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感受性とは 医療の検索結果1 - 40 件 / 301件

  • 人は人と出会うべきなのか|斎藤環(精神科医)

    「というのも、各々は直接的に他者のうちに自分を知るからであり…しかもそれによって、各々が、他者もまた同じように彼の他者の内に自分を知るのだ」(ヘーゲル『イェーナ体系構想』法政大学出版局) 「臨場性」はなぜ必要か コロナ禍の中で、心から消滅して欲しいと思ったのは「ハンコ」である。 大学が入構自粛になっているのに、ハンコを押すためだけに出勤することの徒労感。そういえばうちの大学では、会議からはほぼ完全に紙資料が駆逐されて、タブレットで会議資料を閲覧することになりはしたけれど、「ワープロで作成しプリントアウトした紙資料に押印したものをスキャンしてPDF化」という純和風デジタイズが横行しており、電子署名などまだまだ imagine the future の彼方——内輪ネタですみません——というありさまだ。というか、そもそも現政権におかれましてはIT担当大臣が日本はんこ議連議長を兼任、という漫画のよ

      人は人と出会うべきなのか|斎藤環(精神科医)
    • 今までの人生で脳汁が出たコンテンツ62本 - シロクマの屑籠

      今までの人生で脳汁がでるほど嵌ったコンテンツ125 +α本 - orangestarの雑記 数日前に、小島アジコさんが「今までの人生で脳汁がでるほど嵌ったコンテンツ125 +α本」という長ったらしい文章をブログに書いておられた。あの滅茶苦茶な長文は、不特定多数が読むことを度外視した、ふた昔ほど前のブログの文章、というよりウェブサイトの文章のようだった。 で、読んでいるうちに自分も同じことをやってみたくなった。そうすることで、私と小島アジコさんの嗜好の違いや来歴の違いだけでなく、「脳汁が出るほどハマッたものの定義の違い」みたいなものも詳らかになる気がしたからだ。このブログの常連読者さんでない人には読む価値の無い文章なので、それでも読みたい人だけ付き合ってやってください。 小学校低学年まで 小学校低学年だったのは昭和56年~59年ぐらい、ファミコンはまだ普及していなかったしビデオ録画もできなか

        今までの人生で脳汁が出たコンテンツ62本 - シロクマの屑籠
      • 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020 年 3 月 19 日)

        1 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」 (2020 年 3 月 19 日) 本専門家会議は、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の下、新型コロナウイルス 感染症の対策について医学的な見地から助言等を行うために設置されました(令和2年 2 月 14 日 新型コロナウイルス感染症対策本部決定) 。この見解は、新型コロナウイルス厚 生労働省対策本部クラスター対策班が分析した内容等に基づき、専門家会議において検討 した結果をまとめています。 現在までに明らかになってきた情報をもとに、現状の状況分析を行い、その正確な情報 提供に努めるとともに、政府及び自治体に対し提言を、国民の皆様及び事業者の方々に対 しお願いをすることとしています。 分析結果等はあくまでも現時点のものであり、随時、変更される可能性があります。 Ⅰ.はじめに 新型コロナウイルス

        • 集中力はこうやって飼いならす。サイエンスライター・鈴木祐が“圧倒的な仕事量”をこなせるワケ

          締め切り間近の仕事があるのに、SNSのタイムラインを見るのがやめられない。そんな「集中できない自分」にイラついてしまうビジネスパーソンも多いことでしょう。 こういう時、なんとなく 「追い詰められないと動けない“性格”だから…」 「“意志”が弱いから…」 と言い訳して、自分を納得させていませんか? 一方で、自分をうまくコントロールしながら膨大な量の仕事をバリバリとこなす“集中の達人”もいます。今回お話をお伺いしたサイエンスライターの鈴木祐さんもその一人。1日平均15本の論文と3冊の本を読み、2~4万字の原稿を生み出し続けています。 鈴木さんの圧倒的な集中力を支えているのは、性格や意志ではなく、集中を持続させる“仕組み”。その仕組みを、科学的なエビデンスに基づくメソッドで作り上げれば、誰でも「ヤバい集中力」を手に入れられるのだといいます。 「本気を出せば何とかなる」と思いがちなあなたに、実践し

            集中力はこうやって飼いならす。サイエンスライター・鈴木祐が“圧倒的な仕事量”をこなせるワケ
          • エンデミックに至る過程で予想される大量の高齢者の死 今が未来を変えるラストチャンス

            これはこの研究の著者が、さまざまな高齢国をシミュレーションしてくれたグラフです。灰色のラインが免疫持続期間が3ヶ月の場合です。 赤で囲ってあるのが日本ですが、ここで分析している国々の中で最も多い死亡者数になっています。 日本は超高齢国として知られていますが、極めて厳しい状態です。しかもこの状況がずっと持続する。 エンデミック化した時の介護の現場がどうなるだろうと想像してみて下さい。コンスタントにクラスターが発生するでしょうし、その機会に利用者の人たちにお迎えが来てしまうでしょう。そういうことを繰り返さざるを得ない社会が来ます。 ハイリスクの場とは言え、面会の制限など極端に厳しい感染予防もどこかで諦められると思います。社会としてコロナを皆さんで受け入れることになるので、感染頻度もこれまでよりも高くなります。 命を守りながら進むこともできる——しかし日本では高齢者は予防接種率が非常に高いです。

              エンデミックに至る過程で予想される大量の高齢者の死 今が未来を変えるラストチャンス
            • HSPブームの功罪を問う (岩波ブックレット 1074) と、「繊細さん」の本少し - Aの記

