部長・課長の残酷 給料・出世・役職定年 上場企業の平均年収は公開されているものの、部長・課長のリアルな待遇が世に出ることはほとんどない。「賃上げ」が今年の春闘の話題となる中、年収を上げる早道の一つは、社内での出世だ。どうすれば部長・課長に出世でき、待遇はどうなっているのか。そして部長・課長に昇進しても、シニア社員には「役職定年」という悲劇が待ち受ける。主要企業の部長・課長の本当の給料や出世事情、シニアの残酷な現実を追った。 バックナンバー一覧 パナソニックホールディングスの中間管理職が最も気にしているのは「役割等級制度」だ。部長・課長の肩書ではなく、この等級で報酬が決まるからだ。だが持ち株会社傘下の一部では、この “絶対基準”を廃止する動きが出始めた。その狙いは何か。特集『部長・課長の残酷 給料・出世・役職定年』の#2では、ソニーグループとの報酬格差を決定付けているパナソニックの役職等級制