並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 371件

新着順 人気順

評の検索結果1 - 40 件 / 371件

  • とある行政経験者からの石丸伸二評

    三十代、元自治体職員の所感。 報復の議員定数半減条例就任してそこまで経っていない頃だっただろうか、副市長人事の同意を議会から得られず、さらに議員提案により副市長の定数を減らす条例が可決成立したことがあった。当時のニュースを見ていたときは、議会の封じ込めを図る姿勢はどうなんだろうと思ったものだ。しかし、その後、今度は氏側が議員定数を半減させる条例を提出した。それっぽいことを並べていたが、まあ報復である。 当然否決されるわけだが、議会への条例提出には、例規審査と呼ばれる体裁、法的整合性などの確認作業があり、付随して議案としての説明文の作成、資料の印刷、マスメディアへの提供も行われる。子供の喧嘩のような仕返しに付き合わされる職員としてはたまったものではない。 氏の支持者には、彼を論理的で是々非々な人間と評する者もいるが、このくだりを見る限り、その評には疑問符がつく。なるほど、深謀遠慮、否決される

      とある行政経験者からの石丸伸二評
    • 槙野さやかさんの『ジョーカー』評が滅茶苦茶

      「ほんとうはもっと与えられるべきだった」と無根拠に思いこむ人間の恐ろしさ  映画『ジョーカー』|槙野さやか|note https://note.mu/kasa_sora/n/n8554d186e08e 滅茶苦茶すぎる。 映画の内容と合ってる部分が皆無と言ってもいい。 これはさすがに解釈違いなどでは済まされない。 さあ、おわかりいただけただろうか。アーサーは貧しく不運だからジョーカーになったのではない。貧しく不運な人はこの映画の中にも彼の他にいくらでも出てくる。ではなぜアーサーが、アーサーだけが、ジョーカーになったのか。 「自分にはもっとすばらしいものが与えられるべきだったのに、そうではなかったから、自分が与えられるべきだったはずのものをもらっているやつらを燃やす」 いったい何なんだろうこれは。 アーサーは、一度も、こんなこと言ってない。示唆もされてない。 アーサーは実に延々と様々に苦悩や不

        槙野さやかさんの『ジョーカー』評が滅茶苦茶
      • 梅澤愛優香 on Twitter: "ラーメン評論家の入店お断りします ラーメン評論家の方々とお会いしてきましたが、8割が私へマウンティングか言葉のセクハラが酷い人ばかりでした それもあり避けたら裏で中傷される始末 うちにはマイナスしかなかったです 今後ラーメン評… https://t.co/OYLBXJudcx"

        ラーメン評論家の入店お断りします ラーメン評論家の方々とお会いしてきましたが、8割が私へマウンティングか言葉のセクハラが酷い人ばかりでした それもあり避けたら裏で中傷される始末 うちにはマイナスしかなかったです 今後ラーメン評… https://t.co/OYLBXJudcx

          梅澤愛優香 on Twitter: "ラーメン評論家の入店お断りします ラーメン評論家の方々とお会いしてきましたが、8割が私へマウンティングか言葉のセクハラが酷い人ばかりでした それもあり避けたら裏で中傷される始末 うちにはマイナスしかなかったです 今後ラーメン評… https://t.co/OYLBXJudcx"
        • 統一教会が「陰で政界を操る」は過大評価、「何の力も影響もない」は過小評価…という鈴木エイト氏の評は穏当だが、むしろ反響が不穏 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

          「統一教会が陰で政界を操っている」は過大評価 「統一教会は個々の政治家に対し何の力も持っていない」「個々の政治家の政治活動に何の影響も及ぼさない」は過小評価 私は過大評価も過小評価もすべきではないと言い続けてきた。…— 鈴木エイト ジャーナリスト/作家 (@cult_and_fraud) August 23, 2024 ※続きコピペ 信者数10万人程度・組織票が約8万票しかなく参院全国比例区において単独で一人の当選者を出すこともできず、落選必至の候補者への上乗せで当選ラインへ引き上げる程度の票数しか持っていない教団が、政界や周辺の様々なところに信者を送り込み工作を続けてきた。後援会を結成し、組織票や運動員派遣なども行い、結果として取り締まりを逃れ、体制保護を受けてきたことになる。 ポイントは個々の政治家の取り込みと政治家側の認識。関係を持ってきた政治家の側も道義的な問題はさておき、現状で大

            統一教会が「陰で政界を操る」は過大評価、「何の力も影響もない」は過小評価…という鈴木エイト氏の評は穏当だが、むしろ反響が不穏 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
          • 邦キチ!映子さん「えんとつ町のプペル」評の答え合わせをオードリー若林と本人がしてしまう

            シン・西東京タワー @westttower 邦キチのプペルの登場人物全員西野説があちこちオードリーの若林の見解と一致してて西野本人も否定しなかったの、答え合わせを見た感じ

              邦キチ!映子さん「えんとつ町のプペル」評の答え合わせをオードリー若林と本人がしてしまう
            • 安倍氏は「危機に弱い」と辛口評 仏メディア | 共同通信

