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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (88)

  • 暴論:「正義の味方」こそ規制すべきなのではないか - H-Yamaguchi.net

    正確にいうと、まったく根拠のない話ではない。以前メディアにも登場したが、ヒーローものが子どもの攻撃性を助長する、というお茶の水女子大の坂元章教授の研究。この分野は専門外だし、坂元教授自身も「さらに検証していく必要がある」と述べているようなので、これをもって断定すべきという筋合いでもないようだが。ともあれIGDAサイトに出ている引用部分を孫引用。 坂元教授らは2001年11月から12月にかけて、神奈川県や新潟県などの小学5年生を対象に、よく遊ぶテレビゲームと攻撃性に関するアンケートを実施、1年後に同じ児童に追跡調査を行い、周囲の人への敵対心を表す「敵意」など、攻撃性に関する5つの指標について、その変化を調べた。 6校の児童592人についての調査結果を分析すると、知的だったり、見た目がかっこよかったり、魅力的な特徴を持つ主人公が登場し、攻撃するゲームでよく遊んでいた児童は、1年後に「敵意」が上

    暴論:「正義の味方」こそ規制すべきなのではないか - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2006/12/26
    どうかね。安易に自身を正義の味方に擬えて見てしまう子供自身の心性に要因があるように思えるが。ヒーローが自身の正当性に懊悩する場面は多く見られるし。/正義の側に立ちたがるのは大人も一緒か。
  • 高校生のうちに準備しておくべきいくつかのこと - H-Yamaguchi.net

    どの大学にもあるのかどうかは知らないが、少なからぬ大学の教員には「地方営業」がある。各地の高校に行って模擬授業とかをやるというものだ。多くの高校では、進路指導の一環として、大学やら専門学校やらといったところから教員やら入試担当職員やらを呼んできて説明会みたいなことをやる。いろいろな大学から集まった教員が控え室で出番を待つあたりはまさに「営業」にふさわしい趣だが、教室での高校生たちに接することができる機会というのもなかなかないので興味深い。 以下は、そういう場で受けた質問に対して答えた内容を思い出しつつ書いてみたもの。 質問は、「貴学部に入学したいと思った生徒は、どんな準備をしておけばよいか」というものだった。残念ながら生徒からではなく高校の先生から。何も質問がないとまずいと思ってとっさに口にしただけなのかもしれないが、私は一瞬つまった。入試問題の傾向みたいな話ではないだろう、というのはとっ

    高校生のうちに準備しておくべきいくつかのこと - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2006/12/25
    トゲトゲはいわゆるフックにあたる部分かな。引っかかりやすいポイントを自分の中にいくつも作って置くということ。
  • 「天下りがなぜ悪いか」より前に「なぜ天下りがあるのか」だと思う - H-Yamaguchi.net

    念のためだが、「公務員叩き」とかそういう目で見る人がいたら、それはちがう。私の、政府や公務員に対する基的な考え方は、以前書いたこのあたりとかこのあたりとかにも現れていると思う。昨日のものも、単に公務員が悪いとかいいたいのではない。 bewaadさんは「なぜ天下りが悪いのか」をまず問うべきとしておられるのだが、私としては、「なぜ天下りが悪いか」を問う前に、「なぜ天下りがあるのか」を考えるべきだと思う。天下りというのは、単に公務員が定年前に退職することではない。公務員の人事制度運営を円滑に進めるために、定年前に(定年後の場合もある)多くのキャリア公務員、少なからぬ数のノンキャリア公務員を関連諸団体、関連産業の諸企業などに転職させること、そのために公務員のマンパワーと権力を使って有形無形の支援をしたり斡旋をしたり推薦をしたり圧力をかけたりなど、事実上組織的な関与をしていること、そうした一連のシ

    「天下りがなぜ悪いか」より前に「なぜ天下りがあるのか」だと思う - H-Yamaguchi.net
  • H-Yamaguchi.net: 天下りを云々する前にやっておきたい小さなこと

    天下り論議がまたしても噴出している。何度も出てくるのは何度やっても成果がないからで、何度やっても成果がないのは何を決めても同時に抜け穴が用意されるからで、何を決めても同時に抜け穴が用意されるのは気でやってないから、というあたりまではもはや公然の「秘密」ですらない常識。 もちろんそのまた裏には、「天下りのしくみは必要だから」というそれなりの「音」があるわけだ。確かにそれもわからなくもない。人には職業選択の自由があるし、せっかく蓄積したノウハウを生かさねばもったいない、というのも道理。問題はそれを天下りでやろうとするといろいろな弊害がついて回ること。難しいよねぇ、となる。 しかしちょっと待て。私たちは1つ忘れていることがあるように思う。ちょっとした、しかしとても大きなことを。 もったいつけるほどたいしたことではない。ただ、公務員の人事慣行の中で1つ、民間とは大きくちがっている点がある。この

