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袴田事件 判決の検索結果1 - 40 件 / 48件

  • 袴田巌さんの再審認める決定 東京高裁 証拠“ねつ造”の疑いに言及 | NHK

    57年前、静岡県で一家4人が殺害された、いわゆる「袴田事件」で、無罪を主張しながらも死刑が確定した、袴田巌さんについて、東京高等裁判所は再審=裁判のやり直しを認める決定をしました。有罪の根拠とされた証拠について、決定は「捜査機関が隠した可能性が極めて高い」と、“ねつ造”の疑いに言及しました。 袴田巌さん(87)は、57年前の1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で、死刑が確定しましたが、無実を訴え、裁判のやり直しを求めています。 9年前、静岡地方裁判所が再審を認める決定を出し、袴田さんは死刑囚として初めて釈放されましたが、その後の東京高裁は一転して再審を認めず、さらに最高裁が審理が尽くされていないと判断したことから、東京高裁で再び審理が行われる、異例の展開をたどっていました。 最大の争点は、逮捕から1年以上あとに現場近くのみそタンクから見つかった衣類についた血痕の色の変化で

      袴田巌さんの再審認める決定 東京高裁 証拠“ねつ造”の疑いに言及 | NHK
    • なぜ袴田巌さんは「真犯人」に仕立て上げられたのか「袴田事件」の経過を改めてたどって判明した、刑事司法のずさんな実態(前編)  | 47NEWS

      1966年6月に静岡県清水市(現静岡市)のみそ製造会社専務宅で起きた一家4人殺害事件「袴田事件」。袴田巌さん(86)は死刑が確定している。それでも無実を訴え続けた結果、2014年になって静岡地方裁判所が「犯人と認定できない」と判断。死刑執行を停止し、裁判のやり直し(再審)を開始する決定を受けた。逮捕から48年たってやっと釈放もされた。しかし、まだ裁判は終わらない。再審開始決定は、東京高等裁判所で覆された。弁護団の不服申し立てを受けた最高裁判所は2020年、東京高裁に審理を差し戻している。注目される東京高裁の判断は3月13日に示される。 この事件を巡る経過を、弁護団や支援者、事件関係者、そして袴田さんを献身的に半世紀以上、支えてきた姉のひで子さん(90)を通してたどると、多くの謎が浮かぶ。真犯人を袴田さんとした捜査や裁判のずさんさには、首をかしげたくなる点ばかりだ。「証拠」とされたものを挙げ

        なぜ袴田巌さんは「真犯人」に仕立て上げられたのか「袴田事件」の経過を改めてたどって判明した、刑事司法のずさんな実態(前編)  | 47NEWS
      • 取り調べは「拷問」、裁判長は勘違い、エリート調査官も「誤り」 「袴田事件」の経過を改めてたどって判明した、刑事司法のずさんな実態(後編) | 47NEWS

        1966年に静岡県で起きた「こがね味噌」専務家族4人殺害事件。逮捕された袴田巌さんは、長時間に及ぶ警察の取り調べで意識朦朧とする中、「自白」させられた。静岡県では、これ以前にも似たような過酷な取り調べを経て自白調書が作成され、死刑判決後に再審で無罪となった事件がある。「島田事件」だ。捜査主任は、袴田さんの取り調べにも駆り出された天竜署次長の羽切平一警部。国家地方警察(国警)静岡県本部の職員録を見ると、羽切氏は島田事件当時、捜査課で強盗や殺人事件を担当する強力係長だったことが分かる。取り調べの実態を知れば、犯行を告白した「自白調書」がいかに信用できないかが見えてくる。(共同通信=藤原聡) 【前編はこちら】 https://www.47news.jp/47reporters/9049392.html ▽名刑事から一転、「拷問王」と呼ばれた警部補 「スワッタママデ私ハ小便ヲモラシタノデアリマス」

          取り調べは「拷問」、裁判長は勘違い、エリート調査官も「誤り」 「袴田事件」の経過を改めてたどって判明した、刑事司法のずさんな実態(後編) | 47NEWS
        • 「拷問」を告発した警察官の夫は逮捕され、異常者扱い――105歳が語る「冤罪」の長い苦しみ #昭和98年(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

          1966年に静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」は、戦後最大の冤罪の一つと言われ、死刑判決が確定していた袴田巌さん(87)のやり直し裁判が近く静岡地裁で始まる。死刑確定事件の再審では戦後5例目だが、この事件の前にはいくつもの冤罪事件が同じ静岡県で起きていることをご存じだろうか。その一つ、「二俣事件」では、拷問によって無実の少年に一家4人惨殺を“自白”させたばかりか、拷問の事実を告発した刑事を偽証罪で逮捕した揚げ句、精神疾患に仕立て上げるという警察・検察の報復があった。家族もろとも偏見の目にさらされた刑事の妻・山崎まさは今も存命だ。今月27日、106歳になるまさは「当時の苦しみは言葉にできない」と涙ながらに振り返った。(文・写真:秦融/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部/文中敬称略) まさが住む愛知県みよし市は、名古屋市と豊田市に挟まれた位置にある。市街地から少し離れた一軒家で

            「拷問」を告発した警察官の夫は逮捕され、異常者扱い――105歳が語る「冤罪」の長い苦しみ #昭和98年(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
          • “袴田事件”捜査の元警察官「立証できなかったのは警察検察の負け」 | NHK

            いわゆる「袴田事件」で、裁判所が13日に、捜査機関による証拠のねつ造の疑いに言及した上で再審=裁判のやり直しを認めたことについて、57年前の事件発生当時、捜査にあたった元警察官は、NHKの取材に対し、「ねつ造はありえないと思うが、十分な立証ができなかったのは警察・検察の負けだ」と話しました。 東京高等裁判所が13日に出した決定は、袴田巌さんの逮捕から1年以上あとに現場近くのみそタンクから見つかった、血の付いた「5点の衣類」について、「事件から相当な期間が経過したあとに捜査機関の者が隠した可能性が極めて高い。到底袴田さんを犯人と認定することはできない」として、証拠がねつ造された疑いに言及し、再審を認めました。 この衣類について、57年前、事件発生の4日後にみそタンクを捜索した、80代の元警察官は、再審開始決定が出る前、NHKの取材に対し、「長い棒のようなものを使って徹底的に調べたが、タンクか