              黒枠のラベルは、コンテンツホルダー自身が付与したものです。グレー枠のラベルは本文解析で自動付与されたものです。 【パリ共同】安倍晋三首相の辞任表明について、フランスのメディアも28日、速報で伝えた。連続在職日数の最長記録を更新したことを踏まえ、リベラシオン紙は「ゴールで倒れたマラソン走者」と表現。「危機に弱い指導者」(ルモンド紙)と同国メディアらしい辛口の見方も伝えられた。 経済紙レゼコーは、長期政権にもかかわらず「日本が長年抱える深刻な経済問題の克服に取り組めなかった」と報じ、公的債務は増え続け、人口減少に歯止めはかからなかったと指摘した。 リベラシオンは「完全雇用」の状態でも「貧しい労働者」が多数いると言及した。

                安倍氏は「危機に弱い」と辛口評 仏メディア | 共同通信
              • 宇多丸『シン・仮面ライダー』を語る!【映画評書き起こし 2023.3.31放送】 | TBSラジオ

                TBSラジオ『アフター6ジャンクション』のコーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」。宇多丸が毎週ランダムに決まった映画を自腹で鑑賞して生放送で評論します。(コーナー前のメール読みゾーンにて)宇多丸:……はい、ということで。本当はさっき、オープニングで、このゾーンを使ってリスナ

                  宇多丸『シン・仮面ライダー』を語る!【映画評書き起こし 2023.3.31放送】 | TBSラジオ
                • 「おかんアート」が不可視化しているものとは何か。「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」レビュー(評:山崎明子)

                  ▶︎ 都築響一+「下町レトロに首っ丈の会」キュレーションによる「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」が、東京都渋谷公園通りギャラリーにて1月22日~4月10日に開催されている。「おかんがつくるアート」のことと本展が定義する「おかんアート」とはなんなのか、その歴史的文脈をふまえて解説。視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論を専門とし、手芸とアートの関係をジェンダーの視点から研究してきた山崎明子(奈良女子大学教授)が論じる。【Tokyo Art Beat】 「おかんアート」の前で思考する「おかんアート」というものが以前から気になっていた。一目見て自分の身近にあったもので、懐かしいと感じる作品が多い。私自身、子供時代にこれらを母と作った記憶がある。小学生でも作れるもので、こうしたモノを作りながら縫う・編む・結ぶなど手芸の基本的技術を知らずに学んだのだと思う。東京都渋谷

                    「おかんアート」が不可視化しているものとは何か。「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」レビュー(評:山崎明子)
                  • 『ガンダム』の生みの親、富野監督が報道番組にて語った戦争評が感慨深い「絶望論は子どもたちに言ってはいけない」

                    サンデーステーション @Station_sun 今夜の #サンステ は ✅#Uターンラッシュ を直撃 #台風7号 の進路に各地でヤキモキ ✅死者増え続ける #マウイ島 山火事 火災の原因「#フラッシュ干ばつ」とは ✅#富野由悠季 と #高橋杉雄 が語る「戦争と平和」 📣恒例!#スポ神 📱TVerでリアルタイム配信中 #機動戦士ガンダム #終戦の日 pic.twitter.com/nqfVKZBCvQ 報道ステーション+土日ステ @hst_tvasahi 【初対談】ガンダム原作者 × 軍事専門家 「戦争」と「平和」を考える ▼#機動戦士ガンダム 原作者・総監督 富野由悠季氏(81) ▼安全保障専門家 防衛研究所 高橋杉雄氏(50) “名作アニメの父”が次世代に向け語った“戦争の記憶”とは― 今なお繰り返される戦争 #ウクライナ侵攻 に思うこと 「人類は戦争を捨てることができない。 この絶

                      『ガンダム』の生みの親、富野監督が報道番組にて語った戦争評が感慨深い「絶望論は子どもたちに言ってはいけない」
                    • 一週遅れの映画評:『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』本当にマリオ、プレイしたことあんの?|すぱんくtheはにー

                      なるべく毎週火曜日に映画を観て、一週間寝かしてツイキャスで喋る。 その内容をテキスト化する再利用式note、「一週遅れの映画評」。 今回は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』です。 ※※※※※※※※※※※※※ さて、これは困った。困ったぞ……とここ一週間ずーーーっと思ってるんですよ。 まぁこれは悪いことなんですけど、どうしてもこうやって毎週映画の話をするぞ! と思ってると見る前から勝手に身構えてしまうわけですよ。つまり「この作品はこんな感じだろうから、ま~大体こういう映画評になるんだろうなぁ」って。 ただその事前に想定している通りになることってあんま無いわけ。そこらへんは良くも悪くもではあるんですが、それでも「やっぱ観ずに作品を語ることなんてできないよねぇ」って毎回強く思うし、事前の決め打ち通りにいかないことで「私はちゃんと作品と向き合えてるな」って安心したりもするわけですよ。 でね

                        一週遅れの映画評:『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』本当にマリオ、プレイしたことあんの?|すぱんくtheはにー
                      • <特別編・後編>宮台真司の『攻殻機動隊 SAC_2045』評:人間より優れた倫理を持つ存在と戦う必要があるのか?

