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PERFECT DAYSに関するエントリは48件あります。 映画movie労働 などが関連タグです。 人気エントリには 『映画『PERFECT DAYS』感想|Suzuki』などがあります。
  • 映画『PERFECT DAYS』感想|Suzuki

    「清掃の仕事をみていると、修行をする僧侶のように見える。他人のために生き、それをひたすら繰り返す。その姿はとても尊く美しい。 その先に悟りのようなものがあるのかわからない。 それを期待すらせずにただ黙々と日々を生きる。 何か自分たちには足りない大切なものがそこにあるような気がする」 高崎のその最初の話にヴェンダースは深く頷いた。 ──平山は仕方なくこの生活をしているのではなく、自ら選びとったのだ。私たちがそのことに気づいた瞬間だった。 映画『PERFECT  DAYS』 公式パンフレットより ※本記事は以下に、映画『PERFECT  DAYS』(ヴィム・ヴェンダース,2023年)についてのネタバレがあります。感想は否定的意見を大いに含む個人の見解です。あらかじめご了承ください。 ✱ ✱ ✱ 監督にヴィム・ヴェンダースを、主演に役所広司(以下敬称略)を迎えた日独合作の映画『PERFECT D

      映画『PERFECT DAYS』感想|Suzuki
    • PERFECT DAYS 公式サイト

      同じことの繰り返しにみえるけれど、 平山にはそうではなかった。 すべてはその時にしかないもので だから、すべては新しいことだった。 かすかに朝の気配がする。 落ち葉を竹ぼうきで掃いている 老女の他は誰も そのことにまだ気がついていない。 竹ぼうきの音が古いアパートの2階まで届く。 男がすっと目をあける。 そのまま天井をみつめている。 顔の皺の深さは日焼けのせいか それとも年齢のせいか ずいぶん遠い目をしている。 前触れもなく男が起きる。 薄い布団をたたみ、 階下に降りて身支度をはじめた。 顔を洗い、 使い込まれた電気シェーバーを 左右の頬にあてて 口髭をハサミで器用に整える。 無駄がない動きだ。 ひょっとすると何十年も 男が同じことを してきたのではないかと思わせる。 台所に置いてある スプレーを手に2階へもどる。 急な階段のせいか、 軋む音を最小限にしたいのか、 男はかかとをつけずに登る

        PERFECT DAYS 公式サイト
      • 川上未映子さん「あの感覚を、何度でも思いだす」...映画「PERFECT DAYS」の奥深さ熱弁 : 読売新聞オンライン

        作家の川上未映子氏とTHE TOKYO TOILET発案の柳井康治氏が、プロジェクトの一環として製作された映画「PERFECT DAYS」の奥深さを語る―「THE TOKYO TOILET 」「PERFECT DAYS」特別企画

          川上未映子さん「あの感覚を、何度でも思いだす」...映画「PERFECT DAYS」の奥深さ熱弁 : 読売新聞オンライン
        • 「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.6〈完結〉 - Blue あなたとわたしの本

          Blue あなたとわたしの本 265 (「パーフェクト デイズ」感想) タカシが急に仕事を辞めた翌日、サトウと名乗る女性清掃員が来るのですが、これが堂々としていて、実にカッコいいんですよね。職種うんぬんではないのです。自分が自分の仕事をどう思っているかどうか。そして大切なのは、自己イメージなんだと思う。きっとサトウは、見事な清掃作業をするのでしょう。自らのサービスに自信を持っているのでしょう。そういう人は、すてきに見えます。どんな職業であろうと。その人物が、どんな見た目であろうと。サトウと会ったあとの平山の顔はうれしそうです。サトウと平山のいる世界は、つながった・同じ世界なのかもしれません。 そして、田中 泯さん演じる踊るホームレスの男。平山は交差点で男を久しぶりに見かけます。交差点の中央で、男はいちど両手を上げ、回れ右して戻っていきます。背中には、やはり焚き木が背負われている。この男はな

            「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.6〈完結〉 - Blue あなたとわたしの本
          • 映画「PERFECT DAYS」、3回目を観て想うこと ──人間にとっての〝成功〟とは何か? vol.4〈完結〉#映画レビュー - Blue あなたとわたしの本

            Blue あなたとわたしの本 272 謎のメモ、美しいメタファー 平山は清掃用具までを自作し、公衆トイレを徹底的に磨き上げます。見えない部分は鏡を使って点検するほどの徹底ぶりです。公共トイレの清掃員がこんな方だったら、理想的ではないでしょうか。 映画には、何者かはわからない人物とのメモのやり取りの場面が挟みこまれています。その人物は、まるで平山の仕事ぶりを 逐一 見ているかのようです。 これら一連のシーンは、利用者が感謝の気持ちを表したもの、と考えるのが最も直接的な解釈でしょう。美しく保たれたトイレを見、その清潔さに感動した人物が、感謝の気持ちを伝えるためにメモを残した、と。平山の、見返りを求めない奉仕の行為が、誰かに届いているのです。 「PERFECT DAYS」に出てくる不思議なメモは、人間が本質的に持っている繋がりを求める気持ちを表すための、美しいメタファーとも受け取れます。「tha

              映画「PERFECT DAYS」、3回目を観て想うこと ──人間にとっての〝成功〟とは何か? vol.4〈完結〉#映画レビュー - Blue あなたとわたしの本
            • 『PERFECT DAYS』ができるまで─米紙が見た「製作の舞台裏」 | 主人公は「美しい削減の象徴」