              HSPブームの功罪を問う (岩波ブックレット 1074) 飯村周平  岩波書店 2023/01/11 A5 ・ 並製 ・ 88頁・682円 内容はHSPの解説と、HSPブームについての注意喚起と、現時点でHSPについて学者(著者以外についても)がどう捉えているか。 目次は以下、岩波のページから はじめに 第1章 HSP「ブーム」の実情 1 HSPの「発見」 2 HSPはどこから来たのか? 3 HSPという言葉の扱われ方 4 HSPブームは身近なものに 第2章 HSPブームの功罪 1 HSPはなぜ広く受け入れられたのか? 2 HSPラベルと人々との相互作用 3 ポップ化されて広まったHSP 4 偏見や差別、誤解を助長する可能性 5 HSP自認がむしろ自己理解や他者理解を狭める可能性 第3章 「消費」されるHSPブーム 1 誰がHSPブームを「消費」しているのか? 2 HSPブームの「罪」とど

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              • 五輪選手村・川淵村長単独インタビュー 開催消極的な世論に疑問、成功させて“努力の証”に(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

                新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期となった東京五輪も、23日で開幕まであと1カ月。各国・地域選手団の入国も始まり、アスリートを受け入れる選手村もメディアに公開された。選手村の村長を務める川淵三郎氏(84=日本トップリーグ連携機構会長)が単独インタビューに応じ、開催に消極的な国内世論を嘆くとともに、交流が難しい現状へのジレンマを口にした。 ――IOC(国際オリンピック委員会)幹部も来日して、開催ムードが高まってきた。 「前から言っているけど、開催は決まっているんですよ。IOCが機関決定しているから。開催か中止かを日本が言えるわけがないということを、みんな分かってなかった。やめるなら返上しかない。開催する、しないという議論そのものがおかしいと思うけど、そういうことを言うと罵詈(ばり)雑言の嵐。ツイッターも炎上した(笑い)」 ――反響が大きい。 「じゃあ返上しますという時、どういう理由にする

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                • 「意志が弱い人はうつ病になれない」、カリスマ精神科医が医学部の講義で言ったこと。

                  おれは医者ではない。医学生でもない。患者である。精神障害者である。双極性障害(躁うつ病・双極症)II型である。手帳持ちである。「当事者」と呼ばれる人間である。 おれはおれの病気について語るのが好きだ。 自分に興味があるというか、自分に取り憑いた病気に興味があるというか、なんと言うていいかわからないが、とにかく自分の病気について発信したいという気持ちがある。 そして、発信する前に、自分の病気について知りたいという気持ちがある。 当事者の、そして医師の話を聞きたいと思う。なので、いろいろな精神病の本などを読む。 これがおれだけの話なのか、双極性障害の人間ならではなのか、病気になった(障害を持った)人間ならではなのかはわからない。 というわけで、精神科医の書いた本などを読む。 すると、たまに出てくる名前がある。神田橋條治である。 最初に見かけたのは中井久夫の本だったと思う。 『双極II型障害とい

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                  • 「膣、それはあなたのすべてを表す宇宙」「CHITSUパワー」 女性誌ELLEのトンデモ記事にネット騒然、閲覧不可に

                    「膣、それはあなたのすべてを表す宇宙」「CHITSUパワー」 女性誌ELLEのトンデモ記事にネット騒然、閲覧不可に 女性誌「ELLE」がオンラインに掲載した「"CHITSU"パワーに注目! "CHITSU"を鍛えるすべての方法」という記事が「トンデモ」「オカルト」とネットで話題になっている。 記事自体は昨年10月に公開されたものだが、「ELLE Japan」が7月22日、ツイッター公式アカウントで再度紹介し、炎上した。7月24日には記事が閲覧できなくなり、該当のツイートも削除されている。同様の記事は昨年10月「ELLE girl」にも掲載されていたが、こちらも現在は閲覧することができない。 インターネットには信憑性のない医療情報や、医師が監修したと偽っている記事が氾濫し、社会問題となっている。残念ながら、老舗の女性誌でも同様の問題が起こりうるようだ。 おりものや経血を見れば「妊娠できる体質

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                    • 日本(アジア)の新型コロナ感染者、重症者、死者が欧米よりはるかに少ない理由はHLAと仮定するとドンピシャにはまる

                      日本(アジア)の新型コロナ感染者、重症者、死者が欧米よりはるかに少ない理由はHLAと仮定するとドンピシャにはまる わたしが主催しています「21世紀を生き残るための「永江 虎の穴塾」では、5月からの塾生を募集しています。コロナ禍の間、希望者は毎月30分。わたしと1:1でzoomでブレストができます。 また、明日5/4には永江塾のメンバーである音喜多参議院議員と、「宇佐美典也とおときた駿の「ゆるい政治」サロン(いま新規メンバーは募集停止だって)との合同で「いま。政治に参加するには」というイベントをZOOMで開催。定員は100名ですのでぜひご参加下さい。 あくまで仮説でしかないエントリーで検証は世界中でしている最中ですのでそれを前提にお読みください。 また、ピークアウトと書いているのは正確には「増加率が鈍る」ですのでご了承ください 昨日のエントリーで「明日は専門家会議の資料を解説するよ」って書い

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                      • 白血病患者の為にドナーになった体験記