              “袴田事件”捜査の元警察官「立証できなかったのは警察検察の負け」 | NHK
            • 「袴田事件」検察が特別抗告を断念 再審開始へ | NHK

              57年前、静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、死刑が確定した袴田巌さんの再審=裁判のやり直しを認めた東京高等裁判所の決定について、検察は最高裁判所に特別抗告しないことを明らかにしました。 これにより死刑判決の確定から40年余りを経て、やり直しの裁判が開かれることになりました。死刑が確定した事件で再審が行われるのは5件目で、過去4件はいずれも無罪が言い渡されています。 57年前の1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(87)について、東京高等裁判所は今月13日に「有罪の根拠とされた証拠に合理的な疑いが生じた」として再審を認める決定をしました。 決定は、逮捕から1年以上あとに現場近くの“みそタンク”から見つかった衣類について、弁護側の新たな実験結果などをもとに「袴田さんが犯行時に着ていたという確定判決の認定には合理的な疑いが生じる」と指

                「袴田事件」検察が特別抗告を断念 再審開始へ | NHK
              • 「排泄は捜査員が見ている前でしろ」「深夜気絶から目が覚めたら手足の爪が…」“悪魔の館”で何が起こったのか | 文春オンライン

                「これ以上袴田さんの拘置を続けるのは耐え難いほど正義に反する」 1966年に静岡県で起きた「袴田事件」。袴田巌元被告は公判で無罪を主張したが、静岡地裁は68年に死刑を言い渡し、80年に確定。ところが2014年になって、静岡地裁は3月27日に再審開始を認める異例の決定を下した。それに際して、村山浩昭裁判長が述べたのが、冒頭の批判である。 村山裁判長は、「(有罪の最有力証拠とされた物品は)捏造されたものであるとの疑問は拭えない」「捜査機関により捏造された疑いのある重要な証拠によって有罪とされ、きわめて長期間死刑の恐怖の下で身柄を拘束されてきた」と強く批判。問題の根深さを指摘した。 今年9月には、67年に茨城県で起きた強盗殺人事件について、無期懲役で29年間収容された後、再審で無罪となった桜井昌司さんの損害賠償訴訟が、国と県に計約7400万円の支払いを命じた東京高裁判決で確定。いまなお、「不当捜

                  「排泄は捜査員が見ている前でしろ」「深夜気絶から目が覚めたら手足の爪が…」“悪魔の館”で何が起こったのか | 文春オンライン
                • 袴田事件の極刑にこだわった検察 「メンツ保持」否定する幹部たち | 毎日新聞

                  弁護団が主催した報告集会で弁護団長の西嶋勝彦弁護士と握手を交わす袴田巌さん=静岡市で2023年3月21日午後2時24分、二村祐士朗撮影 検察が選択した求刑は、56年前の確定審と同じ「死刑」だった。1966年6月に静岡県清水市(現静岡市)で一家4人を殺害したとして、強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審公判。無罪判決の公算が大きい中、検察側はなぜ有罪立証にこだわり、極刑を求めたのか。 事件では2014年に静岡地裁が再審開始決定を出し、その後に東京高裁が決定を取り消したものの、最高裁が審理を差し戻し、東京高裁も23年3月に再審開始を認めるという異例の経緯をたどっている。 弁護側は「メンツのためだ」と批判するが、ある検察幹部は「虚心坦懐(たんかい)に証拠を見た結果だ。メンツのためであるわけがない」と語った。 検察側は2023年10月から計15回審理された再審公判で、袴田さんが事

                    袴田事件の極刑にこだわった検察 「メンツ保持」否定する幹部たち | 毎日新聞
                  • 『日本の司法は狂いまくっている。日本に正義はないのか』と思ったこと。。。 - 異星人と交信した結果、撃沈。。。。。。。。。。。。。。。。。。

                    【1966年、静岡県で一家4人が殺害された強盗殺人事件。 この事件の容疑者として袴田巌さん(当時30歳)が浮上し、 逮捕起訴され、有罪判決をくらい死刑判決が下された】 がっ!これ、冤罪だった。 袴田さんの自白のみで、死刑判決まで行ったのだそう。 犯行に使われた服は血に濡れて味噌桶に捨てられていた。 その服は小さすぎて、袴田さんは着ることが出来ないサイズ。 検察が、『服が味噌で縮んだ』と主張したそうな。 【味噌漬けにして洋服が縮むのか】 (ない)とは言えないけれど、 ただ、縮むにしても、味噌につけられた期間、 服にしみ込んだ味噌量、縮み方等、科学的に調べたところ、 検察が証拠として提出した【味噌漬け服】は、 証拠としては成り立たない。証拠不十分になるそうです。 ちなみに、この服、 【小さいサイズを示すマークが付いていた。 服のメーカーもきちんと分かっていた】とのこと。 けれど、検察は、そのマ

                      『日本の司法は狂いまくっている。日本に正義はないのか』と思ったこと。。。 - 異星人と交信した結果、撃沈。。。。。。。。。。。。。。。。。。
                    • 袴田事件 検察、再審公判で有罪立証見送りへ 早期の無罪決着か | 毎日新聞

                      登壇して支援者らを前にマイクを握る袴田巌さん=静岡市で2023年3月21日午後2時25分、二村祐士朗撮影 1966年6月に静岡市(旧静岡県清水市)で一家4人が殺害された強盗殺人事件で死刑が確定し、再審開始が確定した袴田巌さん(87)について、検察当局が今後開かれる静岡地裁の再審公判で有罪立証を見送る方向で検討していることが関係者への取材で判明した。大きな争点がなくなることで審理が短縮され、袴田さんへの無罪判決が早まる見通しとなった。 袴田さんの再審開始を認めた13日の東京高裁差し戻し審決定は、血液が付着した衣類をみそ漬けした弁護側実験の信用性を認め、「無罪を言い渡すべき明らかな新証拠」と判断した。検察当局は高裁が証拠の判断を著しく誤っていないか検討を重ねたものの、不服申し立ての期限だった20日に最高裁への特別抗告を断念した。再審公判は、確定審に出された証拠に再審請求審で認められた新証拠を加

                        袴田事件 検察、再審公判で有罪立証見送りへ 早期の無罪決着か | 毎日新聞
                      • 知らないからといって&スターバックス コーラ フラペチーノ - ルーナっこの雑記ブログ

