日本中がアスリートの活躍に歓喜した東京オリンピック。その閉会式前日の7日深夜、大会組織委員会(以下組織委)から1通のメールがNPOの代表に届いた。「捨てる弁当は子どもに配って」と訴えていたNPO法人「みなと子ども食堂」の要望に対する回答メールだ。 (関連記事:「捨てる弁当は子どもに配って」弁当4000食分廃棄問題でNPOが組織委員会に異例の要望) 閉会式前夜に届いた「単なる先延ばし」メール 「閉会式前日の深夜に回答、しかも単なる先延ばしです」 メールの内容に福崎聖子理事長はこう落胆する。回答にはこのような文章が書かれていた 「7月28日付の食品及び消毒液等のグッズの廃棄に係るご要望書は、弊会にて拝受してございます。ご要望受領以降、弊会では内部で検討を重ねており、近々、担当よりご回答を差し上げられる見込みでございます。何卒ご了承いただきたく存じます」 8日の組織委の会見では、「13万食が廃棄