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福祉国家の検索結果1 - 35 件 / 35件

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福祉国家に関するエントリは35件あります。 社会政治福祉 などが関連タグです。 人気エントリには 『インセンティブから目を逸らして社会を語るな(読書メモ:『自己責任の時代:その先に構想する、支えあう福祉国家』) - 道徳的動物日記』などがあります。
  • インセンティブから目を逸らして社会を語るな(読書メモ:『自己責任の時代:その先に構想する、支えあう福祉国家』) - 道徳的動物日記

    自己責任の時代――その先に構想する、支えあう福祉国家 作者:ヤシャ・モンク みすず書房 Amazon タイトルが想像できるように、近年に蔓延している(とされる)、いわゆる「自己責任論」を批判する本。 また、著者のヤシャ・モンクの教師のひとりがマイケル・サンデルであるらしく、「謝辞」でも真っ先にサンデルの名前が挙げられている。 そして、この本の内容も、ベストセラーになったサンデルの『実力も運のうち』とかなり近い。あちらは「能力主義」を批判する本であったが、かなりの部分までは「自己責任論」批判と重なるものであった。主に批判する思想家がジョン・ロールズであるところも似ている(サンデルはフリードヒ・ハイエクも強めに批判していたのに対してモンクは運の平等主義者を批判しているところに違いはあるが)。政治家などの発した世俗的な言葉を引きながら「最近ではこんな風潮があります」と紹介しつつ、ロールズなどの思

      インセンティブから目を逸らして社会を語るな(読書メモ:『自己責任の時代:その先に構想する、支えあう福祉国家』) - 道徳的動物日記
    • 難民に寛容な福祉国家スウェーデンで「暴力事件」が急増した“不都合”な理由 | 移民統合の失敗で犯罪集団が拡大

      増え続ける暴力事件 かつて家だった場所とその周辺に木材、断熱材、被覆材の破片が飛び散り、ぐちゃぐちゃに散乱している。吹き飛んだ窓ガラスの跡には、ギザギザになった破片だけが残っている。カーテンや衣服が散乱し、爆発の威力に押し流されている。 「ニュースで見るような、外国の戦争の現場のようです」と地元住民は言う。 しかし、ここは紛争地帯ではない。スウェーデン第4の都市ウプサラの、かつては平和だった地区だ。昨年9月28日に爆発が起こり、新人教員のソハ・サード(24)が巻き込まれて死亡した。この攻撃は、犯罪組織のメンバーの親戚と思われる隣人を狙ったものだった。 9月末にスウェーデンのウプサラで起きた爆発事件の現場 スウェーデンでは昨年後半、ウプサラとやその南に位置する首都ストックホルムで凶悪な暴力事件が相次いだ。9月から10月にかけての最悪の時期には、毎日のように銃撃や爆破、手榴弾による攻撃が起きて

        難民に寛容な福祉国家スウェーデンで「暴力事件」が急増した“不都合”な理由 | 移民統合の失敗で犯罪集団が拡大
      • リベラルサヨクは福祉国家がお嫌い(再掲)とその前説 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

        弁護士の堀新さんがこう呟いている(Xしてる?)んですが、 https://twitter.com/ShinHori1/status/1686574496952758272 大戦後の日本の言論や論壇の世界では長らく左派が有力だったとかいう議論があるが、左派といっても実際は社会主義派というような人は少なくて、多数の評論家やジャーナリストは「なんとなく社会福祉だけはあってほしいアナーキスト」みたいな感じの論調が多かったような気がする。 もう少しいうと、日本の言論界で割と多かったのは 「社会福祉と文化施設だけはあってほしい無政府主義者」 みたいな緩やか左派的な論者だったのではないか。 こういうのは欧米流のポリティカルコンパスの「経済右派・左派」の図にはうまく落とし込めない。 変な言い方になるが、戦後日本の左派的な言論界の多数派も、ある意味「小さな政府主義者」だったのである。 戦後日本の左派言論の「

          リベラルサヨクは福祉国家がお嫌い(再掲)とその前説 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
        • 【高福祉国家】 スウェーデン、本当に高齢者を見捨てていた : 痛いニュース(ノ∀`)

          【高福祉国家】 スウェーデン、本当に高齢者を見捨てていた 1 名前:ガニメデ(東京都) [DE]:2020/12/14(月) 12:48:28.11 ID:tpTItXAJ0 シリーズ「コロナ危機」です。厳しいロックダウンを行わないなど独自の新型コロナウイルス対策を貫くスウェーデン。その一方で、多くの高齢者が治療さえ受けられずに亡くなっている実態を取材しました。 ジュリアナさんは、亡くなった叔父の写真を前に悔しさをにじませました。 「叔父が病院でちゃんと治療を受けられていれば、生きるチャンスはあったはずなのに」(叔父を亡くしたジュリアナさん) 認知症のため高齢者施設に入所していたジュリアナさんの叔父、モーゼスさん(72)は今年4月、新型コロナウイルスへの感染が確認され、4日後にそのまま施設で亡くなりました。 「医師は『持病のある高齢の感染者は病院で治療を受けられないことになっている』と。叔