                        リアルサウンド映画部にて連載中の社会学者・宮台真司による映画批評。今回は特別編として、6月1日放送のミュージシャン・ダースレイダーとのライブ配信企画「100分de宮台」の第4回目を対談形式にて掲載する。後編では、前編(参考:<特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく)で語ってもらったNetflixオリジナルアニメ『ミッドナイト・ゴスペル』とポストヒューマン的世界観を共有するNetflix『攻殻機動隊SAC_2045』を論じる。本作が問いかける、「ポストヒューマンのルーツ」だという倫理の行方、感情の劣化の描写、そして作品内で示唆される、民主主義国家で暮らす人々の未来像についてまで語ってもらった。 【『ミッドナイト・ゴスペル』を踏まえた『攻殻機動隊SAC_2045』】 ダースレイダー(以下、ダース):『攻殻機動

                          <特別編・後編>宮台真司の『攻殻機動隊 SAC_2045』評:人間より優れた倫理を持つ存在と戦う必要があるのか?
                        • 映画『ミスト』はただの胸糞作品ではなくアメリカの縮図であるとの評を聞いてこれこそが映画評論だと感動した

                          リンク note(ノート) 『ミスト』(2007) 社会的メタファーだと気が付くかどうか|cymro アマゾン殿堂入りレビュアー 政治的にリベラルで知られるスティーヴン・キングだけに「アローヘッド計画」は原子力(あるいは化学/生物兵器)事故のメタファーという解釈もできるだろう。最近もHBOのドラマ『チェルノブイリ』についてツイートしていたくらいだ。 また、原作は1980年出版であるが、2007年公開の本作品は9.11の影響を受けているという見方もできる。若い兵士を生贄として外に放り出す集団心理は、テロとの戦いと称してアフガニスタンへ兵士たちを送りこんだアメリカのアレゴリーのようにも見える。 ところで、霧の意味であるmistとfogの 4 users 63

                            映画『ミスト』はただの胸糞作品ではなくアメリカの縮図であるとの評を聞いてこれこそが映画評論だと感動した
                          • 【前編】宇多丸『ルックバック』を語る!【映画評書き起こし 2024.7.11放送】 | TBSラジオ

                            TBSラジオ『アフター6ジャンクション2』のコーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」。宇多丸が毎週ランダムに決まった映画を自腹で鑑賞して生放送で評論します。今週評論した映画は、『ルックバック』(2024年6月28日公開)です。ここからはその書き起こし【前編】をお送りします。(

                              【前編】宇多丸『ルックバック』を語る!【映画評書き起こし 2024.7.11放送】 | TBSラジオ
                            • 『虎に翼』の家族とジェンダーから見えるもの。家制度の亡霊と、「いま」を描く物語(評:竹田恵子)

                              「家族」を描くドラマとしてまさか、自分が朝ドラを毎日観見るようになるとは思わなかった。でも面白いから見てしまう、NHKプラスで。みなさんも、ですよね。 みなさんもご存じのとおり、2024年4月から朝の連続テレビ小説として放映されている『虎に翼』は、日本では最初の女性弁護士のひとりをモデルにした猪爪(佐田)寅子(ともこ)の物語である。 このドラマをフェミニズムに関係ない、という人はいないと思う。法律、憲法、人権といった多様な視点から語ることができるから、私よりよほどうまく語れる人はいくらでもいると思う。ただ、私はこの物語がもっとも中心的に描こうとしているものとして「法」のほかに「家族」があるのではないかと思う。だがその前に、少し本ドラマの根底にある姿勢のようなものについて書いてみたい。

                                『虎に翼』の家族とジェンダーから見えるもの。家制度の亡霊と、「いま」を描く物語(評:竹田恵子)
                              • 【FUCK②③】生活支援員が観た映画「月」評~後編~|東京ニトロ

                                ※【前編】はこちら ※クソ長くなります FUCK①振り返りと補足~ほんとうの支援の現実を教えてやるよ~物語は新人支援員・堂島洋子(宮沢りえ)の視点で進む。かつて有名小説家だった洋子には3歳で亡くなった息子がおり、息子にも障害があったことがほのめかされる。夫(オダギリジョー)は売れないアニメーション作家で、ふたりとも息子の死を克服できないでいる。洋子は森の奥にある障害者施設で働きはじめるが、そこで障害者支援の「現実」を知りショックを受ける。特に「きーちゃん」と呼ばれる寝たきりの入所者は意思疎通が困難で、洋子は「人間とは」という問に苦しむことになる。そこで出会った男性職員の「さとくん」(磯村勇斗)は、最初は入所者に親身に接していたが、同僚のハラスメントや虐待行為、上司の無理解から追い詰められ、やがて優生思想を口にするようになる。そんななか、洋子は妊娠が発覚。高齢出産に伴うリスク回避のため出生前

                                  【FUCK②③】生活支援員が観た映画「月」評~後編~|東京ニトロ
                                • 宇多丸『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』を語る!【映画評書き起こし 2023.4.14放送】 | TBSラジオ

                                  TBSラジオ『アフター6ジャンクション』のコーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」。宇多丸が毎週ランダムに決まった映画を自腹で鑑賞して生放送で評論します。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』のコーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」。宇多丸が毎週ランダムに決まった映画

                                    宇多丸『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』を語る!【映画評書き起こし 2023.4.14放送】 | TBSラジオ
                                  • 山崎まどかの『一度きりの大泉の話』評:萩尾望都が竹宮惠子に向けていた眼差しとその痛み

