Posted January. 16, 2017 08:33, Updated January. 16, 2017 08:41 本や絵画など、紙でできた国家指定文化財の多くが、保存状態が良くないことが明らかになった。 国立文化財研究所は、研究報告論文集「文化財」の最新号で、「2014〜2015年に書籍や絵画などの紙類文化財53件の状態や保管環境について調査した結果、このうち30件(56.6%)は、保存処理が必要であることが確認された」と明らかにした。数量やサイズなどの基本的書誌情報が不明確なものも13件(24.5%)であることが調査の結果分かった。状態が良好で、保存処理をしなくても済む文化財は、18件(34.0%)に過ぎなかった. 文化財庁によると、韓国の国家指定文化財は計4482件で、このうち紙類は20%(963件)ほどある。今回の報告書は、このうちランダムで53件のみ選んで調査した。
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