            【高福祉国家】 スウェーデン、本当に高齢者を見捨てていた : 痛いニュース(ノ∀`)
          • なくてはならない福祉国家(読書メモ:『福祉国家 救貧法の時代からポスト工業社会へ』) - 道徳的動物日記

            福祉国家:救貧法の時代からポスト工業社会へ 作者:デイヴィッド・ガーランド 白水社 Amazon 最近はプライベートがバタバタしていて本を読む時間をじっくり取ることも難しく、また文章を書けるタイミングもなかなかないのだが、ナントカ合間合間に時間を捻出しながら簡単な新書やベリーショートイントロダクションの邦訳書などを読んでいるので、普段の記事よりも簡素になるがメモがてらに内容を紹介していこう*1。 まずは社会学者のデイヴィッド・ガーランドが書いた『福祉国家』から。冒頭で示される、本書の目的は下記の通りだ。 本書におけるわたしの望みは、福祉国家をより正確に、より啓発的に描き出すことである。つまり、歴史家、社会学者、比較社会政策研究者の知見にもとづいて、わかりやすく、現実に即した福祉国家解釈を提示することである。わたしの議論は次のようなものになるだろう。福祉国家は、戦後史の一コマとみなしてよいも

              なくてはならない福祉国家(読書メモ:『福祉国家 救貧法の時代からポスト工業社会へ』) - 道徳的動物日記
            • 福祉国家スウェーデン、コロナで死者多数 民営化進み「金、金、金」:東京新聞 TOKYO Web

              世界中でまん延した新型コロナウイルスへの対応を巡り、各国の特性が浮き彫りになった。中でも、多数の感染者によって社会的な抗体を作る「集団免疫」を目指したスウェーデンは異色だった。欧米の主流だった厳しい都市封鎖を拒絶し、多くの死者を出した。高福祉国家のイメージがある同国で、何が起きていたのか。現地在住の日本人が語った。(沢田千秋) 「平等、公平で高福祉というのが、日本人の一般的なスウェーデンのイメージだろう」と話すのは、東京都小平市出身の近藤浩一さん(45)。通信機器大手「エリクソン」の社員として、2012年からスウェーデン第2の都市イエーテボリに暮らす。自身もこの国にあこがれて移住したが、その固定観念を打破するため1月、「スウェーデン福祉大国の深層」(水曜社)を出版した。 近藤さんは「スウェーデンは先進的に人権やジェンダー、環境問題に取り組み、ノーベル賞の存在もあって理想郷のようなイメージが

                福祉国家スウェーデン、コロナで死者多数 民営化進み「金、金、金」:東京新聞 TOKYO Web
              • 経済学者ダニ・ロドリック「福祉国家はもはや解ではない。問題は良質な雇用の絶対的不足だ」 | 我々が必要としているのは多くの左派ポピュリストだ

                1990年代からグローバリゼーションに警鐘を鳴らしてきたハーバード大学の経済学者ダニ・ロドリックは、現代の課題はグローバリゼーションによって良質な仕事が失われたことであり、今後も規制がなければ、さらに格差が広がっていくと指摘する。そして今後必要なのは福祉国家モデルではなく、良質な雇用の創出に焦点をあてた経済政策だと主張する。 グローバリゼーションのもたらした弊害 ハーバード大学の経済学教授ダニ・ロドリックは、1997年に『グローバリゼーションは行き過ぎか?』(未邦訳)という書籍を出版し、グローバル化に対して警鐘を鳴らした。貿易や金融の自由化が正しいと一般的に考えられていた当時、それに対して異議を唱える数少ないトップエコノミストの一人だった。 本紙がロドリックに話を聞くことにしたのは、研究と政策立案の両面で、経済学の世界がロドリックの提言に追いついてきているからだ。資本規制や産業政策の否定な

                  経済学者ダニ・ロドリック「福祉国家はもはや解ではない。問題は良質な雇用の絶対的不足だ」 | 我々が必要としているのは多くの左派ポピュリストだ
                • コラム:コロナ危機に強い福祉国家、流れは「大きな政府」へ