                                    1970年から1972年まで竹宮惠子と萩尾望都が同居し、そこに同世代の少女マンガ家「花の24年組」を中心とするメンバーが出入りして「大泉サロン」と呼ばれた借家。それは少年マンガにおける「トキワ荘」と並ぶ、少女マンガ文化におけるひとつの伝説だった。 萩尾望都の側から見た残酷な事実 『少年の名はジルベール』(小学館) 竹宮惠子が自伝『少年の名はジルベール』(小学館/2016)で「大泉サロン」時代の話を書くと、この伝説には新たなベクトルが加わり、より神話性が強まっていった。接近し過ぎた若い創作者同士の思わぬ齟齬。竹宮惠子はそれを天才・萩尾望都への自分の一方的な嫉妬として描いている。 萩尾望都の語り下ろしである『一度きりの大泉の話』(河出書房新社)は『少年の名はジルベール』そのものというよりも、竹宮の本に対する反響で自分が被ったことへの返答として書かれている。これは単体で読む彼女の自伝というよりも

                                      山崎まどかの『一度きりの大泉の話』評:萩尾望都が竹宮惠子に向けていた眼差しとその痛み
                                    • 【FUCK①】生活支援員が観た映画「月」評~前編~|東京ニトロ

                                      はじめにこんにちは。東京ニトロです。 趣味で(パニック)小説を書いたり漫画を描いたりしながら、現実世界では(日中生活支援と施設入所支援を行う施設で)生活支援員というお仕事をしています。生活支援員というのは、障害を持った方の自立した生活のためにお手伝いをしたり、社会復帰や参画に向けた創作や生産活動に関わるお仕事です。(ここで注意なのですが、「自立」というのは「誰」(または「何」)の手助けも借りないという意味ではありません)ちょうどコロナ禍が始まる頃に入職したので、勤続4年になります。わたくしは自他ともに認めるジョブホッパーなのですが、昨年度は障害者援助専門員の資格を取り、来年は社会福祉士に挑戦するなど、長く働く気マンマンです。 そんな現役の生活支援員であるわたくしが、宮沢りえ・オダギリジョー主演で、実際にあった障害者施設での事件をモデルにした映画「月」を観てきたのでレビューしたいと思います!

                                        【FUCK①】生活支援員が観た映画「月」評~前編~|東京ニトロ
                                      • 新海誠監督『すずめの戸締まり』レビュー:「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム(評:茂木謙之介)

                                        新海誠監督の最新作『君の名は。』(2016)、『天気の子』(2019)に続く、新海誠の監督映画『すずめの戸締まり』(以下映画『すずめ』)は、前2作に続き、災害によって切断された日常を補綴する若年の男女の物語を描いた、観客の期待の地平をいっさい裏切らないエンタメ大作である。 九州・宮崎在住の高校生・岩戸鈴芽が登校中に出会った東京の大学生・宗像草太は、代々「閉じ師」と呼ばれる職能を司る家の末裔であった。閉じ師は、全国の廃墟に存する「後ろ戸」と呼ばれる扉を、儀礼を用いて閉じるという「家業」を受け継ぐ。後ろ戸は「すべての時間が同時にある場所」にして「死者の赴く場所」である「常世」と繋がっており、開くと中から「善くないもの」が出てきてしまうという。その後ろ戸を偶然開いてしまった鈴芽は、そこに配置されていた「要石」を引き抜いてしまい、大地震を引き起こす「みみず」と呼ばれる存在をこの世に出してしまう。草

                                          新海誠監督『すずめの戸締まり』レビュー:「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム(評:茂木謙之介)
                                        • 豊崎由美≒とんちゃん on Twitter: "『石原慎太郎を読んでみた』を気に入った(わたしの酷い戯曲評も載ってたのにね。そこは読んでなかったんでありましょう)石原慎太郎氏に呼ばれて、栗原裕一郎さん、中森明夫さんと3人で中国飯店で会食したことがある。メディアを通じてしか知らなかった石原氏が「俺が俺が!」の人ではなく、→"

                                          『石原慎太郎を読んでみた』を気に入った(わたしの酷い戯曲評も載ってたのにね。そこは読んでなかったんでありましょう)石原慎太郎氏に呼ばれて、栗原裕一郎さん、中森明夫さんと3人で中国飯店で会食したことがある。メディアを通じてしか知らなかった石原氏が「俺が俺が!」の人ではなく、→

                                            豊崎由美≒とんちゃん on Twitter: "『石原慎太郎を読んでみた』を気に入った(わたしの酷い戯曲評も載ってたのにね。そこは読んでなかったんでありましょう)石原慎太郎氏に呼ばれて、栗原裕一郎さん、中森明夫さんと3人で中国飯店で会食したことがある。メディアを通じてしか知らなかった石原氏が「俺が俺が!」の人ではなく、→"
                                          • 基地のある風景――小泉悠さん・評『世界の基地問題と沖縄』|じんぶん堂

                                            記事:明石書店 千葉県松戸市六実(むつみ) 書籍情報はこちら のっけから私事で恐縮であるが、評者は千葉県松戸市のはずれにある六実(むつみ)地区で生まれた。海上自衛隊下総航空基地と陸上自衛隊松戸駐屯地のちょうど真ん中に位置し、頭上にはいつもP-3C哨戒機やAH-1S対戦車ヘリコプターが飛んでいるという土地である。さらに南東部には陸上自衛隊習志野駐屯地があり、晴れた日には空挺団のパラシュートが輸送機からパラパラと蒔かれていく様子が小学校の窓からよく見えた。 こうした環境で育った筆者にとって、基地というのはごく普通に存在するもの――日常と非日常で言えば「日常側」の風景であって、そこに何か特別なものを感じたことはあまりない。おそらく多くの六実住人たちにとってもこれは同じであったのだろう。基地が何らかの政治的問題として扱われることはまずなかったし、その存在が意識されること自体があまりなかったように思

