前回記事(2) www.zero-position.com ● 約7,000年前(縄文早期)、石器の加工用ハンマーとして始まったヒスイ(大角地遺跡) (写真、左:新潟県埋蔵文化財センター資料より、右:Wikiより) たたき石(ヒスイ)と原料(蛇紋岩) 磨製石斧(Wikiより) 磨製石斧(ませいせきふ)は、柄に縄で巻きつけて、木を伐ったり加工したりするのに使う石の斧(おの)のこと。 縄文時代、日本海側から発展した(大型)木造建築技術を支える道具。用途に応じていろいろなカタチやサイズがあったものと思われる。 大角地(おがくち)遺跡(糸魚川市の海岸近く)では、硬いヒスイで蛇紋岩(じゃもんがん)を叩いて荒削りし、最後に磨き上げて作った。 前回記事(2)で「ヒスイは蛇紋岩層に混ざって地上に上がってくる」と書いていたが、縄文時代の大角地の海岸には、蛇紋岩とヒスイがセットでゴロゴロしていた。 人々は、こ