                        袴田事件の再審が決まりました。 えん罪だったのでしょうか。 真実は 公明正大に スターバックス コーラ フラペチーノ 最後に 真実は 真実は 犯人として逮捕・起訴された袴田巌さんは死刑が確定しましたが、その後も一貫して無実を訴え、40年以上「再審」を求めていました。 2014年に釈放され、48年ぶりに故郷の静岡県浜松市に帰り、市内の病院に転院、 2020年からは、お姉さんと暮らしているそうです。 無罪判決が出ているわけではないため、現在も死刑囚なんです。 再審されて 真実が早くわかるといいですね。 袴田事件 ─ 冤罪・強盗殺人事件の深層 公明正大に やっていないことでえん罪なんて やりきれないです。 でも 知らないうちにどこかで恨みを買っていた、ということはあります。 『公明正大に生きていても人に恨まれることもある』というのを どこかで読んだことがあります。 決して間違ったことをしていない

                          知らないからといって&スターバックス コーラ フラペチーノ - ルーナっこの雑記ブログ
                        • 「炎上覚悟」 恒心教に狙われた法科大学院生が「実名告発」に踏み切った狙い - 弁護士ドットコムニュース

                          サイバー空間の悪質組織「恒心教」(こうしんきょう)の攻撃対象になり、アダルトビデオ(AV)の購入履歴を晒された過去を持つ法科大学院生、石渡貴洋さん(27)。ひた隠しながら生きることもできたが、今回、実名で「ネットリンチ」の実態を告発した。「恒心教が悪いだけでなく、法整備の欠如も問題」という主張や、被害当事者となり初めてわかった「戦う気持ちすら持てなくなる」実感について聞いた。 ●社会に問題を顕在化させたかった ――公にするのが極めてはばかられる「AV晒し」も含め、実名で取材に応じた理由は? 主に2つあります。AVの件も含め、一度ネットに上がった情報は消せません。恒心教が使う掲示板などで、あれこれ言われるならば、自分からオープンにしてしまったほうが清々します。 昔から、冤罪事件に関心を持ってきました。高校のときには、足利事件で無罪判決を得た菅家利和さんに直接会って話を聞きました。最近では、袴

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                          • 「みそ漬け」巡り最高裁に激論の跡 なぜ袴田事件の再審開始を決められなかったか? | 毎日新聞

                            最高裁の決定を聞いた後、自宅で支援者に体のケアをしてもらう袴田巌さん(左)=浜松市中区で2020年12月23日午後2時38分、太田圭介撮影 事件発生から半世紀余を経た袴田事件の再審請求審は、最高裁第3小法廷が、裁判官の意見が割れる異例の判断で差し戻しを決め、袴田巌元被告(84)の再審審理はさらに長引くことになった。戦後5例目となる死刑囚の再審無罪は実現するのか。【近松仁太郎】 再審の芽はついえたかにみえたが… 再審開始を決めた2014年3月の静岡地裁決定を導いた新証拠の核心は、犯行時の着衣とされる「5点の衣類」に残された血痕のDNA型鑑定だった。 5点の衣類は、現場近くのみそタンク内から事件の1年2カ月後に見つかった。弁護側鑑定人の法医学者は独自の方法で、衣類に付着した血痕のDNA型を採取したとし、弁護側は「血痕は袴田さんや被害者と一致しない」と主張。地裁決定はこの信頼性を認め、再審開始を

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                            • ローマ教皇フランシスコが手を差し伸べない、1億人の中国人クリスチャン

                              <アジア諸国を歴訪した教皇フランシスコはリベラルな姿勢で知られるが、弾圧に苦しむ渦中の中国の「ヒツジ」たちへの支援は?> ローマ教皇フランシスコが11月23日から26日の日程で日本を訪問した。ローマ教皇の訪日は1981年以来38年ぶりだ。アジア歴訪の一環として日本を選んだのにはそれなりの戦略からだろう。教皇はリベラルな姿勢を強く打ち出し、改革派として発声をし続けたが、受け入れ側の日本をはじめとするアジア諸国は踏み込んだ態度を示さない。教皇にとって忸怩(じくじ)たる旅かもしれない。 教皇は長崎市では原爆が落とされた爆心地と、かつて26人の信徒が処刑された西坂町公園の日本二十六聖人記念碑を訪れる。広島市でも平和記念公園を訪問する。こうした行動は彼がかねてから唱える核兵器の廃絶とつながるが、日本政府から積極的な反応は引き出せないだろう。無理もない。市民が原水爆の永久廃絶と禁止を希求する一方で、日

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                              • 「袴田事件」東京高裁の再審決定 検察の特別抗告きょうが期限 | NHK

                                いわゆる「袴田事件」で死刑が確定した袴田巌さんの再審=裁判のやり直しを認めた東京高等裁判所の決定について、検察が不服として特別抗告する場合、20日が期限です。弁護側は審理がさらに長期化するとして特別抗告の断念を求めていて、検察の判断が注目されます。 袴田巌さん(87)は、57年前の1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で死刑が確定しましたが、無実を訴えて40年余りにわたって裁判のやり直しを求め、東京高等裁判所は今月13日、再審を認める決定をしました。 決定は、死刑判決の決め手となった証拠「5点の衣類」について「袴田さんが犯行時に着ていたという確定判決の認定には合理的な疑いが生じる」と指摘し、さらに「衣類は第三者が隠した可能性が否定できず、事実上、捜査機関による可能性が極めて高い」と証拠のねつ造の疑いにまで言及しました。 検察はこの決定に不服があれば最高裁判所に特別抗告できま

                                  「袴田事件」東京高裁の再審決定 検察の特別抗告きょうが期限 | NHK
                                • 特別抗告断念「勝ち目がない」 袴田事件、検察が恐れたダメージ | 毎日新聞