                  新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中、外にテーブルがあるレストランで食事をするスウェーデンのストックホルム市民。3月26日撮影(2020年 TT News Agency/Janerik Henriksson) [ロンドン 13日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 大惨事は本当に必要なことを教えてくれる場合が多い。新型コロナウイルスとの闘いでは、福祉の手厚い政府がその国の経済的ダメージを軽減するのにいかに役立つかということだ。この教訓を忘れ去ることはないだろう。 ロックダウン(都市封鎖)によって多くの人が働けなくなった。解雇が容易で政府の助成が心もとない米国は、失業率が20%を超えそうな勢いだ。欧州でも仕事をすることを禁じられた労働者の割合は似たり寄ったりだが、失業率が米国の水準に近づくとは予想されていない。 欧州と米国の最大の違いは、税金によって給与払いを維持する制度の有

                    コラム:コロナ危機に強い福祉国家、流れは「大きな政府」へ
                  • 橋爪智之 (Tommy) 🇪🇺🇮🇹🇨🇿 on Twitter: "実際、他の国はどうなんだろうと思い、福祉国家と言われる北欧を調べてみました。 フィンランド ・介助が必要な場合はカスタマーサービスに36時間前までに電話で介助スタッフ予約 ・乗車列車やどんなサポートが必要か事前に伝える ・サービス… https://t.co/mA7emifvzk"

                    実際、他の国はどうなんだろうと思い、福祉国家と言われる北欧を調べてみました。 フィンランド ・介助が必要な場合はカスタマーサービスに36時間前までに電話で介助スタッフ予約 ・乗車列車やどんなサポートが必要か事前に伝える ・サービス… https://t.co/mA7emifvzk

                      橋爪智之 (Tommy) 🇪🇺🇮🇹🇨🇿 on Twitter: "実際、他の国はどうなんだろうと思い、福祉国家と言われる北欧を調べてみました。 フィンランド ・介助が必要な場合はカスタマーサービスに36時間前までに電話で介助スタッフ予約 ・乗車列車やどんなサポートが必要か事前に伝える ・サービス… https://t.co/mA7emifvzk"
                    • 高岡裕之『総力戦体制と「福祉国家」』 - 西東京日記 IN はてな

                      歴史を見ていくと、日本が戦争へと突き進んでいく中で、1938年に厚生省が誕生し、同年に農家・自営業者向けの国民健康保険法が創設され、42年に労働者年金保険が誕生するなど、福祉政策が進展していたのがわかります(1940年の国民学校の創設と義務教育の延長をこれに含めてもいいのかもしれない)。 なぜ、戦争と同時に「福祉国家」の建設が目指されたのか? そして、この「福祉国家」とは現在の「福祉国家」と同じものと考えていいのか? ということが本書の取り扱うテーマになります。 役所の文書の引用が多いために、「面白がって読める」というような本ではないかもしれませんが、読み進めるに従って現れてくる戦争下の「福祉国家」の姿は間違いなく面白いものです。 今回、「書物復権」で復刊されたのを機に読んでみましたが、戦争が日本の社会に与えたインパクトを考える上で外せない本ではないでしょうか。 目次は以下の通り。 序章 

                        高岡裕之『総力戦体制と「福祉国家」』 - 西東京日記 IN はてな
                      • 『戦争障害者の社会史―20世紀ドイツの経験と福祉国家―』(名古屋大学出版会) - 著者:北村 陽子 - 北村 陽子による自著解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                        著者:北村 陽子出版社:名古屋大学出版会装丁:単行本(366ページ)発売日:2021-03-10 ISBN-10:4815810176 ISBN-13:978-4815810177 内容紹介: 二度の大戦により、300万人におよぶ大量の戦争障害者を生み出したドイツで、国家に奉仕した「英雄」はどのようなその後を生きたのか。公的支援や医療の発達、義肢や盲導犬などの補助具の発展と、他方での差別や貧困、ナチへの傾倒などの多面的な実態を丁寧に描き、現代福祉の淵源を示す。 甚大な被害を生み出した二度の世界大戦。戦争で傷を負った人たちは、その後の時代をどのように生きたのでしょうか。300万人におよぶともいわれる20世紀ドイツの戦争障害者に焦点をあてた著作、北村陽子『戦争障害者の社会史』の刊行によせて、書き下ろしの自著解説を公開いたします。 パラスポーツから女性解放運動まで、〈英雄〉は戦後をどう生きたのか