                        ※記事タイトルに「ドナー提供」と書いてたところ人売りやんけというツッコミをいくつか頂いたので修正しました。 白血病へのドナーっていうと腰に針刺して採取した骨髄を移植ってイメージあると思うけど今回は末梢血幹細胞移植っていうやつです。 これを行う為の機械や医師たちが少ないっぽくてどこでもできるって訳ではないらしい。 このエントリは入院中の暇つぶしも兼ねてその日感じた事をだらだらと書き綴っただけのものなので読み物としては優れていないと思うのでご了承を。 入院中の様子のみを主観的に書いた記事になります。 ・1日目 午前に入院手続きを済ませた後、病室へ案内されて身長・体重・体温・血圧・採血と諸々を計測、採取される。 今日は白血球を増やす薬を21時に使う以外はただただ時が過ぎるのを待つのみ。 昼食は酢豚と焼売。酢豚から味を感じなかった。 16時現在、寝不足だったし軽く寝ようと思っても看護師やお世話にな

                          白血病患者の為にドナーになった体験記
                        • 2019-nCoVについてのメモとリンク

                          リンク集目次 国内外の状況 政府機関・国際機関等 学術情報 疫学論文 分子生物学/ウイルス学論文 臨床論文 インフォデミック関係 ワクチン関係 変異株関係 時系列メモ目次 新型コロナウイルス(2020年1月6日,11日) インペリグループによる患者数推定(2020年1月18日) 患者数急増,西浦さんたちの論文(2020年1月20日,23日) WHOはPHEIC宣言せず(2020年1月23-24日) 絶対リスクと相対リスク(2020年1月26日) 研究ラッシュが起こるかも(2020年1月27日) なぜ新感染症でなく指定感染症なのか? なぜ厚労省令でなく閣議決定なのか?(2020年1月27日) コロナウイルスに対する個人防御(2020年1月27日) 国内ヒト=ヒト感染発生(2020年1月28日) フォローアップセンター設置,緊急避難等(2020年1月29日) PHEICの宣言(2020年1月3

                          • 「免疫力」という言葉が不適切な理由…「トンデモ」健康情報に踊らされないために(峰宗太郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                            新型コロナウイルスの流行以降、「免疫力」という言葉をメディアやネットなどでよく見聞きするようになりました。「免疫力」と言う言葉を検索してみると、「免疫力を高める」「免疫力を高める食べ物・飲み物」「免疫力低下」などいろいろ出てきます。 2020年7月5日現在、Yahoo!ニュースで「免疫力」で検索すると1,912件も記事が出てきます。 出版物にも「免疫力」と言う言葉を使ったものが多く見られますし、テレビ番組などでも「免疫力」を冠したものがあり、多くのコメンテーターが「免疫力」と言う言葉を使っています。「免疫力」に対し効果があるとうたう商品もたくさんありますね、健康食品などのキャッチコピーでも見かけます。 さて、私は研究者の端くれとして病理学・ウイルス学・免疫学の研究をしています。そういう立場から一言、お伺いしたいことがあります。「免疫力」ってなんですか…? 学問の分野では「免疫力」という言葉

                              「免疫力」という言葉が不適切な理由…「トンデモ」健康情報に踊らされないために(峰宗太郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                            • PCRはなにをわれわれにもたらしてくれるのだろうか?|瀬川深 segawashin

                              新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19と略記)は現在なお全世界で猖獗を極めており、一部の国や地域を除いてなお収束する様子を見せていない。残念なことに、本邦でも。その一日も早い終息を祈るのは言うまでもないことだが、本稿ではCOVID-19をめぐるひとつの奇妙な争点について現在思うことを書いておこうと思う。 PCRについてである。 現在、新型コロナウイルスを検出する有力な手段として全世界で行われている手法だが、なぜか本邦では「過剰なPCRをすべきではない」という論が根強く語られている。各国事情を網羅しているわけでもないが、このような論調がドミナントである国は、少なくともいわゆる先進国の中では珍しいのではないかと思う。しかも奇妙なことに、まだ国内的にはCOVID-19の流行が顕著でもなかった2月上旬ごろにはすでにこのような論が語られはじめ、今に至るまでその傾向は続いている。 筆者個人とし

                                PCRはなにをわれわれにもたらしてくれるのだろうか?|瀬川深 segawashin
                              • 感染症数理モデルとCOVID-19 | COVID-19有識者会議

                                注:この記事は、有識者個人の意見です。日本医師会または日本医師会COVID-19有識者会議の見解ではないことに留意ください。 今回の新型コロナ流行(COVID-19)は,100年前のスペイン・インフルエンザや90年代におけるエイズ流行に比肩しうるパンデミックであるが,とくにワクチンが開発されない段階における非薬剤的流行制御に関しては,感染ダイナミクスを記述・分析する感染症数理モデルの活用が世界的に広まり,その果たす役割が非常に大きいことが認識されるようになった点に特徴がある。 しかしながら,緊急事態宣言や行動自粛政策の影響はあまりにも大きく,国レベルにおける社会経済的環境との相互作用も十分に検討されていなかった。理論・数理分析の結果をいかに有効な政策に結びつけるかに関しては多くの問題が残されている。 一方で,COVID-19の数理モデル分析によれば,緊急事態宣言や自粛行動は一定の成果をあげ

                                  感染症数理モデルとCOVID-19 | COVID-19有識者会議
                                • (PDF) COVID-19 について - Minato NAKAZAWA, Ph.D.

