以下、卒論を書かなくてよい学部、学科があることはもちろん承知の上で。 ほぼ一年、あるいはそれ以上の時間をかけて、大きな一つのテーマについて問題を絞り込み、調査し、論文や資料などを読んで、なおかつそれらに対する自分の思考をまとめ、一つの文章群にする、というのは貴重な体験ですし、やっておいて損は無いんじゃないかなとは思いつつも、学部在籍中から、研究の道に進まないのに卒論書かなきゃいけないなんて大変だよなあ、とも感じていました。 でも良く考えると、学問という営みがどういうものか理解し、それに直接触れる最初で最後の機会、と見ると意外とその意義は大きいのかな、と。 やはり一旦社会に出てしまうと、どんなに好きな分野のことでも専門の論文を片っ端から読むというのはかなりの動機付けと時間のやりくりが必要でしょうしね。あ、もちろんそれを実行されている方もいらっしゃるというのはわかっていますし、実際に何人か知っ