【メキシコシティ=宮本英威】メキシコ連邦議会上院は20日、労働法や社会保険法などの改定案を可決した。下院は13日に通過しており、人材派遣が原則禁止となる法案が成立した。政府は人材派遣が税金逃れに加え、福利厚生の提供が不十分になると判断していた。自動車関連を中心に工場を構える日本企業にも影響が出そうだ。ロペスオブラドール大統領の署名を経て公布される見通しだ。人材派遣会社が正式に雇用した労働者につ
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メキシコ近代史上最も血なまぐさい選挙戦を制し、初の女性大統領が誕生する。メキシコ大統領選が2日投開票され、現職ロペスオブラドール大統領の路線継承を掲げる左派与党「国家再生運動(MORENA)」のシェインバウム前メキシコ市長(61)が当選した。その裏で大規模な選挙戦では38人の候補者が死亡したとみられ、血で血を洗う政争が繰り広げられていた。 シェインバウム氏は3日、首都メキシコ市で「メキシコ初の女性大統領になる」と勝利宣言した。10月1日に就任する。任期は1期6年で再選は禁止されている。 2018年から政権を率いたロペスオブラドール氏は、雇用と職業訓練、年金の拡充などポピュリスト的政策を進めて貧困層を中心に高い支持率を維持。後継のシェインバウム氏が得票につなげた。 上下両院選や地方選も合わせ2万以上のポストを巡って投票が行われ、同国史上最大規模の選挙となったが、最も血なまぐさい選挙にもなった
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メキシコのタバスコ州を流れるサンペドロ・マルティル川に接する、エル・カカワテというラグーン。このラグーンに沿って生育するマングローブ林は、通常の生息地である沿岸部から170キロも離れた場所にある。 (PHOTOGRAPH BY OCTAVIO ABURTO) メキシコとグアテマラの国境に近いサンペドロ・マルティル川沿いを調査していた研究チームは、海岸から170キロも内陸の地点で予期せぬ光景に出合った。川沿いのきらめく大きなラグーンに沿って、マングローブの林が広がっていたのだ。 そこは、マングローブ林があるはずのない場所だった。というのも、通常のマングローブ林は、沿岸の限られた区域で、海水と高潮にさらされながら力強く繁殖するからだ。しかし、この場所は標高が9メートルもあるうえ、滝の上流にある。(参考記事:「世界最大のマングローブ林は住民を見放したのか」) 研究チームが慎重に分析した結果、さら
メキシコ中部プエブラ州サンタマリアサカテペックの畑の真ん中に出現した陥没穴(2021年6月1日撮影)。(c)JOSE CASTAÑARES / AFP 【6月2日 AFP】メキシコ中部プエブラ(Puebla)州の畑の真ん中で、巨大な陥没穴が毎日数十メートルずつ拡大しており、近隣の住宅をのみ込む恐れが出ている。 同州サンタマリアサカテペック(Santa Maria Zacatepec)に住むサンチェスさん一家は5月29日にすさまじい音を聞いた。最初は落雷だと思ったが、すぐに自宅近くの畑の地面が崩れていることに気付いた。陥没部分には水がたまっていた。 当局によると、穴の直径は5月30日には約30メートル、5月31日には60メートル、6月1日には約80メートルにまで急拡大。サンチェス家にも迫っている。 南東部ベラクルス(Veracruz)州から引っ越してきたサンチェス家の一員、エリベルト(Her
メキシコ・ティフアナで、国際行方不明者デーにデモをする行方不明者の親族ら(2022年8月30日撮影、資料写真)。(c)Guillermo Arias / AFP 【10月5日 AFP】メキシコで4日、昨年初めに行方不明となった娘を捜していた活動家の女性が射殺された。同国では行方不明者の家族が殺害される事件が相次いでいる。 射殺されたエスメラルダ・ガヤルドさんは「The Voice of the Disappeared(失踪者の声)」のメンバー。検察によると、中部の都市プエブラ(Puebla)で通勤途中に撃たれた。 ガヤルドさんの娘ベトザベ・アルバラドさんは昨年1月、ギャングによる性的搾取が目的の人身売買が横行する地域で友人と一緒にいるところを目撃されて以来、行方不明となっている。 当局は、ガヤルドさんの殺害と娘の失踪の関係性を調べるとしている。 ガヤルドさんは娘の行方を必死に捜していた。1