                                  特別抗告断念の一報を受け、記者会見に臨む弁護団とオンラインで参加する袴田巌さんの姉秀子さん(右)=東京都千代田区で2023年3月20日午後5時2分、三浦研吾撮影 東京高裁が再審の扉を開いた袴田巌さん(87)の再審請求審で、20日に最高裁への特別抗告を断念した検察当局は、証拠の捏造(ねつぞう)を指摘した高裁決定を不服としながらも、静岡地裁に続く再審開始決定で土俵際に追い込まれて“撤退”を余儀なくされた。今後の再審公判で有罪立証を試みるのかは明らかにしていないが、過去の例から有罪判決を引き出すのは極めて困難な情勢だ。袴田さんの逮捕から間もなく57年。刑事司法も検証が求められることになる。 「捏造は論理が飛躍」相次いだ不満 「再審公判で検察として対応を取ることになるので、詳細は差し控えたい」 東京高検の山元裕史次席検事は20日午後6時45分、集まった記者に対応した。静岡地裁で始まる再審公判で有罪

                                    特別抗告断念「勝ち目がない」 袴田事件、検察が恐れたダメージ | 毎日新聞
                                  • 取り調べは「拷問」、裁判長は勘違い、エリート調査官も「誤り」 「袴田事件」の経過を改めてたどって判明した、刑事司法のずさんな実態(後編)(47NEWS) - Yahoo!ニュース

                                    1966年に静岡県で起きた「こがね味噌」専務家族4人殺害事件。逮捕された袴田巌さんは、長時間に及ぶ警察の取り調べで意識朦朧とする中、「自白」させられた。静岡県では、これ以前にも似たような過酷な取り調べを経て自白調書が作成され、死刑判決後に再審で無罪となった事件がある。「島田事件」だ。捜査主任は、袴田さんの取り調べにも駆り出された天竜署次長の羽切平一警部。国家地方警察(国警)静岡県本部の職員録を見ると、羽切氏は島田事件当時、捜査課で強盗や殺人事件を担当する強力係長だったことが分かる。取り調べの実態を知れば、犯行を告白した「自白調書」がいかに信用できないかが見えてくる。(共同通信=藤原聡) 【前編はこちら】 https://www.47news.jp/47reporters/9049392.html ▽名刑事から一転、「拷問王」と呼ばれた警部補 「スワッタママデ私ハ小便ヲモラシタノデアリマス」

                                      取り調べは「拷問」、裁判長は勘違い、エリート調査官も「誤り」 「袴田事件」の経過を改めてたどって判明した、刑事司法のずさんな実態(後編)(47NEWS) - Yahoo!ニュース
                                    • エコノミストOnline:刑事司法対談(拡大版) 周防正行×木谷明 冤罪を生む「ムラ社会」の論理 法曹一元、証拠全面開示が改革のカギ | 週刊エコノミスト Online

                                      刑事司法対談(拡大版) 周防正行×木谷明 冤罪を生む「ムラ社会」の論理 法曹一元、証拠全面開示が改革のカギ 刑事司法対談 周防正行・映画監督)×木谷明・元東京高裁判事 「今市事件の高裁判決は裁判員制度を崩壊させる」 日産のカルロス・ゴーン前会長の逮捕や相次ぐ再審無罪判決を契機に、日本の刑事司法に対する国内外の批判が高まっている。長期の勾留による自白の強要、捜査機関の調書を重視する「調書裁判」など、日本型司法の負の側面も浮き彫りになっている。刑事裁判をテーマにした映画「それでもボクはやってない」を製作し、法制審議会の委員を務めた映画監督の周防正行氏と裁判官として刑事事件で30件以上の無罪判決を下し、現在は冤罪事件の弁護を務める木谷明氏に、日本の刑事司法の課題について話し合ってもらった。(司会・構成=稲留正英・編集部、撮影=中村琢磨) ―― ゴーン氏の逮捕を契機に、改めて長期勾留、いわゆる「人

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                                      • “袴田事件” 東京高裁 再審認める決定 検察の対応が焦点に | NHK

                                        57年前、静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、死刑が確定した袴田巌さんについて東京高等裁判所は13日「有罪の根拠とされた証拠に合理的な疑いが生じた」と判断し、再審=裁判のやり直しを認める決定をしました。今後は、検察が最高裁判所に特別抗告するかが焦点となります。 袴田巌さん(87)は、57年前の1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で死刑が確定しましたが、無実を訴え、裁判のやり直しを求めています。 9年前、静岡地方裁判所が再審を認める決定を出し、袴田さんは死刑囚として初めて釈放されましたが、その後の東京高裁は再審を認めず、最高裁は再び東京高裁で審理するよう命じていました。 2回目となる東京高裁の決定が13日出され、死刑判決の決め手となった証拠「5点の衣類」について「袴田さんが犯行時に着ていたという確定判決の認定には合理的な疑いが生じる」と指摘して再審を認めまし

                                          “袴田事件” 東京高裁 再審認める決定 検察の対応が焦点に | NHK
                                        • 5点の衣類、市民のアイデアが「有罪」突き崩す 袴田事件再審確定 | 毎日新聞

                                          支援者と弁護団が実施した「みそ漬け実験」後の衣類。衣類に付着した血痕は半年間で黒褐色に変わり赤みは残らなかった=2010年8月29日撮影(袴田巌さんの弁護団提供) 1966年6月に静岡市(旧静岡県清水市)で一家4人が殺害された強盗殺人事件で死刑が確定し、2014年3月に静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌さん(87)の再審請求で、東京高検は再審開始を認めた東京高裁差し戻し審決定について、最高裁への特別抗告を断念した。検察側が白旗を揚げたことで「開かずの扉」がようやく開いた。袴田さんの「無実の叫び」が届くまでの道のりを追った。 ◇ 「これは決定的な証拠になる」 2010年8月、人の血液を付着させた衣類をみそ漬けする実験に取り組んでいた袴田巌さん(87)の再審請求の支援者たちは、半年間漬け込んだ衣類をみそから取り出し歓声を上げた。袴田さんを死刑とした確定判決では、みそ漬けされた犯行時の犯人

                                            5点の衣類、市民のアイデアが「有罪」突き崩す 袴田事件再審確定 | 毎日新聞
                                          • 「ご飯に毒が入っている」袴田さんは拘置所で精神をむしばまれた。3畳間の独居房、執行の恐怖…死刑が執行停止になるまで(前編)  | 47NEWS

