メーカーの不祥事でこうなったみたいに書かれているけれど、問題の根は厚生労働省が薬価の設定を失敗した結果、医薬品の業界が商売として成り立たなくなったことにあるわけで。失敗の当事者に取材するなら、反対側の声も聞こうよ、と思う。 https://t.co/dT0Rwh4let
(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は22日、血友病治療の新薬「Hemgenix」を承認した。開発元のCSLベーリングが発表した価格は治療1回当たり350万ドル(約4億8600万円)で、世界一高額な医薬品となる。 Hemgenixは、血栓を作るのに必要なたんぱく質が作られない遺伝性疾患、血友病Bの治療に使われる成人向けの遺伝子治療薬。男性を中心として、およそ4万人に1人がこの疾患を患っている。 一般的な治療では、不足・欠落している凝固因子を補うために定期的な点滴を必要とするが、新薬を使った治療では1回の点滴で済む。 FDAは新たに承認された新薬を「血友病B患者の治療の新たな選択肢」と位置づけ、「重い負担を経験している患者のための革新的な治療法の開発における重要な進展」としている。 処方薬などの価格を調査している非営利研究機関ICERは、Hemgenixが世界一高額な医薬品になることを確認し
ホーム ライフイノベーション コロナ治療でレムデシビル保険適用へ、薬価収載、治療5日間で38万円 - 化学工業日報 中央社会保険医療協議会(中医協)は4日の総会で、新型コロナウイルス感染症治療薬「ベクルリー」(一般名・レムデシビル)の保険適用を了承した。これまでは国が買い上げて医療機関に無償提供してきた。コロナ治療薬には公費が使われるため、保険適用後も患者負担はない。薬価は治療1回(成人5日間)当たり約38万円。 ベクルリーは昨年5月に特例承認されたが薬価収載はせず、厚生労働省が買い上げて各医療機関に配分してきた。安定供給の見通しが立ったため、製造販売元のギリアド・サイエンシズが保険適用を申請した。国の在庫が終わってから通常の医薬品と同様の流通体制に移行する。保険適用後も当面は患者負担は生じない。 薬価は1瓶(100ミリグラム)約6万3000円。成人は基本5日間で6瓶使うため、約38万円の
医療機関が仕入れる薬の市場での価格が、国が定めた価格を平均で6%下回ったとする厚生労働省の調査結果が公表され、来年度の診療報酬改定で「薬価」は引き下げられる見通しとなりました。 医療機関に支払われる診療報酬は診療や医療サービスの対価で、人件費などに充てられる「本体」と、医薬品や医療機器の公定価格を定める「薬価」で構成されていて、政府は来年度の改定率を年内に決定することにしています。 これに向けて厚生労働省は、1日に開かれた中医協=中央社会保険医療協議会で、「薬価」についての調査結果を公表しました。 それによりますと、医療機関が仕入れる薬の市場価格はことし9月には、国が定めた価格を平均で6%下回り、医療器具などの価格も2.5%下回りました。 「薬価」は市場価格に近づける形で見直されることから、来年度の改定では引き下げられる見通しです。 具体的な引き下げ幅や対象となる薬の品目の検討は今後行われ
また壮大で重いタイトルをつけてしまいました。 中身はそんなに重くないので、まだ帰らないで! 今日は日本とアメリカの保険制度の違いから話を広げてみたいと思います。 今日はアメリカの記念日だし。 日本は国民皆保険制度であり、基本的には上市された医薬品は保険適応されます。 そして一定以上の自己負担以上は税金で支払われます。 つまり超高額の最先端の医薬品も安価で使用することができるのです。 それは「日本国民は高い水準の医療をおしべなく受けることができる」ということです。 日本にいるとこの恵まれた医療環境が当たり前のように思えますが、世界的に見るとそう多くはありません。 例えば、アメリカ。 アメリカは国民皆保険制度ではありません。 よくハワイで出産したら数千万円請求されたとか、海外旅行中に病院にかかったら、とんでもない金額の請求があったなんて話を聞きますね。 正確に言うと公的保険制度はありますが、全