メキシコ中部トゥルテペックで発見されたマンモスの骨。メキシコ国立人類学歴史学研究所(INAH)提供(2019年11月6日公開)。(c)AFP PHOTO / INAH 【11月7日 AFP】絶滅したマンモス少なくとも14頭の骨800個が、メキシコ中部で見つかった。考古学チームが6日、明らかにした。マンモスの化石の発見としては史上最多となるという。 メキシコ国立人類学歴史学研究所(INAH)によると、考古学チームは、1万4000年以上も前に人間がマンモスを捕獲するために設置したわなも史上初めて発見したと考えている。いくつかの穴が、マンモスが捕獲されたことを示しているためだという。 発掘現場は首都メキシコ市郊外のトゥルテペック(Tultepec)。近くではアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)政権が新空港の建設を進めている。 研究チー
アイテム 1 の 2 メキシコを目指すロシア人、ウクライナ人が増えつつある。 そこでスクラップ同然の車を買い、国境を越えて米国に入り、亡命を申請する。ロシアのウクライナ侵攻によって100万人以上が母国からの逃避を余儀なくされている状況で、こういったケースはさらに増えそうだ。写真は1月22日、米アリゾナ州ユマでメキシコから国境を越えた後、米国国境警備隊による対応を待つウクライナ移民(2022年 ロイター/Go Nakamura) [1/2] メキシコを目指すロシア人、ウクライナ人が増えつつある。 そこでスクラップ同然の車を買い、国境を越えて米国に入り、亡命を申請する。ロシアのウクライナ侵攻によって100万人以上が母国からの逃避を余儀なくされている状況で、こういったケースはさらに増えそうだ。写真は1月22日、米アリゾナ州ユマでメキシコから国境を越えた後、米国国境警備隊による対応を待つウクライ
米国のジョー・バイデン大統領 (2020年3月24日撮影、資料写真)。(c)Brendan Smialowski / AFP 【3月31日 AFP】米共和党の上院議員団は30日、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領が意図的に移民危機をつくり出したと非難した。人権団体は移民危機について、大勢の移民が虐待やレイプなどの被害を受けたと主張している。 メキシコから入国する移民の数はここ数週間で急増している。共和党指導部が配布した2通の文書は、バイデン氏とカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領が「米史上最悪」の移民危機をつくりだしたとしている。 議員団は記者会見で、バイデン氏が国境問題で弱腰な姿勢が、大勢の移民が米国を目指して北上する旅の途中で悪質な人身売買業者の犠牲となる事態を招いていると主張した。 テキサス州選出のテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員は「南部国境で今
アイテム 1 の 2 メキシコからの移民であるパブロ・オルテガさんとフリオ・ロペスさんにとって、当初、米国への密入国はファーストクラスの旅行のような快適さだった。写真は、オルテガさんの葬儀で、棺にすがる親族。7月15日、メキシコ・トラパコヤンで撮影(2022年 ロイター/Miguel Angel Gonzalez) [1/2] メキシコからの移民であるパブロ・オルテガさんとフリオ・ロペスさんにとって、当初、米国への密入国はファーストクラスの旅行のような快適さだった。写真は、オルテガさんの葬儀で、棺にすがる親族。7月15日、メキシコ・トラパコヤンで撮影(2022年 ロイター/Miguel Angel Gonzalez) [トラパコヤン(メキシコ) 1日 ロイター] - メキシコからの移民であるパブロ・オルテガさんとフリオ・ロペスさんにとって、当初、米国への密入国はファーストクラスの旅行のよ