                                  3/31/20 1 COVID-19 について Minato NAKAZAWA, Ph.D. <minato-nakazawa@umin.net> 2020 年 3 月 30 日 http://minato.sip21c.org/2019-nCoV-im3r.html まとめ資料(出典は上記 web ページ参照) 注:(私見)とあるスライドは根拠不十分です 3/31/20 2 病原体について (Lai C-C et al. https://doi.org/10.1016/j.ijantimicag.2020.105924) ● COVID-19 の病原体はヒトを宿主とする 7 番目のコロナウイルス SARS-CoV-2 – 4 つは風邪のウイルス – 残り 3 つが SARS-CoV , MERS-CoV と,いま流行中の SARS-CoV-2 (当初は 2019- nCoV と呼ばれてい

                                  • この感染は拡大か収束か:再生産数 R の物理的意味と決定 ~単純なモデル方程式に基づく行動変容の判断のために~ | RAD-IT21

                                    京都大学エネルギー理工学研究所 准教授 佐賀県立伊万里高等学校出身。京都大学理学部卒。九州大学大学院総合理工学研究科修了。博士(工学)。 自然科学研究機構核融合科学研究所助手(現助教)、東京大学高温プラズマ研究センター、東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻准教授を経て2013年2月より現職(宇治キャンパス)。 専門:プラズマ理工学、核融合学、プラズマ計測、分光学。科学教育。 趣味:ピアノ。囲碁。元フィギュアスケート選手。 5回転ジャンプと核融合発電、人類はどちらを先に手にするでしょうか。世代を超えた継続的かつ効率的な育成システム構築が重要でしょう。 印刷用PDF 1. はじめに 2019年末、中国湖北省武漢で発生した新型コロナ肺炎(後にCOVID-19と命名)は、2020年2-3月現在、世界的な猛威を振い[1]、3月12日には、(遅きに失した感もあるが)世界保健機関(WHO)がパンデミ

                                    • 不死を得た世界に、新たな神が現れる。フランス作家による未来への警告──『透明性』 - 基本読書

                                      透明性 作者:デュガン,マルク発売日: 2020/10/15メディア: 単行本この『透明性』は、セネガル生まれのフランス人作家マルク・デュガンによる長篇小説である。本書が長篇のフィクションとしては本邦初紹介作となるが、これまで13作の小説を刊行していて、映画監督やジャーナリストとしても活躍する、フランスでは名声の確立した作家のようである。FBIのフーバー長官や、ロシアの原子力潜水艦についてなど、過去とその歴史をテーマにした、ノンフィクション的な小説が有名だった著者だが、今回の作品は、2068年頃を舞台にした近未来小説だ。 どのような世界なのか トランパランス(透明性)社の社長の女性とその12人の仲間たちが、世界の金融市場に前例のない攻勢をかけ、全人類を新時代へと投入させることを画策する場面から物語は始まる。彼らは世界の株式が大暴落する事件を起こし、事前に莫大な規模の空売りを仕掛け、グーグル

                                        不死を得た世界に、新たな神が現れる。フランス作家による未来への警告──『透明性』 - 基本読書
                                      • 「ワクチンだけでは流行を抑えられない」 西浦博さんが国民的な議論を呼びかける理由

                                        「ワクチンだけでは流行を抑えられない」 西浦博さんが国民的な議論を呼びかける理由ワクチン接種も十分行き渡らない今、第5波は今後どうなるのでしょうか? 「ワクチンだけでは制御できない」とするウイルスとの未来はどう描けばいいのでしょうか。理論疫学者の西浦博さんに聞きました。 BuzzFeed Japan Medicalは、京都大学大学院医学研究科教授の理論疫学者、西浦博さんに今後どうなるのか、そして今後どんな未来を描いたらいいのか聞いた。 ※インタビューは8月31日夕方にZoomで行い、その時の情報に基づいている。 ワクチン接種と接触減少の掛け算で感染者は減るーーワクチン接種もまだ行き届いていない状況ですが、今後の感染状況の見通しを教えてください。 今、認識しないといけないのはこういうことです。さらにワクチン接種が進めばしばらく感染者数は減少する可能性が高い。でもそれは社会全体で接触も減って、

                                          「ワクチンだけでは流行を抑えられない」 西浦博さんが国民的な議論を呼びかける理由
                                        • 新型コロナと血液型に関係が? 武漢大などの研究論文

                                          世界中で感染を広げる新型コロナウイルス。なじみ深い地域で感染者が出たことを知らせるニュースが流れるなど、いよいよ身近になったことを感じている人も多いはずだ。 そんな中“震源地”である中国武漢市の研究で「新型コロナウイルスにかかりやすい血液型がある」ことを示唆する驚きの研究結果が公開された。正式発表ではない段階ではあるものの、「血液型と新型コロナウイルス感受性の関係性」と題し、中国の武漢大学や南方科技大学などの8つの医療機関の研究者らが著したこの論文は、医療関係者らの注目を集めている。 論文の内容は、武漢市と深セン市の新型コロナウイルス感染者2173人の血液型パターンを分析したところ、感染者、死亡者ともに「A型の血液型を持つ人の割合が高かった」というものだ。 そのメカニズムを詳しくひもとく前に、データの前提となる現地の血液型分布を考慮してみたい。論文では武漢市に住む健康な市民の血液型はA型3

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                                          • 感染症数理モデルをどのように受け止めるべきか? - 稲葉 寿|論座アーカイブ

                                            感染症数理モデルをどのように受け止めるべきか? 数理科学からみた新型コロナ問題 稲葉 寿 東京大学大学院数理科学研究科教授 今般、編集部から「感染症数理モデルの専門家のひとりとして」今回の新型コロナ問題に思うことを書くように依頼を受けた。困ったことに、私の場合、「感染症数理モデルの専門家」かと問われると、イエスでもありノーでもある。私は学位研究において感染症数理モデルの関数解析的研究をおこなってから、30年以上感染症数理モデルの数学的研究に関わってきたから、専門家といわれれば否定はできないのだが、リアルデータの統計解析や流行予測・推計をおこなう感染症数理データサイエンティストではない。実際、共同研究の場合を別として、私の論文には数字や図表はまったくでてこない。概念と論理による定理の証明が仕事である。 しかし一方、機会あるごとに、感染症対策における感染症数理モデルの実践的意義を主張してきたし