                                            1966年6月に静岡県清水市(現静岡市)のみそ製造会社専務宅で起きた一家4人殺害事件。逮捕された袴田巌さんは無実を訴え続けた。当時の捜査は疑惑まみれだったが、裁判所も追認し、1980年に最高裁で死刑が確定した。 今年3月13日の東京高裁決定は、裁判のやり直し(再審)開始と袴田さんの釈放を決めた静岡地裁の決定を支持し、「捜査機関による証拠捏造の可能性が極めて高い」と判断。検察側が特別抗告を断念し、やっと再審が確定した。ただ、逮捕から約57年、最高裁判決から数えても40年以上かかっている。 無実であるにもかかわらず東京拘置所に閉じ込められた袴田さんは、いつ死刑が執行されるかもしれないという恐怖の中、精神が徐々にむしばまれていった。姉のひで子さんも人生を大きく狂わされた。裁判所が自らの誤りをただすのに、なぜこれほど時間がかかったのか。静岡地裁での最初の再審開始決定と釈放までを追った。(共同通信=

                                              「ご飯に毒が入っている」袴田さんは拘置所で精神をむしばまれた。3畳間の独居房、執行の恐怖…死刑が執行停止になるまで(前編)  | 47NEWS
                                            • 『サンデー毎日』「凶器のクリ小刀は売られていなかった」 - apesnotmonkeysの日記

                                              日曜日 新型コロナ禍で図書館が利用できない期間が続いたためもう3ヶ月も前のことになってしまいましたが、『サンデー毎日』の5月10・17日号が袴田事件に関する記事を掲載しています。凶器とされたクリ小刀についての新事実です。 クリ小刀については、公判での刃物商の証言が検察に誘導されたものである可能性がこれまでも指摘されていました。今回報じられたのは、当時店を手伝っていた刃物商夫妻の長男が「最近気づいた」として証言していることです。確定判決では凶器は刃渡り12センチのクリ小刀であると事実認定されています。しかし当時店で扱っていたのは刃渡り13.5センチのものだけだった、というのです。店主は第一審の公判で証人となっていますが、記事は店で扱っていたクリ小刀について「長さが135ミリ」だとする法廷での供述を引用しています。 ご承知の通り、袴田事件の再審は現在弁護側の特別抗告に対する裁判所の決定が下るの

                                                『サンデー毎日』「凶器のクリ小刀は売られていなかった」 - apesnotmonkeysの日記
                                              • 「慣例化」した歳末死刑執行と抗議から考える~このままの制度でいいのか(江川紹子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                御用納の前日となった26日、法務省は2003年に福岡市で一家4人が殺害された強盗殺人事件で死刑が確定していた魏巍死刑囚(40=中国籍)死刑を、福岡拘置所において執行した。今年は、8月に東京、福岡の各拘置所で1人ずつの執行が行われており、3人目。現在の森雅子法相にとっては、初めての死刑執行となった。 「慣例化」する年末の執行と抗議 第2次安倍政権になって以降、12月に総選挙が行われて特別国会が御用納の日まで続いた2014年と、11月に執行があった16年を除いて、毎年12月の国会終了後に死刑が執行されている。7月にオウム真理教幹部13人の刑を執行した昨年でさえ、10月の内閣改造後で就任した山下貴司法相の指揮で、12月27日に2人を執行した。この時期の死刑執行は、もはや「慣例化している」という声もある。 執行があると、死刑廃止を求める団体が、必ず抗議行動を起こす。これも「慣例化」している。今回も

                                                  「慣例化」した歳末死刑執行と抗議から考える~このままの制度でいいのか(江川紹子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                • 20歳で「袴田事件」を知り司法試験に4回挑戦 戸舘圭之弁護士がどうしても「弁護団」に加わりたかった理由 | AERA dot. (アエラドット)

                                                  戸舘圭之弁護士(撮影/上田耕司) 1966年、静岡県の旧清水市(現在の静岡市)のみそ製造会社で一家4人が殺害された通称「袴田事件」。みそ工場の従業員で元プロボクサーの袴田巌さん(87)に死刑判決が下されたが、冤罪(えんざい)を訴えてきた袴田さんに対して、3月13日、東京高裁が再審を認める決定を出した。弁護団の一員を務める戸舘圭之(とだて・よしゆき)弁護士(42)は静岡大学在学中に袴田事件を知り、弁護士を志した。どこにでもいる大学生が一念発起して司法試験に挑み、袴田事件弁護団として再審決定を勝ち取るまでの、激動の日々を振り返った。 【現在の袴田巌さんの姿はこちら】 *  *  * 戸舘弁護士は1980年、青森市で生まれた。袴田事件が起きた66年はまだ生まれておらず、現場の静岡県とは縁もゆかりもなかった。 「私の両親は青森県出身で、里帰り出産のような形で、私は青森市で生まれました。当時父親は裁

                                                    20歳で「袴田事件」を知り司法試験に4回挑戦 戸舘圭之弁護士がどうしても「弁護団」に加わりたかった理由 | AERA dot. (アエラドット)
                                                  • 天皇・皇族の人権のあり方を問いつつ最高裁判決を検証してみた(木村草太東京都立大学法学部教授) -マル激

                                                    1980年神奈川県生まれ。2003年東京大学法学部卒。東京大学大学院法学政治学研究科助手、首都大学東京(現東京都立大学)准教授などを経て、16年首都大学東京教授。著書に『憲法の急所 権利論を組み立てる』、『テレビが伝えない憲法の話』、『自衛隊と憲法』、共著に『むずかしい天皇制』など。 著書 今回とりあげる2つのテーマは、根本的に根っこのところではつながっている問題なのかもしれない。 2つのテーマとは、まず1つ目は、秋篠宮家の長女眞子内親王の結婚を機にあらためて考えてみたい天皇・皇族の人権の問題。そしてもう一つは、来週の総選挙と同時に行われる最高裁判所判事の国民審査を前に、今回審査の対象となる判事たちが主要な裁判、とりわけ基本的人権が問われるような裁判でどのような判断を下してきたかを検証することで、どの判事を承認すべきか、あるいは罷免要求すべきかの判断材料を提供することだ。 天皇、皇族の人権

                                                      天皇・皇族の人権のあり方を問いつつ最高裁判決を検証してみた(木村草太東京都立大学法学部教授) -マル激
                                                    • お前ら、一番胸くそな事件(殺人など)って何ンゴ? : 哲学ニュースnwk

