Macアプリの安全を保証するAppleの「公証」悪用 増えるmacOS狙いのマルウェア:この頃、セキュリティ界隈で(1/2 ページ) ユーザーをだまして不正な手段でインストールさせ、迷惑な広告を執拗に表示させる「アドウェア」。そうした手口を阻止するはずの仕組みを利用して、Appleの「公証」を取得していたアドウェアが見つかった。シェア増大に伴ってmacOSを狙うマルウェアも急増し、「Macはマルウェアが少ないからWindowsより安全」という認識は通用しなくなっている。 公証はmacOS 10.15(Catalina)から必須とされた制度で、Mac App Store以外で配布されるmacOS用ソフトウェアは、全て事前にAppleに提出して公証を受ける必要がある。提出されたソフトウェアは自動スキャンが行われ、セキュリティチェックを通過すれば公証済みの証明チケットが添付される仕組み。この公証