                                              感染症数理モデルをどのように受け止めるべきか? - 稲葉 寿|論座アーカイブ
                                            • 自閉スペクトラム症が異種の疾患の集合体である可能性を発見 ~人工知能を用いて自閉スペクトラム症の個別化医療を実現へ~

                                              【発表のポイント】 人工知能の一つである機械学習*1の手法を活用し、自閉スペクトラム症(ASD)*2が異種の疾患の集合体である可能性があることを世界で初めて発見しました。 ASDを分割して、「クラスターごとの患者群」と対照群で遺伝情報上の比較を行ったところ、「患者群全員」と対照群の比較では発見できなかった多くの有意な「違い」つまり疾患原因の候補が観察されました。 機械学習を用いて症例をより均質な集団にクラスタリング*3することにより、それぞれの集団の特徴に応じた個人毎のアプローチ、個別化医療が可能となることが期待されます。 ASDの遺伝的構造と病因を解明し、ASDの精密医療の開発を促進する手がかりを提供する成果です。 【概要】 自閉スペクトラム症(ASD)は、症状などの表現型*4の点からも遺伝的要因の点からも極めて多様なものであることが指摘されてきました。ASDの主な特徴は、常同行動*5と

                                                自閉スペクトラム症が異種の疾患の集合体である可能性を発見 ~人工知能を用いて自閉スペクトラム症の個別化医療を実現へ~
                                              • 老化細胞を選択的に除去するGLS1阻害剤が 加齢現象・老年病・生活習慣病を改善させることを証明|東京大学医科学研究所

                                                老化細胞はリソソーム(注1)膜に損傷が生じることで細胞内pHが低下すること、その結果としてグルタミン代謝酵素GLS1(注2)の阻害剤に感受性を示すことを明らかにしました。 老齢マウスや加齢関連疾患モデルマウスへのGLS1阻害剤の投与により、さまざまな臓器・組織の加齢現象や老年病、生活習慣病を改善できることも見いだしました。 本研究成果により、老化細胞の代謝特異性を標的とした老化細胞の除去による新たな抗加齢療法の開発に貢献することが期待されます。 発表概要 細胞はさまざまなストレスを受けると、不可逆的な増殖停止を示す老化細胞に誘導されることが知られています。これまでに、老化細胞は加齢に伴い生体内に蓄積することや、老齢マウスから遺伝子工学的に老化細胞を除去すると、動脈硬化や腎障害などの老年病の発症が有意に遅れ、健康寿命も延伸することが示されていました。しかし、組織・臓器により老化細胞は多様性を

                                                • デマだらけの「薄毛」対策。だが、効果ある治療法はわかっていた! | FRIDAYデジタル

                                                  2015年11月、NHKのラジオ番組内で紹介された「抜け毛を科学する」が、今再びネットで話題になっている。内容は毛髪研究の第一人者、板見智医師が抜け毛や育毛について解説したもの。 きっかけは昨年末に、ある男性がアップしたtweetだった。この番組内容を紹介したところ、現時点で10.9万「いいね」を獲得! まずはtweet内にまとめられた板見先生の見解を見てほしい。 ラジオ番組での板見先生とアナウンサーのやり取りがtwitterで話題に。上記はそれをまとめたもの(@boooonsaiより) これでは身も蓋もないではないか。いや、もしかするとその後の研究で新展開があったかもしれない。そこでささやかな希望を胸に、板見先生に一問一答を決行した。 男性型脱毛症のメカニズムは、ほぼ解明されている! その後、何か効果があるとわかったものは…。 「ないです。残念ですが」(板見智先生 以下同) 皮脂などの汚

                                                    デマだらけの「薄毛」対策。だが、効果ある治療法はわかっていた! | FRIDAYデジタル
                                                  • 令和元年度 東京大学学位記授与式 総長告辞 | 東京大学

                                                    令和元年度 東京大学学位記授与式 総長告辞 本日ここに学位記を授与される皆さん、おめでとうございます。東京大学教職員を代表して、心よりお祝いを申し上げます。また皆さんをこれまで励まし支えてくださったご家族や友人の方々にも、お祝いと感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。 本年度は、修士課程3,320名、博士課程1,223名、専門職学位課程344名、合計で4,887名の方々が学位を取得されました。そのうち留学生は1,113名です。 皆さんは、修了の日を迎え、これまでの日々を振り返り、様々な感動あるいは苦労を思い起こしていると思います。研究仲間や教員とのかかわりのなかで、知の創造の場としての東京大学を実感された方も多いでしょう。4月から、大学や企業で研究を続ける人もいれば、様々な職業の新たな世界に踏み出す人もいるでしょう。東京大学での経験が、皆さんの今後の活動の土台となっていくことを期待していま

                                                      令和元年度 東京大学学位記授与式 総長告辞 | 東京大学
                                                    • 一貫した「麦踏み」の発想 退陣する菅首相 小田嶋隆さんに聞く | 毎日新聞

