これまで学生13人の感染が確認された福島大のクラスター(感染者集団)について、同大は26日、感染した学生らが参加していた行事が、20日に福島市のキョウワグループ・テルサホール(福島テルサ)で開かれた「第61回福島大学創作ダンス発表会」だったと発表した。その上で、発表会が大学の授業の一環で、感染対策が十分でなかったことが新たに分かったと説明した。 この発表会に参加した学生150人のPCR検査の結果、新たに10人の感染が判明。このうち6人は、感染拡大が確認されている学生らの飲み会の参加者や、車の同乗者ではなかった。 福島市で記者会見した三浦浩喜学長は「発表会は授業の一環として行われ、6人は授業中に感染した可能性がある。授業中の感染防止対策が十分でなかったことは大学に責任がある。おわび申し上げる」と話した。 三浦学長や谷雅泰副学長によると、発表会には授業の単位取得に関係する1、2年生のほか、単位