                          『戦争障害者の社会史―20世紀ドイツの経験と福祉国家―』(名古屋大学出版会) - 著者:北村 陽子 - 北村 陽子による自著解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                        • 石塚史樹他『福祉国家の転換』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                          石塚史樹・加藤壮一郎・篠田徹・首藤若菜・西村純・森周子・山本麻由美『福祉国家の転換 連携する労働と福祉』(旬報社)をお送りいただきました。ありがとうございます。 http://www.junposha.com/book/b507932.html 労働政策と福祉政策、労使関係と社会保障、雇用と社会扶助など、 実際には重なり合う密接な関係の領域ながら、結びつけて議論されてこなかったインターフェイスに、学際的に迫る! 本書は、生活経済研究所の比較労働運動研究会の成果ですが、若手研究者たちがドイツ、スウェーデン、デンマークといった諸国の労働と福祉周りのテーマを取り上げています。 はじめに 篠田 徹 第1章 ドイツにおける「ミニジョブ」という働き方の現状と課題 森 周子 第2章 ドイツにおける雇用社会の新展開――内需志向産業に注目して 石塚史樹 第3章 グローバル化に対して労働組合は何ができるか 首

                            石塚史樹他『福祉国家の転換』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                          • ポピュリスト急進右翼の福祉国家へのインパクト@ソーシャル・ヨーロッパ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                            例によってソーシャル・ヨーロッパから、ジュリアナ・チュエリの「The populist-radical-right impact on the welfare state」(ポピュリスト急進右翼の福祉国家へのインパクト)。 https://www.socialeurope.eu/the-populist-radical-right-impact-on-the-welfare-state Radical-right parties are transforming the welfare state, recreating a moral separation between the ‘deserving’ and ‘undeserving’. 急進右翼政党は福祉国家を改造し、「値する者」と「値せぬ者」の間に道徳的分離を再び設けようとしている。 彼女は、右翼政党が福祉や再分配を強調するのを単

                              ポピュリスト急進右翼の福祉国家へのインパクト@ソーシャル・ヨーロッパ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                            • 高度福祉国家、環境保護や男女平等の先進国...「優等生」スウェーデンで民族主義が台頭した理由

                              総選挙敗北を受けて辞意表明するアンデション首相(2022年9月14日) Jessica Gow/TT News Agency via REUTERS <「スウェーデン人のためのスウェーデン」を標榜する民主党は、時間をかけて社会民主党に不満を抱く人の受け皿となった。総選挙での躍進には、ウクライナ侵攻が深く関係している> ・スウェーデンの総選挙で移民受け入れに反対する民族主義政党などが勝利した。 ・これまでスウェーデンは社会福祉の充実や環境保護、多文化共生の先進国とみなされ、社会民主党が長期政権を築いてきた。 ・この国の大転換の直接的な原因は、ウクライナ侵攻にあるとみられる。 「優等生」から自国第一へ スウェーデンはこれまで社会福祉のモデル国としても知られ、環境保護やジェンダー平等でも先進的とみなされてきた。そのスウェーデンで9月11日、総選挙が行われ、民族主義政党「スウェーデン民主党」が20

                                高度福祉国家、環境保護や男女平等の先進国...「優等生」スウェーデンで民族主義が台頭した理由
                              • 福祉国家の敗北!?「移民政策」によって急増したスウェーデンの犯罪率 | WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ)

                                福祉政策を充実させ、移民・難民も寛容に受け入れた結果、スウェーデンでは凶悪犯罪が急増した。「理想の福祉国家」とも言われたスウェーデンはどこで道を間違えたのか? 福祉政策を充実させ、移民・難民も寛容に受け入れた結果、スウェーデンでは凶悪犯罪が急増した。2022年9月の総選挙では、難民受け入れに積極的な姿勢の左派政権が敗れている。「理想の福祉国家」とも言われたスウェーデンはどこで道を間違えたのか? 問題だらけのスウェーデンの移民政策について、博覧強記の郵便学者・内藤陽介氏が詳しく解説します。 ※本記事は、内藤陽介:著『今日も世界は迷走中 -国際問題のまともな読み方-』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。 移民・難民の不正が問題となったスウェーデン スウェーデンは、第二次大戦後の急速な経済成長に伴って移民労働力を積極的に受け入れ、難民にも寛容な政策をとってきました。しかし冷戦の終

                                  福祉国家の敗北!?「移民政策」によって急増したスウェーデンの犯罪率 | WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ)
                                • 「新自由主義(ネオリベ)型福祉国家」スウェーデン – 橘玲 公式BLOG

                                  ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2016年6月23日公開の「北欧は、「新自由主義(ネオリベ)型福祉国家」に変貌していた」です(一部改変)。 Elzbieta Krzysztof/Shutterstock ****************************************************************************************** 安倍政権は2016年4月に予定されていた消費税率10%への増税を再延期したうえで、アベノミクスの是非を争点に7月10日に参院選を行なうことになった。アベノミクスは「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「投資を喚起する成長戦略」の“3本の矢”でスタートし