                                                      「菅さんに一貫していたのは、弱い立場の人への感受性の乏しい『麦踏み』の発想ではないでしょうか」。退陣の意向を表明した菅義偉首相についてこう評するのは、コラムニストの小田嶋隆さん(64)。7月下旬に脳梗塞(こうそく)で救急搬送され、約3週間、入院した。幸いにも経過は順調で仕事に復帰できたが、病を得て改めて思うのが、菅首相の政治姿勢の怖さという。就任1年で退陣することになったが、その言動が社会に残した影響は小さくないと感じている。【金志尚/デジタル報道センター】 7月に脳梗塞で救急搬送 「もうすっかり良くなりました。入院したときはしゃべりも怪しかったし、右手と右足が若干不自由だったんですけど、みるみる回復して。血栓を溶かす薬がよく効いたようです」 オンライン取材の画面越しに記者と向き合った小田嶋さんは開口一番、こう切り出した。顔色も良さそうだ。 異変に気づいたのは7月27日午後2時ごろ。「自宅

                                                        一貫した「麦踏み」の発想 退陣する菅首相 小田嶋隆さんに聞く | 毎日新聞
                                                      • 前線へ送られるロシア兵の現実−−「兵士の母の会」の告発

                                                        ロシアがウクライナ侵攻で苦戦している理由として、ロシア兵の未熟さ、士気の低さがよく俎上に上る。前線に送られる若きロシア人兵士がどのように生み出され、どんな実情に晒されているのか、ロシア「兵士の母の会」ワレンチナ・メリニコワ会長のウェブテレビのインタビューでよく分かる。 今回掲載するのは”Skazhi Gordeevoy”と”Popularnaya Politika”にアップされたロシア語のインタビューを筆者がまとめたものだ。 「兵士の母の会」は、ソ連時代、ペレストロイカの流れの中で作られた、軍隊での人権侵害の実態を公表して兵士の権利と尊厳を守るための団体が母体となっている。1994年チェチェン紛争が始まるとロシア全土に草の根的に広がり、捕虜の交換に積極的な役割を果たしたり、消息不明の兵士の生死を軍に照会したりするなど、ロシア社会に反戦の機運を高めてきた。紛争地帯に赴いて人権状況を査察するな

                                                          前線へ送られるロシア兵の現実−−「兵士の母の会」の告発
                                                        • ミンク由来の新型コロナウイルス変異株は何が問題なのか(忽那賢志) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                          デンマークから、ミンクに由来する新型コロナウイルスの変異株"cluster 5"が報告されました。 この変異株の出現による影響にはどのようなものがあるのでしょうか。 ウイルスの変異とは?G614変異株による感染性の変化(https://doi.org/10.1016/j.cell.2020.06.043より)変異とは、生物やウイルスの遺伝子情報の変化を指します。 変異が起こると、例えばウイルスが感染しやすくなったり、治療薬が効かなくなったり、ワクチンが利きにくくなったり、というウイルスの性質の変化が起こりえます。 これまでに、抗ウイルス薬であるレムデシビルが効きにくくなった変異を持つウイルスが報告されていますし、現在はウイルス表面にあるスパイク蛋白というタンパク質の614番目のアミノ酸残基がアスパラギン酸(D)からグリシン(G)に置き換わる変異で感染性が増した「G614(D614G)」と呼

                                                            ミンク由来の新型コロナウイルス変異株は何が問題なのか(忽那賢志) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                          • ペットなどの動物と新型コロナウイルス(忽那賢志) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                            先日、保健所の方から聞いたのですが、ペットを飼っている方が新型コロナになった場合に困った状況が発生しているそうです。 ある方が新型コロナと診断され入院について保健所の方がお話ししたところ、どうしても入院したくないとおっしゃるそうです。 その理由は、ネコを飼っているけど自分が入院したら誰もネコの世話をしてくれなくなるから、というものでした。 「誰かにあずければいいのでは?」とお話ししたところ「コロナに感染しているかもしれないから誰もあずかってくれない」と言われたそうです。 この話を聞いて、確かにこれは大事な問題だなと思いました。 現時点での動物における新型コロナ感染事例やエビデンスについて整理しました。 ワンヘルスで考える動物とコロナウイルスもともとコロナウイルスは様々な動物に感染することが知られており、イヌやネコ、ブタ、ラクダ、コウモリ、スズメなど動物に感染する固有の動物コロナウイルスも存

                                                              ペットなどの動物と新型コロナウイルス(忽那賢志) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                            • がんを根絶するのではなく、コントロールするという選択肢──『がんは裏切る細胞である――進化生物学から治療戦略へ』 - 基本読書

                                                              がんは裏切る細胞である――進化生物学から治療戦略へ 作者:アシーナ・アクティピスみすず書房Amazonこの『がんは裏切る細胞である』は、書名通りがんについて書かれた一冊である。がんがどのように生まれ、現代まで生き残ってきたのか。いま、どこまで研究が進展しているのか。なぜ転移し、がんを根絶することが今までできていないのかといった基本的なところから、新しい切り口として、これまで「排除すべき敵」として捉えられてきたがんを、「厄介なルームメイト」として捉え直し、完全な排除を目指すだけではなく共に生きていけるようにコントロールする治療法について書かれている。 え、それは抗がん剤を使わないなどのインチキ医療のこと? と思うかも知れないが、そうではない。がんは多細胞生物である以上まず発生するもので、それを抗がん剤などで完全に根絶しようとしても、がん細胞が進化し抵抗性が生じることで治療が不可能になってしま

                                                                がんを根絶するのではなく、コントロールするという選択肢──『がんは裏切る細胞である――進化生物学から治療戦略へ』 - 基本読書
                                                              • 【オードリー・タンの思考】オードリー・タンの生い立ち|近藤弥生子 | 台湾在住ノンフィクションライター

