Copilot+ PCでは、搭載されているNPUを使いローカル推論ができる。このローカル推論機能は「Copilot Runtime」と呼ばれ、さまざまなローカル推論用コンポーネントから構成されている。 “Runtime”と呼ばれるのは、ローカル推論機能を利用するためのAPIが用意されていて、サードパーティのアプリケーションからでもAI機能を利用可能にしているからだ。 今回は、このCopilot Runtimeの機能を調べてみることにする。調査には、Microsoftがソフトウェア開発用に提供しているサンプルプログラムを使うことにする。 そもそもWindows Copilot Runtimeとは? Windows Copilot Runtimeは、Windows App SDKに含まれるローカル推論用のAPIセットである。APIセットとは、アプリケーションを開発するときに利用する機能をまとめ