              ヴィム・ヴェンダース監督は、なぜ最新作『PERFECT DAYS』で「東京のトイレ」を取り上げようと思ったのか? 米紙「ニューヨーク・タイムズ」が監督本人や主演の役所広司に、東京で感じた「精神性」や主人公・平山のキャラクター造形などを聞いた。 芸術的インスピレーションの観点からいえば、ふつう公共トイレは創作意欲をかき立てたりしない。もっとも、たいていのトイレは東京の公共トイレのようにはいかないものだ。 かくして、『パリ、テキサス』や『ベルリン・天使の詩』などの傑作で知られるドイツ人映画監督ヴィム・ヴェンダースは、2022年の春に初めて東京都心の公共トイレを視察した。そして安藤忠雄、坂茂、隈研吾などがデザインし、監督自身が「小さな宝石」と称するそれらの建築物に魅了されることとなった。 東京のスタイリッシュな公共トイレから生まれた彼の最新作『PERFECT DAYS』は、アカデミー賞国際長編映

                『PERFECT DAYS』ができるまで─米紙が見た「製作の舞台裏」 | 主人公は「美しい削減の象徴」
              • ヴェンダースが音楽を教えてくれた。最新作『PERFECT DAYS』もその選曲は健在 / その選曲が、映画をつくる | NiEW(ニュー)

                ヴィム・ヴェンダース監督の最新作『PERFECT DAYS』が12月22日(金)より公開となる。東京を舞台に、清掃員の男性の日常を描いた本作は、主演の役所広司が『カンヌ国際映画祭』で最優秀男優賞を受賞するなど、すでに高い評価を集めている。 ヴェンダース作品における音楽の使われ方に、以前から並々ならぬ思いを持っていたという音楽ディレクター / 評論家の柴崎祐二が、本作の魅力を解説する。連載「その選曲が、映画をつくる」、第9回。 ※本記事には映画本編の内容に関する記述が含まれます。あらかじめご了承下さい。 ヴィム・ヴェンダース作品における音楽 ある時期まで、私にとってヴィム・ヴェンダースの映画を観るという行為は、「ヴィム・ヴェンダースが選び、采配した珠玉の音楽を聴く」という体験を併せ持つものとして、大きな意味を持っていた。その初期作品、たとえば『ゴールキーパーの不安』『都会のアリス』『アメリカ

                  ヴェンダースが音楽を教えてくれた。最新作『PERFECT DAYS』もその選曲は健在 / その選曲が、映画をつくる | NiEW(ニュー)
                • 「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.5 - Blue あなたとわたしの本

                  Blue あなたとわたしの本 264 (「パーフェクト デイズ」感想) 田中 泯さん演じる、踊るホームレスは背中に焚き木を背負っているんですよね。これがヒントだろうなと映画館でも思っていました。次回の vol.6〈完結〉で、私の考察を書きます。 平山は、いつもの神社で姪っ子のニコとお昼を食べる。平山が大木の写真をフィルムカメラで撮ったとき、ニコは、「その木は、伯父さんの友だち?」と聞きます。「そうだね。この木は友だちの木だ」と平山は答える。このセリフにも、親近感をおぼえました。 僕は、「月」が友だちなんです。夜、晴れていると、外へ出て「月」をさがしています。見つけると、ほっ、とします。うれしくなります。あれだけ大きいのに、月を見あげている人って、たいてい誰もいないんですよね。近くの小山にのぼって、月を見ることもあります。月と二人っきりになる。癒され、からだが透明になっていくのを感じます。そ

                    「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.5 - Blue あなたとわたしの本
                  • 「PERFECT DAYS」を観てきた。 頭から離れなくなる映画だった。 vol.1 - Blue あなたとわたしの本

                    Blue あなたとわたしの本 255 映画「PERFECT DAYS」をもう観られただろうか。あなたがどういった感想を抱くのか、とても興味がある。もしまだ観られていなかったら──ネタバレもこれから書いていくので──鑑賞後にこの文章を読んでもらってもいいのかもしれない。 真っ白な状態で映画を観てみたいとお考えなら。 役所広司演じる平山さんの最後のあのシーン。 車中、正面からの大写し。その変化する表情の演技をどう解釈するかによって、観た人の持っている価値観・人生観が浮き彫りになるようだ。 人によっては、「 平山は自らの生活をやはりみじめだと思っていた。だからラストで涙するのだ」と捉えるらしい。何人かからそういった感想を聞いた。私はそのようには受け取れなかった。 もちろん映画や小説の解釈は人それぞれだし正解はない(年齢や境遇によっても変わるだろう。この映画はとくにそうだと思う)。製作陣や作者には

                      「PERFECT DAYS」を観てきた。 頭から離れなくなる映画だった。 vol.1 - Blue あなたとわたしの本
                    • PERFECT DAYS インタビュー: ヴィム・ヴェンダースの音楽、音、機材へのこだわり オノ セイゲンと対談 - 映画.com

                      ヴィム・ヴェンダースの音楽、音、機材へのこだわり オノ セイゲンと対談第76回カンヌ国際映画祭で役所広司が最優秀男優賞を受賞、米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表選出も決定したヴィム・ヴェンダース監督の「PERFECT DAYS」が公開となる。 (C)2023 MASTER MIND Ltd. 本作では予告編で印象的に流れるルー・リードの代表曲「Perfect Day」をはじめ、音楽に造詣の深いヴェンダース監督のセンスが光る数々の楽曲が選ばれ、風景や登場人物の心象の一部のように用いられている。これまでも、様々な都市へ独自のまなざしを向けてきたヴェンダース監督が、東京という大都会で自分らしさを見失わずしなやかに生きる主人公、平山さんの日常を描く“Good Feeling”ムービーだ。 このほど、ヴェンダース監督の初期代表作「東京画」「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などを含む 「ヴ

                        PERFECT DAYS インタビュー: ヴィム・ヴェンダースの音楽、音、機材へのこだわり オノ セイゲンと対談 - 映画.com
                      • 映画「PERFECT DAYS」、3回目を観て想うこと ──人間にとっての〝成功〟とは何か? vol.2 #映画レビュー - Blue あなたとわたしの本