                                              基地のある風景――小泉悠さん・評『世界の基地問題と沖縄』|じんぶん堂
                                            • 愛国心の足りないなまけ者 on Twitter: "イラン政府系のメディアの日本評が的確すぎる件 日本人は外交分野で重要な役割を果たしておらず誰も真剣に受け止めてない。 北朝鮮との直接的な緊張関係においてさえ米国の支持に注目している彼らがどのようにしてイランと米国の関係に権威を持… https://t.co/qSRlYBiXZL"

                                              イラン政府系のメディアの日本評が的確すぎる件 日本人は外交分野で重要な役割を果たしておらず誰も真剣に受け止めてない。 北朝鮮との直接的な緊張関係においてさえ米国の支持に注目している彼らがどのようにしてイランと米国の関係に権威を持… https://t.co/qSRlYBiXZL

                                                愛国心の足りないなまけ者 on Twitter: "イラン政府系のメディアの日本評が的確すぎる件 日本人は外交分野で重要な役割を果たしておらず誰も真剣に受け止めてない。 北朝鮮との直接的な緊張関係においてさえ米国の支持に注目している彼らがどのようにしてイランと米国の関係に権威を持… https://t.co/qSRlYBiXZL"
                                              • 藤本タツキ「チェンソーマン」の魅力と「ルックバック」評 - フロイドの狂気日記

                                                デザイン盗作・「ルックバック」の藤本タツキは天才ではない。あるいは少年ジャンプの才能枯渇問題 - フロイドの狂気日記 集英社作家の「オマージュ宣言」はアイデア収奪の正当化 - フロイドの狂気日記 id:lady_joker氏への手斧。あるいは天才・藤本タツキとエンブレム佐野の違いについて - フロイドの狂気日記 藤本タツキ「チェンソーマン」と一部に読み切り「ルックバック」について語る。本当は語ることはなかったんだけど、藤本タツキ天才論を否定しているだけなのに、作品全部を否定していると感じられたっぽいので、ちゃんと魅力について言語化してみようと思う。ファイアパンチは1巻しか読んでない。 ちなみに冒頭のエントリlady_joker氏への手斧では、ほとんど全て「チェンソーマン」主人公デンジのセリフや口調を改変して記事ができている。にもかかわらず、1人以外に指摘した人がいなくて悲しい。藤本タツキは

                                                  藤本タツキ「チェンソーマン」の魅力と「ルックバック」評 - フロイドの狂気日記
                                                • 最近のコンビニ評

                                                  セブンイレブン惣菜に力を入れる戦略が当たっている。 弁当をひとつ買わせるよりも 惣菜の組み合わせを買わせて客単価を上げる戦略。 そのためチルド惣菜や冷凍食品の種類の豊富さは他の追随を許さない。 ただし、弁当・おにぎり・パンは全くやる気がなく、質の低下が激しい。 「いちおう定番商品は揃えました」以上のものではない。 デザートの新規開発も低調。 総合的にはセブン強しということになるだろうが、 チルド惣菜や冷凍食品に注力した戦略が上手いだけで、 「すべてにおいて高品質」という信頼感はもはやない。 ファミマおにぎりとサンドイッチの美味しさは群を抜く。 弁当や麺類、パンなどもバリエーションを増やして頑張っているが「他よりはマシ」という程度。 数年前はパンが素晴らしかったが…。 近年は惣菜「お母さん食堂」に注力しつつも、その点ではセブンには及ばない。 デザートはサークルKサンクスの遺産もあってセブンよ

                                                    最近のコンビニ評
                                                  • なぜ TENET という回文なのか。〈回文的因果律〉から導き出されるニールの正体|『TENET テネット』評

                                                    なぜ TENET という回文なのか。 〈回文的因果律〉から導き出されるニールの正体 |『TENET テネット』評 ニールは実はキャットの息子のマックスなのではないか――という説があります。パンフレットで山崎貴が自身の妄想だと前置きしたうえでそう語っているのに加えて、国内外の考察ファンがこぞって声を挙げているお話です。 え、本当に? にわかに信じがたい仮説ですが、もしそうだとすればこんなに楽しいことはありません。きょうはこの説を考えて一緒に頭を悩ませてみましょう。 目次 ・なぜニールがマックスだと言われるのか ・〈回文的因果律〉の世界 ・回文のような時間軸の中間地点は「世界を救う」瞬間だ ・「ニール=マックス説」に再挑戦 全ての行動に意味が介在すべきだからこそ ・重要なのは「記録」だ ・フランシスコ・ゴヤに隠されたヒント? ・そしてこの文章もまた…… パワープッシュ:映画『パラサイト 半地下

                                                      なぜ TENET という回文なのか。〈回文的因果律〉から導き出されるニールの正体|『TENET テネット』評
                                                    • 「手慰み」男性が記した展評に衝撃 少ない女性美術家の発表の場 ジェンダー視点持ち確保に尽力 | 沖縄タイムス+プラス