    H-Yamaguchi.net: 天下りを云々する前にやっておきたい小さなこと
    rajendra
    rajendra 2006/12/19
    年下の上司に仕えることへの抵抗感は、天下りが云々される高級官僚にはあまり無い気がするが。定年前退職の慣行は公務員一般の問題ではないのだし。
  • Winny判決についてつらつらと - H-Yamaguchi.net

    Winnyをめぐって昨日出た判決については、各所からいろいろなコメントが出ている。ネットの「外」ではともかく、ネットでの大勢は「不当である」というもののようだ。批判の主な理由は「自由なソフト開発を阻害する」というもので、そこに「それがいけないならあれもいけないことなるではないか」的な理屈が付け加わる。 私も批判派だが、法律家でもないし、他の人と同じことを書いてもどうかと思うので、少しちがった観点から書いてみることにする。 他の人も大半はそうだろうが、判決文そのものは読んでいない。2006年12月13日朝日新聞夕刊の要旨を前提にして書く。いくつかポイントを抜き書きしてみる。 外部への提供行為が幇助行為として違法性を有するかどうかは、その技術の社会における利用状況やそれに対する認識、提供する際の主観的態様による。 被告は、ウィニーを利用する者の多くが著作権者の承諾を得ないで著作物ファイルのやり

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  • 返せばすむっていう問題じゃないんだが - H-Yamaguchi.net

    時間の問題だろうと思っていた近未來通信への捜査だが、いよいよ開始らしい。上記の記事では、同社の広告をでかでかと掲載していたマスメディアに対して、片棒かついだ以上半ば共犯のようなものではないかと憤っている。 推察するに多くの詐欺被害者はMTCIや近未來通信を信じたのではなく,彼らが出稿した大手メディアを信じただけではないか. 確かにそういうところはある。新聞とかテレビに広告を出してるだけで信じちゃう人はけっこう多い。というか、それがマスメディアに広告を出す大きなメリットの1つだったりするわけだ。その意味で、片棒担いだという批判はけっこうあたってる。で、この記事では、ただ憤るだけではなく、ちゃんと対策を提案している。これがまた目からウロコ。 ・自転車操業のMLMが摘発された段階で,彼らの過去数年分の出稿について,広告を受け付けたメディアから過去に遡って広告売上を没収し,被害者救済に充てる. ・

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    rajendra
    rajendra 2006/12/05
    広告をメディアが検閲することについて。
  • 社会科学系の「擬似科学」対策 - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

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  • 公約を守らせるしくみってないのか - H-Yamaguchi.net

    公約、具体的には政治家が選挙の際等に掲げる公約というと、一般庶民の目からすれば、信用できないことばの代表格とみられているといっても過言ではないと思う。新聞の折込チラシの内容にまちがいがあればうるさくいう人も、政治家の公約が守られなかったとしたら「やっぱり」とあきらめてしまう場合が多いのではないだろうか。 大人げないといわれそうだが、私はどうも納得がいかない。というわけでいつもの妄想と思いつき。 間接民主制というものについてどう考えるかは人によってちがうだろうが、私は、政治家個人に対する信頼によってよりも、掲げた政策やら公約やらに対する支持をもって投票するタイプだ。これも意見が分かれるだろうが、政治家になりたい人、政治家としての能力を持つ人は、けっこうたくさんいる。余人を持って代えがたい人というのも中にはいるんだろうが(不勉強にして私は知らないが)、たいていの場合は、公約が果たせないとなった

    公約を守らせるしくみってないのか - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2006/11/27
    公約を守らせるのは投票行動のはずなんだけど、それも機能不全ぎみ。
  • 新「六次の隔たり」仮説を発見したかも、という話 - H-Yamaguchi.net