                                  • 菅直人 衆議院議員 on Twitter: "橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし「維新」という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧。主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす。"

                                    橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし「維新」という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧。主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす。

                                      菅直人 衆議院議員 on Twitter: "橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし「維新」という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧。主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす。"
                                    • Welfare State, Norway 福祉国家ノルウェー - 英語講師の英語雑学記

                                      どのように福祉政策が始まり、どのように終わるかですって! 今の日本もノルウェーだって下のイラストに似たり寄ったりだと思います。 ノルウェーは世界に名だたる福祉国家で、国民も幸せ度の高い国だと満足しているような統計が日本でも伝えられていますが、実際にはどうなんでしょう? 私は日本の方がはるかに幸せ度は高いと思うのですが。 日本の人たちは「隣の芝生は青い」という見方をしている、ノルウェーを始めスカンジナヴィアの人たちは他の国のことを知らない、知ろうとしないからそう思えると私は感じるのですが、いかがでしょうか。 実際、高度な福祉国家には違いないノルウェーでは、病気になっても費用はかかりません。 と,言っても病状を診てもらうには、個人的に医師を見つけて診察を受けに行きましたが、これには費用が掛かりました。 たいていのコミュニティにはその中心地に必要な施設(銀行、郵便局、日本で保健所と言われるような

                                        Welfare State, Norway 福祉国家ノルウェー - 英語講師の英語雑学記
                                      • 福祉国家ノルウェーのsenior citizen - 英語講師の英語雑学記

                                        新しい屋根のためにお金は払えない、困った時のためにお金をためているから、ですって。 政府が言っているのです。 We're saving for a rainy day.とは困った時のために貯蓄する、という意味です。 「年寄」という言葉を使おうかと思いましたが、これは私としてはあまり好きでない言葉。 「高齢者」じゃあ、私の感覚では「年寄」よりももっと年がいっている、と思えるのですが、どうでしょう? で、senior citizenと書いてしまいました。 辞書で実際の意味はどうなっているのかみたら「高齢者」と載っていました。 むっときます。 今日はノルウェーの高齢者への福祉政策、年金などについてお話したいと思います。 私が住んでいた時は、65歳から年金は支給されていました。 何年前だったのでしょうか、変更され、今は、68歳からになっています。 年寄りたちはまあそう贅沢をしなければ暮らしていける

                                          福祉国家ノルウェーのsenior citizen - 英語講師の英語雑学記
                                        • 福祉国家は終わって、今はポストモダンの時代?|田楽心(田中ラッコ)

                                          はじめに『現代思想』2021年6月号、「いまなぜポストモダンか」でデビット・ライスさんのブログ(道徳的動物日記)が取り上げられていると訊いて、ちょっと購入してみた。言及箇所は、ユク・ホイという論者の記事への訳者解題。 「ポストモダンに批判的な人たちは、こんなふうにポストモダンを理解してます」という一例に、「道徳的動物日記」が挙がっていただけだった。 こうした理解は今日、ポストモダンに批判的な者たちでさえ、つまりはデヴィッド・ハーヴェイであれ、ジョセフ・ヒースであれ、Quilletteや「道徳的動物日記」を読むものであれ、粗雑な形ではあるがある程度共有されているように思われる。(66頁)これ自体はどうでもよいのだが、気になったのが、訳者の小泉空さんが、リオタールの見解を追認する形で「福祉国家が終わった」と主張し、その後の議論を展開していたことだ。 『ポストモダンの条件』でリオタールは、ポスト

                                            福祉国家は終わって、今はポストモダンの時代?|田楽心(田中ラッコ)
                                          • 「デンマーク移住」日本人には超難関。福祉国家ゆえの厳しい人材フィルター、最低年収は最近まで900万円

                                            井上陽子 (連載ロゴ・星野美緒、編集・常盤亜由子) Jun. 14, 2023, 07:30 AM 働き方 21,214 研究者ビザで滞在できる期限が迫るなか、なんとかデンマークに残る手段を探そうと、研究と就職活動とでじりじりとした時間を過ごしたトルコ人のペテック・オヌルさんと夫のジョンさん。 撮影:井上陽子 これまでこの連載では、午後4時すぎには帰宅するような短時間労働の文化や、それでも経済競争力を保っていること、高い投票率に象徴されるような社会参加が日常に根付いていることなど、自分の属するデンマークの社会が「うまく機能している」と感じられる幸せについて書いてきた。 最近、米国に行く機会があったのだが、そこで旧友たちが語っていた社会の深刻な分断や格差などを聞くにつけても、北欧の国々はたしかにうまく機能している面が多く、人間らしく生きられる社会をつくっていると思う。 ただしそれは、いったん

