パレスチナ自治区ガザ地区のガザ市東部トゥファ地区で、ロバに荷車を引かせて避難する一家(2024年7月8日撮影)。(c)Omar AL-QATTAA / AFP 【7月9日 AFP】ロバに引かせた荷車、自転車、徒歩──パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最大の街、ガザ市から8日、大勢のパレスチナ人が避難した。 ガザ紛争が始まってから、イスラエルがガザ市に対し、退避を警告したのは3度目だが、今回は市の大部分からの退去を命じている。 しかし、すでに同市には、戦火で荒廃したガザ地区各所から無数の家族が避難している。 「もはや、どこに行けばいいんだ?」。そう嘆いたアブドラ・カマッシュさんは、最近身を寄せていた避難所を午前3時に後にした。 イスラエル軍の戦車は、戦闘機とドローン攻撃の援護を受けながら、ガザ市中心部へ入った。同軍報道官はサブラ(Sabra)、リマル(Rimal)、タル・ハワ(