東京都豊島区が、差別憎悪を扇動するヘイトスピーチをすることで知られる「在日特権を許さない市民の会」(在特会)に多目的ホールである豊島公会堂を貸し出したことで、波紋が広がっている。 在特会は3月16日、「特定秘密保護法の活用と発展を目指す国民集会 愛国者の反撃開始 反日勢力根絶への第一歩」と題する集会を開き、その後、「勇気をもって日韓断交を叫ぼう!」との差別デモを池袋駅周辺で実施した。これに対し、C.R.A.C.やのりこえねっとなどの差別排外主義に反対する団体の呼びかけで、デモコースには数百人の「人間の壁」ができた。 池袋駅北口には、チャイナタウンをはじめ多国籍商店が並んでおり、在特会は2009年などにも同地域でヘイトデモをしていた。今回は北口でのデモはなかった。 同日の差別反対行動に訪れた、のりこえねっと共同代表の辛淑玉氏は、「私は今日、あなたたちが殺せと叫ぶ“朝鮮人”として、この場に立っ
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