                                                      2020年07月03日22:30 お前ら、一番胸くそな事件(殺人など)って何ンゴ? Tweet 1: 風吹けば名無し 2020/07/03(金) 18:40:46.03 ID:4po+GQle0 北九州監禁殺人事件の松永太 4: 風吹けば名無し 2020/07/03(金) 18:41:12.80 ID:iYhPVz8Mr コンクリート 6: 風吹けば名無し 2020/07/03(金) 18:41:23.54 ID:66YBf7b8a 尼崎乗っ取り 8: 風吹けば名無し 2020/07/03(金) 18:41:40.75 ID:4po+GQle0 まあ、さっきそれをもとにした漫画読んだからなんやが 10: 風吹けば名無し 2020/07/03(金) 18:41:59.68 ID:f1niuYWgd 英一郎容疑者殺人事件 51: 風吹けば名無し 2020/07/03(金) 18:47:43.6

                                                        お前ら、一番胸くそな事件(殺人など)って何ンゴ? : 哲学ニュースnwk
                                                      • 和歌山カレー事件長男氏×桜井昌司氏 1万字対談  忖度無しで語り合う「平成の大冤罪」の真相|片岡健

                                                        以下の原稿は、『冤罪File』2019年冬号(希の樹出版)の企画の1つとして、和歌山市で行われた対談の内容をまとめたものです。誌面の都合で掲載できなかったため、対談者2人に承諾を得て、ここで紹介させてもらいました。 今から22年前に起きた和歌山カレー事件では、犯人とされている死刑囚の林眞須美さん(58)=大阪拘置所に収容中=の冤罪を疑う声が年々増えています。そんな中、「和歌山カレー事件長男」こと林さんの長男氏(32)は数年前からメディア対応を始めていましたが、昨年になってツイッターを開設sするなど事件や家族の情報をより積極的に発信するようになっています。 そこで、林さんの無実を確信しているという布川事件の冤罪犠牲者・桜井昌司氏(73)と語り合ってもらったのがこの対談です。 ※対談者2人のプロフィールは末尾にあります。 【和歌山カレー事件とは】 1998年7月25日、和歌山市園部で住民らが開

                                                          和歌山カレー事件長男氏×桜井昌司氏 1万字対談  忖度無しで語り合う「平成の大冤罪」の真相|片岡健
                                                        • 再審公判、「無罪」の公算大 「いばらの道」選んだ検察 袴田事件 | 毎日新聞

                                                          1966年6月に静岡市(旧静岡県清水市)で一家4人を殺害したとして強盗殺人罪で死刑が確定した袴田巌さん(87)について、静岡地検は10日、静岡地裁で今後開かれる再審公判で、有罪立証を進めると明らかにした。 検察「再審請求審の判断に拘束されない」 再審制度は、再審を開始すべきかを決める再審請求審と、確定判決の裁判をやり直す再審公判の2段階の構成となっている。開かずの扉とも称される再審請求審をくぐり抜け、再審公判にたどり着いた過去の著名な死刑、無期懲役事件ではいずれも無罪が言い渡されている。今回も無罪となる公算が大きいとみられるが、それでも検察側は「いばらの道」を選択した。 3月の東京高裁の再審開始決定を受け、検察側は最高裁への特別抗告の可能性を探った。ただ、法律解釈の誤りを主に審査する最高裁への特別抗告の要件は、憲法違反か判例違反でハードルが高い。著しく正義に反する誤認があれば2審判断が取り

                                                            再審公判、「無罪」の公算大 「いばらの道」選んだ検察 袴田事件 | 毎日新聞
                                                          • 2023.3.14 「不在の認知の困難」 - カメキチの目

                                                            『絶滅の地球誌』  澤野雅樹・著 という本を読んだ。 (グーグル画像より) ちょっと難しかったので飛ばすところが多く、四分の一くらいしか読まなかった けれど、二つ、強く感じることがあった。 ①「不在の認知の困難」ということと、②「反・目的論」ということ (きょうは①です) ーーーーーーーーーー ①「不在の認知の困難」 不在(ない)ことを証明することの難しさ。 客観的に存在しない物事を「無」「ない」というが、人間は頭や心を自由に駆使し 想像する。 「想像」は「幻想」にもなり、客観的な有・無とは切りはなされることもある。 文化、芸術はそれでいいけれど、 科学技術、犯罪認定のように事実が問われるものはそうはいかない。 ーーーーー 絶滅したが、かつてはその生きものが地球に生きていたということは、 地層や化石を調べるしかない。 いまは「不在」ではあるが、かつては存在していた。 絶滅したとされる生きも

                                                              2023.3.14 「不在の認知の困難」 - カメキチの目
                                                            • キャンペーン · 冤罪袴田事件、検察庁は再審開始を認めた東京高裁決定に対して特別抗告をしないでください。【特別抗告期限3月20日!!】★あなたの署名だけが必要です★寄付不要♪ · Change.org

                                                              【報道によれば検察庁は特別抗告を断念したとのことです!!署名にご協力いただいたみなさん本当に本当にありがとうございました!!】 元プロボクサーで死刑確定者の袴田巖さんが冤罪を訴えて裁判のやり直し(再審)を求めている冤罪袴田事件で東京高裁は2023年3月13日、再審開始を認める決定を下しました。 袴田さんは1966年8月に逮捕されてから一貫して無実を訴えてきましたが裁判所は死刑判決を下し最高裁まで争いましたが確定してしまいました。 1981年以降、再審を求めて再審請求をしてきましたが裁判所はなかなか認めず、2014年に静岡地裁がようやく再審開始を認めて「耐え難いほど正義に反する」と述べて47年ぶりに袴田さんを釈放しました。 この決定に対して検察官が即時抗告をしたため裁判のやり直しがなかなか始まっていません。 検察官は、自分たちの主張が通らず「負けた」と思っているのかもしれません。 しかし、そ

                                                                キャンペーン · 冤罪袴田事件、検察庁は再審開始を認めた東京高裁決定に対して特別抗告をしないでください。【特別抗告期限3月20日!!】★あなたの署名だけが必要です★寄付不要♪ · Change.org
                                                              • 『安倍前総理を批判したくても「#安倍晋三の逮捕を求めます」などと呟かないで!!(お願い)』