                        Blue あなたとわたしの本 270 淡々とした日常に宿る〝幸せ〟 休日の平山も楽しそうなんですよね。コインランドリーに行ったり、好きな音楽をかけながら部屋を掃除したり、自分で撮った写真を選別したり、じつに楽しそうに見えます。 古本屋に立ち寄れること、読書ができること、行きつけの小料理屋でのたわいもない会話──こうした淡々とした日常を、楽しめるか楽しめないかなんだろうなぁと、改めて思います。とかく見過ごしがちな──しかし確かな──幸せのワンシーンです。 妹・ケイコと平山、つながっていない それぞれの世界 妹のケイコが、「ほんとにトイレ掃除してんの?」と聞き、 平山が認めたとき、ケイコは驚きと哀れみが入り混じったような表情を浮かべます。妹の価値観、彼女の世界ではそうなのです。惨めな姿に映るのでしょう。 平山が、姪っ子のニコに言っていたように、「この世界には、たくさんの世界がある」のです。 つ

                          映画「PERFECT DAYS」、3回目を観て想うこと ──人間にとっての〝成功〟とは何か? vol.2 #映画レビュー - Blue あなたとわたしの本
                        • 映画「PERFECT DAYS」、3回目を観て想うこと ──人間にとっての〝成功〟とは何か? vol.1 #映画レビュー - Blue あなたとわたしの本

                          Blue あなたとわたしの本 269 同じ映画を見るのも3度目ともなると、新たに気づくこと・想うことがありますね。 冒頭のワンカットに宿るドキュメンタリー的緊張感 映画の冒頭、平山が寝床から身を起こすシーン。布団をたたみ、落ちていた文庫本を手にし、何となく眺めるのですが、ここで私の脳内には、文庫本の表紙がカットインされました。そのタイトル、「野生の棕櫚」の文字も。 実際の映画では、そんなことは起こりません。部屋を出ていくところまでがワンカットで淡々と撮られます。読んでいる本が何なのかもわからない。そうすることによって、ドキュメンタリー・フィルムを観ているような緊張感が生まれています。いかにも〝映画です〟というカット割りをしてくれると、ある意味 安心して鑑賞することができるのですが、ヴェンダース監督はそれを選択しなかった。映画館で観たとき、出だしからヒリヒリするような感覚をおぼえたのは、こう

                            映画「PERFECT DAYS」、3回目を観て想うこと ──人間にとっての〝成功〟とは何か? vol.1 #映画レビュー - Blue あなたとわたしの本
                          • 「PERFECT DAYS」ヴェンダース監督語る “私と小津安二郎” | NHK

                            日本時間の3月11日に発表される「アカデミー賞」では、役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」が国際長編映画賞にノミネートされ、受賞も期待されています。 監督を務めたのは、「パリ、テキサス」などの名作で知られるヴィム・ヴェンダース監督。 日本映画の巨匠、小津安二郎監督に大きな影響を受けたと公言し、去年、東京国際映画祭のために来日した際にも、単独インタビューでその思いを語っています。 小津の魂に導かれて 「私の偉大な映画界の師、小津安二郎の祖国である日本の代表としてアカデミー賞に参加できることを大変光栄に思います。『PERFECT DAYS』は彼の魂に導かれた作品です。この作品がノミネートされたことは、私にとってこの上ない喜びです」 (アカデミー賞ノミネート時のコメントより) 作品はヴィム・ヴェンダース監督が、渋谷区で誰もが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクトに共感したこと

                              「PERFECT DAYS」ヴェンダース監督語る “私と小津安二郎” | NHK
                            • 「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.4 - Blue あなたとわたしの本

                              Blue あなたとわたしの本 263 (「パーフェクト デイズ」感想) 休日の夕方、平山は出かけます。フォークナーの「野生の棕櫚」も読み終えたようです。歯をみがき、口ひげを整え、つなぎの制服もカバンに入れます。クリーニングするのです。そして、腕時計をはめるショットがここで初めて出てくる。車のキーは残されます。自転車にまたがります。 神社でお参りし、コインランドリーに寄ります。町の写真屋にも行きます。フィルムをあずけるのです。この店の主人は、アメリカ文学研究者で翻訳家の柴田元幸さんですよね。僕もずいぶんとお世話になっている翻訳家さんです。オースターとか、ミルハウザーとか。この柴田さん、演技も上手いのですよ。「上手いも何も、『こんにちは』とか『うん』くらいしか言っていないじゃないか」と思われる人もいるかもしれませんが、カメラの前でお芝居をした経験のあるかたならわかると思います。自然な動作で、こ

                                「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.4 - Blue あなたとわたしの本
                              • 「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.2 - Blue あなたとわたしの本

                                Blue あなたとわたしの本 261 (「パーフェクト デイズ」感想) 平山は神社に昼食をとりに行きます。鳥居をくぐるときに一礼する平山。境内のベンチでサンドイッチを食べるのです。 平山は、大木を見あげ、フィルムカメラで葉むらを撮影します。木の下に生えていた小さな草木を丁寧に掘り、持って帰ったりもします。 清掃するシーンがまた描写される。その後、大木に絡みつくようにして踊る・ホームレスらしき男(田中 泯)が初めて画面に映る。この不思議な男は何のメタファーなのだろうか、という話に当然なると思います。のちほど私の考察も書きます。この説は、いまのところネット上などでは見かけません。 平山は仕事を終え、まだ陽も高いうちにアパートに帰ってきます。話は少しズレますが、これでいいのではないかと個人的には思います。人は、このくらいの時間に帰宅してもいいのではないか、と。毎日、夜遅くまで働く生活のほうが不自

                                  「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.2 - Blue あなたとわたしの本
                                • 映画「PERFECT DAYS」、3回目を観て想うこと ──人間にとっての〝成功〟とは何か? vol.3 #映画レビュー - Blue あなたとわたしの本