                                              「デンマーク移住」日本人には超難関。福祉国家ゆえの厳しい人材フィルター、最低年収は最近まで900万円
                                            • デイヴィッド・ガーランド『福祉国家』 - 西東京日記 IN はてな

                                              ミュデ+カルトワッセル『ポピュリズム』やエリカ・フランツ『権威主義』と同じくオックスフォード大学出版会のA Very Short Introductionsシリーズの一冊で、同じ白水社からの出版になります(『ポピュリズム』はハードカバーで『権威主義』と本書はソフトカバー)。 著者は、スコットランドに生まれ現在はアメリカのニューヨーク大学で教えている犯罪や刑罰の歴史を研究する社会学者です。 「なぜ、そのような人が福祉国家について論じるのか?」と思う人も多いでしょうが、本書を読むと、著者が福祉国家をかなり広いもの、現代の社会を安定させる上で必要不可欠なものだと考えていることがわかり、その疑問もとけてくると思います。 目次は以下の通り。 第1章 福祉国家とは何か 第2章 福祉国家以前 第3章 福祉国家の誕生 第4章 福祉国家1.0 第5章 多様性 第6章 問題点 第7章 新自由主義と福祉国家2.

                                                デイヴィッド・ガーランド『福祉国家』 - 西東京日記 IN はてな
                                              • Saori Watanabe on Twitter: "日本の病床数は人口比OECD1位だが、約7割が私的病床。これは日本の医制始まって以来の構造的問題で、公的病院割合が高い欧州の福祉国家に比べると政策コントロールがききにくい。 当然だが民間病院には運営の裁量があり、診療報酬では感染症… https://t.co/6baWc5jh9T"

                                                日本の病床数は人口比OECD1位だが、約7割が私的病床。これは日本の医制始まって以来の構造的問題で、公的病院割合が高い欧州の福祉国家に比べると政策コントロールがききにくい。 当然だが民間病院には運営の裁量があり、診療報酬では感染症… https://t.co/6baWc5jh9T

                                                  Saori Watanabe on Twitter: "日本の病床数は人口比OECD1位だが、約7割が私的病床。これは日本の医制始まって以来の構造的問題で、公的病院割合が高い欧州の福祉国家に比べると政策コントロールがききにくい。 当然だが民間病院には運営の裁量があり、診療報酬では感染症… https://t.co/6baWc5jh9T"
                                                • 新しいリベラリズムの可能性――来るべき福祉国家の理念とは?/橋本努/伊藤隆太(ホスト) - SYNODOS

                                                  開催日時 2021年5月12日(水)20:00~21:30 講師 橋本努 ホスト 伊藤隆太 場所 Zoom 料金 1100円(税込) ※高校・大学・大学院生は無料です。 振り返るとこの10年間、日本でも他の先進諸国でも、リベラル派の勢力はじり貧の状況が続いてきました。代わって、保守主義やポピュリズムの政治が台頭しています。リベラルを支えるリベラリズムの思想は、いったい失効してしまったのでしょうか。 シノドスでは、2018年に「シノドス国際社会動向研究所」を立ち上げて、「新しいリベラル」の可能性について検討を重ねてきました。 今回、シノドス・トークラウンジでは、2021年2月に刊行された橋本努著『自由原理――来るべき福祉国家の理念』(岩波書店)を取り上げて、新しいリベラリズムの可能性について議論します。 本書は「自由の新たな始原(アルケー)」を探るという、ストレートな思想書です。それと同時に

                                                    新しいリベラリズムの可能性――来るべき福祉国家の理念とは?/橋本努/伊藤隆太(ホスト) - SYNODOS
                                                  • 時事ウオッチ:コロナで変わる福祉国家=近藤正基 | 毎日新聞

                                                    新型コロナウイルスの感染が広がるなか、大学も変化を迫られている。多くの大学が対面講義を取りやめ、オンライン講義の実施を決めた。学生に通信機器を貸し出したり、学業を続けられるように資金を援助したりする大学も増えつつある。 先行きは見通せないが、たとえ感染が収束したとしても、以前の大学の姿に戻るわけではないだろう。オンライン講義は続けられるだろうし、すぐに学生への支援が打ち切られるとは思えない。財政が逼迫(ひっぱく)して、抜本的な運営の見直しが始まるかもしれない。 大学に限らず、今回のパンデミックは経済、社会、政治にとって変化のきっかけになるのではないか。なかでも私が関心を持っているのは、福祉国家のゆくえだ。

