人間というのは難しい生き物だなと常々思う事がある。 例えばである。風邪を引いて健康のありがたさを実感したという人は多いだろう。 実際、健康というのはある時は何も気にならないクセに、無くなるとメチャクチャに不便だ。 ほんのちょっと喉が痛いだけでも精神的にはかなり食らうし、ほんのちょっと熱があるだけで頭は全然働いてはくれない。 こうして健康の素晴らしさを声高に叫びたくなるような経験をしたとしてもだ。 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言うべきか…しばらくすると健康の事は忘れ果ててしまうのが人間という生き物である。 痛みを押し隠して走っていたら、学びしかなかった なんでこの話をしたのかというと最近になって僕は右膝を痛め、健常のありがたさを痛感しているからだ。 原因は日々のランニングである。いわゆる故障というやつだ。 故障というのは誠に不思議なもので、元気だった頃は雑に扱っても何も感じなかった程度の負
仏の教えは合理的。基本的な理屈の前提となっているのは、この世界には「因果関係」があって、あらゆる物事は因果関係の連鎖で成り立っていますってことだけ。 ・絶え間ない因果関係の連なりがあるから「諸行無常」。諸行無常ってのは、あらゆる物事は変化し続けているってこと。 ・諸行無常な世界を普通の人間が経験すると、「一切皆苦」と感じる。あらゆる物事が変化し続けているってことは、やがては人の望まない状態になり得るし、たいていはそうなるから。人生には「四苦八苦」がつきもの。 ・普通の人間は、永遠不変の私がいることを素朴に信じていて、その『私』に強く執着している。しかし実際は、「諸法無我」。つまり、永遠不変の私は存在しないということ。なぜなら、私はこの世界の一部であって、世界の一部であるからには因果関係の連鎖によって一時的に立ち現れている物事でしかないから。身体も五感も思考も欲求も一時的に立ち現れているもの
変なモノ好きで、比較文化にこだわる2人組(1号&2号)旅行ライターユニット。中国の面白可笑しいものばかりを集めて本にした「 中国の変-現代中国路上考現学 」(バジリコ刊)が発売中。 前の記事:高田馬場のミャンマービルでミャンマー旅行を満喫 > 個人サイト 旅ライターユニット、ライスマウンテンのページ 東方書店。神保町の書店なかんじの佇まいだ。 東方書店は中国専門書店だけに、日本で売られている中国についての本と、中国現地から輸入した本がびっしり売られている。 僕も中国にはちょっとは慣れているとはいえ、この量には圧倒される。ましてや中国を知らない人は、である。 店内で本に囲まれていると、すっと店入ってきて「XXについての本はありますか?」と聞いてくるお客さんがいた。また店員さんは「XXは売っていますか?」という電話に応対しているようだった。 なるほど、ネットの検索に慣れてるように、お客さんも本
毎日のようにニュースとして取り上げられる、殺伐とした争いや事件。その大もとにあるものは何なのか……。思わず考えてしまう投稿が話題です。投稿したのは、うさぎのみみちゃんさん(@usagitoseino)。 知識がないと、他と違うものを見たときに処理しきれず…… ※タップで拡大 例えば、公共の場で大騒ぎする子供を見たとき。知識や過去の経験がある場合は「なにか原因があるかも。」などと一旦立ち止まって考えることができますが、それが無いと「親のしつけがダメなんじゃないの?」などと責めてしまう。「知識がないと、他と違うものを見た時に処理しきれず 排除しよう、攻撃しようって気持ちが強くなるんだ」「だから無知は罪なんだなぁ」と語りかけます。 「苦手なタイプだと思っていたけど、話してみたら案外いい人だった」なんて経験、誰にでもあるはず。知識を得ることは、相手の事情を理解することにも役立つということ。世の中の
OISTが設立からたった8年でここまでの成功を納めた理由は、なんといってもその豊富な資金力にある。予算の大部分は、沖縄科学技術大学院大学学園法によって定められた補助金によるものだ。 この潤沢な資金を武器に、OISTは創設時から世界トップレベルの研究機関を目指してきた。 在籍する研究者は74人。うち、外国人は44名。出身国は15カ国以上にのぼる。 また、理事には、素粒子の一つである「クォーク」に関する研究で1990年にノーベル物理学賞を受賞したジェローム・フリードマン博士や、細胞の表面についた「イオンチャネル」と呼ばれるタンパク質の機能に関する研究で1991年にノーベル生理学・医学賞を受賞したエルヴィン・ネーアー博士などが名を連ねている。 OISTではこうした世界的に著名な研究者や最先端分野の研究者の招聘(しょうへい)、大学への設備投資を進めてきた。この補助金は研究費としても利用されている。