メキシコ・バハカリフォルニア州でカリフォルニア湾上空を飛ぶ鳥(2023年5月19日撮影、資料写真)。(c)Guillermo Arias / AFP 【6月17日 AFP】メキシコの海岸で野鳥の死骸が多数見つかった事態について、当局は16日、太平洋の水温上昇が原因である可能性が高いとの見解を発表した。鳥の大量死はペルーとチリでも起きている。 農業省と環境省は共同声明で、大量死の原因は鳥インフルエンザA(H5N1)ではなく、餓死だと断定。 「要因として最も考えられるのは、エルニーニョ(El Nino)現象の影響による太平洋の海面水温の上昇」だと指摘した。太平洋の海面水温が上がることで魚が海中深くに移動し、鳥が捕食できなくなっている。調査は今も継続中だという。 エルニーニョ現象は一般的に世界的な気温上昇につながり、平均して2~7年ごとに発生する。米海洋大気局(NOAA)は先週、今年は既にエルニ
メキシコ議会の公聴会で公開された、ミイラ化した「非人類の遺体」。同議会提供(2023年9月12日撮影)。(c)AFP PHOTO / Mexico's Congress 【9月14日 AFP】メキシコ議会の12日の公聴会で、「人類ではない」生物の遺体とされるもの2体が公開された。同議会が地球外生命の可能性について公式に取り上げたのは今回が初めて。 ミイラ化した「非人類の遺体」は、それぞれ小さな展示用ケースに入れられて公開された。メキシコのジャーナリスト、ハイメ・マウサン(Jaime Maussan)氏が2017年にペルーで発見したとして持ち込んだもので、灰色がかり、人類に似た体形をしている。 マウサン氏は「彼らは非人類だ。正体が分からないので、地球外生命体とは呼びたくない」と語った。さらに、メキシコ国立自治大学(UNAM)で行われた炭素年代測定から「約1000年前のもの」であることが示され
【6月3日 AFP】2日に投開票されたメキシコ大統領選で、左派与党「国家再生運動(MORENA)」のクラウディア・シェインバウム(Claudia Sheinbaum)前メキシコ市長(61)が勝利宣言を行った。犯罪と性に基づく暴力が渦巻くメキシコで、史上初の女性大統領誕生となる。 首都メキシコ市のソカロ(Zocalo、中央広場)には国旗を掲げた支持者が集まり、メキシコ伝統の楽団音楽マリアッチに合わせて歌い踊り、与党候補シェインバウム氏の勝利を祝った。 シェインバウム氏は歓声を上げる聴衆に向かって「この歴史的な日に、私たちに投票しようと決めた何百万人ものメキシコの女性、男性に感謝したい」と語り、「私はあなた方を失望させない」と誓った。 選管当局によると投票率は60%程度とみられ、科学者出身のシェインバウム氏は次点の野党連合候補、ソチル・ガルベス(Xochitl Galvez)上院議員を30ポイ
米ニューヨークのブルックリンから見たマンハッタンの高層ビル街(2023年6月28日撮影)。(c)ANGELA WEISS / AFP 【7月21日 AFP】米ニューヨーク市のエリック・アダムズ(Eric Adams)市長は19日、同市には移民をこれ以上受け入れる余地はないと述べ、メキシコとの国境付近で同市以外の場所へ行くよう移民に促すチラシを配布する方針を発表した。 アダムズ市長は会見を開き「グラスはあふれんばかりだ。もはや、わが市には受け入れる余地がない」と述べた。 米国ではテキサス州など共和党が主導権を握る州が、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の移民政策に抗議する目的で、民主党が主導権を握る地域に移民を送っている。 ニューヨークでは昨年4月以来、主に中南米からの移民9万人以上が到着し、市のサービスは限界に達している。当局によると現在市の保護を受け、シェルターやホテルで暮らし
東京五輪、ソフトボール・オープニングラウンド、イタリア対メキシコ。勝利を喜ぶメキシコの選手(2021年7月25日撮影)。(c)KAZUHIRO FUJIHARA / AFP 【7月30日 AFP】東京五輪、ソフトボールのメキシコ代表チームのメンバーが、選手村にあるごみ箱に公式ユニホームを捨てたとして処分される可能性があると、母国の統括団体から警告を受けた。 メキシコソフトボール連盟(Mexican Softball Federation)は29日、「(ユニホームを捨てた)選手(たち)に対して激怒している。調査を行ってこれらの行為に及んだ人物を突き止め、適切な処分を下す」と発表した。 同国のボクシング女子代表選手であるエスメラルダ・ファルコンレジェス(Esmeralda Falcon Reyes)とブリアンダタマラ・クルスサンドバル(Brianda Tamara Cruz Sandoval)
