<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年04月22日 (火)時論公論 「少年事件と死刑の判断基準」 【リード】 山口県光市で、平成11年に起きた母子殺害事件で、当時18歳だった元少年に死刑判決が出ました。 判決の持つ意味について友井解説委員がお伝えします。 【前説~注目を集めた裁判~】 きょうの判決で、当時23歳の主婦と生後11ヶ月の幼い子供の命を奪った責任を厳しく指摘して、広島高等裁判所は、被告の元少年に死刑を言い渡しました。 1審と2審は無期懲役の判決でしたが、最高裁判所で取り消され、審理をやり直したきょうの判決で、死刑が言い渡されるかどうか、注目が集まっていました。 死刑かどうかが争われる中に、18歳になったばかりの少年にどのような責任を負わせるのか、死刑判決を出す判断の基準はどこにあるのか、それに、判決は被害者や国民の感情にどう応えるのか、といった問題が凝縮