SUMIYU @SUMIYU1987 平素より人類世界をプレイいただきありがとうございます。 今回一部のユーザーの間で極端に高い建造物を建てるという不正行為が行われた事実がございました。その対応として言語帯を複数に分割させていただきました(※通常のプレイに影響はございません)。 2021-02-11 20:23:21 SUMIYU @SUMIYU1987 今後高層建築に上限が設けられる点を除いては、これまで通り建築をお楽しみいただけます。 なお、天界からの降下と異種族交配についてはこれまで通り禁止行為とし、違反が見られた場合洪水をもって対処させていただきます。 2021-02-11 20:23:21
「資格試験が近づいてきたから勉強しなきゃ。でも、じつは興味がない分野なので進まない……」 「仕事のために勉強する必要があるけれど、つまらなくてやる気が出ない。でもいつかはやらないと……」 このような焦りを抱えている人に、つまらない勉強に楽しく取り組めるようになる「誘惑バンドル」という方法をご紹介します。ポイントは、「好きなことと組み合わせる」こと。詳しくご説明しましょう。 「誘惑バンドル」とは つまらない勉強が本当に楽しくなるのか「誘惑バンドル」を試してみた 1. 「好きなこと」と「やるべきこと」をリスト化する 2. 抱き合わせにする行動をリストから選んで実行する 「誘惑バンドル」をやってみたら、勉強の負担が減った! つまらない勉強でも、無理なく集中して取り組めた! 勉強の習慣化にも役立つ! 「誘惑バンドル」とは 誘惑バンドルについて、行動科学者のケイティ・ミルクマン氏は次のように説明して
<非認知能力を育てるにはどうしたらいいのか? 論壇誌『アステイオン』96号は「経済学の常識、世間の常識」特集。同特集の論考「しっかり稼げる大人にするには?──非認知能力の重要性」を3回に分けて全文掲載する> ※第2回:「協調性」は日本人男性のみに通用するという研究結果──非認知能力の重要性(中) より続く 「非認知能力」の育て方 デミング教授は、O*NETと呼ばれるアメリカの労働者を対象とした調査のデータを用いて、1980年代後半から1990年代と、2000年代を比較すると、2000年代の方が高い社会スキルを必要とする仕事が12%ポイント増加したのに対し、高い認知能力を必要とするが、低い社会スキルでよいという仕事は3%ポイント低下したことを示している(*3)。 そして、もっとも雇用と賃金の伸びが高かったのは高い認知能力と高い社会スキルの両方を必要とする仕事だった。つまり、高給取りになろうと
西洋近代における奴隷制の全体像を把握できる一冊だ。奴隷貿易の誕生から奴隷制廃止運動まで網羅しているが、本書の白眉は奴隷船にまつわる詳細なデータを提示することで、近代社会の実態を浮き彫りにしたところだろう。 奴隷船はその名のとおり、奴隷を運ぶ船であり、映画や小説で過酷な環境が描かれているように「移動する監獄」であった。 毎日16時間以上、鎖につながれ身動きできずに板の上に寝かされ、2カ月以上も大西洋上を航海する。健康を損なうと「商品」価値が落ちるので、強制的に1日2回食事を与えられ、毎日1時間は甲板上で踊らされた。 奴隷船は大きければ大きいほど輸送効率が高まりそうだが、平均は100トン台半ばだった。600トン超の船が使われていたこともあったが、時代が経つにつれ大型船は減り、18世紀後半には400トン以上は皆無になる。できるだけ多くの奴隷を短期間に集め、船上での奴隷の死亡率を下げるために航海日
shoya @sho_ya 立川談志さんの「よく芸は盗むものだと云うがあれは嘘だ。盗む方にもキャリアが必要なんだ。最初は俺が教えた通り覚えればいい。盗めるようになりゃ一人前だ。時間がかかるんだ。教える方に論理がないからそういういいかげんなことを云うんだ。」という言葉に接した。多くの物事に妥当するご指摘。 2020-10-12 11:45:01 リンク Wikipedia 立川談志 7代目(自称5代目)立川 談志(たてかわ だんし、1936年〈昭和11年〉1月2日 - 2011年〈平成23年〉11月21日)は、東京府小石川区(現:東京都文京区)出身の落語家、政治家。落語立川流家元。本名∶松岡(まつおか) 克由(かつよし)。 古典落語に広く通じ、現代と古典との乖離を絶えず意識しつつ、長年にわたって理論と感覚の両面から落語に挑み続けた。古典落語を現代的価値観・感性で表現し直そうとする野心的努力が
