「すでに首までどっぷりと漬かり、アップルなしでは生きていけないメーカーも出てきている」と指摘する後藤直義氏 アップルが、ライバル関係にあるはずのシャープやソニーなどを従属的な取引相手へと追い込んでいくさまをリアルに描いた『アップル帝国の正体』は、現代日本の“ものづくり”がどれだけ苦境に置かれているかを知るために、必読の一冊だ。この渾身のレポートを、森川潤氏と手がけた後藤直義氏(ともに『週刊ダイヤモンド』記者)に話を聞いた。 ―アップルをテーマに取り上げようと思ったきっかけは? 「家電メーカーを担当する経済記者として日本の大手メーカーの最先端工場を回っていたときに、ふと気づいたんです。どの工場もフル稼働に近いのに、なぜか関係者は浮かない顔をしている、と。そして『何を作っているのですか?』という質問には言葉を濁すばかり。その裏側を探るうちに、どうやらこれらのメーカーはアップルに納める部品を生産
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