アメリカ南部や中西部の6つの州で相次いで発生した竜巻で、これまでに5つの州で死者が確認されるなど被害は広範囲に及んでいて、行方不明者の捜索や救出活動が懸命に行われています。 アメリカでは、南部や中西部の6つの州で10日夜から11日にかけて竜巻が相次いで発生し、各地で建物が倒壊するなど大きな被害が出ました。 このうち南部ケンタッキー州では、ろうそく工場が倒壊し、当時、中にいた従業員などおよそ110人の多くががれきの下に閉じ込められたと見られています。 周辺を上空から撮影した映像では、広い範囲にわたって住宅が原形をとどめないほどに壊れ、街のいたるところにがれきが散らばっている様子が分かります。 ケンタッキー州のベシア知事は11日、竜巻による被害が出た地域は州内だけで320キロ以上にわたるとした上で「死者は100人以上になることも考えられる」と述べました。 また、 ▽隣接する中西部イリノイ州でも