                                                                私が見たオードリー・タンオードリーは、不思議な魅力の持ち主だ。物腰は柔らかく、垣根が低い。傾聴力や共感力が高く、1を尋ねるだけで500くらいの答えが、しかもこちらの想像を遥かに超えた視点でのアドバイスが返ってくる。とびきりのユーモアを添えて。 恥ずかしながら私の中国語は実践で修得したので相当にひどいものだが、彼女はそんな私の話も忍耐強く聞いてくれる。一度、「何を言っているかわからない(笑)」と言われた時には、「あぁ、遠慮せずストレートに言ってくれた。少しだけ距離が近付いた感じがする」と嬉しかったこともある。 そんなオードリーも、はじめから今の彼女だったわけではない。波乱と希望に満ちたオードリーの生い立ちは、台湾では多くのメディアですでに報道し尽くされたものでもある。だがやはり、日本でもたくさんの方に語り継がれていってほしいと思う。きっと、人や社会が抱える、解決の糸口が見えない悩みに光を差し

                                                                  【オードリー・タンの思考】オードリー・タンの生い立ち|近藤弥生子 | 台湾在住ノンフィクションライター
                                                                • 「HSP(繊細さん)」が共感を得る理由 なぜわたしたちは「生きづらさ」に名前をつけるのか(西多昌規) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                  「LINEの返信一つにすごく時間がかかる」「気を使いすぎて、他人の仕事までやろうとして疲れ果ててしまう…」「他人の一言がずっと気になってしまう」――。 SNSで「#HSPあるある」と検索すると、このような悩みを多く目にすることができる。その中には、読者の皆さんも思わず共感してしまうものもあるかもしれない。 近年、いわゆる「繊細さん」と称される概念「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」を目にする機会が多くなった。関連書籍は売れ行きもよく、自身がHSPであることを公表した芸能人には共感の声が集まっている。一方で、HSPは精神医学や心理学の領域で確立された概念ではない。 なぜいま「HSP」が受け入れられているのだろうか。わたしはHSPをライフワークとして関わっているわけではないが、一般的な臨床精神科医としての視点から、背景に存在する「生きづらさ」を考察すると共に、過去から続く「生きづらさ

                                                                    「HSP(繊細さん)」が共感を得る理由 なぜわたしたちは「生きづらさ」に名前をつけるのか(西多昌規) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                  • 男性はエスプレッソ・女性はドリップコーヒーを飲むと「コレステロール値」が上昇するとの研究結果、一体なぜ男女で差が出るのか?

                                                                    ノルウェーの男女1万人以上を対象とした研究により、コーヒーが血中のコレステロール値に与える影響には、コーヒーを入れる方法と性別によって違いがあることが分かりました。 Original research: Association between espresso coffee and serum total cholesterol: the Tromsø Study 2015–2016 - PMC https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8995942/ How Coffee Affects Cholesterol in Men, Women https://www.healthline.com/health-news/brewed-coffee-vs-espresso-may-affect-cholesterol-levels-differ

                                                                      男性はエスプレッソ・女性はドリップコーヒーを飲むと「コレステロール値」が上昇するとの研究結果、一体なぜ男女で差が出るのか?
                                                                    • はじめて企画する人、あるいは初心にかえって企画する自分のための企画法大全(1/5-アイデア編)|多々良タツキ

                                                                      はじめまして。「そうだ 京都、行こう。」というキャッチコピーはメッチャ素敵な駅員さんが書いたのだと信じている状態で広告業界に入り、もう7年が経とうとしているプランナー/コピーライターの多々良タツキと申します。最近、大きめのプレゼンでの一人称を「ヴォク」にしてみました。 先輩後輩とやっている勉強会(ホントは勉強会って意識高そうで苦手だけど…この勉強会はこぢんまりした雰囲気で素敵)で話しているとき、「自分の企画方法を詳細に体系化してみよう!」ということになりまして、せっかくだからnoteという形で公開しようと思います。 例えば、上図のようなアイデアの出し方。他にも、リソースの考え方や戦略の立て方、コピーライティングをはじめとする表現の考え方まで、7年間で学んだことを全部一回書き出してみようという記事です。 サラリーマン・インスティンクトにしたがってはじめに言い訳しておくんですが…本記事は、個人

                                                                        はじめて企画する人、あるいは初心にかえって企画する自分のための企画法大全(1/5-アイデア編)|多々良タツキ
                                                                      • 冬場の浴室のヒートショックを防ぐシンプルな方法🛁 - Madenokoujiのブログ

                                                                        交通事故よりもこわい「冬の浴室」 寒い日は、早く家に帰って温まりたいと思う。しかし、家の中に思わぬ危険があり、それは「浴室」なのだ。 厚生労働省の統計によると、浴室で亡くなる高齢者の数は、交通事故で亡くなる人の約2倍になる。特に65歳以上の高齢者の死亡事故が多く、毎年11月から4月に多く発生している。 「防ぎたい」そう願う方や、大切な人がいるあなたに、知っておいて欲しいお風呂での血流対策を伝授する。 第一は「お湯の量」についてである。体をどこまでお湯につけるかが、とても重要なのだ。子供の頃、両親から「肩までしっかりつかりなさい❗」「100数えてから上がりなさい❗」と注意されたかもしれない。あるいは今はあなたが、子供さんにそう言い聞かせているかもしれない。 心臓に無理をさせない「お湯の量」が大切 実はこの入浴方法、血流改善の観点から考えると非常に危険である。悪い入浴方法の代表例なのだ。理由は