                                                      [We ACT アクト 3・8国際女性デー]女性たちに聞く(2)豊見山愛さん 沖縄の女性美術研究 県立博物館・美術館の開館準備に携わり、2007年の開館からは主任学芸員として、女性美術を中心に沖縄美術の調査研究を続けている豊見山愛さん(53)。

                                                        「手慰み」男性が記した展評に衝撃 少ない女性美術家の発表の場 ジェンダー視点持ち確保に尽力 | 沖縄タイムス+プラス
                                                      • 宮台真司の『TENET テネット』評(前編):『メメント』と同じく「存在論的転回」の系譜上にある

                                                        リアルサウンド映画部にて連載中の社会学者・宮台真司による映画批評。今回は10月17日放送のミュージシャン・ダースレイダーとのライブ配信企画「100分de宮台」特別編の一部を対談形式にて掲載する。“時間の逆行”が大きなテーマとなっている現在公開中の映画『TENET テネット』から「記憶と記録の構造」を読み解く。宮台は、その複雑な設定が話題を呼ぶ『TENET テネット』の決定論的構造から生まれる倫理の問題を指摘。クリストファー・ノーラン監督が本作に込めたある問い、そして監督独自の作家性が浮かび上がってきた。 クリストファー・ノーラン監督が下した「究極の決断」 ダースレイダー(以下、ダース):今回はクリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』(以下、『TENET』)をメインに、「時間」や「記憶と記録の構造」というテーマでお送りします。 宮台真司(以下、宮台):SFに限らず従来の映画の中

                                                          宮台真司の『TENET テネット』評(前編):『メメント』と同じく「存在論的転回」の系譜上にある
                                                        • 怪作『トラペジウム』に集まる「主人公がクズ」評──幼さと狡猾さが同居する「性根ガッサガサ」のリアル(松谷創一郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                          傑作や駄作を超える〝怪作〟 ときどき、まったく共感できない主人公の映画に出合うことがある。しかも主人公が悪役などではなく、得体の知れない人物のケースだ。 たとえば、20世紀初頭のアメリカで油田を掘り当てて一獲千金を狙う中年男性を描いた『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007年)。あるいは、ハンバーガー店・マクドナルドを創業者から乗っ取るビジネスマンを描いた『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(2017年)。 彼らに共通するのは、みずからの欲望をひたすら押し進めることだ。それゆえ野蛮だったり狡猾だったり下品だったり、共感できるところはとても少ない。しかしそんな人間だからこそ興味深く凝視してしまう。「貪欲」との表現をはるかに超える得体の知れない欲望を彼らが見せるからだ。 5月10日に公開された『トラペジウム』も、そういうタイプのアニメ映画だ。ただこの作品が奇妙なのは、主人公がアイドルを

                                                            怪作『トラペジウム』に集まる「主人公がクズ」評──幼さと狡猾さが同居する「性根ガッサガサ」のリアル(松谷創一郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                          • 正直これは……『竜とそばかすの姫』 映画評レビュー(酷評?) | フラスコ飯店 【考察】

                                                            細田守を応援してるけど、正直これは「全部どうでもいい話」かも。| 『竜とそばかすの姫』 | 映画評レビュー (C)2021 スタジオ地図 涙が出た。あくびで。毒舌の苦手な鈴ちゃんのために控えめに言ったとしても、最悪だ。なにこれ。僕は細田守のつくる映画が好きだ。好きだった。だからこそ、なおさらなのかもしれません。 (C)2021 スタジオ地図 スタンディングオベーションさながらの大喝采から、僕のようなネガティブな意見まで賛否両論。しかし否定的な観客も「絵と音は綺麗で荘厳だった」という部分には合意しています。けれど僕はそれすらも疑問です。 絵は綺麗。歌、魔力的。 しかしそれぞれがセパレートして味がバラバラ。 極上の刺身と、程よい温度のシャリを交互に食べているような感覚です。胃の中でいつか寿司になるのを待ってはみたけど、やっぱり肩透かしの空論でした。 シンガーの中村佳穂が演じるベルの歌唱は申し分

                                                            • 小池百合子というブラックホール並みの虚無にぼう然/ヒット本『女帝 小池百合子』評 | 女子SPA!

                                                              現・東京都知事で、明日7月5日の都知事選でも最有力だといわれる小池百合子氏。彼女の半生を描いた評伝『女帝 小池百合子』(石井妙子著 文藝春秋)が20万部を突破し話題です。 5月29日に出版されると、以前からたびたび報じられた“カイロ大学を卒業していないのでは?”という学歴詐称疑惑が再燃し、カイロ大学が6月8日に学長名で「卒業したことを証明する」とコメントを出し、6月15日には小池氏が卒業証明書と卒業証書を公表する事態に。が、まだまだこの問題は落ち着きそうにありません。 出版自体がひとつの事件となったこの本を、『世界一周ホモのたび』などの著者で、能町みね子さんの友情結婚のパートナーであるサムソン高橋さんに、読み解いてもらいました。(以下、サムソン高橋さんの寄稿) 女子SPA!から今話題の本、石井妙子著『女帝 小池百合子』の書評を頼まれた。 生返事をして、一ヶ月ほど放っておいた。 何よりもまず