    あくまでネタ。いわゆる「六次の隔たり」というのは、一時はやった、6人を介すると世界中とつながるというアレである(参考)。この話を「仮説」というか「神話」というか別として、実際には世界はそこまで狭くはないよというあたりも含めて、知ってる人はみんな知ってる状態になるまで広まったわけだが、もう1つ、「六次の隔たり」仮説と呼べるものがあるのではないか、ということに気づいた。なにをいまさら、なのかもしれないけど。 気づいたのは、昨夜というか今朝というか、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」を聞いていたときだ(ラジオで音声だけ聞いていたので「見た」のではない)。今回のテーマは「激論!“いじめ”“自殺”と日教育」。出演者はこんな感じ。 司会: 田原 総一朗 進行: 長野智子 渡辺宜嗣 パネリスト: 葉梨康弘(自民党・衆議院議員) 蓮舫(民主党・参議院議員) 福島みずほ(社民党党首、参議院議員) 伊藤玲子(

    新「六次の隔たり」仮説を発見したかも、という話 - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2006/11/25
    おもしろい。最後の「自動車のドライバーが見とれて事故」の例→http://www.youtube.com/watch?v=s6MkcfcIsWg
  • 教育的に正しい「どんぐりころころ」を考えてみる - H-Yamaguchi.net

    小ネタ。最近の童話が昔のものから改変されてる、という話をよく聞く。さるかに合戦でも最後にさるがかにに謝って一件落着、みたいな。教育的配慮というやつだろうか。ふと気づいたのだが、童話がそうなら、童謡も同じような配慮が必要なはずだ。というわけで、ちょっと考えてみようと思った。作詞の才能なんてこれっぽっちもないんだけど。 題材として、「どんぐりころころ」を取り上げてみる。擬人化されたどんぐりが池に落ち、これまた擬人化されたどじょう(どんぐりに対して「ぼっちゃん」と呼びかけるところからみて、大人なんだろう)と遊ぶが家に帰りたいと泣く、というのがまあ「あらすじ」になるわけだ。…ちょっと考えただけで、教育上好ましくないではないか。問題ではないか。なんとかしなければではないか。 では。 ♪どんぐりころころ どんぶりこ ここはあまり変えたくないな。いきなりちがっていたら同じ歌と思われないかもしれないし。問

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  • 法令をわかりやすくしたかったら - H-Yamaguchi.net

    このウェブサイトは山口 浩の個人的な考えを掲載したものであり、山口が所属ないし関係する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではない。サイトは投資の勧誘ないし銘柄の推奨を目的とするものではなく、サイトに掲載された情報(リンク先ないしトラックバック先の情報を含む)をもとにして投資その他の活動を行い、その結果損失をこうむったとしても、山口は責任を負わない。サイトの記載内容は、予告なく追記、変更ないし削除することがある。サイトに寄せられたコメントおよびトラックバックは、いったん保留した上で公開の可否を判断する。判断の基準は公開しない。いったん公開した後でも、一存によりなんらの説明なく削除し、当該IPを投稿禁止に指定することがある。 このworkは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています(帰属 - 非営利 - 派生禁止 2.1 日)。 法令というのは、なんで

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    rajendra
    rajendra 2006/11/22
    法文をわかりやすくすることは限界があるから、解説添付かな。
  • 議論すべきかどうかを議論するっていうのは議論することではないのか?: H-Yamaguchi.net

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  • 教育三題 - H-Yamaguchi.net

    最初は、防衛医科大学校教授の高橋祥友氏「いじめ自殺 報道は過熱せず腰すえて」。これは必読。さもありなんという話だが、やっぱり。相次ぐ未成年の自殺が「群発自殺」(心理学用語である由)であり、過熱報道は危険であると指摘している。で、群発自殺をどう報道したらいいかについては、WHOの提言を紹介している。 ・自殺の原因を単純化しない ・自殺手段を詳細に伝えない ・事実を淡々と伝える ・予防のための具体的な対策を詳しく伝える ・自殺の危険から立ち直った例を紹介する 一部のマスメディアがやってるのはまさにこの反対、ということは群発自殺を助長する方向のことばかりではないか。高橋氏の以下の指摘は核心をズバリ。 私は精神科医として、自殺の背景にはさまざまな問題が存在することを日々実感している。しかし、マスメディアでは最近、子どもの自殺となると、「いじめ」をキーワードとして、それが唯一の原因であるかのように報

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  • 人はシートベルトのない車に乗る権利がある - H-Yamaguchi.net

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    rajendra
    rajendra 2006/11/19
  • いじめもゲームのせいになる、という話 - H-Yamaguchi.net