                                                                弁護士戸舘圭之のぶろぐ 弁護士戸舘圭之(第二東京弁護士会、登録番号36117)のブログです。袴田事件弁護団、ブラック企業被害対策弁護団副代表、青年法律家協会弁護士学者合同部会副議長、日本労働弁護団、日弁連刑事法制委員会などで活動しております。 ツイッターを眺めていると #安倍晋三の逮捕を求めます なるタグがトレンド入りしているそうです。 報道されている「桜を見る会」の疑惑についての東京地検特捜部の捜査に関連して 政治資金規正法違反などの犯罪が疑われていることから 安倍晋三前総理大臣の責任追及を求める声であることはわかります。 しかし、しつこいようですが 逮捕は、「制裁」でなければ、逮捕じたいに「責任追及」「責任をとらせる」意味合いはありません。 悪い人がいて、犯罪をすると警察がやってきてその人を 「逮捕」します。 などということは、小さい子どもでも日常的に使う言葉になっています(「たいほし

                                                                  『安倍前総理を批判したくても「#安倍晋三の逮捕を求めます」などと呟かないで!!(お願い)』
                                                                • 【市民の司法を考える】 なぜ最高裁は、袴田さんを死刑にしたのか? WEB市民の司法

                                                                  袴田事件の再審開始決定があって、半年が過ぎようとしています。速やかな審理を期待するのみですが、最近、この袴田事件に関わって、極めて重要な一文に接しました。木谷明「渡部保夫さんと袴田事件」季刊刑事弁護79号91頁です。木谷明氏については、周防正行監督の映画「それでもボクはやってない」をバックアップされたということで、専門家以外でも、ご存じの方が多いのではないかと思います。長年、刑事裁判官として、刑事裁判の原則に忠実な事実認定に腐心され、「絶望的」といわれた刑事裁判をめぐる環境の中でも、群を抜いて多い30件以上の無罪判決に関与・確定させられたということです。その詳細は、昨年末に上梓された木谷明『「無罪」を見抜く-裁判官・木谷明の生き方』(岩波書店)をお読みいただきたいと思います。 ここでご紹介したい一文は、ご自身の関わった裁判のことではなかったかもしれませんが、その本の中では触れられていない内

                                                                  • 「制度変えねば冤罪消えぬ」 冤罪当事者、家族が批判 日弁連・人権大会リポート(2) | 西日本新聞me

                                                                    「取り調べで刑事2人に脚を蹴られ、髪を引っ張られ、無理やり自白させられた。28年たった今も許せない」。足利事件で17年半も獄中生活を送り、2010年に再審無罪になった菅家利和さんは語気を強めた。「捜査機関は冤罪をつくる。制度を変えなければ冤罪はなくならない」 袴田事件で1966年に逮捕され、80年に死刑判決が確定した袴田巌さん。2014年の再審開始決定に伴う拘置の執行停止で釈放されたが「本人はうれしいのかどうか、さっぱり分からない。精神がおかしくなっている」。姉のひで子さんは、死刑執行の恐怖に長年さらされた拘置所生活の影響を説明した。開始決定は、検察官の抗告を受けた東京高裁が取り消した。逮捕から53年。「巌は現在、最高裁で審理中です。再審開始決定が一度出たら、再審公判を始めてもらいたい」と、検察官抗告を認めない法改正を求めた。 1967年に茨城県で男性が殺害された布川事件で、2011年に再

                                                                      「制度変えねば冤罪消えぬ」 冤罪当事者、家族が批判 日弁連・人権大会リポート(2) | 西日本新聞me
                                                                    • 袴田事件再審認めるか 東京高裁きょう決定 司法判断は二転三転 | NHK

                                                                      57年前に起きたいわゆる「袴田事件」で、死刑が確定した袴田巌さんが求めている再審・裁判のやり直しを認めるかどうか、13日に東京高等裁判所が決定を出します。発生から半世紀以上にわたって有罪か無罪かが争われている事件についてどのような判断が示されるのか、注目されます。 袴田巌さん(87)は、57年前の1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で死刑が確定しましたが、無実を訴え、裁判のやり直しを求めています。 9年前の2014年、静岡地方裁判所が再審を認める決定を出し、袴田さんは死刑囚として初めて釈放されましたが、その後の東京高裁は一転して再審を認めず、さらに最高裁が審理が尽くされていないと判断したことから、東京高裁で再び審理が行われる異例の展開をたどっています。 高裁での争点は、袴田さんが逮捕されてから1年以上あとに現場近くのみそタンクから見つかった衣類についた血痕の色の変化です。

                                                                        袴田事件再審認めるか 東京高裁きょう決定 司法判断は二転三転 | NHK
                                                                      • 全作品未ソフト化の特集放送「東海テレビドキュメンタリー傑作選」 「さよならテレビ」がテレビ初放送 : 映画ニュース - 映画.com

                                                                        日本映画専門チャンネルの特集放送「東海テレビドキュメンタリー傑作選」で、土方宏史監督作「さよならテレビ」がテレビ初放送されることがわかった。 「さよならテレビ」は、さまざまな社会問題を取り上げた作品を世に送り出している東海テレビによる劇場公開ドキュメンタリーの第12弾。今は昔。テレビは街頭の、お茶の間の、ダントツの人気者だった。豊かな広告収入を背景に、情報や娯楽を提供する民間放送は、資本主義社会で最も成功したビジネスモデルの一つだった。しかし、その勢いはもうない。「テレビは観ない」と公言することがクールだった時代を通り越し、今はテレビを持たない若者も珍しくない。マスメディアの頂点でジャーナリズムの一翼を担ってきたテレビが、「マスゴミ」と揶揄されるようになって久しい。これは市民社会の成熟か、あるいはメディア自身の凋落か――テレビの現場で何が起きているのかを探るため、自社の報道部にカメラを入れ

                                                                          全作品未ソフト化の特集放送「東海テレビドキュメンタリー傑作選」 「さよならテレビ」がテレビ初放送 : 映画ニュース - 映画.com
                                                                        • 南アジア出身の母子への警察官の差別的暴言をめぐる裁判で、東京地裁が血も涙もない判決!! - くろねこの短語

