8月、声優の増岡弘が長らく演じてきた2つの役から“卒業”した。2つの役とは、『サザエさん』のマスオ役、『それいけ!アンパンマン』のジャムおじさん。 増岡は、マスオをおよそ40年、ジャムおじさんをおよそ30年にわたって演じ続けてきた。ジャムおじさんは、『アンパンマン』でめいけんチーズなどを演じていた山寺宏一が8月16日から、マスオは、『キン肉マン』のテリーマンなどで知られる田中秀幸が25日から後任を務めている。 長期にわたってある役を演じてきた声優が交代するというのは、作品にとっても、作品のファンにとっても大きな出来事だ。“おなじみのキャラクター”のキャスト交代にあたり、受け継ぐ声優はどのような覚悟で臨むのだろうか。 「ルパン三世」受け継いだ栗田貫一 “おなじみのキャラクター”のキャスト交代は、『ドラえもん』をはじめ、いくつかの作品で起きている出来事ではある。ここではまず、代表的なサンプルと