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ブックマーク / piano-fire.hatenablog.jp (5)

  • 大人になっても漫画を読むということ - ピアノ・ファイア

    読書日記を兼ねて、少し真面目な話を。阿佐田哲也の『ギャンブル人生論』で印象に残った節を引用してみます。 著者である阿佐田哲也(色川武大)自身が、ある友人からその兄についての相談を受けるというくだりです。 p21 兄貴にしてみれば、つらかったろうなァ。兄貴に能力が無かったというのじゃないんだからね。これは、もともと能力というものは、社会に適応した能力と、適応しない能力があるんだ。兄貴の場合は多分その能力が後者だったに違いない。 p24 だから、多くの不良少年は能力が欠如して落伍していくのではなく、能力がありすぎるために破目をはずして土俵の外へ足を出すのである。 ギャンブル人生論 阿佐田 哲也 角川書店 1983-01 売り上げランキング : 202869 Amazonで詳しく見る by G-Tools 色川武大の人間観として、その作品世界に通底しているのがこういうものの見方であって、『麻雀

    大人になっても漫画を読むということ - ピアノ・ファイア
    setofuumi
    setofuumi 2006/11/01
    とても良い面白論
  • 「愛し萌え」と「愛され萌え」 - ピアノ・ファイア

    (今書いている記事の内容とはあんまり関係ない雑感です) 前から思ってることなんですが、萌えオタクには「愛したい願望が強い派」と「愛されたい願望が強い派」の二派に結構別れるんじゃないかなぁ……ということ。 ぼくは数年前からすっかり前者の性格にシフトしてしまっていて、だから「脳内彼女(妹)とかメイドが欲しい」なんてことは滅多に思わないし、リアルで女にモテないからといって特に不満も何も感じないわけです。「我愛する、故に我あり」みたいな感覚で、それ以外の欲求が薄いんです。 でも『電波男』を読み返してみると、著者の田さんはつくづく後者寄りの人だよなぁと。我愛される、故に我あり。萌え=脳内恋愛、という。ギャルゲーマーにはこっちのタイプが多いんじゃないでしょうか。 この二種のタイプの萌えは、別個に分けて考えないとかなり意見がすれ違いそうなので、萌えについて語る際には意識しておくに越したことが無いと思い

    「愛し萌え」と「愛され萌え」 - ピアノ・ファイア
  • 明日は以外全部沈没 - ピアノ・ファイア

    水曜はレイトショーで『日以外全部沈没』観てきます。 日以外全部沈没―パニック短篇集 筒井 康隆 角川書店 2006-06 売り上げランキング : 109 Amazonで詳しく見る by G-Tools 唐突ですが「名作SFのタイトルに全部『〜以外全部…』を挟んでみる」遊び。*1 宇宙以外全部戦争 宇宙以外全部消失 人類以外全部皆殺し 火星人以外全部ゴーホーム ロボット以外全部と帝国 幼年期以外全部の終り 何か以外全部が道をやってくる 死ぬとき以外全部はひとりぼっち 二人以外全部がここにいる不思議 死亡以外全部した宇宙飛行士 あたしの中以外全部の…… ……以外全部絶句 今はもういないあたし以外全部へ… 処女少女マンガ家以外全部の念力 世界の中心以外全部で愛を叫んだけもの 人類以外全部補完機構シリーズ 火星以外全部シリーズ 流れよわが涙以外全部、と警官は言った 愛以外全部死 皆さんも自信作

    明日は以外全部沈没 - ピアノ・ファイア
    setofuumi
    setofuumi 2006/09/14
    しんだ。悔しいので俺も「四十八億以外全部の妄想」
  • ちゃんと書きたいけどまだ書けないこと - ピアノ・ファイア

    更新滞ってましてすみません。 ちょっと別方面の原稿やってまして、日記の方に頭を回せません。 ところで既にお気付きだとは思いますが、id:izumino:20060710:p1に書いた記事は、ペトロニウスさんと海燕さんの、 物語を楽しむのに必要な教養~ネギまをもっと楽しむには? | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために http://d.hatena.ne.jp/kaien/20060708/p2 http://d.hatena.ne.jp/kaien/20060715/p1 http://d.hatena.ne.jp/kaien/20060715/p2 教養主義と感性の対立構図は、普遍的なモノ/『萌えカルチャーと教養主義』海燕さんよりいろいろ思う | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために に対するレスポンスの準備として書かれていました。 もうちょい突っ込んで書く

    ちゃんと書きたいけどまだ書けないこと - ピアノ・ファイア
  • 非モテ非モテと言うけれど - ピアノ・ファイア

    非モテ系の人の嘆きや主張を読む度に、何度と無く思うことですが 「愛に見返りを求めてはならない」 「愛は求めるものではなくて、与えたり、感じ取ったりするもの」 という世間知を真摯に受け止めるだけで、どうでも良くなる問題ですよね、と。モテないってこと自体は。 極論すれば、相手に愛される必要なんて無いじゃん、ってことですけど。 「私がお前を愛したところで、お前に何のかかわりがあろう」の精神ですよ。 相手を好きになるということだけで充分満たされることが多いのに、何故あの人達はあんなに「愛されたがる」のだろう、そして「愛そうとしない」のだろう、と思います。 「相思相愛以外の愛」をまるで想定しない所に変な歪みがあるなぁといつも感じるのですが。報われない愛は愛じゃないですみたいな。いや、そんなこと無いでしょう。

    非モテ非モテと言うけれど - ピアノ・ファイア
    setofuumi
    setofuumi 2006/06/14
    誰の主張を読んだらこう思えるんだろう。気になる。
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