ムコスタ点眼液UD2%は、主にドライアイの症状によく出される薬です。 一般的な目薬とは違い、二次汚染防止の保存剤を含有しない、1回使い捨ての無菌ディスポーザブルタイプの製剤でもあります。 使うときは1本で両目に点眼可能なのですが、どうしても余ってしまい、捨てるのがもったいないと思う人が多いでしょう。 取っておいて次回分に回したいと思う気持ちはよくわかるのですが、結論から言うと一度封を切って使い終わったものはすぐに廃棄すべきです。 一度封を切ったムコスタ点眼は細菌汚染の可能性があり、どんなにきれいに使って保管していても細菌汚染のリスクは高まります。 目が細菌に感染すると最悪失明という可能性もあるので、どんなに可能性が少なくても注意するに越したことはないのです。 以上で簡潔に説明しましたが、今回はムコスタ点眼液の二次感染の危険性や値段・薬価について解説していきます。
アルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」(商品名レケンビ)について、厚生労働相の諮問機関に当たる「中央社会保険医療協議会」(中医協)は13日、薬の公定価格(薬価)を500ミリグラム11万4443円、1人当たり1年間の治療で約298万円とすることを承認した。公的医療保険が適用される。 レカネマブは、製薬大手「エーザイ」と米製薬会社「バイオジェン」が開発した。病気の原因と考えられている脳内の異常物質に直接働きかけて取り除く初めての薬。根治薬ではないが、病気の進行を遅らせる効果が期待される。9月に厚労相が製造販売を承認していた。 中医協の承認を受け、エーザイは今月20日にレカネマブの販売を始めると発表した。
新型コロナも「5類感染症」へ移行し、行政的にはインフルエンザと同じような扱いになったため、政府の助成は令和6年(2024年)3月末で終了し、4月1日から新型コロナにかかる費用は通常の診療と同じになります。つまり、抗ウイルス薬も自己負担割合に応じてお金を支払う必要があります。 政府からの補助が終了これまである程度政府が補助してくれていた負担分は、そのまま国民のみなさんが負うことになります。これを機にしっかりと把握しておきましょう。 抗ウイルス薬は高額であったため、これまでは3割負担の方で9,000円が上限でしたが、今回を機にこの特例も撤廃されます(図1)。 図1.令和6年(2024年)4月1日からの体制(筆者作成) 通常の診療と同じように、3割負担の人は、医療費の3割を自己負担しなければいけません(図2)。 図2.厚生労働省の啓発ポスター(参考資料1より引用) 実際の自己負担額は?少し話はそ
アルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」(商品名レケンビ)について、厚生労働相の諮問機関に当たる「中央社会保険医療協議会」(中医協)は13日、薬の公定価格(薬価)を500ミリグラム11万4443円、1人当たり1年間の治療で約298万円とすることを承認した。公的医療保険が適用される。 【図でわかる】そもそも…レカネマブはどう効果がある? レカネマブは、製薬大手「エーザイ」と米製薬会社「バイオジェン」が開発した。病気の原因と考えられている脳内の異常物質に直接働きかけて取り除く初めての薬。根治薬ではないが、病気の進行を遅らせる効果が期待される。9月に厚労相が製造販売を承認していた。 中医協の承認を受け、エーザイは今月20日にレカネマブの販売を始めると発表した。 投与の対象者は、脳内に異常なたんぱく質「アミロイドベータ(Aβ)」の蓄積が確認されたアルツハイマー病患者で、認知症の症状が軽度の人と、その
