紙や竹、そして微生物が分解できるようなバイオポリマー製に素材が変わってきているストロー。 ストローは近年、プラスチックごみが引き起こす海洋汚染が問題になっています。プラスチックごみは海へと流れ込むと細かくなり、“マイクロプラスチック”と呼ばれる粒子に。これが分解されるまでに数十年から、場合によっては千年以上かかる。当然、その間に魚や亀など海に棲む生物に悪影響を与えます。 こうした環境破壊を受けて国際機関も動き出し、EUでは使い捨てのプラスチック製品を禁止する法案を採択させています。洋菓子メーカーの中には、食べられるストローを開発したところも。時代の流れで素材が変わりながらも、人類が水分補給する際のお供としてストローは欠かせません。 ストローの歴史 ビールを飲むため!? ビールの底や表面に残った不純物をよけるため ストローに最適だったアシの茎 ストローの語源は 英語の『ストロー(straw)