年度初めになると、毎年5ちゃんねるには「仕事ができない高学歴」というスレッドが立ち、ネットニュースでは「期待外れな東大卒社員」といったタイトルが並ぶ。 偏差値が高いからって、仕事ができるわけじゃない。 そう言う人は多いし、わたしもそう思う。 その一方で、「学歴フィルター」は依然として存在しているし、「学歴不問」を謳っていても、実際は高学歴しか採用しない企業なんてのも問題になった。 「仕事ができない高学歴」が揶揄されるのに、それでも高学歴が積極的に採用される。 「学歴」と「仕事」の関係は、謎だ。 今回はその謎を、わたしなりに解き明かしたいと思う。 学校は「インプット」、社会に出ると「アウトプット」重視 そもそも「高学歴」とは、偏差値が高い人、いわば「学校で求められる勉強ができる人」のことを指す。 じゃあ、「学校で求められる勉強」ってなんだろう? それは、知識や経験を蓄える「インプット能力」だ