                                  Blue あなたとわたしの本 271 平山は〝敗北者〟なのか? 人間にとっての〝幸福〟とは、そして〝成功〟とは、果たしてどういったものなのでしょうか。 私自身、この問いを何十年も考えてきました。考えるだけではなく、禅寺で坐禅を組み、いまも答えを求めつづけています。 ごくたまに思考が止まる瞬間、ふわっと解答らしきものが胸に宿ることもあります。言葉そのものが来るわけではなく、大まかな意味内容が降りてくるのです。そのあとに、何とか言語化しようと試みます。いつもそういった順番です。 「インスピレーション ──直覚的に認識されるということ──」でもこの感覚について書いています。 人生の意味とは──人間にとっての成功とは──自他に優しくなることだ、という概念も、以前に受け取りました。自他に優しくなることが成功? なんだかわかりにくい定義だし、インパクトも弱いなぁ──というのが最初の印象でした。 「Bl

                                    映画「PERFECT DAYS」、3回目を観て想うこと ──人間にとっての〝成功〟とは何か? vol.3 #映画レビュー - Blue あなたとわたしの本
                                  • 「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.1 - Blue あなたとわたしの本

                                    Blue あなたとわたしの本 260 (「パーフェクト デイズ」感想) 「PERFECT DAYS」の Blu-ray を購入してじっくり観直してみました。 最初のショットは夜明けの東京です。ラストのカットも東京の夜明け。つまり、ルーティンとしての平山の生活は変わっていないわけです。それが示されている。でも、ささやかではあるけれど、その数日間にいろいろなことがあった。平山の〝影〟は、出会った人物たちの〝影〟と重なり、より深まった。ゆえに最終場面の、あの泣き笑いにも似た表情となったのでしょう。 オープニングから順番に観ていきます。 朝、近隣の老女の使う竹ぼうきの音──、60代であろう男が目を覚まし、布団をたたむシーンから物語は始まります。確信に満ちたような男の動作に惹きこまれます。部屋のなかにある植木に、霧吹きで水をやるシーンがつづく。葉を守るようにかざされた左手。水をやり終えたあと、草木を

                                      「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.1 - Blue あなたとわたしの本
                                    • 「PERFECT DAYS」の Blu-ray が出たからじっくりと観直してみた。vol.3 - Blue あなたとわたしの本

                                      Blue あなたとわたしの本 262 (「パーフェクト デイズ」感想) この日も、いつもとまったく同じ朝のルーティンが映されます。ガラケー、財布、フィルムカメラ、車のキー、小銭、と順番に取っていくのも同じです。腕時計は、この日も棚に残されたままです。アパート前の自動販売機。ここで買われるのも、いつもと同じBOSSのカフェオレ。 トイレを清掃する平山。木漏れ日にも時おり目を向けます。 若い同僚のタカシが思いを寄せている(キャバクラ嬢らしい)アヤが来る。ミニバイクにアヤを乗せ、タカシはどこかへ行こうとするが、バイクの調子が悪い。タカシは、車を貸してくれと平山にせがむ。平山はしぶるが、アヤが立ち去りそうになるのを見、貸すことにする。平山は口かずは少ないが、思いやり深い性格であることがわかる。アヤを見ている平山の横顔のショットから、三人がすでに車に乗っている画面へジャンプする。スピーディーな編集が

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                                      • 「PERFECT DAYS」を観てきた。 頭から離れなくなる映画だった。 vol.3〈完結〉 - Blue あなたとわたしの本

                                        Blue あなたとわたしの本 257 そして翌朝のラストシーンがくる。 清掃するトイレの待つ、渋谷区へ向かう車中の平山のアップ。なぜ平山さんは目に涙をためるのだろうか。泣き笑いのような表情になるのか。感情がせわしなく行き来しているように見えるのだろう。 本当に、自らの生活をみじめだと感じているからだろうか。私はそのようには思えなかった。平山の日常で直前に起こったことといえば、姪のニコや、妹・ケイコとの再会だ。そして、小料理屋のママの元夫・友山との出会い。それにより、平常は「いま・ここ」のもたらす静かな幸福を感じているであろう平山の心は過去や未来を行き来しだす。 過去にあった実家との揉めごと。浮かび上がるいくつかの場面。父親との激しい応酬。受けた心の傷。その父親もいまは老人ホームにいるという。親を100パーセント憎める子どもなどいない。愛憎相半ばするから苦しい。それは涙もにじむだろう。 姪っ

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                                        • 映画「PERFECT DAYS」鑑賞記 ──人間にとっての幸福とは何か── - Blue あなたとわたしの本

                                          Blue あなたとわたしの本 258 本稿は先月投稿しました「『PERFECT DAYS』を観てきた。頭から離れなくなる映画だった。vol.1 vol.2 vol.3 」を1本にまとめ、若干の加筆修正を加えたものです。 「PERFECT DAYS」の 最新レビュー はこちら。 映画「PERFECT DAYS」をもう観られただろうか。あなたがどういった感想を抱くのか、とても興味がある。もしまだ観られていなかったら──ネタバレもこれから書いていくので──鑑賞後にこの文章を読んでもらってもいいのかもしれない。 真っ白な状態で映画を観てみたいとお考えなら。 役所広司演じる平山さんの最後のあのシーン。 車中、正面からの大写し。その変化する表情の演技をどう解釈するかによって、観た人の持っている価値観・人生観が浮き彫りになるようだ。 人によっては、「 平山は自らの生活をやはりみじめだと思っていた。だから

                                            映画「PERFECT DAYS」鑑賞記 ──人間にとっての幸福とは何か── - Blue あなたとわたしの本
                                          • 「PERFECT DAYS」を観てきた。 頭から離れなくなる映画だった。 vol.2 - Blue あなたとわたしの本