さぴこが子宮腺筋症治療のために服用しているジエノゲスト。 ジエノゲストはディナゲストというお薬のジェネリックなのですが、1日2錠の3ヶ月分だとなかなかの金額になります。 3月に処方されたときには90日分で5030円だったのですが、今日処方されたときには3670円とかなりお安くなっていました。 あれ?と思って調べてみると、今年の4月からの薬価改定で値段が下がっていたようです。 なんでも値上がりの世の中で値下げされたというだけでなんだか嬉しくなってしまいました。 さてさてこのジエノゲスト、毎月の痛みはなくなり服用して本当によかったと思ってはいるのですがよくある副作用としては不正出血があり、さぴこの場合は服用半年を過ぎてもまだ少量ながら不正出血があります。 2月上旬から3ヶ月ほどは不正出血がなかったのでこれでもしかしたら大丈夫かも、と思ったのですがそううまくはいかず。 一般的には服用後半年を過ぎ
政府は医療用医薬品の価格「薬価」を来年4月に引き下げ、約4300億円の医療費を削減する方針を固めた。国民負担の軽減を掲げる菅義偉首相が主導し、引き下げる対象を1万7600ある品目の7割程度と幅広くとることにした。患者の負担は軽くなるが、医療機関や製薬企業などには経営上の打撃となる。17日にも正式決定する。 医師の処方箋(せん)が必要な医薬品の価格は政府が決めている。この公定の薬価に比べ、医療機関が販売業者から実際に購入する際の取引価格は低くなっていることが多い。今回の改定では、薬価と比べて取引価格が5%以上低い医薬品を対象に、薬価を引き下げて価格差を縮めることで政府内の議論がまとまった。 ただし、新型コロナウイルスの影響で医療機関や製薬企業などの経営状況は厳しいことから、引き下げ幅を通常より0・8%分多く圧縮する緩和措置をとることで、経営に配慮する。 薬価引き下げの内容は17日、麻生太郎財
前に医療技術評価(HTA)が薬価に反映されるかも?とか、特例市場拡大再算定制度でオプジーボの薬価が半値にされた!なんてお話をしましたが、肝心の薬価算定制度のお話をしていませんでしたね。 ややこしい話なのですが、結構ご質問頂くことも多いので、今回取り上げてみたいと思います。 今日取り扱うのは新医薬品の薬価算定のお話です。 数々の関門を通り抜け、承認までこぎつけた医薬品のルーキーにどうやって薬価をつけられるのか? その3つの道筋を見ていきましょう。 新医薬品の薬価算定に至るまでの3つの道筋 規制当局の資料を参考に新医薬品の薬価算定に至るまでの流れを図示してみました。 Excelで模式図を作成するという人によっては怒りそうなやり方で作りました。 だってこっちのが簡単なんだもん! 新医薬品の薬価算定までの道筋は大きく3つあります。 まずは類似薬があるかないかで大きく変わります。 類似薬がある場合は
先日、新薬の薬価算定の3つのルートのお話をしました。 参考:新医薬品の価格はどうやって決まるの?薬価算定制度における3つの道筋 今日はケーススタディということで、最近話題の超高額薬ゾルゲンスマの「薬価の中身」を見ていきたいと思います。 併せてこの「薬価が決まるまでの軌跡と揉め事」についても少し触れてみたいと思います! 薬価算定はどのルート? 先日の復習になりますが、薬価算定には類似薬が存在する場合の「類似薬比較方式Ⅰ,Ⅱ」、そのカテゴリーで初めてとなる場合の「原価計算方式」があるとご説明させて頂きました。 当然、新規性の高い薬剤でそのカテゴリーの先陣を切る、原価計算方式で算定される薬剤のほうが高くつく「可能性」が高いです。 では、約1億7,000万円という超高額の薬価が付いたゾルゲンスマは、画期的な新薬ということで、類似薬がないので、原価計算方式で算定されたのでは?と思われましたか? 実は