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  • 最悪の教育 - H-Yamaguchi.net

    これまでもそうだったと思うが、教育関係者に対する風当たりは最近特に強い。トンデモ事例に事欠かない、という批判は正直かなりのところあたっていると思う。ただ、それはやはり全体からみれば一部のことだろう。私は教員としては新米なので、部外者からの視点にかなり近いとは思うが、それでも、大半の教員の方は懸命に仕事に取り組まれているものと思う。 この問題については、いろいろな背景が語られている。大学の入学試験のやり方、高校間の競争、少子化、そもそも必修科目は何であるべきか、その他もろもろいろいろな条件が重なっている。もちろん、だからといって歴史やら何やらを教えなくていいということにはならないわけだ。学校の教育方針を決めた方々は、当然承知のうえでやったはず。真剣に悩んだ結果ではあったのだと思うが、まちがっていたといわれればそれまで。 この問題について、誰がどのような責任をとるべきかについても、寛大なものか

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    rajendra
    rajendra 2006/11/09
    シュトロハイムによれば、「老人が自殺する所・・・その町はもうすぐ滅びる」
  • いきいきと働いてるやつなんて見たことがない、という話 - H-Yamaguchi.net

    「いきいきと」をグーグルで検索すると約860万件ヒットした(トップが「いきいきとやまドライブマップ」なのはなんともおかしかったりするが)。それほど世に蔓延している「いきいき症候群」なわけだが、いったい自分は「いきいき」の何が嫌いなのか、ずっとわからなかった。申し訳なくも思っていた。みんな「いきいき」したがってるのに、自分だけ嫌ってどうする。どうしてお前はそんなにひねくれてるんだ、と。で、少しだけ考えてみることにしたわけだ。 まず、「いきいき」を辞書を引くと、こんなふうに出ている。 (1)新鮮で生気があふれているさま。 「―した目」「―(と)描写する」 (2)元気で、活気のあるさま。 「―(と)した表情」 別に、人が新鮮で生気があふれていようと、元気で活気があろうと文句はない。 上記のグーグル検索で、「いきいきと」何をしてるかをみると、いきいきと暮らす、いきいきと働く、いきいきと生きる、いき

    いきいきと働いてるやつなんて見たことがない、という話 - H-Yamaguchi.net
    rajendra
    rajendra 2006/11/07
    楽しくなくたって、ニコニコしなきゃならん時もあるだろなあ。
  • 「ガールズガード」と呼ぼう - H-Yamaguchi.net

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    「ガールズガード」と呼ぼう - H-Yamaguchi.net
  • 論壇時評「平等への選択」 - H-Yamaguchi.net

    法政大学法学部教授の杉田敦氏による「平等への選択」と題した文章。サブタイトルに「深刻化する格差告発 再配分政策の論争を」とある。今ホットなテーマだけに、論壇にもさまざまな主張が入り乱れている。その中で一部を抜き出すとすれば、どうしても評者の考えがあらわれる。この人が書く「論壇時評」については以前にもとりあげたことがある。よく目にとまるのは、私の考え方がこれに近いからなんだろう。 いくつかの文章が紹介されている。 ◎平舘英明「搾取される流浪の労働者たち」、週刊金曜日9月29日号 若年ホームレスが「五重の排除」の対象となっている、という。「五重の排除」というのは、①家族福祉からの排除、②学校教育からの排除、企業福祉(雇用保険)からの排除、④公的福祉(生活保護)からの排除、⑤自分からの排除、とのこと。 どれもつらそうだが、ひょっとすると「自分からの排除」というのが一番つらいかも。「自らの存在意義

    論壇時評「平等への選択」 - H-Yamaguchi.net
  • 私は石を投げるべき人なんだろうか? - H-Yamaguchi.net

    「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」 ―ヨハネによる福音書 / 8章 7節(新共同訳) 私はキリスト教信者ではないし、このことばにこめられた宗教的な意味合いとかもよくはわかっていない。ただ、このエピソードとこのことばを字面だけ読んで、一般の日語として解釈しているだけだ。それでも、このことばには、考えさせられるものがある。自分の内面に向かわせる力がある。 私を知っている人は知っていると思うが、私はけっこう怒りっぽい。誰かが悪いことをしたという話を聞いたとき、「こいつら許せない」と思うことがよくある。「人でなしめ」「このまま野放しなんて許せない」「クビにしろ」なんて思うこともざらだ。自分で書いたりすることはないと思うが、ネットでそんな書き込みを見かけると、「そうだそうだ」なんて思ったりもする。 それでも収まらないときもあって、そういうときは自分の内側で

    私は石を投げるべき人なんだろうか? - H-Yamaguchi.net