●具体的な工費、工期焦点に 「米原の問題は、もう決着済みの話だ」。北陸新幹線の大阪延伸を議論するため開かれた18日の与党整備委員会は冒頭、公明党の委員長代理がこう発言するなど、「米原転換論」への警戒感があらわになった。沿線の石川、富山に加え日本維新の会も米原への再考を求める状況に、「小浜」を推す西田昌司委員長は「この先、米原は議論しない」と火消しに躍起。ただ、「小浜」には財源に加え、京都の同意という障壁が残る。早期に解決できなければ、ルート見直しを求める声はさらに大きくなりそうだ。 「米原ルートは、工期が短く、工費が安い。それはその通りだ」。18日、日本維新の会が米原転換を求める提言書をまとめたとの情報は与党整備委メンバーに瞬く間に伝わり、西田氏も委員会後、提言書に目を通した上でこう語った。 ただ、西田氏は強硬な「小浜」論者。「米原」のメリットに一定の理解を示してみせた後は、北陸新幹線が東