                                            Blue あなたとわたしの本 256 その後に起こる大きな出来事といえば、やはりこれだ。平山が恋心をいだいているであろうママのいる小料理屋(開店の少しまえの時間だろう)に行ったとき、見知らぬ男性とママが抱き合っているのをドアのすき間から見てしまう。平山は逃げるように走り去る。河川敷で缶ビールをあおる。ママと抱き合っていた男性がそこへ来るのだ。追いかけてきたものらしい。その男は元夫だった。難病におかされていて、余命いくばくもないであろうことが知れる。「あいつをよろしくお願いします」と男は言う。お願いします、と繰りかえす。 この場面は、リアリティがないように思える人もいたかもしれない。だが 死を覚悟したとき、人はこれまでの人生で出会った大切な人たちに、もういちど会いに行きたくなるときがある。あやまりたくなるときが。ありがとうを伝えたくなるときが。その人たちが幸せでいてほしいと願うときが。心が透

                                              「PERFECT DAYS」を観てきた。 頭から離れなくなる映画だった。 vol.2 - Blue あなたとわたしの本
                                            • 「PERFECT DAYS」を観て - temahime’s blog

                                              お越しいただきありがとうございます。 前記事でご心配おかけしましたがもうすっかり体調もよくなりました。 まさかコロナ? と思って抗体検査もしましたが陰性でした(^^) ちようど週末に39度以上の熱が2日出ましたが 月曜日にはすっかり熱も下がり、 結局病院には行かず仕舞いです。 熱には強い(^^ゞ ご心配ありがとうございました<(_ _)> PERFECT DAYS さて、少し前ですが以前から気になっていた映画を観ました。 「パーフェクト・デイズ」 監督ヴィム・ヴェンダース 気になっていた映画をブロ友さんが紹介してくださると益々観たくなります。 つるひめさん、ありがとうございました。 tsuruhime-beat.hatenablog.com 主役は 役所広司 「第76回カンヌ国際映画祭」で 最優秀男優賞 を受賞しています。 役所広司さん、無口な男の役でほとんどセリフ無し でも、大きな顔がも

                                                「PERFECT DAYS」を観て - temahime’s blog
                                              • 映画『PERFECT DAYS』レビュー(あらすじ無し、ネタバレ有、キャスト、音楽は歌詞の意味つきで!)パーフェクト・デイズはどんな話? - Arigato 毎日幸せを感じる「懐かしい曲」と「思い出」と「終活」

                                                パーフェクト・デイズ「あらすじ」無しでも「ネタバレ」有なので「観た方限定」でお願いします 映画はサプライズが楽しいですよね ルーティンのような毎日をおくる 私ごとですが、個人的に「病気」のため 意図せずして「バラエティ豊かな日々」から、 ルーティンのような「シンプルな生活」に劇的に変化しました もう1年たちました なんだか主人公と同じような生活かもしれません 映画の中の日々の生活と自分の現在の生活の比較です 早朝まだ夜も明けぬ暗い頃に起床(薬の副作用で3時過ぎには目覚める毎日) 朝の支度(まずは支度をして血圧を測るところから朝がスタート) 植物に水やり(夜明けの空の観察と足の裏のツボ踏み) 自動販売機のコーヒー(アーモンド20粒とコーヒーを薬の前に) カセットテープで好きな曲を聴きながら通勤(足踏み時には毎朝、大好きだった曲を聴く) 仕事(買い出し、食事作りと片付け、洗濯とアイロン、掃除と

                                                  映画『PERFECT DAYS』レビュー(あらすじ無し、ネタバレ有、キャスト、音楽は歌詞の意味つきで!)パーフェクト・デイズはどんな話? - Arigato 毎日幸せを感じる「懐かしい曲」と「思い出」と「終活」
                                                • CINEmadori (シネマドリ) | 『PERFECT DAYS』渋谷区のトイレを清掃する男が暮らすスカイツリーが見える下町のアパート

                                                  『都会のアリス』『パリ、テキサス』など、映画史に輝く名作を手がけてきたドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダース。最新作は東京を舞台に清掃員の日常を描いた『PERFECT DAYS』。第76回カンヌ国際映画祭で主演の役所広司さんが最優秀男優賞を受賞するなど高い評価を受けた。桑島十和子さんは、平山(役所広司)のキャラクターを美術としてどう落とし込んだのだろう。 渋谷区のトイレの清掃員である主人公の平山が住むアパートは、スカイツリーが見える下町にある。「高崎卓馬さん(プロデューサーであり、本作の脚本をヴェンダースと共同で手がけた)がヴィム・ヴェンダース監督とやりとりをして、そのイメージを汲んだロケコーディネーターと共に物件を探しました。『スカイツリーのそばで撮影する』という条件はマストだったと思います。劇中、平山は銭湯やコインランドリーに行ったり、小さな商店で買いものをしたりしますが、それらを実際

                                                    CINEmadori (シネマドリ) | 『PERFECT DAYS』渋谷区のトイレを清掃する男が暮らすスカイツリーが見える下町のアパート
                                                  • 「PERFECT DAYS」と、僕の小さな幸せ 東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが | 鬼岩正和

                                                    浩介(こうすけ)は、どこにでもいる普通のサラリーマンだった。朝起きて、会社へ行き、仕事をして、帰宅して寝る。ただそれを繰り返す毎日。 「なんのために生きてるんだろうな……」 そう呟いても、特に答えは見つからない。特別な夢があるわけでもないし、大きな目標があるわけでもない。ただ、なんとなく生きている——それが浩介の日常だった。 そんなある日、友人に誘われて何気なく観たのが、『PERFECT DAYS』 というドラマだった。 物語の主人公は、東京の公衆トイレを清掃する男・平山(ひらやま)。彼は毎日、黙々と仕事をこなし、淡々とした生活を送っている。だが、彼の一日は決して“退屈”ではなかった。 朝の光を浴びながら聞く音楽。仕事の合間に飲むコーヒー。道端でふと出会う人々との小さな会話——。 一見、何の変哲もない日々の中に、彼は確かな“幸せ”を感じていた。 浩介はその静かな世界に引き込まれ、気づけばド