                                                      時事ウオッチ:コロナで変わる福祉国家=近藤正基 | 毎日新聞
                                                    • 「福祉国家が人をだめに」逆風の中でリバタリアンがトランプ支持の理由 ── NY有権者の声(安部かすみ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                      アメリカ大統領選の投開票日が間近に迫ってきた。前回に引き続き、現地に住む人々に、選挙直前の様子や自身の政治的見解について聞いてみる。 本稿では、民主党の地盤であるニューヨーク州において、逆風の中トランプを支持する一般有権者に話を聞いた。 メディアで度々報じられているように、支持する候補者や政党を公言することで、時に人間関係に亀裂をもたらしたり危害を加えられたりすることもあるため、胸の内を明かさない「隠れ支持者」が一定数いるとされている。そんな中でも、この有権者の男性は「喜んで話しましょう」と、実名で気軽にインタビューに応じてくれた。 ニューヨーク州の大統領選ポイント 1988年以来民主党が勝ち続けており、今年も民主党の勝利が予想されている。共和党支持者もたくさんおり、中心地で決起イベントを行なうなどしている。世論調査ではバイデン氏が30.5%リード中。 NYの一般有権者(リバタリアン)のリ

                                                        「福祉国家が人をだめに」逆風の中でリバタリアンがトランプ支持の理由 ── NY有権者の声(安部かすみ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                      • akoustam on X: "公務員を増やすの大いに結構ですが、それは公的サービスの充実=高福祉国家を目指すということなので、国民には「高負担」国家を目指す=増税を行うと同じ意味です。何税を増税もしくは新設をして高福祉高負担国家にするのか、明確な計画を提示しない限り、あなた型へ一切信用におけません。"

                                                        • 福祉国家の敗北!?「移民政策」によって急増したスウェーデンの犯罪率(WANI BOOKS NewsCrunch) - Yahoo!ニュース

                                                          福祉政策を充実させ、移民・難民も寛容に受け入れた結果、スウェーデンでは凶悪犯罪が急増した。2022年9月の総選挙では、難民受け入れに積極的な姿勢の左派政権が敗れている。「理想の福祉国家」とも言われたスウェーデンはどこで道を間違えたのか? 問題だらけのスウェーデンの移民政策について、博覧強記の郵便学者・内藤陽介氏が詳しく解説します。 【写真資料】「移民政策」によって急増したスウェーデンの犯罪率 ※本記事は、内藤陽介:著『今日も世界は迷走中 -国際問題のまともな読み方-』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。 ◇移民・難民の不正が問題となったスウェーデン スウェーデンは、第二次大戦後の急速な経済成長に伴って移民労働力を積極的に受け入れ、難民にも寛容な政策をとってきました。しかし冷戦の終結以降、そうした外国人に寛容なイメージがあだとなり、「とにかくスウェーデンに行けばなんとかなる」

                                                            福祉国家の敗北!?「移民政策」によって急増したスウェーデンの犯罪率(WANI BOOKS NewsCrunch) - Yahoo!ニュース
                                                          • (コラムニストの眼)米国と福祉国家 「大きな政府」の時代が来た デイビッド・ブルックス:朝日新聞デジタル

                                                            この100年あまり、米国人は市場と福祉国家の役割について長い論争を繰り広げてきた。共和党は小さな政府を好み、大きく過保護な福祉国家が米国の活力を奪い、個人の自由をむしばむことを恐れた。民主党はより大きな政府を好み、基礎的な経済保証を与えれば、人々はよりリスクを取りやすくなり、尊厳ある暮らしを送れる… ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!--

                                                              (コラムニストの眼)米国と福祉国家 「大きな政府」の時代が来た デイビッド・ブルックス:朝日新聞デジタル
                                                            • 竹上将人(中小企業診断士・BCPコンサル) on X: "じゃあ逆になんで、わざわざ陰謀論を作り上げる? 消費税を叩き潰したいからでしょ。 それが福祉国家を解体したいネオリベのアシストにしかなっていないのに、 れいわ支持者本人が、ネオリベが―とか竹中が―とやっているんだよ。 今回の室井さん攻撃も同じ。"

                                                              • 鶏天 on Twitter: "スウェーデンやべえ。自粛解除で死亡率12%まで上昇しても国が「だって死んでるの殆ど老人ですやん?経済死んだら労働力になってる世代が死にますやん?じゃ老人は死ぬの我慢してくださいね」って切り捨て政策実行できるの、ほんま色んな意味ですごい。これが高税率+高福祉国家か…"