この問題の直接的な原因としては、20年に発覚したジェネリックメーカーの不正をきっかけに、21年以降複数社への業務停止命令が出されたことが挙げられる。それによる薬不足が2年以上続いていることになる。しかし背景には、日本の薬価制度が抱える課題もある。 薬不足は日本だけでなく、世界が共通して抱えている課題でもある。この記事では国内外の薬不足をめぐる現況と課題について、過去記事から紹介していく。 薬局の混乱収まらず 医薬品供給不足を招いた過度な「文書主義」 21年にジェネリックメーカーが行政処分を受けたことをきっかけに始まった薬不足だが、承認書と製造実態とを一字一句照らし合わせるような規制の在り方に疑問を示す声も上がっている。日本では医薬品承認の申請資料に原薬や製剤の製造方法に関する細かな内容を記載しなくてはならないが、それと製造実態を合わせるよう厚生労働省から強く求められている。それが国際的に見
医薬品に関連する内容を中心として記事を書いていると、どうしても避けられないのが薬価の問題ですね。 このブログでもオプジーボやゾルゲンスマを代表として、多くの記事において、薬価について触れてきました。 その中でちょこちょこ出てきていたHTA(Health Technology Assessment:医療技術評価)について、今日は取り上げたいと思います。 この分野は大変奥が深く、突き詰めていくと非常に面白いのですが、私の知識レベルの問題もあり、今日はあくまで基本について触れていきたいと思います。 具体的な算出方法というより、概念的なところを考えてみようというわけです。 医薬品の評価をどのように行っていくのか。 単純な有効性や安全性を超えた視点で見てみましょう! HTA(Health Technology Assessment:医療技術評価)とは? HTAとは「イノベーションの程度と患者さんの得
日本 無痛分娩ができない国に…薬価を引き下げすぎて麻酔薬そのものを買えなくなる Tweet カテゴリニュース 0 :ハムスター速報 2024年06月05日 12:31 ID:hamusoku 聞いてほしい。実は現在、多くの局所麻酔薬に出荷制限がかかっている。そのため、当院では7月からの無痛分娩を最悪断らなければならない状況だ。悔しい、無念だ。手術や分娩に関わる部門は多くの影響を受けるだろう。どうしてこういう状況になっているのか、国はしっかりと対応してほしい。マタ旅よりこっち頼む。 聞いてほしい。実は現在、多くの局所麻酔薬に出荷制限がかかっている。そのため、当院では7月からの無痛分娩を最悪断らなければならない状況だ。悔しい、無念だ。手術や分娩に関わる部門は多くの影響を受けるだろう。どうしてこういう状況になっているのか、国はしっかりと対応してほしい。マタ旅より…— 御手洗アキラ (@a_r_c
薬の市場での価格が、国が定めた価格を平均で7%余り下回ったとする厚生労働省の調査結果が公表されました。これにより、来年度の診療報酬改定で「薬価」部分は引き下げられる見通しです。 医療機関に支払われる診療報酬は医師の人件費などに当たる「本体」部分と、薬の価格や医療器具の材料費にあたる「薬価」部分で構成されていて、政府は来年度・令和4年度の具体的な改定率を月内に決定することにしています。 このうち「薬価」部分に関して、厚生労働省が、ことし9月に調査した結果が3日開かれた中医協=中央社会保険医療協議会で公表されました。 この調査結果は先月、医薬品の入札をめぐって談合の疑いが発覚した大手医薬品卸会社の福岡支店など6社の取り引きデータは、一部除外されているということです。 それによりますと、薬の市場価格は、国が定めた価格を平均で7.6%下回り、注射器など医療器具の材料費も平均で3.8%下回りました。
Published 2022/12/16 12:52 (JST) Updated 2022/12/16 13:09 (JST) 政府は16日、医薬品の公定価格である薬価の2023年度改定で、全約1万9400品目のうち48%を対象に引き下げる方針を決めた。松野博一官房長官と加藤勝信厚生労働相、鈴木俊一財務相が会談し合意した。政府関係者によると、医療費は3千億円程度が削減される見込みで、来週にも正式決定する。 引き下げ対象について厚労省は当初、全品目の69%を想定。ただ、原材料の高騰で薬の安定供給に大きな影響が出かねないため、採算が取れなくなっている品目や新薬には、価格を上げたり維持したりする特例措置をすると3閣僚で合意した。