                                                                小池百合子というブラックホール並みの虚無にぼう然/ヒット本『女帝 小池百合子』評 | 女子SPA!
                                                              • 村上隆氏の「君たちはどう生きるか」評 絵描きの僕にとっては最高の作品

                                                                takashi murakami @takashipom 注意!以下、ネタバレの可能性あり! ※※※※※※※※※※※※ あるドキュメンタリーで、駿さんが、イギリスとのテートブリテン美術館に行って、ミレーのオフェーリアを鑑賞後に「凄い作品だったねぇ。もう当時に全部やってるんだねぇ。叶わない」みたいなことを呟いてて(正確な言説は pic.twitter.com/xehoTAQyqX 2023-07-15 11:48:09 リンク Wikipedia オフィーリア (絵画) 『オフィーリア』(英: Ophelia)は、1851年から1852年にかけて制作されたジョン・エヴァレット・ミレーによる絵画である。ロンドンにあるテート・ブリテン美術館に所蔵されている。オフィーリアはウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の登場人物であり、この作品では彼女がデンマークの川に溺れてしまう前、歌を口ずさん

                                                                  村上隆氏の「君たちはどう生きるか」評 絵描きの僕にとっては最高の作品
                                                                • 3年前のゴールデンカムイ評 @kaneda_junko 私もゴールデンカムイ2巻ぐらいの..

                                                                  3年前のゴールデンカムイ評 @kaneda_junko 私もゴールデンカムイ2巻ぐらいのときは、「この表紙の少女(アシリパさん)が今後、本人が望んでいないエッチな目に遭わされたりするのでは…」とおびえていた時期があったんですが、 これまで「一度も」そんな描写はありません。かといってサービスがないわけでなく、良い男体が惜しみなく出てきます。 @Annan3 アシㇼパを自分の意思で動く人間に描いた場面と並び、野田サトル氏のフェミ的視点がうかがえる場面。 杉元の"弱みにつけこむな""子作りには責任を"。 (優しい…) アシㇼパの"アイヌ女性は弱くない"。 青年漫画が女性をこのように扱ってくれますように。 @kutabirehateko ゴールデンカムイはフェミニズムやアイヌ民族の文化と歴史にも性的マイノリティにも配慮された上で なお読み応えのあるすばらしい作品だという評価は「差別解消なんて持ち込

                                                                    3年前のゴールデンカムイ評 @kaneda_junko 私もゴールデンカムイ2巻ぐらいの..
                                                                  • 今週の本棚:三浦雅士・評 『ブルデュー「ディスタンクシオン」講義』=石井洋二郎・著 | 毎日新聞

                                                                    (藤原書店・2750円) 怒りを何に向けるべきか 問題提起の書である。 20世紀最後の4半世紀、フランスは2人の顕著な思想家を世界に送り出した。ブルデューとトッドである。前者は社会学者、後者は歴史人口学者。 フランスは20世紀中葉にもサルトルとレヴィ=ストロースを送り出して、実存主義と構造主義を世界に蔓延(まんえん)させた。ブルデューとトッドは、先輩のサルトル、レヴィ=ストロースには及ばないと思われがちだが、そうではない。トッドが家族制度の分析を通してソ連崩壊を予見したことは有名だが、ブルデューの代表作『ディスタンクシオン』、直訳すれば「差別」は、生きられた階級の生々しい体験を分析して世界的に注目された。たとえばアメリカで進められていた大統領選挙にしてもその分析対象に入る。 投票集計の状況は不正選挙を疑わせなくもないが、アメリカの主要日刊紙は認めない。選挙は民主主義の根幹。かりに大勢に影響

                                                                      今週の本棚:三浦雅士・評 『ブルデュー「ディスタンクシオン」講義』=石井洋二郎・著 | 毎日新聞
                                                                    • <特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく

                                                                      <特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく リアルサウンド映画部にて連載中の社会学者・宮台真司による映画批評。今回は特別編として、6月1日放送のミュージシャン・ダースレイダーとのライブ配信企画「100分de宮台」の第4回目を対談形式にて掲載する。前回の『呪怨:呪いの家』評(参照:宮台真司の『呪怨:呪いの家』評:「場所の呪い」を描くJホラーVer.2、あるいは「人間主義の非人間性=脱人間主義の人間性」)では、汎システム化による1988年以降の日本社会の劣化を指摘した宮台。本稿の前編では、アメリカに目を向け、黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件を発端とする「Black Lives Matter」運動で揺れる社会の分断に始まり、そんな「脆弱さ」を露呈したリベラルの現状を90年代から予測していた

                                                                        <特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく
                                                                      • 志村けんのレコ評原稿を復刻、シンコーミュージックのサイトで『志村けんが愛したブラック・ミュージック』連載開始 - amass

                                                                        志村けんのレコ評原稿を復刻、シンコーミュージックのサイトで『志村けんが愛したブラック・ミュージック』連載開始 志村けんはおよそ40年前、音楽専門雑誌にレコード評を執筆する“ソウル、ブラック・ミュージックの愛好家”でもありました。シンコーミュージックのサイトMUSIC LIFE CLUBでは、特設追悼コーナー『志村けんが愛したブラック・ミュージック』を設け、掲載リクエストに応えながら、5月1日を皮切りに順次レコード評原稿を復刻掲載すると発表しています。 【Update:2020/09/25 13:16】 最終回はブッカー・T・ジョーンズ『ベスト・オブ・ユー』 https://www.musiclifeclub.com/news/20200925_01.html 【Update:2020/09/11 12:01】 第9回はダイアナ・ロス『ダイアナ』 https://www.musiclifec

