中国の全国人民代表大会(全人代)の吉炳軒・常務委員会副委員長(副首相級)を団長とする代表団8人が8日、来日した。 副首相級の中国要人の来日は、2012年9月の日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に中国が反発し、交流が途絶えて以来初めて。 代表団は11日までの滞在中、衆参両院議長を表敬訪問するほか、約3年ぶりに開かれる日中議会交流委員会に出席する。 吉氏は8日、都内で民主党の岡田代表と会談した。岡田氏によると、吉氏は、「歴史から学び、過ちを繰り返さないようにしないといけない」と指摘したうえで、戦後70年の首相談話について、「日本がどのようなメッセージを発するか注目している」と述べたという。