                                                                          2021年の出来事なんだが、公園で遊んでいた南アジア出身でイスラム教徒の母子が、突然日本人の男から「子供の足を蹴っただろう」とイチャモンをつけられたあげくに、警察に連行されて4時間にわたり事情聴取された事件があった。 この時の警官の対応は、母子の「蹴っていない」という言葉をハナから無視。そればかりか、「おまえ本当に日本語しゃべれねえのか」などと暴言を吐いたそうだ。 さらに、イチャモンをつけてきた男に母子の連絡先などの個人情報を漏らしていた事実まで発覚。 こうした警察の差別的対応に裁判を起こしたのだが、その判決が昨日あった。なんと、母子の敗訴となり、警官には何のお咎めもなしという、司法の血も涙もない実態があらわになりましたとさ。 裁判では、 公園に居合わせ、日本語を話せない女性の通訳をした男性が証人として出廷し「警察官が3歳の女の子に『おまえ本当に日本語しゃべれねえのか』と言った」と証言。判

                                                                            南アジア出身の母子への警察官の差別的暴言をめぐる裁判で、東京地裁が血も涙もない判決!! - くろねこの短語
                                                                          • なぜ袴田巌さんは「真犯人」に仕立て上げられたのか「袴田事件」の経過を改めてたどって判明した、刑事司法のずさんな実態(前編) (47NEWS) - Yahoo!ニュース

                                                                            1966年6月に静岡県清水市(現静岡市)のみそ製造会社専務宅で起きた一家4人殺害事件「袴田事件」。袴田巌さん(86)は死刑が確定している。それでも無実を訴え続けた結果、2014年になって静岡地方裁判所が「犯人と認定できない」と判断。死刑執行を停止し、裁判のやり直し(再審)を開始する決定を受けた。逮捕から48年たってやっと釈放もされた。しかし、まだ裁判は終わらない。再審開始決定は、東京高等裁判所で覆された。弁護団の不服申し立てを受けた最高裁判所は2020年、東京高裁に審理を差し戻している。注目される東京高裁の判断は3月13日に示される。 この事件を巡る経過を、弁護団や支援者、事件関係者、そして袴田さんを献身的に半世紀以上、支えてきた姉のひで子さん(90)を通してたどると、多くの謎が浮かぶ。真犯人を袴田さんとした捜査や裁判のずさんさには、首をかしげたくなる点ばかりだ。「証拠」とされたものを挙げ

                                                                              なぜ袴田巌さんは「真犯人」に仕立て上げられたのか「袴田事件」の経過を改めてたどって判明した、刑事司法のずさんな実態(前編) (47NEWS) - Yahoo!ニュース
                                                                            • 『【吉報】袴田事件、最高裁が高裁決定を取消し審理を高裁に差し戻す決定をしました!!』

                                                                              弁護士戸舘圭之のぶろぐ 弁護士戸舘圭之(第二東京弁護士会、登録番号36117)のブログです。袴田事件弁護団、ブラック企業被害対策弁護団副代表、青年法律家協会弁護士学者合同部会副議長、日本労働弁護団、日弁連刑事法制委員会などで活動しております。 袴田事件第二次再審請求審特別抗告審で 最高裁第三小法廷は、 本日(2020年12月23日) 静岡地裁の再審開始決定(原原決定)を取り消して再審請求を棄却した東京高裁決定(原決定)を取り消して 審理を東京高裁に差し戻す決定を下しました!! 多数意見は、ようするに 静岡地裁再審開始決定が再審の根拠としたDNA鑑定の信用性を否定した原決定(東京高裁)の判断は是認したものの 五点の衣類の色に関する静岡地裁決定の判断を否定した原決定(東京高裁)の判断は 推論過程に疑問があったり、専門的知見をふまえた判断ではないから審理不尽の違法があるとして 「上記の違法が決定

                                                                                『【吉報】袴田事件、最高裁が高裁決定を取消し審理を高裁に差し戻す決定をしました!!』
                                                                              • いつしかついて来た犬と浜辺にいる

                                                                                事件の発覚 戦後混乱期の只中、1948年(昭和23年)1月12日、臨時警戒中だった早稲田署の警官2人が新宿区榎木町15番地付近で自転車の荷台に妙に嵩張る木箱を4つも抱えた男を見とがめて職務質問した。男は長崎竜太郎を名乗る葬儀屋で、不審に思って木箱の中味を検めてみたところ5体の赤ん坊の死体が見つかった。 問いただすと男は新宿区柳町にある「寿(ことぶき)産院」に頼まれたもので火葬場に運ぶ最中だと言い、正規の埋葬許可証も持っていた。署まで連行して詳しい話を聞くと、赤ん坊一体で500円、これまで30件以上同じような依頼を受けたことを認めた。いかに母子とも命がけの出産の現場であれ、それだけ赤ん坊が立て続けに亡くなるというのは異常事態ではないか。 早稲田署が国立第一病院で5嬰児の遺体の状況を診てもらうと、うち3人が肺炎および栄養失調によるもの、残る2人の死因は凍死であった。慶応病院へと運び詳しい解剖を

                                                                                  いつしかついて来た犬と浜辺にいる
                                                                                • 袴田事件で「捜査機関が証拠を”捏造”」 弁護団が新証拠の補充書を最高裁に提出  | AERA dot. (アエラドット)

                                                                                  白半袖シャツに開いた2つの穴と、袴田さんの体の傷(赤ライン)の位置 味噌タンクから発見された白半袖シャツ。右肩の2つの穴の周りだけ血が付いている=いずれも藤原よし江さん提供 静岡地裁の再審開始決定を取り消した東京高裁決定から、1年余りが経過した。死刑が確定した元プロボクサーの袴田巌さん(83)は最高裁に特別抗告中だが、弁護団はこのほど“新証拠”を提出した。焦点となるのは、袴田さんの犯行時の着衣とされた「5点の衣類(スポーツシャツ、白半袖シャツ、ズボン、ステテコ、ブリーフ)」だ。弁護団は衣類は袴田さんのものではなく、捜査機関によって捏造(ねつぞう)された可能性が高いと重ねて主張した。 【写真】味噌工場のタンクから発見された白半袖シャツはこちら 改めて事件を振り返る。1966年6月30日、静岡県清水市(現・静岡市清水区)の味噌会社の専務宅から出火。焼け跡から一家4人の他殺死体が見つかった。味噌

                                                                                    袴田事件で「捜査機関が証拠を”捏造”」 弁護団が新証拠の補充書を最高裁に提出  | AERA dot. (アエラドット)