火山噴出物を放出するメキシコのポポカテペトル火山(2023年5月20日撮影)。(c) Osvaldo CANTERO / AFP 【5月23日 AFP】メキシコの国立防災センター(National Center of Disaster Prevention)は21日、中部のポポカテペトル山(Popocatepetl)山の活動が活発化し、煙や灰、溶岩の噴出が見られるのを受け、警戒レベルを「黄色のフェーズ3」に引き上げた。 ポポカテペトル山はモレロス(Morelos)、メキシコ(Mexico)、プエブラ(Puebla)の3州にまたがる。半径100キロ以内に約2500万人が住んでおり、世界で最も危険な火山の一つとされている。 国立防災センターの警報システムによると、「黄色のフェーズ3」は「避難準備」勧告で、この上の「赤色」は避難命令となる。 20日には、降灰のためメキシコ市の2か所の空港で全便の
(CNN) 米・メキシコの国境地帯で死亡した移民の数が昨年10月以降で748人に達し、過去最悪を記録した前会計年度(2020年10月~21年9月)を約200人上回ったことがわかった。米国土安全保障省の関係者がCNNに明らかにした。 移民は国境を越える際に危険な地帯を渡り、砂漠の暑さや危険な川、国境の壁からの転落などに直面している。 今会計年度の終わりまで1カ月を残した時点で、昨年度の死者数557人を超えた。州や地元の当局が税関・国境警備局(CBP)に知らせずに遺体を回収している可能性もあり、実際の死者数はさらに多いとみられる。 先週には、米国とメキシコの当局がリオグランデ川での移民の救出作業中に8人の移民の遺体を発見した。 中南米諸国の情勢が悪化し、国境地帯に来る移民の数は増え続けている。移民の逮捕数も多い状態が続き、7月は逮捕件数が18万1000件に上った。 移民の死因の多くは高温にさら
卵を持ち込もうとする旅行者の増加は、メキシコと国境を接する米南部の国境検問所で報告されている/Customs and Border Protection (CNN) 卵の価格急騰に伴い、メキシコから米国に卵を持ち込もうとして税関で摘発される旅行者が増えている。カリフォルニア州サンディエゴの税関・国境警備局(CBP)がツイッターへの投稿で明らかにした。 同局の現場責任者は、国境で卵が没収される件数が最近になって増えたと伝え、「生卵をメキシコから米国へ持ち込むことは禁止されている。農産品を申告しなければ、最高で1万ドル(約130万円)の罰金を言い渡されることがある」と強調した。 CBPによると、メキシコから米国への生卵持ち込みが禁止されているのは、鳥インフルエンザやニューカッスル病など鳥類に感染するウイルス性疾患の危険があることによる。 米国では養鶏場などで鳥インフルエンザの感染が拡大している
この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【2月6日 AFP】バスケットボールコートに並ぶのは、野球帽をかぶりスカーフで顔を覆った真剣なまなざしの子どもたち──30人の子どもたちが、銃を手に訓練に臨む。 メキシコ・ゲレロ(Guerrero)州の村、アヤウアルテンパ(Ayahualtempa)。子どもたちはここで、幼い頃から銃の使用法を学ぶ。訓練に参加するのは、5~15歳の子どもたちだ。毎週2時間、ライフルや拳銃を手にさまざまな射撃姿勢を取り、訓練に励む。 ゲレロ州は、メキシコの貧困地区で治安が悪い。アヘンとマリフアナの取引をめぐる「麻薬戦争」で、同国で最も殺人率が高い地域の一つとなっている。 アヤウアルテンパを含む地域のコミュニティーの代表らは、政府の無関心に業を煮やし、自分たちで問題を解