                                                      「PERFECT DAYS」と、僕の小さな幸せ 東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが | 鬼岩正和
                                                    • 第20回【邦画】PERFECT DAYS「丁寧に生きることが豊かさの本質」|比較しない生き方が今日を最高の一日にする

                                                      出典:Youtube:PERFECT DAYS/予告編|ビターズ・エンド https://www.youtube.com/watch?v=15crm4zuB04 映画会社ビターズ・エンド公式 2023年公開の日独合作映画『PERFECT DAYS』は、「パリ、テキサス」「ベルリン天使の詩」で知られるヴィム・ヴェンダース監督が、渋谷区の公共トイレの清掃員・平山の日常を淡々と、しかし美しく描いた作品です。第76回カンヌ国際映画祭で主演の役所広司が最優秀男優賞を受賞。第96回アカデミー賞国際長編映画賞にもノミネートされた、世界が注目した日本映画です。 現在、Amazon Prime Videoなどで視聴できます(2026年4月現在)。 レビュー※この記事は映画の演出や印象的なシーンへの言及を含みます。まっさらな状態で観たい方は、鑑賞後にお読みください。 「なぜ、この人はこんなに幸せそうなのだろう

                                                        第20回【邦画】PERFECT DAYS「丁寧に生きることが豊かさの本質」|比較しない生き方が今日を最高の一日にする
                                                      • 映画『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース監督インタビュー──「孤独」の強さと美しさを描く

                                                        ──『PERFECT DAYS』を観て感動するのは、平山という主人公の送る日常のルーティンが実に美しく描かれていること、そしてそのルーティンが少しだけ崩れたときにまた新たな物語が始まっていくことです。こうした描写を見て、誰もが日常の貴重さを痛感させられたパンデミック下の日々を思い浮かべずにいられなかったのですが、この映画をつくるうえで、やはりパンデミックに対する思いがあったのでしょうか? ヴィム・ヴェンダース(以下、WW):まさにポスト・パンデミックの物語であり、新たな始まりへの想いを込めた映画です。そして新しい生活のお手本になるのがこの映画の主人公だと思う。多少理想化された人物ではありますが、平山の世界の見方は素敵なものです。消費文化に追われることなく、大きな木の根元にある小さな芽や木漏れ日のような、他の人々が見逃してしまう些細なものに目を留めることができる。本を一気に何十冊も買うのでは

                                                          映画『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース監督インタビュー──「孤独」の強さと美しさを描く
                                                        • 【映画】これは、、、難しい?アメリカでも公開、Perfect days観てきました。 - 模型じかけのオレンジ

                                                          こんばんは。 アカデミー賞にノミネートされたという事が話題になってますね。 こちらでも劇場公開になったので「Perfect days」観てきました。 ただ、公開されている映画館はかなり限られているようで、私の住んでいる街から普通に考えて映画を見に行く範囲では上映している映画館は一カ所のみ。 映画館はビバリーヒルズの近くにあるかなり大きなモールの中に入っていました。 初めてのモールなので、駐車場(地下)から地上に出るのも迷い、地上でもどこに映画館があるのか迷い、、、 お、見つけた。 到着。 良い天気だ。 さて、映画ですが。 日本ではとっくに公開されていて、相当な数のレビューが上がっていることでしょうから、今更なのですが私の感想として。 うーーーーん。 なんというか。 当ブログで記事にしているという事は、良かったという事なのですが、手放しで良かったというのとはちょっと違います。 映画を観た後で

                                                            【映画】これは、、、難しい?アメリカでも公開、Perfect days観てきました。 - 模型じかけのオレンジ
                                                          • 『PERFECT DAYS』とスコーンパーティ - ゆるり庵・りあん

                                                            こんにちは〜😀りあんです ブログに来てくださってありがとうございます 役所さんがカンヌ映画祭で男優賞をとった『PERFECT DAYS』 渋谷区の公共トイレが舞台となっているためか 公開最初の週には、渋谷駅前に巨大な看板が出ていました 横目で急ぎ足で通り過ぎる人が途切れた時に撮影 アイドルの看板前ではないので、撮影者もいず、ちと恥ずかしい 成人の日に見に行く予定をたてて、座席の予約ができる3日前では余裕なかんじ… 公開日からだいぶたってるし、朝8時代だから予約なしでも大丈夫かな? なめたらあかんぜよ! 一番前の端で見るはめに😂😂 結果、この映画を見て良かったというのが感想です 見る人によって受け取り方は違うでしょう 木漏れ日のような温もりの中、心地よい風を感じるような… 心優しく穏やかに生きていけたら…と思った作品でした 話は変わって… 食いしんぼで気が合う同僚が 「銀座の三越でスコ

                                                              『PERFECT DAYS』とスコーンパーティ - ゆるり庵・りあん
                                                            • 「THE TOKYO TOILET」(TTT)とは?プロジェクトと東京トイレットと映画「PERFECT DAYS」 - Arigato 毎日幸せを感じる「懐かしい曲」と「思い出」と「終活」

                                                              「THE TOKYO TOILET」東京トイレット(TTT)って何? コチラの記事です yab.yomiuri.co.jp 「THE TOKYO TOILET」(TTT)は、東京・渋谷区にある公衆トイレを、著名な建築家やデザイナーの力で生まれ変わらせたプロジェクトだ。日本が本当に誇れるものを問い、誰にでも使いやすい17か所のトイレとしてかたちにした。プロジェクトの一環として製作された映画「PERFECT DAYS」は、カンヌ国際映画祭で主演の役所広司さんが、日本人として19年ぶり2人目の男優賞を受賞。米アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品にも選ばれている。 対談企画「きづきのきづき」では、TTT発案者であり資金提供をしている柳井康治さんが、各界の才能とプロジェクトの意義を語り合う。 日本が本当に誇れるもの、 さらに言えば、日本人の美質といったものを 日本人自身が気づき、継承する 円の安

