2013年2月18日、アメリカのセキュリティー企業であるマンディアント社が、非常に詳細な1つのサイバーテロに関する報告書を、全世界に公開して各方面に強い衝撃を与えた。 この報告書では、過去10年に起きている数百を超える企業・政府組織へのハッキング行為の裏に、中国の人民解放軍が関与していると、真っ向から指摘していたからである。 しかも、その部隊が「61398部隊」であると名指しし、これらのサイバー攻撃に「アグリー・ゴリラ(醜いゴリラ)」と名乗るハッカー集団とも連携している内情まで暴き出していた。 さらに、この「61398部隊」が本拠地に使っている上海・浦東新区の場所さえも写真付きで公開するという徹底ぶりである。 これについて、中国政府と軍は敏感に反応し、激しい勢いでもって否定した。 そして、2月20日には「中国軍はいかなる種類のサイバー攻撃にも関与していない」「この報告書はIPアドレスの情報