                                                                スウェーデンやべえ。自粛解除で死亡率12%まで上昇しても国が「だって死んでるの殆ど老人ですやん?経済死んだら労働力になってる世代が死にますやん?じゃ老人は死ぬの我慢してくださいね」って切り捨て政策実行できるの、ほんま色んな意味ですごい。これが高税率+高福祉国家か…

                                                                  鶏天 on Twitter: "スウェーデンやべえ。自粛解除で死亡率12%まで上昇しても国が「だって死んでるの殆ど老人ですやん?経済死んだら労働力になってる世代が死にますやん?じゃ老人は死ぬの我慢してくださいね」って切り捨て政策実行できるの、ほんま色んな意味ですごい。これが高税率+高福祉国家か…"
                                                                • umedam on Twitter: "資本家に都合よいところだけつまみ食いするなよ。二次大戦前の経済ブロック化からの教訓は「国内の労働者の生活安定なしには(結果として)害悪となる保護主義要求が生じる」から,「貿易は自由化する一方で福祉国家や資本移動規制で労働者の生活を… https://t.co/eYYg7ZTBhF"

                                                                  資本家に都合よいところだけつまみ食いするなよ。二次大戦前の経済ブロック化からの教訓は「国内の労働者の生活安定なしには(結果として)害悪となる保護主義要求が生じる」から,「貿易は自由化する一方で福祉国家や資本移動規制で労働者の生活を… https://t.co/eYYg7ZTBhF

                                                                    umedam on Twitter: "資本家に都合よいところだけつまみ食いするなよ。二次大戦前の経済ブロック化からの教訓は「国内の労働者の生活安定なしには(結果として)害悪となる保護主義要求が生じる」から,「貿易は自由化する一方で福祉国家や資本移動規制で労働者の生活を… https://t.co/eYYg7ZTBhF"
                                                                  • 「世界でいちばん幸福な」リベラル福祉国家、 デンマークはなぜ“右傾化”するのか – 橘玲 公式BLOG

                                                                    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2016年1月21日公開の「「世界でいちばん幸福な」リベラル福祉国家、 デンマークの“右傾化”が突き付けていること」です(一部改変)。 Sven Hansche/Shutterstock ****************************************************************************************** 「世界幸福度指数」は国連が1人あたりGDPや男女の平等、福祉の充実度などさまざまな指標から各国の「幸福度」を推計したもので、2013年、2014年と連続して1位を獲得したのがデンマークだ(2015年はスイス、アイスランドに次ぐ3位)。「

                                                                    • いわゆる左派の主張する大きな政府とか福祉国家というビジョンはフランス..

                                                                      いわゆる左派の主張する大きな政府とか福祉国家というビジョンはフランス革命以後の国民国家を前提にしていて、その限りでナショナリズム自体は左派にも内在している。順序としてはリベラルな価値観である個人の権利を擁護するためにナショナルな団結を要請したわけだ。 ここから個人の権利をラディカルに主張して国民や国家を含めたナショナルなものの解体にまで行くと左翼の極北、アナーキズムに至る(共産主義の最終目的地でもある)。 他方で右翼の場合、一般的にはナショナリズムを前提としてその限界内で個人の権利を認めるという形になる。 つまり左翼にせよ右翼にせよ市民革命以後、国民国家以後の概念なので、前提としているところはそう変わらず、個人の権利とナショナリズムをどう位置づけるかに相違がある。 だからナショナリスティックな左翼もありうるし、リベラルな右翼もありうる。 これが極右や極左になると、どちらも国民国家以後の「近

                                                                        いわゆる左派の主張する大きな政府とか福祉国家というビジョンはフランス..
                                                                      • 自己責任の時代 | その先に構想する、支えあう福祉国家 | みすず書房

                                                                        貧困、病気、さらには紛争地に赴いた記者の行為に至るまで、あらゆることに言われるようになった自己責任。人々の直感に訴え正論のようにも響くため、根拠が曖昧なまま濫用されてきた。 本書はこのような自己責任論について、社会の構築と運営という広範で現実的な目的に即して、それが何を誤り、損なっているのかを精緻な分析によって示した、おそらく初めての本である。 自己責任の流行は欧米でも同じだ。それは哲学や社会学における静かな変容とともに始まり、1980年代初頭の保守革命の主要素となった。自己責任論が広く有権者の支持を得ると、意外にも左派政党がこれに追随する。本書はまず、政治における自己責任論の興隆を跡づけ、それが社会保障制度に弱者のあら探しを強いてきた過程を検討する。次に「責任」「選択」「運」をめぐる哲学者の議論をふまえて、被害者に鞭打つ行為をやめさせたい善意の責任否定論が、皮肉にも自己責任論と同じ論理を

                                                                          自己責任の時代 | その先に構想する、支えあう福祉国家 | みすず書房
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