広島大は、東広島キャンパス(東広島市)の中央図書館に、パソコン操作によって書籍を出し入れできる「自動化書庫」の導入を計画している。同図書館の東隣に書庫棟を新設、来年4月の利用開始を目指しており、導入は中国、四国地方の大学では初めてという。 同大学には約340万冊以上の蔵書があるが、広島市内を含む大学の五つの図書館(中央、東、西、霞、東千田)の収容能力は計約255万冊。約85万冊は各研究室などで保管されているが、教員の退職・異動や施設改修に伴い、大学予算で購入された多くの書籍が毎年、中央図書館に移され、蔵書は増え続けているという。 そうした中で導入する自動化書庫(約80万冊収容)は、中央図書館の駐車場になっている場所(約420平方メートル)に建設。高さ約14メートルの書庫棟を建てて自動化システムを整備し、来春からの稼働を目指す。 利用者が読みたい書籍をパソコンで入力すると、自動的に選んでベル