                                                                          志村けんのレコ評原稿を復刻、シンコーミュージックのサイトで『志村けんが愛したブラック・ミュージック』連載開始 - amass
                                                                        • 「国民のために働く(笑)」──繰り返される恫喝とニヤニヤに抵抗するために:武田砂鉄による、映画『パンケーキを毒見する』評

                                                                          「問いかけに答えてください」を問い続ける菅義偉首相の会見を見ていると、彼は、奇妙なところで笑みを浮かべる。ちっとも面白いところではないのに笑う。スベったとか、意図が伝わらなかったとか、ではない。強張っていた顔がほぐれるタイミングが、おおよそ奇妙なのだ。 手元に、『月刊Hanada』2021年9月号がある。「独占インタビュー 菅義偉総理大臣 国民の疑問に答えます」と題した、13ページにわたるロングインタビューが掲載されている。とにかく、「(笑)」がしょっちゅう出てくる。この「(笑)」表記というのは、どれくらいの笑いなら入れるかなど、なにかしらの基準があるわけではない。自分はしょっちゅう、編集者から送られてきたインタビュー・対談原稿にある「(笑)」を取り除いているのだが、なぜならば、その「(笑)」の受け止め方は、読み手によって異なるから、慎重になるのだ。

                                                                            「国民のために働く(笑)」──繰り返される恫喝とニヤニヤに抵抗するために:武田砂鉄による、映画『パンケーキを毒見する』評
                                                                          • それでも、言葉を尽くして生きなければならない | 映画評『ドライブ・マイ・カー』 | フラスコ飯店

                                                                            (C)2021「ドライブ・マイ・カー」製作委員会 言葉とは何だろう。言葉が通じるとは、話をするとは、どういうことだろう。言葉を使うことは否応なく、言葉を使わなければ出会うことのなかった深い深い孤独と対面することでもある。同時に、言葉がなければ見ることのできない祝福の光を浴びることでもある。そのような孤独の暗闇と、トンネルの先にある朝の海のような眩しい光とのあわいを、一台の赤い車が走ってゆく。 『ドライブ・マイ・カー』という映画について語る時、まず僕はこういった抽象的なイメージを語らなければならない。すぐさま細部を語るには、あまりにこの映画の引力が強すぎる。 文・すなば 1991年生まれ。会社員として働く傍ら文筆家として活動。海とシティが好き。2021年10月に初の単著『さよならシティボーイ』(トーキョーブンミャク)刊行。 →『さよならシティボーイ』について詳しくはコチラ 本当は誰も、同じ言

                                                                              それでも、言葉を尽くして生きなければならない | 映画評『ドライブ・マイ・カー』 | フラスコ飯店
                                                                            • 明石市長の暴言は「情熱が暴走…本当に惜しまれる」〜江川紹子氏の評に、様々な意見。「過去のパワハラ追及時と違う」との意見も

                                                                              Shoko Egawa @amneris84 優れた政策をやってきたのに、情熱が暴走してしまうのが本当に惜しまれる。いいブレーキ役が必要だった⇒【速報】「政治家としてのプレイヤーは終わり」明石市泉房穂市長が会見 暴言を認め「政治家引退を表明」(MBSニュース) news.yahoo.co.jp/articles/6d3d0…

                                                                                明石市長の暴言は「情熱が暴走…本当に惜しまれる」〜江川紹子氏の評に、様々な意見。「過去のパワハラ追及時と違う」との意見も
                                                                              • 「シン・エヴァ」評 批評家・東浩紀の場合:朝日新聞デジタル

                                                                                ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                                  「シン・エヴァ」評 批評家・東浩紀の場合:朝日新聞デジタル
                                                                                • 映画評『花束みたいな恋をした』| 感想考察レビュー| 花束みたいな恋を「させられている」のではないか| フラスコ飯店

                                                                                  ジャックパーセルなんか、二度と履いてやるかと心に誓った。 エンドロールが終わり、立ち上がることができない。正直に打ち明けるならば、最初のモノローグの時点で、こうなることは分かっていたけれども。 たしかにこれは「良い映画」なのだろうと直感でそう思いました。が、しかしこの映画が僕に与える感情はいったい何だったのか、僕にはわかりませんでした。絶対故障だ。処理できない。けれど喪失感に似た得も言われぬ疲労が下腹にどんよりと残る。論より証拠。そうなってしまったのだから仕方ない。 (C)2021「花束みたいな恋をした」製作委員 非常識なくらい辛すぎる麻婆豆腐を食べたときのような、あるいは度を越えるほど甘ったるいチャイを飲んだときのようなーー。たしかに強烈な味がそこにあることはわかるけれど、具体的に詳細に述べることは困難で、とにかく今は水を求め喉をリセットしたい。たべるのがおそいせいかお腹がもういっぱいだ

                                                                                    映画評『花束みたいな恋をした』| 感想考察レビュー| 花束みたいな恋を「させられている」のではないか| フラスコ飯店