                                                                「THE TOKYO TOILET」(TTT)とは?プロジェクトと東京トイレットと映画「PERFECT DAYS」 - Arigato 毎日幸せを感じる「懐かしい曲」と「思い出」と「終活」
                                                              • ヴィム・ヴェンダース「『PERFECT DAYS』は“日本へのラブレター”です」 | 「役所広司は間違いなく最高の俳優」

                                                                第96回米アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた『PERFECT DAYS』の監督のヴィム・ヴェンダースのインタビューをスペイン紙「バングアルディア」が掲載している。ヴェンダースは映画を作ったきっかけや制作の裏話を明かし、主演俳優の役所広司についてその人柄と演技力の両方を絶賛している。 当初はドキュメンタリーの案も… ヴィム・ヴェンダースは、78歳にして現役だ。『パリ、テキサス』や『ベルリン・天使の詩』などの作品を手がけ、近年はドキュメンタリーや短編映画、ミュージック・ビデオに専念していたが、傑作『PERFECT DAYS』で再び長編映画を世に送り出した。 本作は、東京の公衆トイレの清掃員として働く孤独な中年男性の日常を丹念に描いた人情味あふれる美しくシンプルな物語。主人公の平山は、寝る前に20世紀の米国文学を代表する作家のウィリアム・フォークナーの作品を読み、フィルムカメラで木の

                                                                  ヴィム・ヴェンダース「『PERFECT DAYS』は“日本へのラブレター”です」 | 「役所広司は間違いなく最高の俳優」
                                                                • 「映画って、本当は物語を追うことじゃないんだ」 巨匠 ヴィム・ヴェンダース監督の凄さは…『PERFECT DAYS』公開記念対談 | J-WAVE NEWS

                                                                  「映画って、本当は物語を追うことじゃないんだ」 巨匠 ヴィム・ヴェンダース監督の凄さは…『PERFECT DAYS』公開記念対談 ドイツの巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』が、12月22日から公開されている。共同脚本とプロデュースを手がけたクリエイティブディレクターの高崎卓馬と、キャストに名を連ねる映画監督・松居大悟が、J-WAVEで対談した。 高崎が登場したのは、2023年12月20日(水)に放送されたJ-WAVEの番組『RICOH JUMP OVER』(ナビゲーター:松居大悟)。その内容をテキストで紹介する。 東京が愛おしく見えてくる 役所広司主演映画『PERFECT DAYS』は、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞のショートリストに選ばれたことでも話題になっている。 映画『PERFECT DAYS』あらすじ 東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所

                                                                    「映画って、本当は物語を追うことじゃないんだ」 巨匠 ヴィム・ヴェンダース監督の凄さは…『PERFECT DAYS』公開記念対談 | J-WAVE NEWS
                                                                  • PERFECT DAYS - Wikipedia

                                                                    『PERFECT DAYS』(パーフェクト・デイズ、原題:Perfect Days)は、2023年に日本・ドイツ合作で制作されたドラマ映画。 ヴィム・ヴェンダース監督が東京を舞台に、役所広司演じる清掃作業員の日々を描く[3][4]。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所が日本人俳優としては『誰も知らない』の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞したほか[5][6]、作品はエキュメニカル審査員賞を受賞した[7][8]。 また2024年の第96回アカデミー賞では日本代表作品として国際長編映画賞にノミネートされた[9][10]。 映画製作のきっかけは、渋谷区内17か所の公共トイレを刷新する日本財団のプロジェクト「THE TOKYO TOILET」である。プロジェクトを主導した柳井康治(ファーストリテイリング取締役[11])と、これに協力した高崎卓馬が、活動のPRを目

                                                                    • ヴィム・ヴェンダース監督「役所さんの演技にカメラマンが泣いてハラハラ」 「PERFECT DAYS」の舞台裏 | AERA DIGITAL(アエラデジタル)

                                                                      長年の盟友のような雰囲気の二人。「穏やかさ、謙虚さ、大きな心。役所さんは平山そのものになった」と監督は言う(撮影/篠塚ようこ) この記事の写真をすべて見る 第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した「PERFECT DAYS」。東京の公共トイレ清掃員のささやかな日常が、世界の人々の心を動かした。ヴィム・ヴェンダース監督と主演の役所広司の対談が実現。AERA 2023年12月25日号より。 【写真】清掃員・平山のささやかな日常を描いた「PERFECT DAYS」の場面カットがこちら *  *  * ヴェンダース:この映画を手がけた理由ですか? もちろん役所さんとお仕事ができるチャンスだったからです! 役所:いやいや(照れ)。まさか自分の俳優人生でヴィム・ヴェンダース作品に参加する日が来るとは夢にも思っていませんでした。しかも監督がトイレの映画を作るとは(笑)。 ──世界的な監督と日本を

                                                                        ヴィム・ヴェンダース監督「役所さんの演技にカメラマンが泣いてハラハラ」 「PERFECT DAYS」の舞台裏 | AERA DIGITAL(アエラデジタル)
                                                                      • 世界が求める「平山さん」の生き方 ヴェンダース監督が映画「PERFECT DAYS」に描いた夢 : 読売新聞オンライン

                                                                        映画「PERFECT DAYS」のヴィム・ヴェンダース監督と、製作者である柳井康治氏が語る―「THE TOKYO TOILET 」「PERFECT DAYS」特別企画

