2019年ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会が始まった。今回の日本代表31人のうち、海外出身選手は15人。約半数を占めるようになった。そんな日本代表における海外出身選手の第1号がトンガ出身のノフォムリ・タウモエフォラウ(63)だ。現在、大学のラグビー部でシニア・アドバイザーを務めるノフォムリは、1987年の第1回のW杯で日本の初トライを決めた選手でもあった。だが、もともとラグビーのために来日したのではなかった。きっかけは「そろばん」だった。(ノンフィクションライター・山川徹/Yahoo!ニュース 特集編集部)