来年度予算案の編成に向けて、武見厚生労働大臣は20日午前、財務省で鈴木財務大臣と閣僚折衝を行いました。 その結果、医療機関に支払われる診療報酬について、医療従事者の賃上げを行うため人件費などに充てられる「本体」を0.88%引き上げることが決まりました。 内訳は医療従事者の賃上げに0.89%程度、医療の質の向上などに0.18%、20年以上据え置かれていた入院患者の食費の引き上げに0.06%をあてる一方、生活習慣病の患者の診療を行う医療機関への加算を見直すなど報酬の適正化で0.25%引き下げます。 賃上げは、看護師のほか看護補助者や技師などのいわゆる「コメディカル」に加え、40歳未満の勤務医や薬局などに勤務する薬剤師も含め幅広い職種で行われる見通しです。 このうち看護師や病院に勤める薬剤師、それに「コメディカル」については定期昇給分を除き、来年度は2.5%、再来年度は2%のベースアップを実施す
ミクス編集部が2024年度薬価改定の影響率を各社別に調査したところ、23年度薬価改定に続き、特例的な不採算品再算定の影響が色濃く、“プラス改定”企業も現れることが明らかになった。不採算品再算定品を最多となる66成分66品目抱えるツムラは「プラス24%」となるなど大幅な引上げとなった。一方で、市場拡大再算定に加え、新薬創出等加算品の見直しで平均乖離率超の品目で加算が適用されない影響も大きく出た。主力品のイクスタンジが市場拡大再算定を受けたアステラス製薬の影響率は「約8%」、オプジーボの市場拡大再算定適用に加え、DPP-4阻害薬・グラクティブなどの薬価が維持できなかった小野薬品は「9%台」の影響となるなど、打撃を受けた。 文末のダウンロードファイルから、「2024年度薬価改定製薬会社の影響率」、「2024年度薬価改定各社主力品(汎用規格)の改定率」がダウンロードできます(会員限定) ◎ツムラ、
少し前にJ-TECが眼科領域の再生医療等製品「ネピック」の製造販売承認を取得したのをご存知ですか? J-TECと言えば、アビガンで話題の富士フイルムの子会社ですね。 富士フイルムさんも手が広いですねー。いまや一流製薬会社です。 今日はそのネピックの概要や再生医療等製品の治験のお話をしていきます。 最近コロナの話題ばかり取り扱っていたので、ちょっと箸休めにどうぞ。 ネピックの概要 ネピックは自家培養角膜上皮になります。 自家培養とは「患者さん自身から細胞を分離してそれを使う」ということです。 ネピックでいえば、患者さん自身の角膜輪部組織から分離した角膜上皮細胞をシート状に培養していきます。 つまり、ネピックは「患者さんごとのオーダーメイド」になります。 そのため準備に時間とコストがかなりかかるというわけです。 その分自分の細胞を使うわけですから、免疫反応等の副作用のリスクは下がります。 適応
イベルメクチン12mgを有効成分として含む駆虫薬です。 ビゼンダニの皮膚感染によって起こる疥癬や、糞線虫に感染することで起こる腸管糞線虫症に有効です。 駆虫薬に分類されますが、殺虫剤のような人体への有害性はなく、安全性の高い成分として知られています。 数あるイベルメクチンの中でも、イベルメクトールはインドの大手ジェネリックメーカー、サンファーマ(Sun Pharma)社製(※注釈1)です。 サンファーマ社は日本の有名な製薬企業である第一三共株式会社の子会社だったこともある、ジェネリック医薬品の製造では世界有数の大企業で、米国へ輸出を認められている数多くの高品質なジェネリック医薬品を製造しています。 イベルメクトールも、FDA基準の品質管理が守られた環境で製造されている高品質な同等薬のひとつです。 先発薬「ストロメクトール」のジェネリックにあたり、先発薬の4倍の有効成分量を、低価格でご購入い