【11月1日 AFP】最大級のハリケーンに見舞われたメキシコのリゾート・アカプルコ(Acapulco)で、スーパーマーケットが略奪に遭うなど治安が悪化していることを受け、住民が自警団を組織し、なたや野球バットを手に地域を守っている。 プログレソ(Progreso)地区では、住民がハリケーン「オーティス(Otis)」の影響で落ちた屋根のパネルなどのがれきを使って、通りの入り口をふさいでいる。 ある男性は先月31日、AFPの取材に応じ、「住民以外が入って来られないように、通りに落ちている物を使ってバリケードを設けている」と語った。 ハリケーン後には、家々に不法侵入があったという。 かつてはハリウッド(Hollywood)スターに人気を集めたアカプルコだが、近年は麻薬カルテル関連の暴力により治安が悪化している。 被災後はスーパーの棚が略奪により瞬く間に空になった。また、一部の高級ホテルでは、略奪
【8月24日 AFP】メキシコで、水を求めて人里近くに出没したとみられるクロクマの子どもが虐待を受けて殺される事件があり、国民から怒りの声が上がっている。 問題は、野生動物保護活動家のアルトゥーロ・イスラス(Arturo Islas)さんが虐待現場を捉えた写真を公開したことで発覚。写真には、北部コアウイラ(Coahuila)州カスターニョス(Castanos)の住民が子グマをロープで引きずる場面が写っている。 現場には複数の警察官がいたが、子グマを助けるそぶりを見せていない。笑顔を見せながら携帯電話で写真を撮る女性警官さえいた。クロクマは、メキシコで保護対象種に指定されている。 イスラスさんは「この子グマは最も残虐な犯罪者よりもひどい扱いを受けている」「子グマの罪は水を求めて町に近づいたことだけだ」とソーシャルメディアに投稿した。 ミゲル・リケルメ(Miguel Riquelme)知事は虐
利用していた列車が止まり足止めされた移民。メキシコ・チワワ州アウマダの砂漠で(2023年9月29日撮影)。(c)HERIKA MARTINEZ / AFP 【10月1日 AFP】メキシコ北部で9月29日、貨物列車が24時間にわたり停止し、列車に無断で乗り込んでいた多数の移民が砂漠で立ち往生する事態が起きた。 列車は、北部チワワ(Chihuahua)州アウマダ(Ahumada)で説明もなく停止。列車に利用していた南米ベネズエラや中央アメリカ諸国からの移民約1800人が、砂漠で一晩を過すことを強いられた。 乗車していたベネズエラからの移民はAFPの取材に「一晩中寒かった。日中は日差しが容赦ない」と話した。 母国の貧困や暴力から逃れて米国を目指す移民は、こうした貨物列車を移動手段として利用する。同国最大の鉄道会社は先週、全運行の3割を停止した。利用する移民の数があまりにも多かったことが理由とされ
メキシコの首都メキシコ市で記者会見するアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール大統領(2020年12月15日撮影、資料写真)。(c)Mexican Presidency / AFP 【1月25日 AFP】(更新)メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)大統領(67)は24日、自身が新型コロナウイルスに感染したと発表した。ソーシャルメディアで発信したメッセージで同大統領は、症状は軽いが、すでに治療を受けていると明らかにした。 執務は大統領府で続けるが、毎日行っていた記者会見は今週は内相に委ねるという。ロペスオブラドール氏は2013年に心臓の病気で入院したことがあり、高血圧も患っている。 昨年12月半ばから新型コロナウイルス感染で最高級の警戒態勢が取られている首都メキシコ市では、コロナ感染者の急増により病床の90%以上が埋まり
バイデン氏は大統領として迎えた最初の危機に足元をすくわれようとしている/Oliver Contreras/Pool/Getty Images (CNN) 古いことわざにこうある。問題を解決する第一歩は、問題があるのを認めることだ。だが米国のバイデン政権は、この第一歩が踏み出せない。我が国の南側の国境では、危機的状況がいよいよ明らかになりつつあるというのに。 現在中米とメキシコから、数万人の移民が米・メキシコ国境めがけて押し寄せている。うち数千人は同伴者のいない未成年だ。2月、米税関・国境警備隊(CBP)は10万人を超える移民が国境を越えるのを確認したと発表した。1月からほぼ30%の増加だ。1万人近くは同伴者のいない未成年で、現在米国はこうした未成年1万4000人以上を拘束している。 そして問題は日々悪化の一途をたどる。 にもかかわらず、ホワイトハウスのサキ報道官は22日、現状を「危機」と呼
