公告制度と決算公告の目的とは?会社法に精通した弁護士が解説 以下のような方にお勧めの記事です ・CSRを推進することで、社会的な責任をきちんと果たし、良い経営を行いたい方 ・決算公告の実施方法について、知りたい方 ・公告を行わなかった際の罰則について、把握されたい方 法律相談のお申し込みはこちらから 1 公告制度と決算公告の目的 「公告」とは、官報その他の方法により、特定の利害関係者に限らず広く会社の情報を公開することをいいます。会社法では、株式会社は定時株主総会の終結後遅滞なく、決算の公告を行わなければならないと定められています(会社法440条1項)。 これは、株主や債権者等に対し会社の計算書類を公告することにより、その内容を周知させ、不測の事態の回避や取引の安全を確保することを目的としています。残念なことに、現在、決算公告を行っていない中小企業も少なからず存在します。 しかし、決算公告