こじま・せいじ 1999年に名古屋大学小児科教授に就任、2016年3月に同大学を退官。名古屋大学名誉教授。名古屋小児がん基金理事長。愛知協会会員 ゾルゲンスマに続き、神経・筋疾患から血液疾患に至るまで、さらなる遺伝子治療薬の登場が見込まれる。医学の進歩を誰もが享受できるように、メガファーマによる超高薬価での提供に代わり、大学・研究機関などアカデミアからの直接非営利・安価な提供の途を提言する。(3回連載。第1回、第2回) わが国では、遺伝子治療薬としては、キムリアに続いてゾルゲンスマの上市が控えているのみであるが、表に示すように、海外では遺伝子治療の臨床研究が進み、その対象疾患は神経・筋疾患から血液疾患まで広範に及ぶ。表の中で太字の疾患はすでに海外では薬事承認されている。現時点で原因遺伝子が判明している遺伝性稀少疾患は5,000種類以上知られており、これらの疾患の多くが遺伝子治療の対象と考え
新型コロナウイルスが第5類になってから約1ヶ月……。運悪く、コロナにかかってしまった。 コロナ禍の3年間逃げ切れたと思ったのに、ワクチン4回接種したのに、マスクも手洗い消毒もしてたのに……。街に人増えたしなあ。恨み言を言っても仕方がないが、かかってしまったのである。 今回、私が受診した発熱外来では、新型コロナの特効薬「ゾコーバ」を取り扱っていたので、早く治したい一心で処方してもらった。 5類になってるし、ワクチンも打ってるし、薬もあるならすぐ治るだろう……。 そう思っていたのだが── ・コロナの薬は9月末までは無料だが… 「ゾコーバ」などの新型コロナ薬の患者負担は2023年9月末までは無料になっている。 ただし、まだ新しい薬なので薬価がめちゃくちゃ高くて、1回の処方(5日分)がなんと約5万円! 自己負担になる10月以降は保険3割負担だと1万5千円、2割負担でも1万円となってしまう。つまり、
現在、抗線維化薬として、ピレスパ(ピルフェニドン、Pirfenidone)、オフェブ(ニンテダニブ、Nintedanib)の2種類の薬剤が承認されています。各薬剤のまとめに関しては以下の記事をご覧ください。 本日のニュースは、オフェブが市場拡大再算定品目に指定され、本日からオフェブの薬価が改訂されます。 オフェブには150mg錠と100mg錠とがあり、1日2回朝夕食後の内服薬です。 これまでオフェブの薬価は、1錠あたり オフェブ150mg錠:6676.4円 オフェブ100mg錠:4440.8円 でしたが、本日(2021年11月1日)から、 オフェブ150mg錠:5953.5円 オフェブ100mg錠:3968.9円 に改訂されます。 それぞれ1か月(30日)あたりの薬価を計算すると、 オフェブ150mg錠:35万7210円 オフェブ100mg錠:23万8134円 です。150mg錠だと月に約
薬価:希少癌から肺がんに適応拡大の弊害 話が明後日の方向に飛びましたが、画期的な新薬オプジーボの高い薬価の問題について記載していきたいと思います。 オプジーボの薬価(100mg)の変遷について下記にまとめましたので見ていきましょう。 初回の薬価収載時:729,829円 特例市場拡大再算定:364,925円 (なんと半額セール!) (用法用量変化再算定1回目:278,029円 ) (用法用量変化再算定2回目:173,768円 ) はじめに何でこんな高い薬価がついたのか、不思議に思われる方がいると思いますが、ここにはあるからくりがあります。 そもそもどのように薬価がつくのか?から記載するべきなのかもしれませんが、それをしていると冗長なお話になってしまいますので、ここでは誤解を恐れず簡潔に1点記載します。 「対象患者の少ない疾患を適応とすると薬価が上がる」のです! 別に患者数が少なければ、薬価が
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