                                                                          冬場の浴室のヒートショックを防ぐシンプルな方法🛁 - Madenokoujiのブログ
                                                                        • 書評 「宗教の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                          宗教の起源 作者:ロビン・ダンバー,小田哲白揚社Amazon 本書はダンバー数で有名な進化心理学者ロビン・ダンバーが宗教を語る一冊.これまでに宗教を進化的に説明するものとしては,(宗教が信者に誤信念を抱かせ,儀式等にコストをかけさせることから個体にとって適応度を下げるものであることを前提にして)進化的に形成された適応的な認知傾向による副産物だとするもの(アトラン,ボイヤーなど),原始宗教は副産物であり,さらに組織化された宗教にはミーム複合体の側面もあるとするもの(デネット,ドーキンスなど),文化進化として説明するもの(ライトなど),マルチレベル淘汰をもちだして集団や社会にとって適応的であると説明するもの(DSウィルソンなど)などがあった.本書では,前提を見直して宗教は個体にとって適応的だったのではないかという観点から説明を試みるものになる.そしてその説明はこれまでのダンバーの研究領域である

                                                                            書評 「宗教の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                                          • 【四柱推命】ラッキーカラーと開運グッズ「不運時の運気調整に」 - はっぴーをパワーあっぷするブログ

                                                                            人それぞれ色に好き嫌いがあるように、ラッキーカラーも違います。 ラッキーカラーがあるということは、アンラッキーカラーも存在するということです。 一人一人が持つ五行のパワーを知ることで、本当のラッキーカラーが見えてきます。 一番大事なことは、五行のバランスです。 今回は、四柱推命の五行からご自分のラッキーカラーを知っていただきたいと思います。 【四柱推命】ラッキーカラーは五行のパワーバランス 【あなたのラッキーカラー】は次のとおり! 木Sの人のラッキーカラー 木Wの人のラッキーカラー 火Sの人のラッキーカラー 火Wの人のラッキーカラー 土Sの人のラッキーカラー 土Wの人のラッキーカラー 金Sの人のラッキーカラー 金Wの人のラッキーカラー 水Sの人のラッキーカラー 水Wの人のラッキーカラー 【四柱推命ラッキーアイテム】は次のとおり! 木W・火W・土S・金Sの人のラッキーアイテム 火W・土W・金

                                                                              【四柱推命】ラッキーカラーと開運グッズ「不運時の運気調整に」 - はっぴーをパワーあっぷするブログ
                                                                            • 「生活習慣病という用語は廃止すべきだ」 東大教授がそう訴えるわけ

                                                                              「生活習慣病という用語は廃止すべきだ」 東大教授がそう訴えるわけ食事や運動など個人の生活習慣が招くとされている「生活習慣病」。「だらしない生活をしている本人の責任」という誤解を招くとして、公的文書などでの使用廃止を訴える東大教授、橋本英樹さんに取材しました。 同学会と同協会の「アドボカシー委員会」委員で、「生活習慣病」という言葉を廃止するよう訴える論文を立て続けに出している、東京大学大学院行動社会医学講座教授の橋本英樹さんにその理由を聞いた。 今に始まったわけでない健康の自己責任論ーー糖尿病を「本人のだらしない生活のせいだ」と見る目は強まっているのでしょうか? これは今に始まったことではなく、2013年に麻生副総理・財務相が「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入っているやつの医療費はおれたちが払っている」と発言したことがあります。 いつもの暴言だろうと思っていまし

                                                                                「生活習慣病という用語は廃止すべきだ」 東大教授がそう訴えるわけ
                                                                              • HSPブームの今を問う(飯村周平:東京大学・日本学術振興会PD)|「こころ」のための専門メディア 金子書房

                                                                                テレビ、雑誌、ネットなどの各種メディアでよく目にするHSP。心理学はいま、HSPについてどのようなことを明らかにしているのでしょうか? 今回はHSPに関する研究をご専門とされる飯村周平先生に、いまわかっていること、そして私たちが日常でよく目にする情報について、ご解説いただきます。 「HSPブーム」の到来と本記事のねらい いま、SNSやメディアでは、HSP(Highly Sensitive Person)という言葉が注目を集めています。精神科医やHSP専門カウンセラー、当事者など、さまざまな肩書をもつ人たちが、書籍を積極的に出版したり、情報を発信したりしています。 例えば、Twitterで「HSP」と検索してみてください。「#HSPあるある」「#HSPさんとつながりたい」「#HSP診断テスト」「#HSS型HSP」などのタグとともに、様々な情報が発信されていることがわかります。また、「生きづら

                                                                                  HSPブームの今を問う(飯村周平:東京大学・日本学術振興会PD)|「こころ」のための専門メディア 金子書房
                                                                                • 新型コロナウイルス感染症に対する検査のはなし - Interdisciplinary

                                                                                  はじめに この記事では、新型コロナウイルス感染症の議論によって注目されるようになった、検査について書きます。 最初に断っておくと、とても長いです。ある程度の事情を把握するには、そのくらいは理解しておくべき、という事の反映とご理解ください。 検査の性能 検査の指標 新型コロナウイルス感染症にまつわる議論の中で、検査の感度や特異度といった指標が注目されるようになってきました。検査は、医療を受ける側の私たちにとっても身近なものですし、いわゆるがん検診のようなものの効果を評価する際にも重要ですので、それに関連する指標を知っておくのは、今回のような感染症の話に限らず、大切な事と思います。 ここでまず、それら検査の指標について、手軽に試す事が出来て、視覚的直感的に把握出来るように作成したツールを紹介します。※見にくい場合には、リンク先を開いてください 性能シミュレータツール 感度特異度診断シミュレータ

                                                                                    新型コロナウイルス感染症に対する検査のはなし - Interdisciplinary