メキシコの首都メキシコ市で、地震の発生を受けて路上に避難した人々(2022年9月19日撮影)。(c)Alfredo ESTRELLA / AFP 【9月20日 AFP】メキシコ西部で19日、マグニチュード(M)7を超える地震があり、震源から数百キロ離れた首都メキシコ市でも建物が揺れた。同国では1985年と2017年の同じ日にも大地震が起きていた。 地震の規模について、同国の地震観測機関はM7.4、米地質調査所(USGS)はM7.6としている。同国の観測機関によると、震源は西部ミチョアカン(Michoacan)州コアルコマン(Coalcoman)の南59キロで、メキシコ市の西数百キロに位置している。 メキシコ市では防災訓練から1時間足らずで地震警報が鳴り響き、人々は再び路上に出た。クラウディア・シェインバウム(Claudia Sheinbaum)市長はツイッター(Twitter)に、今のとこ
MasteredがレコメンドするDJ、アーティストのインタビューとエクスクルーシヴ・ミックスを紹介する『Mastered Mix Archives』。今回ご紹介するのは、東京は下高井戸のレコードショップ・TRASMUNDOの店主である浜崎伸二。 2002年にオープンしたTRASMUNDOは、駅前商店街のどこか懐かしい風景に見事に溶け込んだ“街のレコード屋”然とした佇まいとそこで扱われているレコードやCD、書籍やDVD、アパレルなどのセレクションから伝わってくる店主の鋭いセンスや人柄が、様々なジャンルのDJや音楽家、塾帰りの高校生から年季の入ったリスナーにまで、広く深く愛されている。開店当初からダンスミュージックやロック、ハードコア、ヒップホップなど、アンダーグラウンドシーンを厚くサポートし続けていることもあり、DJやラッパー、ビートメイカーらが積極的に持ち込むTRASMUNDO限定作品を含
米テキサス州から首都ワシントンに送られてきた移民たち(2022年9月15日、提供:Marat Sadana/REUTERS TV/ロイター/アフロ) (古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授) 米国での大規模な不法入国者問題が、切迫した課題として一気に全米レベルで拡大した。バイデン政権の登場からこれまでに中南米から不法入国した者は約400万人とも目される。その一部が国境地域の共和党知事たちによって、首都ワシントンの副大統領公邸や、民主党エリートが集まるマサチュ―セッツ州の有名避暑地に突然運ばれてきたからだ。 これまでこの問題を大きく報じなかった民主党寄りの大手メディアも大々的に報道した。その結果、以前からこの入国者の扱いでは支持率が低かった民主党バイデン大統領は守勢に立たされ、11月の中間選挙で民主党側に不利な影響が及ぶ展望も浮かんできた。 副大統領公邸前に突然現れ
アイテム 1 の 2 人権擁護団体「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によると、メキシコで2022年に13人のジャーナリストが殺害された。同国では過去最悪の記録だ。CPJによれば、戦火の下で昨年15人の記者が命を落としたウクライナを除けば、メキシコはジャーナリストにとって世界で最も危険な国ということになる。写真は殺害されたヘベル・ロペス氏の兄弟、アービングさん。オアハカ州サリナクルスで2022年10月撮影(2023年 ロイター/Jorge Luis Plata) [1/2] 人権擁護団体「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によると、メキシコで2022年に13人のジャーナリストが殺害された。同国では過去最悪の記録だ。CPJによれば、戦火の下で昨年15人の記者が命を落としたウクライナを除けば、メキシコはジャーナリストにとって世界で最も危険な国ということになる。写真は殺害されたヘベル・ロペ
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