「上の図形に含まれるすべての四辺形を列挙せよ」という小学生向けの問題です。 答えはあえて書きませんが、率直に言って相当の難問です。私自身は日曜の夜に考え始めてそのまま眠ってしまいました。 朝改めて系統だって解を作り、模範解答を準備したところで、ここでも「出題」しています。 この問題が載っているのは、日本近代教科書の最高傑作として名高い緑表紙「尋常小学算術」4年生用のテキストです。 この問題を解くのに「数式」は必ずしも要りません(ただし、実際に解いた感想としては数式を使った方が遥かに楽でした)。 しかし「必要かつ十分」にすべての解を挙げ尽す論証は極めて論理的、数理的で、現実の生活にも役立つ示唆が数多く含まれています。 ロジカル・シンキングやアルゴリズムのお手本のような、でも小学生にも出題可能な良問です。 今回は、ここ25年来、東京大学で情報、数理、物理、統計などを教えてきた一教官の観点から、
わが子が幸せになるためには、自立と自律を兼ね備えることが大事……幼稚園の園長として1万組の親子を見てきた、学校法人山崎学園の理事長・山﨑拓史氏による、「子どもが計画力を身につけるヒント」を紹介します。 子どもからやる気を奪う「アンダーマイニング現象」 子どもに何かをやらせるときに「ご褒美作戦」は効果があります。だからといって、なんでもかんでもご褒美で釣っていたら、ご褒美がないと努力しない子になってしまうのでは……と心配にもなります。 その心配、実は心理学的にも証明されている本当のことです。大人が仕事をするのは何のためでしょうか。もちろん、一番は報酬のため。だから嫌な仕事でもなんとか乗り切ります。 では、好きなことを仕事にした人はどうでしょうか? 好きでやっているときには思い通りにできたけれど、仕事になると、それほど楽しくなくなったという話はよく耳にします。これが報酬の怖いところなのです。
(平井 敏晴:韓国・漢陽女子大学助教授) 台湾は親日で、韓国は反日じゃないか。そう言われることがよくある。でも台湾は尖閣諸島の領有権を主張して日本に反発し、一方で韓国では旅行先として日本がトップの人気だ。台湾と韓国のこの比較対照は、いったいどこまで本当なのか? 日本の某出版社の社長さんが続けてこう切り出した。 韓国に住んでいるから韓国の事情はわかるだろう。台湾に何度か足を運んでその親日具合について探り韓国と比較してみてほしい、というのだ。 内心、また厄介で面倒な提案をされたもんだと思いもしたが、台湾は好きなところだし、専門分野の研究で台湾を調査しておかなくてはとも考えていたので、取材をすることにした。 だが原稿をほぼ書き上げる頃、その出版社が事業停止になってしまった。そこで、これから何回かにわけて、その原稿の一部を改変して公開する。 朝鮮王朝を潰した日本に反発 「韓国が日本に反発してしまう
<本当に偏差値の高い大学へ行けば、将来の収入は高くなるのだろうか? 論壇誌『アステイオン』96号は「経済学の常識、世間の常識」特集。同特集の論考「しっかり稼げる大人にするには?──非認知能力の重要性」を3回に分けて全文掲載する> 将来、しっかり稼ぐ大人にするために、子供の頃にどのような教育を受けていればよいのだろうか。一番の近道は、「偏差値の高い大学へ行くことだ」と考える人は多いのかもしれない。本当に、偏差値の高い大学へ行けば、将来の収入は高くなるのだろうか。 偏差値の高い大学はどうかはさておき、大学へ行くこと自体は正しい選択だと言えるだろう。特に、近年、大卒の賃金プレミアム(大卒であることによって得られる賃金の上乗せ分)は高まっている[Oreopoulos & Petronijevic, 2013]。 しかし、「偏差値の高い」大学であるべきかどうかについては、研究によって結果が分かれてい
イギリスの名門校に中国人が殺到中… 日本の大学の評価が国際的に低下していることは国内でもよく報道されています。一方、メジャーな大学ランキングの上位を独占しているのは米国や英国の名門大学ですが、そうした学校に入学する前段階としてグローバルで人気が高まっているのが英国の名門ボーディング(全寮制の学校)です。 なぜ、英国の名門校がいま国際的に人気なのか。大学ランキングの中でも世界中で最もよく参考にされているの英タイムズ紙が、毎年発表しているThe Times Higher Educationで2019年の上位10校は下記のようになっています。 1位:オックスフォード大学(英国) 2位:ケンブリッジ大学(英国) 3位:スタンフォード大学(米国) 4位:マサチューセッツ工科大学(米国) 5位:カリフォルニア工科大学(米国) 6位:ハーバード大学(米国) 7位:プリンストン大学(米国) 8位:イェール
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