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ブックマーク / joi.ito.com (2)

  • アルゴリズムがつくる「公正さ」には、差別を助長する危険性が潜んでいる - Joi Ito's Web - 日本語

    1967年夏、全米には人種暴動の嵐が吹き荒れていた。この年に起きた159件の"暴動"(視点を変えれば抗議行動と呼ぶこともできる)の大半は、インナーシティ[編註:都市内部で周辺地域から隔絶された特定の区域]に住む貧しいアフリカ系米国人と警察との対立に端を発する。 貧困層が住むこうしたエリアは暴動前から荒廃しており、そこに暴動によるダメージが加わったため、回復はほぼ不可能になった。一連の事態を理解するためには、「特定警戒地区指定(レッドライニング)」という言葉を知る必要がある。これは保険業界の専門用語で、保険を引き受けるにはリスクが高すぎることを示すために、地図上で赤線で囲まれた区域のことを指す。 ときの大統領リンドン・ジョンソンは68年、暴動で被害を受けた地域の保険問題に関する諮問委員会を設置した。インナーシティの復興に加え、レッドライニングが暴動の一因となった可能性があるかどうかを探るため

    sasakill
    sasakill 2019/07/11
  • モバイルインターネットの是非 - Joi Ito's Web - 日本語

    モバイルでのインターネットについては、僕が話した人のほとんどは大いにこれを歓迎している。日政府は2006年、携帯電話でインターネットをする人のほうがコンピュータでインターネットをする人よりも多いと、誇らしげに発表した。オンラインサービスはこぞって「モバイル戦略」を語り、ベンチャー・キャピタルは最新のモバイル系新興企業に群がっている。 モバイルや、モバイル用の新しい優れたアプリケーションやデバイス自体、何の問題があるとも思わない。けれどここで忘れてならないことは、実際に機能しているモバイルネットワークのほとんどは、規制されたもしくは非公開の技術を多く用いる少数の携帯電話会社が運営しているインフラがその基盤になっているという事実だ。 新興企業主導の革新に勢いがあるのは、インターネットが質的にオープンな場だからだ。誰も許可なしで参加できて、皆が全ての階層において誰とも競争できる場所なのだ。(

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