                                                                          世界が求める「平山さん」の生き方 ヴェンダース監督が映画「PERFECT DAYS」に描いた夢 : 読売新聞オンライン
                                                                        • 映画)PERFECT DAYS_監督 ヴィム・ヴェンダース_2023 - 省エネぬくぬくドイツ暮らし

                                                                          www.perfectdays-movie.jp 素晴らしすぎて2回観ました。 東京のスカイツリーの周辺の地域でトイレの清掃作業員として働く男の日々を描いた作品です。一見すると孤独な中年男性なんですが、生き方が丁寧で、日常のささやかな喜びを大切に生活していて、仕事も一生懸命やるし、すごく魅力的で徐々にハマっていきました。 幸せって何なのか、ハッとするようなシーンの連続で、自分もこういう風に生きていきたいと強く思いました。 昼間は仕事を精一杯やって、銭湯に行って、夜は店に行ってちょっと酒飲んで、寝る前に本を読む。たまにトラブルも起きはするけれど、、つまるところそれでPerfectじゃないか、ということです。何はなくとも。 色んなことをやらなくちゃいけない、色んなことを知っておかなくちゃいけないというプレッシャーを皆が背負ってる現代だからこそ、この映画の存在は貴重ですね。きっとやるべきことなん

                                                                            映画)PERFECT DAYS_監督 ヴィム・ヴェンダース_2023 - 省エネぬくぬくドイツ暮らし
                                                                          • 670. PERFECT DAYS - 無人島シネマ

                                                                            今回の出張は、スケジュールに余裕も無いし、お楽しみはゼロと思っていたけれど、ホテルを予約した後に、そのホテルから歩いて数分の距離に映画館があるのを知って 「どんな作品を上映しているんだろう?」 と、興味本位で確認してみたところ、カンヌ映画祭に出品された作品を週末限定で上映しており、その中にヴィム・ヴェンダース監督による本作を発見! 唯一、フリータイムのある、到着日の日曜日午後の上映で、しかも日本(渋谷)が舞台で、キャストも日本人という(フランス語の話せない)、あり得ない幸運が重なっていることを知り、慌てて席を予約 コチラが事前に予約しておいたeチケット(値段は €14.20) 無口な男、平山(役所広司)の仕事は、トイレの清掃員 ひとりで住んでいる浅草のアパートから、車で渋谷区にある17か所の公衆トイレ(後述する THE TOKYO TOILET)を、もう一人の清掃員タカシ(柄本時生)とシフ

                                                                              670. PERFECT DAYS - 無人島シネマ
                                                                            • 【宮下公園を破壊し、ホームレスを追い出し、多くの良心的個人店舗を追い出し、人民を苦しめている】渋谷再開発を肯定するプロパガンダ映画「PERFECT DAYS」をボイコットしよう!|花咲政之輔

                                                                              「PERFECT DAYS」は、プロデューサーがユニクロ会長の息子、共同脚本家が東京五輪のエンブレム盗用問題でクリエイティブディレクター辞任した電通マン、さらに笹川の日本財団+維新万博で話題の大和ハウスも関わっている、【宮下公園を破壊し、ホームレスを追い出し、多くの良心的個人店舗を追い出し、人民を苦しめている】渋谷再開発を肯定するプロパガンダ映画です。 絶対に見てはいけない。お金を投下するべきではありません。

                                                                                【宮下公園を破壊し、ホームレスを追い出し、多くの良心的個人店舗を追い出し、人民を苦しめている】渋谷再開発を肯定するプロパガンダ映画「PERFECT DAYS」をボイコットしよう!|花咲政之輔
                                                                              • だまされない日記(『Perfect Days』) - songdelay

                                                                                レイトショーで『Perfect Days』を見た。 トイレ掃除人(役所広司)の規則正しいマジメな生活がエモく表現されていて、こういう暮らしも美しいものだよな……と思わされる。常に光と影を探す、写真を撮る人の視線がカメラワークに反映されているようで、画面が常にエモい。主人公が暮らす長屋の設備は私が今住んでいる借家や学生時代に住んでいた長屋とそっくりで(こういう給湯器使ってるしそこで歯磨きしてた!)、毎日じゃないけど銭湯にも行くし、ウンウン半分くらいオレの生活やん、そういう生活の美しさを撮ってくれてありがとう……と思いながら見た。 しかし同時になんとなく違和感があるような気もして、まずなんでこんな変わったトイレしか出てこねえのか。渋谷にだって汚い公衆トイレはいっぱいあるだろうに、映画にはピカピカのオシャレトイレしか出てこない。なんなんだこのトイレたちは。*1 それで家に帰ってから制作背景を確認

                                                                                  だまされない日記(『Perfect Days』) - songdelay
                                                                                • 映画『PERFECT DAYS』の平山(役所広司)は、フェイクかガチか?|伊藤聡

                                                                                  『PERFECT DAYS』への批判映画『PERFECT DAYS』は、見る人によって評価が分かれる作品である。トイレ清掃員として働く男、平山(役所広司)の生活を描くこの映画だが、肯定する意見と同等に批判も多い。例をあげれば、映画そのものが広告的だとの指摘がある。曰く、劇中で平山が清掃するのは「世界的に活躍する16人の建築家やクリエイターがそれぞれの個性を発揮して、区内17カ所の公共トイレを新たなデザインで改修する、渋谷で20年から行われているプロジェクト『THE TOKYO TOILET』」で実際に作られた美麗なトイレであり、このプロジェクトを推進する柳井康治氏(ユニクロ社長の次男)が、映画『PERFECT DAYS』のプロデューサーでもあるというのだ*1。風呂なしの安アパートに住む、薄給のトイレ清掃員のつつましやかな暮らしを肯定的に描く映画の製作者が、4兆円以上の資産を持つ大富豪一家の

                                                                                    映画『PERFECT DAYS』の平山(役所広司)は、フェイクかガチか?|伊藤聡

                                                                                  新着記事