメリカケンサキイカ(Doryteuthis pealeii)は、古くから神経科学研究において重要な役割を果たしてきた。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 米国マサチューセッツ州沖で捕れるアメリカケンサキイカ(Doryteuthis pealeii)は、100年近く前から神経や脳の研究で非常に重要な役割を果たしてきた。2020年、その研究が大きな成果を上げた。近くのウッズホール海洋生物学研究所が、CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)というゲノム編集技術を使って、アメリカケンサキイカの遺伝子を欠損(ノックアウト)させることに成功したのだ。 イカ・タコなどの頭足類がもつ能力は、イカの皮膚細胞の色変化から、コウイカのオスが求愛時にメスに擬態する能力、タコの記憶力や学習能力まで、地球のものと

                                                                    イカの遺伝子を編集して脳の謎に挑む科学者たち
                                                                  • 砂糖の取りすぎ、精神疾患のリスクに 脳の毛細血管に炎症 都医総研:朝日新聞デジタル

                                                                    東京都医学総合研究所などの研究班は11日、思春期に砂糖を取りすぎると統合失調症などの精神疾患を発症するリスクの一つになる可能性があると発表した。マウスを使った実験でわかったという。同研究所の平井志伸主任研究員は「砂糖の過剰摂取に気を付けてスイーツを楽しんで」と呼びかけている。 統合失調症や双極性障害は若い世代で多く、遺伝的な要因と患者を取り巻く様々な環境要因が重なって発症すると考えられている。また、患者には清涼飲料水を1日2リットル飲むなど、多量の砂糖を取る傾向があることが知られている。 研究班が精神疾患の発症と関連がある遺伝子に変異があるマウスに餌として大量の砂糖を与えたところ、物体の位置を認識する機能が低下したほか、毛繕いが異常に増えたり、巣作り行動が減ったりすることが確認された。また、砂糖を過剰摂取したマウスの脳では毛細血管の炎症があり、脳内の神経細胞の栄養となるグルコース(ブドウ糖

                                                                      砂糖の取りすぎ、精神疾患のリスクに 脳の毛細血管に炎症 都医総研:朝日新聞デジタル
                                                                    • 致死率99.99%以上の「狂犬病ウイルス」が人を殺す驚異のメカニズムとは?

                                                                      「ワクチン接種を受けずに発病した場合は、確実に死亡へ至る。確立した治療法はなく、予後は絶望的である」という狂犬病は、狂犬病ウイルスことリッサウイルスにより引き起こされます。たった5つの遺伝子しか持たない非常に単純な構造のリッサウイルスが、一体どのようにして免疫システムを圧倒し人を死に至らしめるのかについて、科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagtが解説しました。 The Deadliest Virus on Earth - YouTube リッサウイルスは、古代ギリシャの狂気の女神・リッサにちなんだ名前で、分かっているだけでも4000年以上前から人類を悩ませてきました。 狂犬病にかかると、動物は怒り狂った獣へと変貌し、人間は水を恐れるゾンビのようになってしまいます。 しかし、リッサウイルスの最も大きな特徴は、人間の免疫システムを回避するのが信じられないほど巧妙な点にあります。

                                                                        致死率99.99%以上の「狂犬病ウイルス」が人を殺す驚異のメカニズムとは?
                                                                      • がん細胞の大半を分子を注入するだけで自己破壊させることが可能な治療法が誕生

                                                                        by Trust "Tru" Katsande すい臓がんは数あるがんの中でも早期発見が難しい上に進行が速く、5年生存率が非常に低いことでも知られています。そんなすい臓がんの細胞を、特定の分子を体内に注入するだけで自壊させ、80~90%も減少させる方法をイスラエルの研究チームが発見しました。 Oncotarget | The phenanthrene derivative PJ34 exclusively eradicates human pancreatic cancer cells in xenografts http://www.oncotarget.com/index.php?journal=oncotarget&page=article&op=view&path%5B%5D=27268 In possible breakthrough, molecule destroys pan

                                                                          がん細胞の大半を分子を注入するだけで自己破壊させることが可能な治療法が誕生
                                                                        • 高齢者が夜中に目覚めてしまう原因はナルコレプシーの逆転現象だった! - ナゾロジー

                                                                          お年寄りが夜中に何度も目を覚ましたり、朝早く目が覚めてしまう原因が判明しました。 米国スタンフォード大学(Stanford University)で行われた新しい研究は、加齢にともない夜中に目が覚める原因となる神経細胞の異常をマウスで特定し、修正することに成功したと報告しています。 加齢にともなう睡眠障害(夜中に目が覚めるなど)は、マウスや人間など幅広い動物で発生する現象ですが、これまで原因は不明でした。 ですが今回の研究では「原因となる神経細胞の特定」「起きている異常現象の解明」「薬による治療」の全てがセットになって行われており、極めて価値がある内容となっています。 しかし、いったい何が原因で高齢者は「夜中に突然目が覚める」という奇妙な現象を起こしてしまうのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年2月25日に『Science』にて掲載されています。

                                                                            高齢者が夜中に目覚めてしまう原因はナルコレプシーの逆転現象だった! - ナゾロジー
                                                                          • なぜ加齢によりぐっすり眠れなくなるか? ―新しい認知症予防薬へ― - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

                                                                            私は日本睡眠学会の専門医ですが,父から「親の不眠も治せないのに専門医とは・・・」と言われています.私は苦笑しながら「加齢により誰もが睡眠の質は低下するので,目が覚めるのは仕方がないのですよ」と言い訳をします.事実,この「睡眠の断片化」と呼ばれる現象は,種を超えて加齢で観察されます.しかしそのメカニズムはよく分かっておりません. 今回,スタンフォード大学から,視床下部の一部の神経細胞によって生成され,覚醒のために重要な役割を果たすヒポクレチン(別名オレキシン)に注目した画期的な研究がScience誌に報告されました.ちなみにこのヒポクレチンの分泌は日内変動し,哺乳類では日中で高く(よって覚醒する),夜間に低下します(よって眠くなる).またヒポクレチンが欠損する疾患が,過眠症を呈するナルコレプシー(Ⅰ型)です. 研究チームは,若齢と老齢マウスを選び,光遺伝学的手法を用いて,老齢マウスのヒポクレ

                                                                              なぜ加齢によりぐっすり眠れなくなるか? ―新しい認知症予防薬へ― - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文
                                                                            • 芥川賞作家によるADHDをめぐる私ノンフィクション 『あらゆることは今起こる』 - HONZ

                                                                              あらゆることは今起こる (シリーズ ケアをひらく) (シリーズケアをひらく) 作者: 柴崎友香 出版社: 医学書院 発売日: 2024/5/13 『あらゆることは今起こる』、芥川賞作家・柴崎友香さんの最新作である。いかにも小説っぽいタイトルだが、そうではない。柴崎さんが40代の後半でADHD(注意欠如・多動症)と診断を受けられ、治療薬のひとつであるコンサータを服用、いかに変わられたか。その自分の経験からADHDやASD(自閉スペクトラム症)といった発達障害について考えていかれるノンフィクションである。 小学校六年生の修学旅行で夜更かしして翌日眠たくて、それ以来一回も目が覚めた感じがしなかったんですが、今、三十六年ぶりに目が覚めてます それって映画「レナードの朝」のロバート・デ・ニーロやん、と思わず突っ込んでしもた。スンマセン。柴崎さんがコンサータの最初の一錠を服用された時の感想だ。つい小説

                                                                                芥川賞作家によるADHDをめぐる私ノンフィクション 『あらゆることは今起こる』 - HONZ
                                                                              • 【書評】文系AI人材になる 野口竜司 東洋経済新報社 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                                                今、足りないのはデータサイエンティストではなく文系AI人材なんです! これには驚きました! 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.著者よりお知らせ】 【5.関連著書の紹介】 【6.著書より、「いいね」頂きました!】 【1.本書の紹介】 現在、データサイエンティストと呼ばれるAI技術者が引っ張り凧で、世界的にその賃金も青天井で高騰しています。 ひょっとするとその流れは、まもなく止まるかも知れません。 AIの登場に、ビクビクしているそこのあなた、大丈夫です! ここに解決策が書いてあります! 今の今まで、我々文系は、AIの開発はよくわならないので、丁寧に敬遠してきました。(笑) しかし、AIの開発は概ね見えてきて、次はその技術を身近なところで役立つように導入する段階になったようです。 ここで活躍するのが、そう、文系AIの人たちです。 パソコン初期の時代を思い出すと

                                                                                  【書評】文系AI人材になる 野口竜司 東洋経済新報社 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                                                • 【書評】時間と空間を操る「量子力学的」習慣術 村松大輔 サンマーク出版 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                                                  今週のお題は #わたしのプレイリスト ということで、私の読書プレイリストの中で、すんごい習慣本をご紹介します。 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 私の思いは、叶わない。 なんて寂しい事を言っている人はいませんか? 思いは叶います! ただ、その方法を知らないだけなんです! では、どうすればその思いは叶うのでしょうか? 【2.本書のポイント】 原子の中にあるのは「クォーク」と「電子」と「フォトン」の三つです。クオークは物質の素、電子は電気の素、フォトンは光の素になる粒子です。 フォトンは、「電子」と同じ素粒子の一種です。電子と同じように、あなたの中の件市内にもあるし、私たちの周囲にも存在します。もちろん、物体の中にもあります。 長時間思ったり、強く思ったりするほど、フォトンの粒の量が増えていくのです。 時間や空間を変える

                                                                                    【書評】時間と空間を操る「量子力学的」習慣術 村松大輔 サンマーク出版 - 京都のリーマンメモリーズ